【愛媛】車1台通るのがやっとの住宅街に白壁の店が現れる。松山市中心部を流れる石手川沿い。木をふんだんに使った高い天井の空間には、酒やグラス、食器が並ぶ。 1955年創業の銭湯「祇園湯」を改装し、昨年7月にセレクトショップ「バーテンダーセレクトギオン」が開店した。約150種類の酒を量り売りする。県産食材を使ったおつまみも取りそろえ、カウンターで試飲もできる。 脱衣所はジンを中心とした国内外の酒などの物販スペース、靴箱のロッカーは商品収蔵棚となり、銭湯の雰囲気を残す。 奥にあった浴場は、男湯と女… この記事は有料記事です。残り806文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
アルペンルートが立山と秘境に人を運んだ 黒部ダム建設が観光資源に
北アルプスの懐に高さ186メートルで日本一を誇る黒部ダム(富山県立山町)がある。春から秋、多くの観光客が訪れる。 黒部ダムを経由する「立山黒部アルペンルート」が長野県大町市側と富山県立山町側を結ぶ。長野側からは関電トンネルでダムまで16分とアクセスが良い。富山側からもトロリーバスやケーブルカーを乗り継ぐことで、黒部ダムを訪れることができる。 黒部の秘境に建設されたダムに観光客が入り始めたのは今から約60年前の1964年のこと。ダム完成から約1年後だった。 富山県から上がった不満の声 しかし、当初は長野側から関電トンネルを使って入るだけだった。 立山黒部アルペンルートの主要路線を運営する「立山黒部貫光(かんこう)」(富山市)によると、当時、ダムへの入り口が長野県側からのみだったことについて、関西電力などに対して異論の声が上がっていたという。 ダム完成直前の63年5月、朝日新聞東京本社版朝刊の「盛り沢山の観光計画」と見出しが入った記事には、富山県と関電、長野県がダム観光を巡って対立した経緯が書かれている。 記事はこのように紹介する… この記事は有料記事です。残り2267文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
3人死亡事件、容疑者は以前に逮捕・不起訴 夫婦の車傷つけた疑い
埼玉県飯能市美杉台4丁目の住宅の敷地で25日、住民の60代の夫婦と、その娘とみられる3人の遺体が見つかった事件で、県警は同日夜、近くに住む無職斎藤淳容疑者(40)を被害者3人のうち男性への殺人未遂容疑で逮捕した。調べに対し、「言いたくありません」などと話しているという。捜査関係者によると、斎藤容疑者は今年1月、夫婦の車に傷をつけたとして器物損壊容疑で県警に逮捕されていた。 県警によると、斎藤容疑者は25日午前7時過ぎ、同市美杉台4丁目の住宅の敷地で、住民とみられる男性を鈍器のような物で殴打し、殺害しようとした疑いがある。男性は頭部や首に外傷を負って死亡しており、県警は今後、容疑を殺人に切り替えて調べる方針。ほかの2人の遺体にも同様の傷があり、県警は2人への殺人容疑でも調べている。 捜査関係者によると、斎藤容疑者は今年1月、夫婦が自宅の駐車場に止めていた車に傷をつけたとして器物損壊容疑で県警に逮捕された。ただ、送検後に不起訴になったという。夫婦側との示談成立が理由とみられるといい、県警が確認を進めている。車体の傷を見たという近所の住民によると、傷は何らかの鋭い物で相当強い力を加えてつけたように深く、車体を1周していたという。 県警によると、器物損壊事件… この記事は有料記事です。残り261文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道紋別などの大規模停電が解消 送電線倒壊、停電は延べ13万戸
能田英二2022年12月26日 9時30分 北海道電力は25日夜、暴風雪によりオホーツク地方などで起きた停電が、同日午後11時40分に解消したと発表した。停電戸数はのべ約13万4440戸。オホーツクでは23日午後、送電線の鉄塔が倒壊した紋別市全域で停電となるなど各地で停電が発生。24日夜までに一時復旧したが、25日朝から再び大規模な停電が発生していた。 北海道は26日付で紋別市など10市町への災害救助法の適用を解除し、同日午前7時、22日からの暴風雪による災害対策本部を廃止した。(能田英二) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真まとめ】レンズがとらえた2022年12月
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全然「クレイジー」じゃなかった選挙戦 過疎地で触れた予想外の反応
【動画】宮崎県知事選に出馬し17日間の選挙戦に挑んだスーパークレイジー君氏=福井万穂撮影 白のワンボックスカーは赤く塗装され、ポーズを決めた自らの写真と名前が大きくプリントされている。 クリスマスが近づき、イルミネーションで彩られた宮崎県都城市の広場に、スーパークレイジー君(本名・西本誠)氏(36)の選挙カーがやってきた。 横に「新時代」と書いた旗がたてられた。 宮崎県知事選の投開票まで、あと1週間。トレードマークの白い特攻服姿で、50人ほどの聴衆に向かってマイクを握る。 「きれいごとかもしれないけど、子どもにお金を使っていく。そしたら宮崎に引っ越してくる人もいる。宮崎に帰りたくなる。それが第一歩じゃないですか」 かつて話題を呼んだ、派手な歌やダンスはもうしない。 「俺、演説がめちゃくちゃ下手で。すいませんね」 そう言いながら、約40分間、子どもの医療費や給食費の無償化といった子育て施策や、新型コロナ対策に関する持論を語り続けた。 幼い子ども連れや学生らが聴き入り、演説が終わると記念撮影を求める列ができる。 「恥かくのは嫌」と言いつつも宮崎県知事選に挑んだスーパークレイジー君氏。彼はなぜ政治家をめざし、どう戦ったのか。各地を歩き回って有権者と向き合い続け、「クレイジー」ではなかった17日間の選挙戦を追いました。記事後半にはインタビュー動画もあります。 クレイジー君は一人ひとりと… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京から福岡・能古島へ 79歳エッセイストが営む菜園と「ご褒美」
有料記事 編集委員・大村美香2022年12月26日 6時00分 13年前、エッセイストの檀晴子さん(79)は、住み慣れた東京の自宅を引き払い、義父が人生最期の時を過ごした福岡市の能古島(のこのしま)に引っ越しました。「半農半X」を目指し、あこがれの菜園生活を始めたものの、現実は甘くなくて。それでも「エッと驚くおいしさのご褒美」があり、畑に魅せられています。 東京を離れるとは思ってもみなかった。ところが道路計画のために立ち退きを迫られ、映像プロデューサー・エッセイストの夫、太郎さん(79)と、思い切って移住することにした。 博多湾に浮かぶ能古島は、太郎さんの父、作家の檀一雄さんが晩年にくらしたところ。人口約650人、スーパーやコンビニはない。ただ、対岸とは乗船時間10分のフェリーで結ばれ、市中心部にも気軽に出られる。 海を見下ろす南側の斜面に義父の旧宅があり、建て直した。そばの梅林を数本残して切り払い、整地し堆肥(たいひ)をまいてもらって、畑の予定地にした。 晴子さんは東京生まれの東京育ち。土いじりは好きで、東京でもプランターなどで花や野菜を少し育ててはいた。菜園生活に備え、練馬区の農業体験農園で3年間野菜作りを学んだ。 一通りできるようになったつ… この記事は有料記事です。残り985文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「もしやまた…」復旧でも不安 ふたたび全域停電の北海道紋別市
有料記事 岡田昇、奈良山雅俊、新田哲史、中野龍三2022年12月25日 19時30分 北海道オホーツク地方の紋別市では25日朝、再び市内全域で停電となった。23日午後からの停電は24日夜までに復旧したが、暴風雪による倒木で送電線が断線した。市は閉鎖したばかりの避難所を再び開設して対応。オホーツク地方の停電は25日夜までにほぼ解消したが、寒さの中で振り回された市民からは「もしやまた停電に……」と不安がる声が聞かれた。(岡田昇、奈良山雅俊、新田哲史、中野龍三) 紋別への送電ルートすべて寸断 この日の停電は、前回の停電から一夜明けた午前7時ごろに再び起きた。紋別市全域で一時約1万3460戸、周辺の雄武町で約3040戸、興部町で約2640戸が停電した。オホーツク地方での停電は一時、約1万9千戸に及んだ。 紋別市への送電線は23日の鉄塔倒壊で1ルートが寸断。もう1ルートも倒木の除去後に別の倒木があり、再度の停電となった。 市内では信号機が再び消え… この記事は有料記事です。残り595文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「クリスマス寒波」26日にかけて緩む見通し 山沿い引き続き注意を
強い冬型の気圧配置により各地で大雪をもたらした「クリスマス寒波」は、25日までにピークを迎えた。 気象庁によると、大雪警報はいずれも解除され、26日にかけて気圧配置は緩む見通し。 一方で、関東甲信地方の上空には寒気が残っており、長野県の山沿いでまとまった降雪が予想されるなど、引き続き強風や降雪に注意が必要という。 22日からの大雪では、山形県や高知県などで24時間降雪量の観測史上1位を記録した。 24時間降雪量の最大は山形… この記事は有料記事です。残り248文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「うち殺すぞ!」喫煙で問題の熊本県議、タクシーで暴言 議員辞職へ
有料記事 杉浦奈実、大貫聡子2022年12月25日 22時00分 【動画】熊本県議がタクシーの中で暴言=タクシー会社提供 今夏の全国高校野球選手権大会で母校の試合を観戦中、禁煙の阪神甲子園球場アルプス席で加熱式たばこを吸うなどして問題になった熊本県議が24日夜、タクシーの車内で運転手に暴言を吐くなどしていたことがわかった。県議は26日にも辞職願を県議会に提出するとしているが、「今回の件とは関係ない。一身上の都合」と説明している。 この県議は井手順雄氏(63)。タクシー会社によると、井手氏は24日午後8時過ぎ、熊本市南区の料亭から乗車。西区の自宅に向かう途中、運転手に対し「うち殺すぞ!」と暴言を吐いたほか、助手席を蹴るなどしたという。同社は26日にも被害届を警察に出すとしている。 井手氏は朝日新聞の取材に「暴言を吐いたことは間違いない」と認めたが、「寝ていて目が覚めたら料金が高かった。こちらがぼったくりの被害者だ」と説明。助手席を蹴る行為については「足を組み替えた時に当たっただけ」と否定している。「被害届を出されても徹底的に闘う」という。 辞職後、来春の県議選に立候補へ 井手氏は今年8月、母校の九… この記事は有料記事です。残り213文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル