西岡真一郎・前市長が専決処分で決めた市立保育園2園を廃止する条例改正を「撤回」し、廃園決定前の条例に再改正する議案について、東京都小金井市議会は26日、反対多数(反対12、賛成10)で否決した。反対した市議からは「専決処分は不承認としたが、廃園は必要だ」などの意見が相次いだ。 議案を出したのは前市長の専決処分の「撤回」を訴えて先月当選した白井亨市長。白井市長は「専決処分を市議会は不承認とした。処分前の条例に戻すのは当たり前のこと」と説明。廃止対象の2園は現在、来年4月の0歳児募集を停止中だが、募集を再開するなど元通りにするには、この議会での可決が必要だと訴えた。 反対の討論で最大会派・自民… この記事は有料記事です。残り620文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
奈良市長を不起訴 火葬場めぐる背任容疑で告発 大阪地検特捜部
浪間新太2022年12月26日 18時51分 奈良市の新しい火葬場の整備を巡り、建設用地の購入額が不当に高いとして、県市民オンブズマンの市民から背任容疑で刑事告発された仲川げん市長について、大阪地検特捜部は26日、不起訴処分とした。特捜部は不起訴の理由を明らかにしていない。 告発状によると、建設用地(計約11ヘクタール)の不動産鑑定評価額は、2017年に見積もりをした2社の平均で約5100万円。市は18年、約1億6700万円で地権者と売買契約を結んだほか、地中に産業廃棄物があり、撤去費もかかった。 特捜部は購入額について重点的に捜査し、仲川市長が任務に背いたとは言えないと判断したとみられる。 火葬場の建設用地の整備を巡っては、市民らは民事訴訟も起こした。大阪高裁は、評価額と市の購入額の差を「不均衡」と認定。市に対し、差額の約1億1600万円を仲川市長と地権者に支払わせるよう命じた判決が確定している。(浪間新太) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
岩国基地の周辺住民ら436人、騒音賠償と飛行差し止め求め2次提訴
米軍岩国基地(山口県岩国市)の周辺住民ら436人(211世帯)は26日、航空機騒音の損害賠償や米軍機と自衛隊機の夜間・早朝の飛行差し止めなどを国に求め、山口地裁岩国支部に提訴した。2009年に続く第2次訴訟で、17年度に厚木基地(神奈川県)から空母艦載機約60機が移駐したことによる騒音への影響を訴えている。 原告は、国の住宅防音工事の助成対象となる「うるささ指数(W値)」が75以上の区域の住民。睡眠妨害をはじめとした健康被害などを理由に1人あたり月2万3千円の損害賠償の支払いを求めており、将来分も含めて総額は約5億9645万円になる。 夜間・早朝(午後7時~翌午前7時)の飛行差し止めや、居住地上空での旋回や急上昇、急降下訓練の禁止のほか、1日平均の騒音レベルを示す「Lden(エルデン)」を45デシベル以下にすることも求めている。 09年に654人が提訴した… この記事は有料記事です。残り303文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
元KAT―TUNの田中聖被告を不起訴処分に 恐喝事件で京都地検
2022年12月26日 19時04分 知人女性から現金を脅し取ったとして、恐喝の疑いで逮捕されたアイドルグループ「KAT―TUN(カトゥーン)」の元メンバー、田中聖(こうき)被告(37)=千葉県柏市大井、覚醒剤取締法違反の罪で公判中=について、京都地検は26日、不起訴処分とした。処分の理由は明らかにしていない。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Mets’ Kodai Senga well equipped to meet MLB challenge
Dennis Sarfate is eager to see what Kodai Senga can do now that the newly minted New York Mets right-hander finally has his long-coveted shot to pitch in MLB. Sarfate does not only have an interest as a native New Yorker — he was born in Queens, the New York […]
五輪汚職、高橋元理事の保釈認める決定 8月から勾留続く 東京地裁
2022年12月26日 15時25分 東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件で、東京地裁は26日、受託収賄罪で起訴された大会組織委員会の元理事・高橋治之被告(78)の保釈を認める決定を出した。保釈保証金は8千万円で、8月17日の逮捕以来、約4カ月ぶりに保釈される可能性がある。 高橋元理事側は23日に3回目となる保釈を請求していた。これまでは証拠隠滅の恐れなどを理由に検察側が反対し、地裁が請求を退けていた。 高橋元理事は8~11月に4回逮捕・起訴され、賄賂とされた総額は計約2億円に上る。贈賄側は紳士服大手「AOKIホールディングス」、出版大手「KADOKAWA」、広告大手の「大広」と「ADKホールディングス」、大会マスコットのぬいぐるみを製造・販売した「サン・アロー」の5ルートに及ぶ。 高橋元理事は「組織委理事として特定企業のために働きかけはしていない」などと起訴内容を全面的に否認しており、初公判の日程は決まっていない。 計15人が起訴された一連の事件では、22日にAOKI側の初公判があり、前会長ら3被告は贈賄罪の起訴内容を認めた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鼻の穴から足の裏まで「御身拭い」 涅槃像の汚れ落とす 福岡・篠栗
吉本美奈子2022年12月26日 16時00分 福岡県篠栗町の南蔵院で26日、「ねぼとけさん」の愛称で親しまれる巨大な釈迦涅槃(ねはん)像の1年の汚れを落とす「御身拭(おみぬぐ)い」があった。 像の全長は41メートル、高さは11メートル。200人以上が参加し、約6メートルの竹ざさ18本でほこりを払い、白いさらしで、足の裏から鼻の穴まで磨き上げた。(吉本美奈子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
保育の質下がった20年 低賃金、長時間労働、非正規化…背景には
低賃金、長時間労働、人手不足……。保育の現場で、事件、事故が起きる度に問題の背景にあると指摘されています。 保育労働に詳しい中央大の小尾晴美助教(労働社会学)は、この20年で保育の質が下がり続けていると言います。保育現場はどうなっているか、話を聞きました。 ――静岡県裾野市の保育園で起きた痛ましい虐待事件などが相次いで報じられています。どう見ていますか。 虐待事件が次々と明るみに出てきていますが、氷山の一角だと感じています。 送迎バスへの置き去り事故や虐待事件などが報道される中で、保護者や保育者の意識が敏感になって、表面化した部分もあると思います。今年、保育現場で事故や事件が急増したのではなく、これまでも傷ついてきた子どもがいた可能性が高いと考えています。 ゆとりのない環境、モラルとチームワーク保てず ――保育士の労働環境の問題が指摘されています。 事件、事故の背景を個別に分析しないといけませんし、安易に労働環境と結びつけることはできませんが、保育労働を20年のスパンで見ると、保育の質が下がる環境になっています。 保育の仕事は、子どもたちに生活の場、発達の場を保障する労働で、保育者の個々のモラルが子どもに作用します。 また、チームで保育目標を共有し、刻々と変化する子どもをつぶさに観察して、情報共有をし、連携することが重要な仕事です。心にゆとりを持ち、分からないことがあれば先輩からアドバイスを受けることが必要になりますが、それが難しい環境になりました。 ――ゆとりがなくなった原因は何ですか? 2000年代に働き続ける女性が増えて、待機児童問題が起きました。この時、政府は当初、保育所の数を増やす解決を目指すのではなく、定員以上に子どもを受け入れ、職員への負担を増やしました。その結果、保育士同士で子どもについて話し合ったり、経験の少ない保育士を育てたりする職場環境は失われてしまったと思います。 保育士の配置、現場と乖離しているのに…… ――何が原因か、詳しく教えてください。 まず、私立の認可保育園の場… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東海北陸自動車道上り線で4台からむ事故 一部が一時通行止めに
2022年12月26日 12時11分 26日午前8時半ごろ、愛知県一宮市大和町の東海北陸自動車道上り線で、トラックなど4台がからむ事故があった。事故の影響で、一宮木曽川インターチェンジ(IC)―一宮西IC間の上り線が一時通行止めになった。 県警高速隊によると、事故があったのは、東海北陸自動車道上り線の2・0キロポスト付近。渋滞で止まっていた乗用車に中型トラックが追突するなど、車4台が絡む事故が起きた。追突された車の運転手ら2人が病院に搬送されたが、意識はあるという。現場は片側2車線の直線道路。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
雨ざらしの裸婦像は泣いていた パブリックアートの管理、考えた1年
35年前に四国のとある市役所前に設置されたはずの裸婦像が、専門学校の中庭で見つかった――。 年明け、取材先からの知らせに驚いた。いったい何が起きているのか、見当も付かなかった。 校内に入れてもらうと、ツツジの植え込みの中に「彼女」は横たわっていた。肩辺りの髪に触れる姿が、頰の涙をぬぐっているようにも見えた。 香川県丸亀市の大西康彦さん(80)の彫刻作品「テラ・大地」。取材を進めていく中で分かったのは、市役所から消えたあとは場所を転々とし、「裸体がその場にふさわしくない」という理由で、最終的に植え込みの中に置かれたようだった。大西さんはこの経緯を、作品が見つかるまで全く知らなかったという。 街中を見回すと、裸婦像が点在することに気付く。彫刻家の小田原のどかさんによると、各地にあった軍人像が戦後、平和の象徴として裸婦像へと置き換わり、さらに町の美化といった目的で設置されていったという。裸婦が多いのは、それらを手がけた彫刻家のほとんどが男性ということも起因すると見ている。 街を彩る作品、設置して終わりではない 失踪から発見までの経緯をま… この記事は有料記事です。残り587文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル