2022年1月8日 11時00分 ふつう陸上で鳴き袋を膨らませて鳴くツチガエルが、水中でも鳴くことを生態学者の鹿野雄一・九州大准教授が発見した。動画をネットで公開している(https://youtu.be/bJHjFg_vDF8 )。 水中では鳴き袋を使わず、腹部を動かして「ギュウギュウ」と鳴く。声の間隔は陸より短く、音程は低かった。野外調査中に偶然気づき、撮影に成功した。 「なぜわざわざ水中で鳴くのか、シンプルに不思議」。陸で鳴くトノサマガエルなども水中で鳴くかもしれないという。発見は意外と身近にあるかも。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
あちこちに「虎澤さん」 名字の謎探り、焼き物のまちを歩いた
岐阜県土岐市の土岐津町地区には「虎澤(沢)さん」が多いらしい。電話帳を見ても20軒以上ある。寅(とら)年の話題にできるのではと取材を始めた。 まず、姓氏研究家の森岡浩さんに聞いてみた。そもそも「虎」のつく名字は少ないらしい。最も人数が多い「虎谷さん」がようやくランキング1万位以内に入っている。次いで多いのが「虎澤(沢)さん」だという。森岡さんは「少ない理由は、日本には虎はいないからではないか」とみる。 名字は地名との結びつきが強いと森岡さんは話す。そのことを念頭に、「虎澤さん」を訪ねることにした。 土岐津町地区に「虎」がつく地名はない。虎澤さんが最も集まっているのはこの土岐津町の一角で、地元で「上田」と呼ばれる場所だ。 最初に話をしてくれたのは「虎澤製陶所」代表の男性(63)。もちろん虎澤姓。「山兵(やまひょう)」の屋号で食器やカップを作っている。「学校のクラスに3、4人は虎澤さんがいたよ」 先祖代々の戒名がまとめられ… この記事は有料会員記事です。残り1561文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「あわじ花さじき」でストックの花見ごろ 兵庫・淡路
白井伸洋2022年1月8日 12時00分 兵庫県淡路市の県立公園「あわじ花さじき」で、ストックの花が見ごろを迎えている。訪れた人たちは、色とりどりの花と一緒に写真を撮るなどして楽しんでいた。 同園によると赤や白、紫などの5色、約1万1千本が植えられている。また、ハクチョウ2羽が向かい合うようなデザインでも植えられていて、展望デッキから楽しむことができる。冬の寒さに強い花で、2月中旬まで見ごろが続くという。 同園では新型コロナ対策として、来園者に対し、マスクの着用や、観賞の際はソーシャルディスタンスを保つよう呼びかけている。(白井伸洋) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
柔道ダブル優勝の中学生姉弟が一日署長 110番の利用でお願い
星乃勇介2022年1月8日 10時30分 「110番の日」の1月10日にあわせ、宮城県気仙沼市の道の駅「大谷海岸」で7日、気仙沼署が適正な通報を訴える啓発活動をした。地元の市立津谷中3年、佐藤美涼さん(15)と同2年、悠太さん(13)の姉弟が一日署長になり、来館者に110番の正しい利用の仕方が書かれたチラシを配った。 2人は2021年夏の中体連県大会の柔道個人戦でダブル優勝。2020東京オリンピックで柔道初の、きょうだいで同じ大会で金メダルに輝いた阿部兄妹を見て、署が力を借りた。 美涼さんは「本当に困っている人が迷惑するので(110番は)緊急時のみに」、悠太さんも「すぐ駆けつけてほしい時だけ使って」と口をそろえた。 同署によると21年の110番件数は県全体では11万件。管内では1400件でうち2、3割が免許更新や困りごとの相談といった緊急性のないものだった。「110番は緊急通報のためのもの。問い合わせは警察署にしてほしい」と呼びかけている。(星乃勇介) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
築170年 2つの大地震に耐えた「奇跡」の古民家 岐阜
会員記事 ライター・森川洋2022年1月8日 10時30分 築170年。国内最大級の内陸直下型地震、濃尾地震にも耐えた民家が、震源域の岐阜県本巣市にある。幾多の風雪を乗り越えた古民家は、管理しきれなくなった元庄屋の家主に代わり、小さな子ども3人を育てる家族に引き継がれた。 本巣市早野(旧糸貫町)。岐阜市の西、特産の富有柿の果樹園が広がるなか、その古民家は一頭地を抜く存在感を放つ。土塀と蔵のある敷地は、約2千平方メートル。大きな切り妻屋根の母屋は1、2階合わせて約360平方メートルもある。 この家に残る和とじの「居宅仕様帳」には、建てられたのは「嘉永五年十二月吉日」と墨書されている。西暦1852年。ペリー来航の前年だ。基本的な間取りは居宅仕様帳と変わっておらず、修理の記録もない。 10年ほど前、本巣市教育委… この記事は会員記事です。残り1257文字無料会員になると月5本までお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ミスユニバーシティ初代グランプリが一日署長 110番の大切さ啓発
松浦和夫2022年1月8日 10時30分 10日の「110番の日」を前に、滋賀県警長浜署は7日、2019ミスユニバーシティ日本大会のグランプリを獲得した立命館大4年の長澤佳凜(かりん)さん(21)=大津市=を一日署長に迎えて、啓発活動をした。 ミスユニバーシティ日本大会は全国の大学生や専門学校生を対象にしたミスコンテストで、長澤さんは初代のグランプリに輝いた。長浜市にある長浜蒸留所とコラボしてウイスキーを開発したことから、長浜署が一日署長を依頼した。 県警通信指令課によると、県内では昨年、11万3558件の110番通報があったが、そのうち約1万件は間違いや無言電話などで無効とされた。 長澤さんは中心市街地の長浜大手門通り商店街を署員と歩き、正しい110番のかけ方や使い方を呼びかけるチラシなどを住民や観光客らに配った。 長澤さんは「大好きな滋賀県でこのような活動ができることは光栄です。地域の人に110番の大切さを呼びかけることができてうれしい」と話した。(松浦和夫) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡県で新型コロナ135人感染 9月26日以来の100人超発表
福岡県は7日、新たに135人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内の1日あたりの新規感染者数が100人を超えるのは、昨年9月26日以来。 このうち53人は福岡市の確認で、帰省などで沖縄県や関東、中国地方など感染が拡大している地域と往来した人が多いという。このほか、北九州市の確認が27人、久留米市の確認が10人、県の確認が45人。 また、県は計8人の変異株「オミクロン株」感染も公表した。このうち4人が市中感染という。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
沖縄、山口で成人式の延期や中止相次ぐ レンタル業者対応に追われる
新型コロナウイルスの感染の急拡大を受けて沖縄、山口両県内では、市町村などが主催する成人式の延期や中止の決定が相次いでいる。 「まん延防止等重点措置」の適用対象で、9日に予定されていた式の延期が決まった山口県岩国市内の貸衣装店では7日、店員らが対応に追われていた。 市中心部の麻里布町にある大進創寫舘(そうしゃかん)岩国店の2階では、着付けのために用意した振り袖や帯、小物セットがずらり。市内の予約分だけで約140人分あるという。1人分ずつ衣装ケースに入れていた振り袖をしわにならないよう取り出す作業が続いている。店長の向井直美さん(38)は「急ピッチでやることが多いが、なんとか乗り切りたい」と話す。 市が延期を発表したのは4日。すぐに予約客に電話をかけ、やっと半数以上と連絡がついた。向井さんは「追加料金なしで日程変更できるので、ほとんどはキャンセルなしで済んでいるけど、この先は見通せない。早く日程が決まってほしい」と気をもんだ。 山口県内では、岩国市に隣接し、重点措置の適用対象の和木町など県東部の市町で式の延期が相次いでいる。 沖縄県では、8日以降に成人式を予定していた24市町村のうち14市町村が中止や延期を決めた。開催する市町村も、会場で抗原検査をしたりマスクを配布したりといった対策をとるという。 9日に市内17中学校区ごとに式を開催予定だった那覇市では全校区が中止や延期に。浦添市は2部制で開くことも検討したが、8月に延期。座間味村は6日、式に参加予定だった12人の新成人に中止の決定を電話連絡した。担当者は「みんな『感染拡大が急だから仕方がないね』という反応だった」。後日、祝いの品を送付するという。 名護市は式に出席する新成人を代表らに限定し、その様子をYouTubeにオンライン配信する。南城市は式は取りやめ、記念撮影のみとする。(前田健汰、棚橋咲月、吉田啓) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
那須サファリに県警が家宅捜索 園は「トラに責任ある事故ではない」
津布楽洋一、池田拓哉2022年1月8日 7時07分 栃木県那須町の「那須サファリパーク」で飼育員3人がトラに襲われて負傷した事故で、県警は7日、同園を業務上過失傷害容疑で家宅捜索し、トラに関するマニュアルなど関係書類を数十点、押収した。 県警本部と那須塩原署の捜査員約20人が、時折小雪が舞うパークの駐車場に集合。午前9時半、書類を入れる段ボール箱を抱えて、次々に事務所に入った。 署によると、けがをした飼育員は治療中で、話を聞くことはできていない。押収した資料を精査したり関係者を聴取したりして、慎重に捜査をすすめる。 園はホームページやツイッターで「再発防止策が整うまで臨時休園」と掲示。事故原因は調査中だが「少なくともトラに責任がある事故ではない」「トラのケアも誠心誠意行っていく」としている。 ◇ この事故にからみ、県動物愛護指導センターは、同園に対し再発防止を求める行政指導をした。 事故が発生した5日、動物愛護法に基づいて立ち入り検査。その際、前日の営業終了後にトラが獣舎に入ったことを飼育員が確認していなかったとみられることが判明。再発防止の報告書を提出するよう、口頭で指導したという。 同センターによると、獣舎の堅牢性に問題はなく、園が定めた飼育手順マニュアルの不徹底が事故につながった可能性が高いと考えられる。見目晃彦所長補佐は「一度に3人が負傷するかつてない重大事故。過去にも飼育員が負傷する事故が2度起きており、再発防止策の徹底を求めたい」と話した。(津布楽洋一、池田拓哉) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
首都圏の大雪で半分近くが通行止め 首都高などの対策と課題は
山本孝興2022年1月7日 20時00分 東京都心で4年ぶりに10センチに達した6日の降雪の影響で、首都高速道路などでは通行止めが相次いだ。高速各社は事前に態勢を整えてはいたのに、なぜこうなったのか。 全26路線のうち、中央環状線など最大14路線が通行止めとなった首都高速。7日午後6時時点でも、湾岸線など一部で雪による通行止めが続いている。 首都高によると、最初に通行止めになったのは11号台場線で6日午後4時11分だった。その約20分前にレインボーブリッジで軽トラックが横転し、安全な運転ができないと判断した警察の要請を受けて実施した。6号向島線などほかの路線でも事故が相次ぎ、警察からの要請で順次通行止めにしたという。 同社は気象庁や民間気象会社の予測を元に、降雪前日の5日にはホームページなどで冬タイヤの装着や通行止めの可能性を周知し、6日は雪が降り始める前に凍結防止用の「塩水」をまいて備えていた。 だが、気象庁は今回、6日朝の時点で東京23区での24時間積雪深を多いところで1センチと予想していたが、6日昼前の予報で5センチに増やした。大雪警報が出たのは、都心で雪が本格化した6日夕。事前の予測を上回る降雪だったため、事故が多発した。 地面に面さず冷えやすい高架を走る部分が多い首都高特有の事情もあり、多くの通行止めにつながったという。 NEXCO東日本管内でも、横浜横須賀道路の2路線が通行止めとなった。NEXCO各社は今冬から、大雪が予想される場合、3時間前から予防的に通行止めを周知、実施する運用を始めている。 国土交通省やNEXCO、地元自治体などで構成する情報連絡本部会議で協議し、道路各社がホームページなどで周知する。ただ、実施基準は大雪特別警報級の豪雪だ。今回はそこまでの予測ではなかったうえ、大雪警報も雪が降り始めた後の発令だった。このため本部会議は開かれず、警察からの要請を受けての通行止めになったという。 高速道路会社の担当者は「大雪時には高速道路と平行する国道が同時に止まることもあり、緊急車両の通行の支障にもなる。大雪が予測される際は車での不要不急の外出は控えて欲しい」と話している。(山本孝興) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル