冬の街中に輝くイルミネーションを見ると、広島県府中町の会社員、松本里奈さん(51)は胸が苦しくなる。2012年12月25日、クリスマスの日、夫の康志さん(当時45)は交通事故で帰らぬ人となった。あれから10年。松本さんは康志さんへの愛情を抱きながら、犯罪被害者支援の充実を求めて活動している。 「事故は昨日のことのように覚えています。今でも現実だと思えません」。12月中旬、松本さんは自宅で10年をこう振り返った。康志さんとの結婚指輪が左手の薬指に光る。遺品のコートやかばんは、リビングで大切に保管している。 冷蔵庫には、食べるはずだったクリスマスケーキ 「松本さんが事故に遭いました」。10年前の12月25日昼、康志さんの会社の同僚から電話があった。当時高校3年の長男、航太さん(28)と当時高校2年の長女、七海さん(27)を連れ、病院に向かった。 治療室の真ん中に、康志さん… この記事は有料記事です。残り1254文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Lotte pitching sensation Roki Sasaki gets pay raise
Chiba – Lotte Marines flamethrower Roki Sasaki signed Saturday for an estimated ¥80 million ($608,000) for 2023, his fourth year with the Pacific League club. Sasaki received a raise of ¥50 million from a year earlier, following a season that saw him become the youngest pitcher in Japanese baseball history […]
時間を持て余したくないZ世代 動画視聴、倍速と低速使い分ける理由
有料記事 聞き手・豊島鉄博2022年12月24日 17時00分 映画やドラマなどを早送りで見る「倍速視聴」が10~20代半ばの「Z世代」を中心に広まり、かけた時間に対する効果を示す「タイパ(タイムパフォーマンス)」という言葉が注目されるようになってきました。自身も倍速視聴派で、現役大学生らへの聞き取り調査を続けている博報堂ミライの事業室のビジネスデザイナー、牧島夢加さん(27)に聞きました。若者の間でいったい何が起きているのでしょうか。 ――ご自身が動画コンテンツを倍速で視聴するようになったのはいつごろからでしょうか。 だいたい2018~19年ごろだと思います。 私がユーチューバーの動画をすごく見始めたのは、大学生だった16~17年ごろ。当時、(元アイドルでインフルエンサーの)ゆうこすさんがコスメユーチューバーとして、とても話題になっていました。 まきしま・ゆめか 1995年生まれ。博報堂のミライの事業室・ビジネスデザイナー。現役大学生らと一緒にZ世代のトレンド把握やグループインタビュー形式での調査を実施し、クライアントの新規事業や新商品への開発ヒントを提供している。 ――なぜ倍速視聴をするので… この記事は有料記事です。残り2437文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
壁に衝突し気絶、窒息死か 世界記録のカジキ アクアマリンふくしま
有料記事 西堀岳路2022年12月21日 8時00分(2022年12月24日 17時12分更新) 水族館での展示飼育日数で世界最長記録を更新中だったバショウカジキ(体長約1・2メートル)が19日朝、水槽の底に沈んで死んでいるのが見つかった。9月27日の飼育開始から84日目だった。 この1匹を飼育展示していた福島県いわき市の環境水族館「アクアマリンふくしま」が発表した。 バショウカジキはひれや体表が網などで傷つきやすい半面、泳ぐスピードが最速100キロくらいにもなる。体も大きく、水槽内での飼育が困難な魚のひとつとされる。 世界的にも飼育している水族館は少ないといい、これまでの飼育日数の世界記録は、同館が2009年に樹立した75日間だった。 同館でバショウカジキを飼育展示するのは3回目だが、過去2回の死因は高速で水槽内壁に激突し、頭の骨が折れたことだった。 今回のバショウカジキも飼育… この記事は有料記事です。残り435文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
JPCZに加え「北陸不連続線」も発生か 陸風ぶつかり局地的豪雪に
列島各地で続く大雪。新潟周辺では、日本海をわたった冷たい風が複数方向からぶつかり、雪雲が集中する「北陸不連続線」が発生した可能性がある。 日本海側の大雪では、日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)が知られる。 大陸からの北西風が、朝鮮半島北部の山脈で二つに分かれ、ふたたび合流することで、日本海を横断するような帯状の雪雲ができ、集中豪雪となる。今回の「クリスマス寒波」でも発生が懸念されている。 このJPCZと同じような時期に、新潟や富山周辺では別のメカニズム「北陸不連続線」で豪雪が起きることを今年4月、九州大の川村隆一教授らのチームが学術誌で発表していた。 解明されたばかりの「不連続線」とは 川村さんによると、今月17日から続く大雪でも、北陸不連続線が一因とみられる大雪が新潟や富山、山形で続いているという。 「不連続線」と呼ばれるのは… この記事は有料記事です。残り579文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【速報中】北海道・紋別の停電ほぼ解消 家屋は20棟が一部損壊
【動画】初雪が観測され、雪が積もった名古屋市内=高橋俊成、大野晴香撮影 クリスマスを迎える23日から週末にかけて、国内の広い範囲で大雪や猛吹雪の恐れがあります。交通機関への影響や最新の気象予報、市民生活への影響など。大雪をめぐる状況をタイムラインでお伝えします。 ■■■12月24日■■■ 17:00 北海道・紋別の停電は残り250戸に 市内全域が一時停電した北海道紋別市では、24日午後5時時点で約250戸を残し、復旧した。 市は23日夕から10カ所の避難所を設置し、毛布やストーブ、発電機、非常食などを用意。約30人が一夜を過ごした。停電は24日午前から徐々に復旧し、大半の避難所は午前11時で閉鎖。市内の商店や飲食店なども順次営業を再開し、街はほぼ通常に戻った。 2人暮らしの母親と、自宅で布団にくるまって朝を待ったという女性は「この時期には珍しく、夜も零度前後だった。流氷の時期だったらと思うとぞっとします」と話した。(奈良山雅俊、岡田昇、中沢滋人) 11:40 北海道の停電さらに解消 1780戸に 北海道電力によると、オホーツク地方を中心に北海道内で大規模に発生していた停電は、24日午前11時40分現在、停電戸数が約1780戸となった。紋別市内で鉄塔(高さ約22メートル)が倒れたことが停電の原因だったが、鉄塔のある区間とは別のルートでの送電を始めたためという。 送電線の鉄塔が倒れた影響で、一時は最大約2万4千戸が停電していた。 11:00 山形県が災害対策本部を設置 知事「外出は十分注意を」 山形県は23日から県内で降り始めた大雪を受け、24日に豪雪災害対策本部を設置した。吉村美栄子知事は「今回は湿り気の多い重たい雪で、今までと同じように考えてはいけないという思いで、早めに対策本部を設置した」と説明。「25日にかけて再び大雪が降る恐れがあり、外出については気象情報に十分に注意するよう、県民の皆さんに引き続き呼びかけを」などと指示を出した。 11:00 北海道内の住家、20棟が一部損壊 北海道によると、雪の影響による住家の一部損壊は午前8時時点で20棟が確認された。雄武町や紋別市、興部町など9市町で避難所が設けられ、最大で264人が避難したという。 11:15 北海道の停電2910戸に 別ルートから送電開始 北海道電力によると、オホーツク地方を中心に北海道内で大規模に発生していた停電は、24日午前11時15分現在、停電戸数が約2910戸となった。紋別市内で鉄塔(高さ約22メートル)が倒れたことが停電の原因だったが、鉄塔のある区間とは別のルートでの送電を始めたためという。 送電線の鉄塔が倒れた影響で、一時は最大約2万4千戸が停電していた。 10:25 北海道の停電、4870戸まで解消 北海道電力によると、オホーツク地方を中心に北海道内で大規模に発生していた停電は、24日午前10時25分現在、停電戸数が約4870戸となった。 09:30 北海道で大規模停電続く 北海道電力によると、暴風雪に見舞われた北海道内では大規模な停電が続いており、24日午前9時半現在、約1万8千戸が停電している。このうち95%以上がオホーツク地方で、紋別市にある鉄塔(高さ約22メートル)が倒壊した影響で23日午後3時半ごろから停電が続く。 鉄塔のあった区間を送電線網から切り離し、24日朝に一部の地域(遠軽町や湧別町)では約6千戸の停電が解消した。 北電は鉄塔のあった区間とは別のルートからの送電を検討しており、そのルートが問題なく使えれば、鉄塔を復旧しなくても、停電が解消できる可能性があるという。 09:00 東北や新潟で20人負傷 消防庁 総務省消防庁は24日、22日からの大雪による被害状況を発表した。24日午前9時時点で、東北や新潟県などで計20人が負傷したとしている。 内訳では、重傷者が岩手県3人、秋田県4人、新潟県2人。軽傷者は岩手、山形、秋田、新潟の各県で計11人となっている。北海道では住宅2棟で一部損壊が発生したという。 08:30 名古屋市に「大雪に関する気象情報」 臨時発表 名古屋地方気象台は午前8時33分、臨時の「大雪に関する気象情報」を発表し、午前8時現在、名古屋市千種区で積雪の深さが10センチになったと発表した。名古屋市では大雪警報が出ている。スリップ事故や転倒などの注意を呼びかけている。 08:30 名古屋で積雪10センチ 「見たことない景色」 名古屋市中区の久屋大通公園では午前8時ごろまでに新雪が10センチほど積もった。塾へ向かう途中だという名古屋市の河原将希さん(18)は「今まで見たことのない景色で、新たな世界観を感じた」。一緒に雪景色を見に来た妹の瑞季さん(15)は「雪の積もった木が白く見えてきれいだなと思いました」と話した。 午前8時過ぎ、名古屋市中心部の百貨店周辺では通勤する人の姿もあった。百貨店の食品売り場で働く幅友美さん(40)は、いつもより1時間ほど早く家を出たという。いつもはクリスマスやイブの朝は開店の数時間前から買い物客の行列ができるというが、「今日はさすがに誰もいませんね」。足元に気をつけながら職場へ向かった。 08:00 名古屋市内で初雪 高速や新幹線に影響も 強い冬型の気圧配置の影響で名古屋市内でも24日、初雪を観測した。名古屋地方気象台によると平年より2日遅く、昨年よりも7日遅い観測だという。午前7時時点の積雪は4センチ。初雪の観測と同時に雪が積もるのは珍しいという。 交通への影響も出ている。名古屋高速は午前6時20分から、名古屋第二環状道(名二環)も午前7時30分から全線が通行止めになった。東名阪道などでも、一部区間が通行止めになっている。東海道新幹線にも遅れが出ているという。 07:00 東京都心で氷点下0.1度観測 今季最低 冬型の気圧配置の影響で、24日は関東地方の平野部でも冷え込みが強まり、東京都心では午前3時42分に零下0・1度を観測。今季最低を記録した。 気象庁によると、北日本から西日本まで日本海側の広い範囲で大雪となり、関東地方でも冷え込みは強くなる見込み。24日は午前7時現在で、1都3県の10カ所(島嶼(とうしょ)部を除く)で今季最低の気温を観測した。 ■■■12月23日■■■ […]
行列「ディズニーランドより長い」 福岡空港3年ぶりの出国ラッシュ
福岡空港は24日、年末年始を海外で過ごす出国者たちでにぎわった。コロナ禍での水際対策が大幅に緩和されてから、初めての年の瀬。国際線の保安検査場前にはロビーを一周するほどの列ができ、3年ぶりの出国ラッシュとなった。 空港を運営する福岡国際空港によると、昨年末は国際線がほぼ運航していなかったが、今年は23日~来年1月4日の国際線の予約数は、出入国合わせて計約16万人(20日までの集計)という。 友人3人と韓国へ3泊4日の旅行に向かう熊本市の長田和子さん(60)は、出発ゲートに並ぶ列を見て「ディズニーランドより長い」と驚いた。海外旅行は3年ぶり。雪による新幹線の遅れを心配し、前夜に車で来たという。現地ではアイドルグループ「BTS」の事務所の見学などを楽しむ予定で、「日数が短いけれど、我慢した3年分を取り戻したい」と話した。 福岡市の稲村葉月さん(39… この記事は有料記事です。残り96文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
指名手配中にクレジットカード使えば即通報 警視庁が初の取り組み
逃走中の容疑者がクレジットカードを使ったら警視庁に通報――。そんな全国初の取り組みが始まった。容疑者がカード決済した場所がこれまでより早く把握できるため、早期検挙につながると期待されている。 警視庁と大手カード会社でつくる「東京都クレジットカード犯罪対策連絡協議会」が11月に覚書を結んだ。指名手配され、居場所のつかめない容疑者がいれば、警視庁が氏名や生年月日をカード会社側に連絡し、各社がカードの利用状況を随時追う。買い物などで使用されたことがわかれば、カード会社側から金額や店の情報を即座に警視庁に通報する仕組みだ。 事件の内容や適用罪名はカード会社とは共有されない。利用状況を追う期間は原則1カ月間で、必要があれば延長できるという。 2~3週間の照会が1~2日に短縮 これまでは警視庁がカードの… この記事は有料記事です。残り379文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
愛媛で大規模停電、災害派遣を要請 続く大雪、山形で173センチ
強い冬型の気圧配置の影響で24日も各地で大雪が降り、山形県では積雪が170センチに達した。東京都心でも今季初の零下を観測。一方、北海道オホーツク地方の紋別市で23日に起きた大規模停電はほぼ復旧した。25日にかけても東北や北陸地方で大雪となる見込みで、気象庁は交通障害やなだれなどに注意を呼びかけている。 気象庁によると、東京都心では24日未明に、今季初めて0度を下回り、零下0・1度を観測した。午後10時現在の積雪量は、山形県大蔵村で170センチ▽北海道音威子府村で161センチ▽青森市酸ケ湯で140センチなどとなっている。 愛媛県は、久万高原町で起きた大規模停電の復旧の見通しが立たないことから自衛隊に災害派遣を要請した。県によると、雪が原因で要請したのは同県では初めてという。 紋別市では送電線の鉄塔が倒壊し、市内全域で約1万3350戸が一時停電したが、24日午後11時時点で約90戸を残し、復旧した。市は23日夕から10カ所の避難所を設置し、毛布やストーブ、発電機、非常食などを用意。約30人が一夜を過ごした。 2人暮らしの母親と、自宅で布団にくるまって朝を待ったという女性(55)は「この時期には珍しく、夜も零度前後だった。流氷の時期だったらと思うとぞっとします」と話した。 また、北海道遠軽町では、民家の玄関先で女性(87)が雪に埋もれて死亡しているのが見つかった。落雪に巻き込まれた可能性があるとみられる。 九州では、24日早朝には福岡県などに出されていた大雪警報が解除され、同日午前までに大雪のおそれがなくなった。ただ、九州道や大分道、長崎道などの一部区間で積雪による通行止めが日中も続き、福岡と東京や九州各地とを結ぶ高速バスが終日運休するなど交通への影響が続いた。 空の便では日本航空が38便、全日空が28便を欠航した。東海道新幹線は、名古屋市などでの降雪の影響で上下線159本に最大49分の遅れが出た。 25日も冬型の気圧配置は続き、同日午後6時までの24時間に予想される降雪量は、いずれも多い所で、東北、北陸60センチ▽北海道、関東甲信40センチ▽東海、中国30センチ▽近畿20センチ▽九州北部15センチとなっている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
全域停電の北海道・紋別、送電ルート確保で大半解消
有料記事 新田哲史、中野龍三 奈良山雅俊、岡田昇、中沢滋人2022年12月24日 22時00分 北海道内では24日も低気圧の影響が続いたが、大雪や暴風雪のピークは過ぎた。前日から続いていたオホーツク地方を中心とした大規模停電は復旧が進んだ。 北海道電力によると、23日に道内で一時約2万6千戸が停電したが、24日午後8時現在、停電は約1120戸になった。 オホーツク地方では23日午後、紋別市全域、興部町、雄武町、湧別町のほぼ全域で停電した。紋別市内の送電線の鉄塔(高さ約22メートル)が倒れ、別の送電線ルートも倒木で不通となったことが原因という。倒木のあった送電線を復旧し、停電は大幅に解消された。 大規模停電を受け、道は23日夜、2市8町に災害救助法を適用、陸上自衛隊に紋別市への災害派遣を要請した。24日の道災害対策本部会議に出席した北電の瀬尾英生副社長は「多大なご迷惑、ご心配をかけ、心よりおわびする」と陳謝した。 JR北海道によると、列車の運休は、24日午後5時現在、特急15本を含む89本に上った。運転を見合わせている宗谷線(名寄―稚内)と石北線(上川―北見)は、除雪のため少なくとも27日まで運転再開は困難としている。(新田哲史、中野龍三) 北海道紋別市では、23日夕… この記事は有料記事です。残り757文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル