大野晴香2022年12月14日 19時31分 名古屋駅前の巨大マネキン「ナナちゃん」人形が14日から、大きなイチゴをあしらったスカートをまとうクリスマスケーキの「妖精」姿となった。「大切な人とケーキを囲む幸せを感じてほしい」との思いを込めたもので、師走の街を行き交う人たちの目を楽しませている。25日まで。 スカート部分には約8千球のLEDライトが飾られ、やわらかい光を放つ。担当者は、「ケーキはいつもお祝い事の真ん中にあるもの。幸せのシンボルとして、街の人に笑顔を届けたい」と話す。 スカートにあしらわれたイチゴはナナちゃんの「年齢」と同じ49個。ナナちゃんは来年4月で、誕生から50年を迎える。(大野晴香) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
万博工事の入札、相次ぐ「不成立」 河瀬直美氏らのパビリオンも
2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は14日、建設工事で入札の不成立が相次いでいることを受け、設計の変更や経費削減をした上で、年内にも順次、再入札を行う方針を明らかにした。ただ、物価高騰や円安などの影響で、予定価格が引き上げられる可能性が高く、会場建設費1850億円の上ぶれも懸念されている。 万博工事の初回の入札では、計10件が不成立になっている。このうち、協会は12日に6件が新たに不成立になったと公表。うち5件は、著名人がプロデューサーを務めるテーマ館で、万博のメーンテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に関連する中心的な施設となる予定のものだった。 具体的には、映画監督の河瀬直美氏(予定価格約10・7億円)と放送作家の小山薫堂氏(同約9・8億円)のテーマ館は応札する入札者がおらず、アニメーション監督の河森正治氏(同約10・5億円)らの3件は、予定価格内の入札がない「不落」に。また、会場内の施設に冷水を供給する冷水プラントの設置や運営(同約66・1億円)に関する入札も不落だった。 入札ではこれまでにも、万博… この記事は有料記事です。残り516文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
薗浦議員、事前報告を一転認める 共謀は否定 パーティー収入不記載
自民党の薗浦(そのうら)健太郎衆院議員(50)=千葉5区、当選5回=の事務所が政治資金パーティーの収入を計4千万円ほど少なく記載していた疑いがある問題で、薗浦氏が東京地検特捜部の任意聴取に対し、公設第1秘書から過少記載の事前報告を受けていたことを認める供述をしたことが、関係者への取材でわかった。 薗浦氏はこれまでの取材には事前報告を否定していたが、説明を一転させた。一方で自らの指示は否定するなど、政治資金規正法違反(不記載など)容疑の共謀にはあたらないと主張したとみられる。 問題となっている政治団体は、薗浦氏が代表で、公設第1秘書が会計責任者を務める資金管理団体「新時代政経研究会」など。秋以降に聴取を受けた秘書は過少記載を認め、「薗浦氏にもパーティーの度に除外額を報告した」と供述したことが判明している。 一方、薗浦氏は11月22日の朝日新聞の取材や、同30日の記者団の取材に、秘書の事前報告は「ない」と否定。自身は政治資金収支報告書の提出前に数分確認するだけで「しかるべくよろしく」と秘書に任せており、不記載の認識も「僕はない」と強調していた。 しかし、関係者によると、薗浦氏は今月13、14日に都内のホテルで行われた特捜部の聴取で、「不記載については秘書から事前に聞いて知っていた」などと供述したという。秘書とやり取りしたメールやメモ、録音などの客観証拠も明らかになり、報告自体を否定するのは難しいと判断した模様だ。 特捜部、共謀の有無を捜査 政治資金規正法は収支報告書… この記事は有料記事です。残り362文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
中学校グラウンドにヒグマ、雪に足跡くっきり 「早く冬眠して」
奈良山雅俊2022年12月14日 21時00分 14日午前8時前、北海道名寄市豊栄の市立名寄中学校の敷地内でヒグマが歩いているのを住民が見つけ、110番通報した。名寄署員が校舎裏のグラウンドに回ったところ、中央付近に体長約1メートルのヒグマ1頭がいたが、西側の土手を越えて天塩川の方へ逃げていったという。 当時は登校時間帯だったが、生徒らは正面玄関から登校していたため、ヒグマには遭遇しなかった。グラウンドは雪で覆われ、ヒグマの足跡がくっきりと残っていた。約2時間後には数キロ北の名寄北インター付近でも同じ大きさのヒグマが目撃され、署は天塩川を渡って北上したとみている。 宮下賢一副署長は「中学校の周りは住宅地で市街地も近い。また来たら大変。もう冬眠の時期なので、はやく山に帰って寝てほしい」と話していた。(奈良山雅俊) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鳥インフル疑い、全国最多137万羽を殺処分の可能性 青森県三沢市
土肥修一2022年12月14日 23時35分 青森県は14日、同県三沢市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが疑われる事例を確認したと発表した。約137万羽の採卵鶏が飼育されていて、遺伝子検査で感染が確定すれば殺処分する。県によると、2014年度以降では全国最多の規模になるという。 県によると、14日午前11時55分ごろ、養鶏場から「鶏の死亡が増加している」と十和田家畜保健衛生所に連絡があった。簡易検査をしたところ、13羽のうち11羽が陽性と判明した。 県内で飼育されている採卵鶏は約650万羽で、今回の養鶏場で飼育しているのはその2割強に当たる。(土肥修一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
自宅に両親の遺体放置か、50歳男を遺棄容疑で逮捕 神奈川県平塚市
中村英一郎、阿部育子2022年12月15日 0時07分 神奈川県平塚市撫子原の住宅で13日に男女2人の遺体が見つかり、県警は14日、この家に住む職業調査中、新谷嘉朗容疑者(50)を死体遺棄容疑で逮捕し、発表した。「遺棄はしていない」と容疑を否認しているという。遺体は70代の父母とみられ、県警が身元の特定を進めている。 逮捕容疑は自宅で2人の遺体を放置し、遺棄したというもの。捜査関係者らによると、この家は夫婦と息子の新谷容疑者の3人暮らし。夫婦の知人が13日、近くの交番に「連絡がとれない」と届け出て、交番の警察官が家の中で2人の遺体を見つけた。付近住民によると、新谷容疑者は同日朝に車で家を出ていったという。 新谷容疑者をめぐっては、2021年10月~22年9月まで、6回にわたり、家族から「息子に暴力をふるわれた」「息子があばれているので現場を沈めてほしい」などと通報があり、警察官が現場にかけつけたという。家族が事件化を望まなかったため、同容疑者に警告するとともに、高齢者虐待防止法に基づき、行政機関に通報したという。 遺棄事件の現場はJR平塚駅から約2キロの住宅密集地。近くの60代の会社員男性は「家の中から怒鳴り声やものをたたく音が聞こえた」と振り返った。近所の女子中学生は「事件だとしたら、外に出るのが怖い」と話し、外出を控えていたという。(中村英一郎、阿部育子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
旧統一教会信者ら、自治体にも「関係断つ宣言しないで」 文書提出
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の信者らが11月以降、福岡県や久留米市に対し、特定の宗教法人とその関連団体との関係を絶つ宣言などをしないよう求める文書を提出していたことがわかった。福岡市には差別などに対する配慮を求める文書が出されていた。 県には11月25日、担当課を訪れた4人から、「民主主義・立憲主義の基盤である信教の自由、請願権等を守る為の要望」と題した知事宛ての要望書が出されたという。 県と県議会で、特定の宗教法人とその関連団体との関係を遮断する宣言・決議をしたり、特定の宗教に対する信仰の有無を問うたり、団体との関係を調査・質問したりしないよう求める内容だった。 提出者は教団の「福岡県信徒… この記事は有料記事です。残り343文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 旧統一教会問題 2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
巡回や点検怠り虚偽報告 容疑者自殺、「府警の体質に問題」指摘も
大阪府高槻市の女性への殺人と保険金詐取未遂の疑いで再逮捕された養子の高井凜容疑者(当時28)が9月、府警福島署の留置場で自殺した問題で、署員が直前の巡回や私物の点検について、やっていないのに実施したとする虚偽の書類を作成し、府警本部にうその報告をしていたことがわかった。府警が14日、検証結果を公表した。府警は署の留置管理課の男性警部補ら署員3人を虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検し、署幹部ら18人を処分した。 府警によると、高井容疑者は9月1日午前7時2分ごろ、1人で入っていた留置場の居室(約5平方メートル)で、首をつっているのが見つかった。署では巡回・巡視の時刻を記載し押印する書類を作成。同6時台には7回実施したことになっていたが、実際には一度も確認していなかった。 自殺を図る前の容疑者の最終確認は、巡回とは別に同6時36分に茶を提供した時だったという。署は同6時44分に巡視し、「布団をかぶり寝ていた」とも府警本部に説明していたが、監視カメラなどを確認し発覚した。1日午前7時までの10時間に50回、巡回すべきだったが、容疑者の居室への巡回は15回だけだったという。 また容疑者が自殺に用いたとみられるTシャツをめぐっても虚偽の記録作成が明らかになった。自殺6日前の8月26日に容疑者の衣類などを収めた居室外の私物庫を確認したとする検査簿を作成。ただ実際には点検していなかった。容疑者の自殺を受けて私物庫を調べたところ、破られたTシャツが4枚あった。容疑者はシャツの裾を破った布で首をつっていた。 府警の内規では私物庫は月2回以上、点検することになっているが、実際に点検したのは別の容疑で逮捕された7月20日が最後で、8月26日は容疑者の私物について「異常なし」とする虚偽の報告書を同日に作成していたという。府警は大阪地検に書類送検した際、起訴を求める、厳重処分の意見を付けたという。 2日前に自殺ほのめかす便せん でも監視レベル上げず 調査報告書では、容疑者の監… この記事は有料記事です。残り1754文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
渋谷親子刺傷事件で15歳少女を少年院送致 さいたま家裁
仁村秀一2022年12月14日 22時30分 東京都渋谷区の路上で8月に母子が刺されて大けがをした事件で、さいたま家裁(加藤学裁判長)は14日、埼玉県戸田市の中学3年の少女(15)が2人を殺害しようとした殺人未遂などの非行内容を認めて、少年院に送る決定をした。少年院での矯正教育は相当長期間(3年程度)とするのが相当とした。 決定などによると、少女は8月20日午後7時20分ごろ、東京都渋谷区円山町の路上で19歳の女性と53歳の母親を果物ナイフで複数回突き刺して殺そうとし、全治1~3カ月の大けがをさせた。少女は2人とは面識がなかった。 決定は「無関係の第三者を殺害しようとしたもので悪質」と指摘。前もってナイフを買って準備していたことや殺せそうな相手と場所を選んでいたことから、「計画性が認められる上、行為態様も執拗(しつよう)かつ危険」とした。 一方で、殺人が未遂に終わっていることや非行歴がないこと、少女の家庭環境なども考慮。少女が「本件の重大性や自己の問題性に向き合い始めている」ことも踏まえたうえで、刑事処分でなく、少年院での保護処分が相当と示した。(仁村秀一) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪・ミナミの三津寺、本堂と一体のホテルが来年11月にオープン
「大阪ミナミの観音さん」と親しまれる三津寺(大阪市中央区)で、江戸時代後期の本堂と一体となったホテル「カンデオホテルズ大阪心斎橋」が2023年11月にオープンする。寺などが14日発表した。檀家(だんか)離れや葬儀の簡素化が進む中、本堂を未来に残し、信仰心を育むためという。 三津寺は奈良時代、聖武天皇の勅命で行基が開いた。京都・仁和寺を総本山とする真言宗御室派に属する。三津寺墓地には、道頓堀を開いたとされる安井道頓の墓がある。今の本堂は1808年に再建され、1945年の大阪大空襲でも焼けなかった。 工事は本堂を残し、その真上にホテルを建てるかたちで行う。建物は地上15階地下1階。1~3階部分に本堂が収まり、4~15階がホテル、地下1階~地上3階に商業施設が入る。ホテルの客室は180室。最上階には露天風呂やサウナのある大浴場を設ける。 朝の勤行、絵写経、瞑想(め… この記事は有料記事です。残り234文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル