サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会に臨む日本代表26人が1日、発表された。「サッカー王国」ともいわれる静岡県。だが、県勢からは権田修一選手(清水エスパルス)と、伊藤洋輝選手(ドイツ・シュツットガルト、浜松市出身)のみ。県出身者に絞ると伊藤選手のみで、静岡からの選出は過去最少となった。 浜松出身、ジュビロユースに所属した伊藤 唯一の静岡県出身となった伊藤選手は、浜松市東区出身。身長186センチの高さと左足のキックが武器だ。 中学からジュビロ磐田のユースチームに所属し、高校3年の17年にプロ契約した。19年にJ1名古屋グランパスに期限付き移籍して視野を広げた後、J2の磐田に戻った20年にはセンターバックとして主力に定着。21年夏にシュツットガルトに移籍した。 今回のアジア予選では一度も静岡県出身者が選出されなかった。だが、6月の国際親善試合のパラグアイ戦で伊藤選手が代表デビュー。9月のドイツ遠征メンバーにも名を連ねていた。 浜松市の鈴木康友市長は「ワ… この記事は有料記事です。残り1131文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「非エリート」29歳がつかんだW杯代表 無名だった伊東純也の原点
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会の日本代表26人が1日、発表された。 遅咲きで「非エリート」とも言われている。スタッド・ランス(フランス)のMF伊東純也選手が29歳でW杯日本代表の座をつかんだ。 中学生のときに所属していたのは地元、神奈川県横須賀市のクラブ「横須賀シーガルズ」のジュニアユース。当時、監督として指導した徳能克也さん(49)=現・横三FC代表=は「W杯に出る選手を育てるのは指導者の夢。ありがとう、と言いたい」と喜んだ。無名の選手から、今や代表に欠かせない選手となった。「プロになったこともびっくりで、今の状況は想像を超えている」と話す。 伊東選手は小学生のとき、地元の鴨居SCでプレー。2005年の中学進学時に横浜F・マリノスのジュニアユースのセレクションを受けて不合格となり、次に受けたのがシーガルズだった。ゲーム形式のセレクションで初めて見た少年は体が小さくて細く、技術的に優れていたわけではないが、「スピードがあった。一度ボールを持ったら離さず、ゴールに向かっていた」。 最大の武器のスピードは当時から光っていた。3年間、その特徴を生かそうと、ドリブルやトラップ、切り返しなど常にトップスピードでボールを扱えるように指導した。 大学卒業前「点の取り方がやっとわかった」 ただ、今のような輝きは放っ… この記事は有料記事です。残り1178文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
砂の芸術 鉄道開業150年で「乗りもの」テーマに あしや砂像展
西田慎介2022年11月1日 18時00分 国内外のプロ作家やアマチュアが制作した砂像が並ぶ「あしや砂像展2022」が、玄界灘に面した福岡県芦屋町の芦屋海浜公園で開かれている。13日まで。 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催。今年のテーマは鉄道開業150年にちなみ、「乗りもの」だ。会場には水で固めた砂を細かく彫った様々な砂像25基が並ぶ。 午前10時~午後9時。料金は大人500円、小中学生200円。問い合わせは実行委員会事務局(093・223・3481)へ。(西田慎介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ぎりぎりの場所」双眼鏡で見えた人影 強風の中3人は沖に向かった
「あそこに誰かいる」 双眼鏡で沖合をのぞきながら、福士徳富美(とくふみ)さん(47)がつぶやいた。800メートルほど先の波間にかすかだが、人の頭のようなものが見えた。 照りつける日差しで海面は光り、漁業用のブイがいくつも揺れている。でも、長年の経験で確信した。 「ブイじゃない。人が流されているんだ」 一緒にいた父親(75)と弟(44)の3人で、エンジン付きのボートを出す準備を始めた。だが、風は強く、下手すれば自分たちが遭難する恐れもある。 人影らしきものは、どんどん小さくなっていく。どうするか――。3人は風向きや波の高さを見て、決断した。 「よし、出そう」 その少し前の7月14日正午… この記事は有料記事です。残り1043文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
職員派遣、警察も国税も… 旧統一教会調査へ宗務課の態勢強化
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への「報告徴収・質問権」行使に向け、永岡桂子文部科学相は1日の記者会見で、この権限に基づく調査の実務を担う文化庁宗務課に法務省、警察庁、金融庁、国税庁から計8人の派遣を受けたと明らかにした。教団の会計の分析や、解散命令請求の可否の検討などの際に、各省庁の専門的な知見を生かす方針だ。 文化庁は、宗教法人法が定める報告徴収・質問権に基づいて教団を調べ、その結果を踏まえて裁判所に解散請求するか判断する方針。一方、宗務課の定員は8人にとどまり、調査態勢の脆弱(ぜいじゃく)さが指摘されていた。岸田文雄首相は10月28日の記者会見で38人に増やす方針を表明。永岡文科相は1日の会見で、同日までに文科省内から22人を配置したほか法務省、警察庁、金融庁、国税庁から8人の応援を得たと表明した。 文化庁は現在、宗教法人にど… この記事は有料記事です。残り404文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 旧統一教会問題 2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
La mairie de Tokyo délivre ses premiers certificats d’union de même sexe
Le Japon franchit un nouveau pas vers la reconnaissance des couples homosexuels. La mairie de Tokyo a remis, mardi 1er novembre, ses premiers certificats d’union à des personnes de même sexe qui vivent ou travaillent dans la capitale japonaise. Une mesure attendue depuis longtemps dans l’archipel, le seul pays du G7 […]
7月の参院選、仙台高裁「違憲」 一票の格差訴訟 選挙無効は棄却
有料記事 平川仁、武井風花2022年11月1日 14時26分 7月の参院選で最大3・03倍の「一票の格差」があったのは投票価値の平等を定めた憲法に反するとして、弁護士グループが秋田を除く東北5県の県選挙管理委員会を相手に選挙の無効を求めた訴訟の判決が1日、仙台高裁であった。小林久起裁判長は「国会が裁量権を逸脱して、合理的期間内に是正をしなかった」などとして、「違憲」と判断した。ただ、選挙無効の請求は棄却した。 二つの弁護士グループが全国で起こした計16件の訴訟のうち8件目の判決で、「違憲」との判断が出たのは初めて。これまで「違憲状態」が4件、「合憲」3件だった。 訴状などによると、定数1あたりの有権者数が最も少ない福井選挙区(約31万8千人)の1票の価値を「1」とした場合、最多の神奈川選挙区(約96万2千人)は「0・33」となり、最大格差は3・03倍。2019年の前回参院選時(3・00倍)より拡大した。 東北5県では宮城「0・33… この記事は有料記事です。残り422文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道東部に飛来するオオハクチョウ 個体数、例年の2倍に
世界的に重要な湿地としてラムサール条約に登録されている北海道東部の風蓮湖(ふうれんこ)とその周辺に、オオハクチョウの群れが多数飛来している。日本野鳥の会は10月28日の個体数調査で、1789羽を確認。過去5年間の同時期の飛来数(平均で945・4羽)に比べ、2倍近い記録となった。 オオハクチョウはユーラシア大陸北部で繁殖し、国内では主に東北地方で越冬する。北海道の根室市と別海町にまたがる風蓮湖やその周辺は、渡りの途中で羽を休める「中継地」となっている。この一帯は、オオハクチョウのエサとなる海草のアマモ類が多く、今年は10月9日に初飛来が報告された。 調査は根室市の委託を受けて… この記事は有料記事です。残り257文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
我らロボット山岳救助隊 北海道で技術開発コンテスト
山で遭難者が発生したとき、ドローンで発見し、ロボット探査車が現場に駆けつけて救助する――。 災害時の人命救助を担うロボット技術の向上を目指す「ロボットによる山岳遭難救助コンテスト」が10月8~10日、北海道の上士幌町の山林で開かれた。道内外から4チームが参加。山中に置かれたマネキンを遭難者に見立てて制限時間内で「発見」や「救助」に挑んだ。 コンテストは、町や東京のロボット技術支援会社などが主催。5回目の今回は約300ヘクタールの町有林で行われた。山菜採りの男性が遭難したという想定で、3種類の課題が与えられた。 ①山中のマネキンをドローンで見つけて、80分以内に位置と写真を主催者に報告する「発見」②30分以内にマネキン近くに約3キロのレスキューキットを届ける「駆け付け」③300分以内にマネキンを回収しスタート地点まで搬送する「救助」だ。 課題を達成したチームは賞金がもらえる。「発見」(300万円、複数達成の場合は達成チームで分配)は16年、「駆け付け」(200万円)は17年に、それぞれ初達成チームが出ている。今回は難易度を高めて、これまでは山のふもとのスタート地点で行っていたドローンの操作を、約5キロ離れた廃校の小学校からリモートで行う設定にした。 「発見」の課題では、AI(… この記事は有料記事です。残り759文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
失敗じゃない、ただの遠回り モンベル会長・辰野勇さんの「物差し」
有料記事 聞き手・上野創2022年11月1日 12時00分 10代後半から登山家として活躍し、20代後半にはアウトドアブランドを立ち上げたモンベル会長の辰野勇さん(75)。全身で自然を楽しむ愛好家であり、ニーズを受け止めながら商品を世に出していく経営者でもある辰野さんに、今に続く若い時からの考えと、現代の若者へのメッセージをうかがいました。 大学へは行かない道を選択 10代から登山に夢中でした。 戦後の重い空気が残る中、1956年に日本人がネパールのマナスルに登頂を果たして登山が熱狂的なブームに。山男のかっこ良さに、私も憧れました。 高校1年のとき、ハインリッヒ・ハラーの登攀(とうはん)記「白い蜘蛛(くも)」を読み、自分もスイスのアイガー北壁に挑むと決意。本格的にのめり込みました。経験を重ね、21歳で北壁の登頂に成功。当時、最年少でした。 実は、実績を重ねていた京都… この記事は有料記事です。残り741文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル