名古屋市の繁華街にあるホテルの客室で女子大学生の遺体が見つかった事件で、愛知県警は8日、女子大学生を窒息死させたとして、男女3人を殺人容疑で逮捕したと発表した。認否を明らかにしていない。 逮捕されたのは、パート渡辺真由美(39)=福島県伊達市=、自称派遣社員鈴木健太(48)=自称愛知県安城市=、大学生の女(18)=兵庫県姫路市=の3容疑者。逮捕日時は、渡辺、鈴木両容疑者は7日、女は8日付。 県警によると、3人は共謀して6日ごろ、名古屋市中区東桜2丁目のビジネスホテルで、大学生加古結莉さん(20)=愛知県東海市=を窒息させて殺害した疑いがある。司法解剖の結果、6日午前までには亡くなっていたとみられる。 加古さんと逮捕された3人は… この記事は有料記事です。残り285文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
辺野古埋め立て、沖縄県の敗訴確定 「承認撤回」取り消しめぐる訴訟
有料記事 根岸拓朗 国吉美香2022年12月8日 20時30分 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画について、沖縄県による「埋め立て承認の撤回」を国が取り消したことをめぐる訴訟の上告審で、最高裁第一小法廷(山口厚裁判長)は8日、県の上告を棄却する判決を言い渡した。県の敗訴が確定した。 県は2018年、埋め立て予定海域で軟弱地盤が見つかったことなどから、13年に出した埋め立て承認を撤回した。防衛省沖縄防衛局が行政不服審査法に基づく審査を求め、国土交通相が県の撤回を取り消す裁決をした。県は裁判で、この裁決の取り消しを求めた。 第一小法廷は、埋め立ての承認・撤回などの処分は、国が自治体に処理を任せる「法定受託事務」で、不服に関する審査は国交相が担う、と指摘。国交相の裁決に異議を申し立てる権利を県に認めれば「迅速な解決が困難となる」と述べた。地方自治法などに今回のような訴訟を起こせる規定もなく、「県は訴訟を起こせない」と結論づけた。 一審の那覇地裁と二審の福岡高裁那覇支部も、県が訴訟を起こせるケースではないとして、裁決の是非には立ち入らずに訴えを退けた。第一小法廷は、理屈は異なるが、同様に「門前払い」とした。(根岸拓朗) ■確定判決5件すべて県敗訴 … この記事は有料記事です。残り1128文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪・中之島に巨大な黄色いアヒル登場 光の噴水ショーが彩る
大阪・中之島の堂島川に8日、世界を旅する高さ約9・5メートルの黄色いアヒル「ラバー・ダック」が登場した。水都・大阪の冬の風物詩「中之島ウエスト・冬ものがたり2022」が9日から、ほたるまち港(福島港、大阪市福島区)をメイン会場に始まるのを前に設置された。 「ラバー・ダック」はオランダ人芸術家フロレンタイン・ホフマンさんが制作した巨大なアート作品。国籍や年齢、人種など背景の違う人々に癒やしを与えることをコンセプトに、これまでに欧州や中東、北米、南米など世界中の地域を巡っている。 堂島川の水を高さ約10メートルまで噴き上げた噴水10本をLEDライトで彩り、音楽に合わせて高さを変化させるエンターテインメントショー「中之島ウォーターファンタジア」の試験点灯も行われた。 イベントは、朝日新聞社など周辺企業でつくる連絡会が主催で25日まで。「ラバー・ダック」のライトアップは午後5時から10時、噴水のショーは午後5時から9時までで、15分ごとに行われ1回約5分。(西畑志朗) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
美浜原発の運転差し止め仮処分 大阪地裁が年内に決定を出す見通し
森下裕介2022年12月8日 20時30分 運転開始から40年超の老朽原発として稼働中の関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)を巡り、地元住民が運転の差し止めを求めた仮処分の申し立てについて、大阪地裁が年内に決定を出す見通しであることがわかった。住民側の代理人弁護士が取材に対し「今月20日までに決定を出す、と地裁から伝えられた」と話した。 運転差し止めは福井県、京都府、滋賀県の住民が申し立てた。仮処分決定はただちに法的な拘束力を持つ。住民側の訴えが認められれば、稼働中の原発としては2016年の関電高浜原発3号機(福井県高浜町)以来2例目、老朽原発では初の差し止めとなる。 美浜原発3号機は1976年に運転を開始。東京電力福島第一原発事故後に定期検査で停止し、21年6月、老朽原発では事故後初めて再稼働した。原発の新規制基準で義務づけられたテロ対策施設の設置のために再び停止したが、今年8月30日に原子炉を起動、9月1日に送電を再開した。(森下裕介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
皇后さま59歳に 結婚までとその後が同じ29年半 「感慨覚える」
【動画】皇后さま59歳の誕生日=宮内庁提供 皇后さまは9日、59歳の誕生日を迎えた。これに先立ち、宮内庁を通じて文書で感想を公表した。今回の誕生日で、結婚によって皇室に入った日までと、それ以降の年月が同じ29年半になることについて触れ、「いつの間にか人生のちょうど半分ほどを皇室で過ごしてきたことに、感慨を覚えております」と述べた。 50代最後の誕生日を迎えるに当たってこれまでの人生を振り返り、「本当に様々なことがあり、たくさんの喜びの時とともに、ときには悲しみの時も経ながら歩んできた」と言及。天皇陛下、上皇ご夫妻を始め「多くの方々に私の歩みの一歩一歩を支え、見守っていただいてきたことを思い、心から感謝したい」とつづった。 また、コロナ禍や最近の物価高に触れ、多くの人々が「様々な困難を抱えながら生活していることに心が痛みます」と述べた。印象に残る出来事として、サッカー・ワールドカップの日本代表の健闘を挙げ、「多くの人々に、大きな感動や夢とともに、困難に立ち向かう勇気を与え、日本の人々が心を一つにする機会になった」と述べた。 10月の国民体育大会で栃木… この記事は有料記事です。残り275文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真まとめ】皇后雅子さまが59歳に 地方訪問を再開、訪英も
2022年12月9日 0時00分 皇后雅子さまが9日、59歳の誕生日を迎えました。1963年12月9日に、外務事務次官の小和田恒さんと優美子さん夫妻の長女として誕生。93年6月9日、当時、皇太子だった天皇陛下と結婚しました。 2019年5月1日、天皇陛下が即位。雅子さまは皇后として陛下を支えてきました。また、21歳になった長女愛子さまの成長を母として温かく見守り続けています。 今年9月には、エリザベス女王の国葬に参列のため英国を訪問。即位後初めての外国訪問となりました。 コロナ禍により、オンラインを活用した式典行事への出席なども重ねてきましたが、今年は国民体育大会(栃木県)、国民文化祭(沖縄県)、全国豊かな海づくり大会(兵庫県)など、地方訪問も再開しました。 雅子さまの、これまでの歩みを、写真で振り返ります。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
手順の指導せず、実験中は帰宅 都立大准教授を諭旨解雇 昨年の火災
土舘聡一2022年12月8日 20時30分 昨年12月に東京都立大南大沢キャンパス(八王子市)で発生した火災を巡り、同大は7日、理学部の男性准教授(54)を同日付で諭旨解雇し、発表した。学生が行った実験に際し、適切な指導をしていなかったと判断した。 発表によると、火災は昨年12月4日正午ごろ、同キャンパス8号館の実験室から出火し、約30平方メートルが焼けた。当時、理学部の学生が1人で発火性のある試薬を使った実験をし、手順を誤ったため出火したという。けが人はいなかった。 同大は処分理由について、准教授が実験手順の適切な指導や助言をせず、実験時も大学から車で15分ほどの自宅に戻っていたなどとし、防火のための措置を講じなかったと説明した。准教授は薬品の管理は学生任せで、実験に立ち合わないことも多く、消火器などの使い方も教えていなかったという。また、火災防止対策が十分でなかったとして、准教授が所属する研究室の男性教授(60)も戒告処分とした。(土舘聡一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
表紙のうっとりする風景はどこ? 広報紙めぐり群馬県知事が陳謝
紅葉で赤や黄色に色づき、青空のもとで輝く山。それを鏡面のように映した水面を、湯船につかりつつ窓越しに眺める――。 こんなうっとりするような絶景を切り取った、群馬県の広報紙「ぐんま広報」の11月号の表紙画像が波紋を呼んでいる。「どの場所なのか分からない」ものだったことが発覚したからだ。 同号は、日常から離れて心身をリラックスさせる「リトリート」を特集。群馬県が「リトリートの聖地化」を目指していることや、県内の温泉や食材、ヨガ体験ができる施設などを紹介している。表紙の画像にも、「日常から離れて~五感で体感リトリート~」という文字を配置した。 11月下旬に広報紙が発行されると、県には「とてもきれいで行ってみたいが、どこなのか」などの画像についての問い合わせが20件ほど寄せられた。 だが、この画像は「フリー素材」で、撮影地の情報はなかった。 広報紙を担当するメディアプロモーション課は、山などの位置関係などを手がかりに、場所がどこなのかを探したが、県内では見つけられなかった。問い合わせた人たちに伝えると、がっかりした様子だったという。 今のところ、どこなのかは分かっていない。なぜ、この画像を使ったのか。 同課によると、特集テーマに… この記事は有料記事です。残り557文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
地下道が冠水し死亡 遺族「理由知りたい」と県・市を提訴 大津地裁
茶井祐輝2022年12月8日 21時30分 滋賀県近江八幡市で7月に地下道が大雨で冠水し、市内の岩田鈴美さん(72)が水死する事故があり、遺族が8日、安全管理が不十分だったとして、県と市に約4千万円の損害賠償を求め、大津地裁に提訴した。遺族は「亡くなった理由を知りたい」と訴えている。 市などによると、岩田さんは7月19日午前11時半ごろ、JR琵琶湖線の下を通る地下道を通って自宅へ帰ろうとしていたとみられている。市内では正午までの1時間に約90ミリの猛烈な雨が降ったとして記録的短時間大雨情報が発表され、この地下道は最大で約3メートルの高さまで冠水していたという。地下道で岩田さんの遺体が見つかったのは、午後3時過ぎのことだった。 遺族の代理人弁護士によると、地下道は県道部分の通路と、通路につながる市道部分からなり、過去にたびたび冠水していた。訴訟では、冠水によって死傷事故が起こることを予想できたのに、進入を防ぐ措置を講じなかった▽想定に見合わない排水ポンプを使っていた――などと訴え、賠償責任を問うという。 提訴を受け、県は「現段階では詳細が分からないので答えられない」、市は「訴状を見ていないのでコメントできない」とした。(茶井祐輝) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
基地関連の交付金で中高生がハワイ研修 山口県教委、2市町限定で
山口県教育委員会は来年1月、岩国市と周防大島町にある県立学校の生徒を対象にした4泊6日の米国ハワイ研修を実施する。航空機のチャーター代や渡航前の英会話講座などの費用約9400万円を、米軍岩国基地関連の国の交付金から支出する。一部地域の生徒に限定した交付金の事業に対し、8日の県議会では「公平性」を疑問視する質問も出た。 ハワイ研修は「東部地域グローカル人材育成事業」の一環。県教委によると、生徒160人が参加し、繁吉健志教育長と県教委職員10人が引率。来年1月半ば、岩国錦帯橋空港(岩国市)を出発。ハワイのホノルル到着後、現地の学生との交流や史跡見学、自然体験などのプログラムを予定している。往復便は全日空の中型機ボーイング787―8型機をチャーターする。県は8月にハワイ州と姉妹提携を結んでおり、村岡嗣政知事ら県訪問団の同行も検討している。 県教委は5~6月、岩国市と周防大島町にある県立の高校と中学校、総合支援学校計8校の生徒を対象に参加者を募集。生徒は「語学」「国際交流」の2コースに分かれ、ワークショップや国際交流体験プログラムに参加したり、オンライン英会話講座を受けたりしている。事業は旅行大手JTBに業務委託している。 県教委は「グローバルな視点や経験を生かし、自分たちの地域社会に貢献する活動を行う人材を育成するのが目的」としている。 「どうして地域を限定」県議会で批判 生徒は現地のホテル代や食事… この記事は有料記事です。残り1026文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル