2022年11月5日 21時16分 5日午前9時45分ごろ、大阪府豊中市長興寺北3丁目の4階建てマンション敷地内で、「子どもが耳から血を流してぐったりしている」と通行人から110番通報があった。府警豊中署によると、倒れていたのはマンション4階に住む男児(2)で、搬送先の病院で死亡が確認された。 男児の父親(37)は府警に対し、家には2人でいたといい、「子どもが寝ていると思っていたら、救急車の音が聞こえた。子どもがいなくなっていたので慌てて外に出た」と話しているという。署は男児が部屋から転落したとみて原因などを調べている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新型コロナ、東京都で7967人の感染確認 前週より3846人増
東京都は5日、新型コロナウイルスの感染者を7967人確認したと発表した。前週の土曜(10月29日)より3846人増えた。70代男性の死亡も発表された。 5日に発表された新規感染者を年代別にみると、最多は20代の1386人で、次いで40代の1357人、30代の1195人、10代の1148人など。65歳以上は778人だった。病床使用率は32・9%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO)を使用」とする都基準の重症者数は、前日と同じ18人だった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
20人超の個人情報が流出か 杉並区職員、住基ネットから
有料記事 高嶋将之、山口啓太2022年11月5日 17時55分 住民基本台帳ネットワークシステム(住基ネット)にログインして得た情報を友人に漏洩(ろうえい)したとして、警視庁は5日、東京都杉並区職員の市川直央(なおひさ)容疑者(32)=同区井草1丁目=を住民基本台帳法違反容疑で逮捕し、発表した。2018年以降に20人以上の個人情報が漏らされていた可能性があるという。 捜査2課によると、市川容疑者は昨年4月と今年2月ごろ、職業不詳の佐々木洋樹容疑者(34)=共犯容疑で逮捕=の依頼を受け、杉並区役所内の端末で住基ネットにログインして都外に住む男女2人分の住所などの個人情報を閲覧し、その内容を伝えた疑いがある。同課は両容疑者の認否を明らかにしていない。 住基ネットは市区町村が管理する住民基本台帳の記載事項のうち、氏名や生年月日、住所などの情報を集約し、全国で一元的に管理するシステム。市川容疑者は18年4月から区民課に所属し、静脈認証でログインできる権限を持っていた。 依頼主の佐々木容疑者は暴力団関係者から人捜しを請け負っており、友人の市川容疑者に情報を漏らすよう働きかけたという。市川容疑者は18年以降に業務目的以外で20人以上の個人情報を閲覧していたといい、同課はこれらの情報が佐々木容疑者に伝わっていた可能性があるとみている。 「不正は行っていない」と区に説明 区によると、今年2月、区役… この記事は有料記事です。残り230文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「風よ 吹け 双葉へ」 福島の詩人、和合亮一さんが披露した詩全文
ツイッターで震災後の福島を発信したことで知られる福島市在住の詩人、和合亮一さんが5日、福島県双葉町のために書いた詩「双葉の丘へ」を同町の合併70周年記念式典で朗読し、初披露した。詩の全文は次の通り。 風はどこに 私たちを みちびく 風はどこに 風はどこに 私たちが もとめる 風はどこに 風はどこに 私たちの ほんとうの しあわせの 涙を知る 風はどこに 風はどこに 私たちの 森を育てる 風はどこに 風はどこに 私たちの 町をつなぐ 風はどこに 風はどこに 私たちの 海を統べる 風はどこに 風はどこに * 私たちは 風吹く丘で 生まれ 育った 双葉の丘に あの日を過ぎて 十一年 そして 十二年へ 私たちの丘は 風に吹かれたまま いまも 私たちは 心のどこかに 幼いときの あの なつかしい ハーモニカを 置き忘れていて 祈る 光を 風を メロディを […]
しまなみ海道の南端、隈研吾さんの「見えない建築」から見える景色
ひたすらにペダルをこぐ人たちが目指すのは、瀬戸内の島々を結ぶ橋。その大きな橋を見下ろす展望台は、外からはほとんど見えない。建築家が目指したものは何だったのだろう。 広島と愛媛の間の島々を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」は、サイクリングロードとして知られる。南端部にある大島(愛媛県今治市)で最も高いのが亀老山(きろうさん)(307・8メートル)。頂上部に建築家隈研吾さん設計の展望台がある。 そびえ立つようなコンクリート壁にはさまれた入り口の階段からは真上の空しか見えない。さらに別の大階段を上っていくと、視界が急に360度広がる。南北両端にある展望デッキからは水平線から現れる日の出と、四国の山並みに沈む夕日をともに楽しめる。 記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員登録すると応募できるプレゼントもあります。 「島のシンボルを作ってほし… この記事は有料記事です。残り1117文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
夜空に「映える」大イチョウと滝のコラボ 宿泊客回復へ絶景アピール
福岡市から車で2時間。温泉郷を抱える熊本県小国町が「夜の魅力アップ」に力を入れている。大イチョウや滝のライトアップに、町職員が案内するナイトツアー。コロナ禍で激減した温泉客を取り戻そうと、もてなしに工夫を凝らす。 幅20メートル、落差15メートルほどの岩肌を流れ落ちる滝が宵闇に白く浮かび上がり、その奥に黄金色の大イチョウが輝く。大阪府池田市から来たという男性(39)は「今年一番テンションが上がった」と興奮気味に話した。 大イチョウは幹回り約10メートル、高さ約25メートルで、広く枝を張った力強い樹形が特徴。1934年に国の天然記念物になった。近くに下城滝、数十メートル西には鍋釜滝がある。遊歩道が整備され、昼間は滝越しに大イチョウの眺めが楽しめる。 小国町は県最北端の町だ。観光客の多くは福岡から訪れていたが、コロナ禍で一変。「県境を越えた移動」は控えるよう呼びかけられ、客足が途絶えた。 ライトアップに工夫、町職員がツアーで案内 そこで町は昨年と今年、新型… この記事は有料記事です。残り610文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「○○の日」報道 続けたからこそ気づいた変化、得られた新証言
メディア空間考 藤谷健 太平洋戦争で最も無謀とされるインパール作戦。1944年7月の終了後、その犠牲者とされる数を大きく上回る命が失われていたことはあまり知られていない。 当時の兵士や住民らの証言で実態を明らかにした99分の番組「完全版 ビルマ 絶望の戦場」が10月16日、NHKのBS1で放送された。終戦の日に総合テレビで特集した59分の本編に多くの証言などを加え、再編集したものだ。 ビルマ近現代史が専門で、番組の監修にあたった上智大の根本敬教授は「日本軍に協力していたビルマ国民軍の元幹部や住民が、抗日闘争に転換した後、敗走する日本兵を襲った状況などを詳しく語った貴重な記録だ」と高く評価する。 NHKの阿部宗平チーフ・プロデューサーによると、インパール作戦の実相について取材を続ける担当ディレクターが、作戦後に犠牲者が増えていることに気づいたことが制作のきっかけになった。 だが生存者の多くは90代、なかには100歳を超え、証言を得るのは時間との戦いでもあった。悲惨な状況を思い出したくないという人も少なくない。昨年2月の軍事クーデターや新型コロナ感染症の影響で、外国メディアのミャンマー入国は厳しく制限され、現地取材ができない可能性もあった。 6月というぎりぎりのタイミングに現地で取材を始めたところ、これまで話すことを拒んでいた人を含め、想定よりも多くの証言を得ることができた。 阿部さんは、ウクライナやミ… この記事は有料記事です。残り740文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
岐阜発祥「マクワウリ」のラーメン、高校生が開発 信長まつりで販売
岐阜県本巣市発祥の飛驒・美濃伝統野菜「マクワウリ」を使ったラーメンが完成した。開発したのは、県立岐阜農林高校(北方町)の生徒でつくる「まくわうりひろめ隊」の3年生6人だ。戦国武将の織田信長も好物だったとされ、5日に岐阜市である「ぎふ信長まつり」の会場で初めて販売する。 まくわうりひろめ隊では毎年、マクワウリを使った商品開発に取り組んでいる。このラーメン開発は、先輩たちが積み残してきた課題の一つだった。マクワウリを麺に練り込むのに苦労していた。 今回は、本巣市で野菜などを練り込んだオリジナル麺の製造を手がける「ナガヤワークス」に協力を依頼。麺に練り込む配合を変えながら試作を繰り返した結果、15%の黄金比率にたどり着いたという。 常温保存できるように乾麺にした。つるっとした舌触りともちもちとした食感が楽しめる麺に仕上がった。マクワウリの黄色に近い黄緑色を生かすため、スープは透明に近いあっさりした塩味にした。 生徒たちは食品ロスの削減を意識し、栽培する際に1割ほど出る未熟果実に着目した。廃棄していたものを栽培農家から買い取り、ペースト状に加工。冷凍保存することで、年間を通じて提供できる態勢を整えた。 「まくわうり拉麺(ラーメン)」と命名し、パッケージのデザインも考えた。信長のイラストと織田木瓜(もっこう)の家紋、岐阜農林の校章をあしらった。 まくわうりひろめ隊隊長の坂口杏月葉(あげは)さん(18)は「先輩たちの意志を引き継いで完成させることができてよかった。食品ロスの削減にもつながり、マクワウリのことを知ってもらうきっかけにしたい。信長まつりで信長役を務める木村拓哉さんにもぜひ食べてもらいたい」と話した。 5日は、岐阜市金町2丁目の大熊果実店の前で100袋限定で販売する。名古屋・栄の「オアシス21」内にある岐阜のアンテナショップ「ギフツプレミアム」のほか、県内の道の駅などでの販売も目指している。1袋2食入りで、価格は480円(税込み)。(松永佳伸) マクワウリとは 信長のほか、豊臣秀吉や徳川家康も好んで食べたとされる。「御湯殿上日記(おゆどののうえのにっき)」には、信長は1570年から計7回にわたってマクワウリを朝廷に献上したという記述がある。岐阜農林高では、自分たちで栽培したものでアイスクリームに加工して販売している。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「BTSの影響感じる」 脱毛でトゥルントゥルンの経済学者が分析
有料記事 聞き手・笠井正基2022年11月5日 13時00分 いま、脱毛が若い女性だけでなく、男性や中高年にも広がりつつあるようです。なぜ体毛を処理するのか。美意識に何かしらの変化が起きているのか。全身脱毛に取り組み、ツイッターなどで発信している経済学者の坂井豊貴・慶応大学教授に聞きました。 さかい・とよたか 1975年生まれ。専門は社会的選択理論、マーケットデザイン。著書は「多数決を疑う」など。 全身の脱毛に2年前から取り組んでいます。思想性は何もありません。ただ快適に過ごしたいだけです。 毎朝ひげをそるのに6、7分かかり、忙しいのに時間を取られたくない思いがありました。楽しくないし、カミソリの替え刃代も安くありません。コロナ禍になってオンラインで自分の顔を見る機会が増えたこともあり、ひげから脱毛を始めました。方法としては、医療行為ではない「美容脱毛」ではなく、医師らがレーザー機器を使う「医療脱毛」を選びました。永久脱毛とも呼ばれ、長期にわたって効果が期待される施術です。 自分が変わる喜び 効果が出てくると、快適さだ… この記事は有料記事です。残り879文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
中高年男性も脱毛、不安の表れ? 諦めない自分追求と認められる喜び
有料記事 聞き手・岸善樹2022年11月5日 13時00分 脱毛する人が男性にも増えているそうです。ツルツル、スベスベの肌をなぜ女性も男性もめざすのか。男性の身体表象を研究する川野佐江子・大阪樟蔭女子大学教授(56)は、ダビデ像のような「裸でも見られて恥ずかしくない」身体が求められていると言います。 ――脱毛する男性が多い理由は何なのでしょうか。 「清潔感を重要視する美意識が、女性だけでなく男性にも広がった結果だと思います。毛は不思議な存在で、体から離れた途端に『きたない』ものになります。料理に毛が落ちていたら、だれでも気になる。自らの管理下にない毛は、不潔なのです。手入れされていない体毛も『むだ毛』とさげすまれる。きちんと管理されていないからです。動物行動学者のデズモンド・モリスは、人間を『裸のサル』だと指摘しましたが、自然のままの毛は野生を連想させ、清潔とは思われません」 ――でも、体毛が「男らしい」と肯定的に評価されたこともあります。 「確かに以前はプロ野球巨人の長嶋茂雄さんや歌手の加山雄三さんの胸毛が格好いいと思われていましたし、歌手の西城秀樹さんの体毛がヒット曲の『ギャランドゥ』という隠語で呼ばれるようになっても、マイナスのイメージではありませんでした。一方、1980年代に登場したジャニーズ系のアイドルは、ツルンツルンの肌ばかりです。そのあたりの時代で、体毛への意識が変わっていったように思います」 ――なぜでしょう。 「現代は『より元気で、より… この記事は有料記事です。残り1746文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル