消費者の純粋な感想や口コミに思わせる宣伝手法「ステルスマーケティング(ステマ)」が法規制される見通しになった。有名企業や著名人がステマで炎上するニュースをたびたび目にするが、私たちの足元ではそもそもどれぐらい広がっているのか。 消費者庁は法規制の検討にあたって広告会社など関係業界の59事業者にヒアリングを行った。その結果、ステマをめぐる実態の一端が明らかになった。 「発覚しても謝罪するだけ」 「広告主からのステマの依頼を断ると、『他では受けてもらえた』と納得してもらえないことがある。ネット広告業界に横行しているのが現状」(広告会社) 「ステマの売り上げに対する効果は高く、少なくとも20%程度は増加するという体感を持っている」(同) 「問題が発覚した時のリスク… この記事は有料記事です。残り802文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Le Japon dessine son avenir énergétique en redonnant la priorité au nucléaire
La priorité redonnée au nucléaire par le Japon peine à convaincre dans un pays encore traumatisé par la catastrophe de Fukushima en 2011. « Comment pouvez-vous oublier Fukushima ? », regrettait le 22 juillet Hiromi Ishii, qui avait dû quitter sa maison après la destruction de la centrale nucléaire, lors d’une manifestation contre le […]
岐阜でも大雪、スリップ事故が200件 高山では一晩で30cm積雪
山下周平2022年12月24日 19時54分 冬型の気圧配置が強まった24日、岐阜県内の広い範囲で雪が降った。岐阜地方気象台によると、郡上市白鳥町長滝で79センチ、白川村で67センチ、岐阜市で11センチの積雪を観測した。 高山市では一晩で30センチほどが降り積もり、早朝から雪かきに追われた住民からは「あまりに一気に積もったので、びっくりした」などと悲鳴が上がった。一方で、観光名所「古い町並(まちなみ)」では外国人観光客らが一面の雪景色を写真に収めるなどして楽しんでいた。 県警によると、24日午前0時~正午、積雪や凍結による車のスリップ事故が200件発生し、11人が軽傷を負った。気象台は25日朝も冷え込むとして、路面の凍結に注意するよう呼びかけている。(山下周平) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ステマ「野放し」日本でも規制へ 何が対象か「線引き難しい」の声も
広告であることを悟られないようにひそかに宣伝するステルスマーケティング(ステマ)。法規制が進む欧米に比べ、野放しだった日本の現状はどうなっているのか。規制が始まれば、どのような行為がステマと判断されるのか。(寺田実穂子、小泉浩樹) ステマと認定される行為の線引きについては消費者庁の有識者検討会で議論が重ねられ、方向性が見えてきた。何が規制の対象となり、何が外れそうなのか。 基本的な線引きは、消費者が表示を広告だと判別できるかどうかだ。「広告」「PR」といった記載をすれば、原則、ステマとは判断されない。 ただ、広告なのかどうか不明瞭な場合はステマとみなされる可能性がある。 ユーチューバーが「純粋にいい商品と思って紹介しても…」 例えば、冒頭で「広告」と記… この記事は有料記事です。残り882文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
イブにホテル客を魅了した演奏会 高1部員の企画書に担当者は動いた
きっかけは1枚の企画書だった。 福岡雙葉中高のハンドベル部に所属する高校1年の川端飛鳥さん(16)が10月上旬、福岡市博多区のホテル日航福岡に、演奏会開催に向けた交渉を始めた。 「新型コロナウイルスの影響で、高校2年の先輩たちの演奏会中止が続きました。来春引退する先輩たちが演奏を披露する場を探しています」 企画書を手にした、ホテル企画室課長代理の国松克子さんは「誰かを思って行動することの美しさを感じた」と、すぐに総支配人らに打診した。 ホテルでもコロナの影響で… この記事は有料記事です。残り629文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
口コミを装う「ステマ」規制へ 全媒体に適用、「世論操作」は対象外
広告であることを隠し、消費者の純粋な感想や口コミを装って宣伝する「ステルスマーケティング(ステマ)」の規制に消費者庁が乗り出す。広告だと認識できないようにする手法は消費者を誤認させ、合理的な商品選択を阻害する恐れがあると判断した。商品やサービスに関する不当表示を規制する景品表示法に基づく告示で来年度、禁止行為に加える方針だ。 消費者庁の有識者検討会が近く規制のあり方について提言をまとめる見通しで、同庁は提言を踏まえて具体的な制度設計に着手する。公聴会開催などの手続きを順次進める。 ステマは、実際は金銭などの対価がある広告なのに中立的な立場を装って行っている広告を指す。SNSでの投稿やECサイトのレビュー、プラットフォーム上の口コミ投稿などで指摘されている。有名企業や著名人、SNSなどで影響力のある「インフルエンサー」によるステマがたびたび表面化してきた。 ただ、現行の景品表示法は商品やサービスが実際より優れているように宣伝する不当表示などを禁止しているものの、広告であることを隠すステマ行為は規制の対象外になっている。 消費者庁は、広告だと知っていれば消費者はある程度誇張が含まれているととらえ商品の選択でも考慮できるものの、広告だと分からなければ合理的な選択ができなくなると判断。同法に基づく告示で指定されている禁止行為に、新たにステマを「事業者の表示であることを判別することが困難」な表示として追加する方向だ。 規制の対象は、広告を依頼する広告主とする。「広告」「プロモーション」「PR」といった文言で広告だと明示しないステマ行為が行政処分の対象となる。ステマにあたる書き込みを行った側は、行政処分の対象外となる。 規制はネットに限らず、新聞… この記事は有料記事です。残り287文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
総事業費15兆円の「TOKYO強靱化」 地震に9.5兆円 東京都
東京都は、2040年代までの長期防災計画を23日に公表した。都の各部局が個別に取り組んできた地震や風水害などの対策事業を初めて一つにまとめた。事業費は総額15兆円規模。このうち23年度からの10年分は6兆円規模で、13~22年度の防災関連事業費の1・5倍にあたる。 計画は「TOKYO強靱(きょうじん)化プロジェクト」。関係部局が目標を共有し、事業の実効性を高める狙いがある。起こり得る危機として、地震▽風水害▽噴火▽電力・通信の途絶▽感染症――の五つを挙げて被害想定や対策などをまとめた。 分類別に事業費を見ると、最大は「地震」の9兆5千億円。00年に強化された現行の耐震基準を満たさない木造住宅約20万戸を中心に耐震化を進め、19年時点で80%台後半と推計される都内住宅の耐震化率を40年代までに100%に引き上げる。達成すれば、死者総数約6千人などの被害を想定する都心南部直下地震(最大震度7)が起きた場合、建物の倒壊による死者を今の想定の16%の約500人に減らせると見込む。 「海面60センチ上昇」への対応は 木造建物の密集地域では建て替え支援などで不燃化を進める。これまでは必要性が高い重点整備地域(約3350ヘクタール)が中心だったが、今後はそれ以外の密集地域(約3千ヘクタール)でも対策を始める。 「地震」に次いで大きい「風… この記事は有料記事です。残り425文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東北からやってきた昭和生まれの救世主? 兵庫・北条鉄道
【前面展望動画 運転士の解説付き】北条鉄道 キハ40形 運転台アングルも=白井伸洋撮影 「自分がスターになったようで、思わずにやけましたよ。うちの会社でこんなことが起こるなんて」 北条鉄道(兵庫県加西市)で旧国鉄時代の気動車「キハ40形」の運行が始まったのは今年の3月13日。デビューの日の運転を任された運転士・天野純志さん(42)は、その時のことを思い出すと今も興奮がよみがえる。 駅のホームや沿線は鉄道ファンや沿線住民らであふれた。もちろん列車は満員。乗れない人も多くいたという。 「キハが来ただけで、こんなお祭り騒ぎになるんですね」 今回、特別な許可なしには立ち入れない同社の「キハ40形」の運転席にカメラを設置。国鉄型車両から見える沿線風景やアナログな運転台を操作する運転士の訓練された技術を撮影。実際に乗っているような臨場感のある映像を届けます。 北条鉄道は元国鉄北条線を引き継いだ第三セクター鉄道。沿線は田園風景が続き目立った観光地もないため経営は赤字続き。2020年度の決算は2300万円の赤字だった。 救世主は300万円で購入した中古車両 しかし21年12月、昭和生まれの救世主が東北地方からやって来た。 クリーム色がかった白色に青… この記事は有料記事です。残り757文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
1億円残して孤独死する人も 迫る2025年問題、広がる終活支援
サンシャインシティなど超高層ビルが立ち並ぶ池袋。高齢者でにぎわう巣鴨。二つの街が位置する豊島区は、区と市では、一人暮らしの高齢者が日本一多い。国勢調査(2020年)によると、65歳以上の人口に占める一人暮らしの割合は36%にのぼる。 東京都監察医務院の統計によると、単身世帯で自宅で亡くなる「孤独死」をした65歳以上の高齢者は、20年に23区内だけで約4200人に達した。5年前より1千人以上も増えた。 豊島区の20年の孤独死は137人。5年前は129人だった。区は「終活あんしんセンター」を開設し、今年4月から23区では初めて、終活情報登録事業を開始した。 「横須賀市の『私の終活登録』についてテレビで見て、こうした制度ができれば、私も登録したいと思っていました」。5月末に終活登録した豊島区在住の女性(79)と話す。 子どもはおらず、数年前に夫を亡くした。有料老人ホームへの入居も考えたが、親族や友人がいる同区へ引っ越し、持ち家のマンションで一人暮らしをしている。女性は、親族や夫の遺産を相続しており、海外で学校をつくる事業に寄付もした。「身内が少ないので、自分が死ぬと財産が国のものになったら困ると思い、元気なうちに遺言書を作成し、そのことも含めて登録しておこうと思った」と語る。 団塊の世代が全員75歳以上になる2025年まで、あと2年あまり。孤独死の急増に備え、都内では様々な取り組みが広がっています。 「自分も散骨を」 区に託した死後のこと 豊島区では緊急連絡先、献体… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
金乱掘の果て、尽きて朽ちても漂う生命感 佐渡島の北沢浮遊選鉱場跡
有料記事 文・茂木克信、写真・岩下毅2022年12月24日 15時00分 聞こえるのは、川のせせらぎ、鳥のさえずり、吹き抜ける風の音。日本海を望む山あいの一角で、朽ちゆく巨大なコンクリートの構造物が、静かな時の流れに身を委ねていた。 朽ちゆくコンクリートの壁面や柱にツタが絡みつき、雑草が生い茂る。物言わずそびえ立つ廃虚が、不思議な生命感を漂わせている。 佐渡島(新潟県佐渡市)の北西部に残る北沢浮遊(ふゆう)選鉱場(せんこうば)跡。斜面に沿って9層が階段状に連なる。高さ35メートル、広さは東西115メートル、南北80メートルに及ぶ。 日中戦争が始まった1937年以降、金などの増産が国策となった。同年から佐渡金山に新たに造られた施設の一つが、この選鉱場だった。 施設では鉱石を細かく砕き、薬品を加えた水槽の中でかき混ぜ、生じた泡に付着した金を含む砂状の鉱石を回収した。回収後は近くにあった大間港から、香川県の直島製錬所へと運んだ。 記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員登録すると応募できるプレゼントもあります。2023年1月1日(日)締め切り 40年、佐渡金山の金産出量… この記事は有料記事です。残り975文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル