小西良昭2022年1月5日 7時30分 お笑いコンビ「麒麟(きりん)」の川島明さんが出身地・京都府宇治市の観光スポットを紹介する動画が、市などの公式ユーチューブ・チャンネルで配信されている。 タイトルは「麒麟川島明のぶらりふるさと宇治で新発見!」。宇治川沿いの「お茶と宇治のまち歴史公園」で茶を味わい、萬福寺(まんぷくじ)で寺の謎を探る内容だ。 動画では18歳まで過ごした故郷と自身を「宇治川は川島明の源流。流れ流れて今、大活躍!」とPR。市の担当者は「動画を見て次は市に来てほしい」。(小西良昭) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
サイバー攻撃受けた徳島・半田病院 約2カ月ぶりに通常診療全面再開
斉藤智子2022年1月4日 17時30分 サイバー攻撃を受けて電子カルテシステムが使えなくなった徳島県つるぎ町の町立半田病院が4日、システムを復旧し、全13の診療科で約2カ月ぶりに通常診療を全面再開した。小児科と産科以外で中止していた救急や新規患者も再び受け入れられるようになった。 この日訪れた患者らは、再び動き始めた再来受付機で次々と受け付けをした。隣町から来た男性(59)は「田舎では貴重な病院。ほっとしている」と話した。 同病院の電子カルテシステムは昨年10月末、データの復元と引き換えに金銭を要求する「ランサムウェア(身代金ウイルス)」に感染。病院内の十数台のプリンターから英文の「犯行声明」が印字された。8万5千人分の患者データにアクセスできず、会計システムで診察費の請求もできなくなったため、一部の診療科をのぞき、新規患者らの受け入れを中止した。 再来受付機での受け付けが再びできるようになった=2022年1月4日午前9時23分、徳島県つるぎ町、斉藤智子撮影 同病院は、交渉には一切応じず、従来のサーバーを復旧。地域の要望を受けて11月中旬に小児科と産科を再開し、受け付けや会計処理を担う医事会計システムや電子カルテシステムを順次、使えるようにした。今後、検査機器などとの接続や、システムを使えなかった約2カ月間のデータ入力などを進めるという。 復旧した電子カルテシステムについて報道陣に説明する須藤泰史医師=2022年1月4日午前10時24分、徳島県つるぎ町、斉藤智子撮影 今のところ、個人情報が流出した情報は寄せられていないという。病院事業管理者の須藤泰史医師は「電子カルテが見られるとわかったとき、涙が出た。休みなく出勤してくれた仲間と喜んだ」と語った。 丸笹寿也事務長は「有識者会議を設けて、原因究明をし、二度と起こらないように対策を講じる」と話した。減らしていた入院患者や手術も、以前の水準に戻していくという。(斉藤智子) 病院の出入り口には、通常診療に戻ったことを知らせる紙が貼り出されていた=2022年1月4日午前11時47分、徳島県つるぎ町、斉藤智子撮影 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
警察署でオミクロン株のクラスターか 京都府
京都府は4日、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に、新たに11人の感染が確認されたと発表した。府内の同株の感染者は52人になった。11人のうち綾部市の20代男性と長岡京市の40代男性は、これまで同株の感染者が3人判明していた京都府警南丹署の署員で、府は同株のクラスター(感染者集団)とみている。同株のクラスターは府内で2例目。 11人はいずれも府内在住の10~90代の男女で、軽症か無症状だった。3人を除いてワクチンを2回接種済みだった。府によると、全員が先月31日までに入院しているという。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
顔見ぬ人から届いた1万1千円 孤独な父親、つながり求めたSNS
宮城県の沿岸部に住む男性(48)は昨夏、いつもは一つしか買わないアイスクリームを三つ買った。小学生になる2人の子どもは、うれしそうに食べた。 ツイッターで知り合った「普通の会社員」を名乗る見知らぬ人から3回に分けて届けられた計1万1千円のおかげでできた「ぜいたく」だった。 「滞っている支払いができない」「寝ている間は嫌な夢ばかり」。ツイッターで、ひとり親であると明かし、ほかのひとり親のアカウントを参考にして、決済アプリ「PayPay(ペイペイ)」のIDも載せていた。「頂ければラッキー」程度の軽い気持ちだった。だが2カ月後、「投稿を見て、支援したい気持ちになりました」というメッセージと共に、お金が届いた。 海に注ぐ河口の公園に立つ男性。この公園には、子どもを連れてたまに遊びに来るという=2021年12月9日、宮城県、関田航撮影 男性は3年前に離婚。同じ境遇の人たちとつながりたいと2020年1月、ツイッターのアカウントを開設した。転職をしようと会社を辞めた直後、コロナ禍がやってきた。学校が休校になり、子どもを置いて外に働きに出られない。オンラインでできる仕事は見つけられず、2020年末には貯金が尽きた。 両親は近くに住んでいる。前の職場の同僚も、困った時は声をかけてといってくれる。でも、頼る気持ちにはなれない。「恥ずかしいし、みっともない」。自分の経済状況をさらしたくないからだ。 行政に何度か生活保護を勧められたが、申請すれば家族に連絡が行く。窓口の職員も大体知り合い。「田舎では『何で男一人で子どもの面倒見ているの』と言われる」。離婚したことを伝えていない知人もいる。 それがツイッターでは吐き出せる。「どこの誰かお互い知らないからこそ、何でもおおっぴらに話せるし、頼りやすいのかも」 SNSなどを使って見知らぬ人からお金や物資の支援を募る動きは、10年ほど前から現れ始め、コロナ禍で顕著に増えた。SNS分析ツール「ブランドウォッチ」で、プロフィル欄に「欲しいものリスト」と書いているアカウントの数を集計すると、18年は2800件ほど。その後、年に1千件程度増えていたが、21年は1年間で3千件以上増え、約8200件だった。 オンラインでの支援を後押しする動きもある。 ネット通販大手アマゾンは20年11月、困窮者らを支援できる応援プログラムを始めた。その一つがひとり親家庭を対象にしたもので、ほしい物を登録しておくと、住所や氏名を明かすことなくプレゼントが受け取れるシステムを活用。「ハートフルファミリー」などの支援団体に「特別児童扶養手当」の写しを提出し、子どもの学用品や食料品など計10万円分までを「ほしい物リスト」で募ることができる。特設ページにほしい物リストが一覧でまとめられ、支援したい人は、そこから購入してあげたい商品を選ぶだけだ。 仮想空間と現実空間が融合すれば人間は、もっと幸せになれる――。コロナ禍がそんな未来社会の青写真を大きく揺さぶりました。記事の後半では、ロボットと暮らし始めた76歳女性の話を紹介します。 特に非正規雇用が多いひとり親家庭では、コロナ禍の影響が大きい。「継続的に支援できるように」と始められた。 支援団体によると、食洗機が届けられたケースも。理事の西田真弓さんは、「現代版の『あしながおじさん』です」という。 背景には「日本社会の恥の意識」 顔すら知らない相手と、支え合う。ネットのつながりは、困難に直面する人たちを支える「切り札」になるのか。 英国の慈善機関「チャリティ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪府で124人、感染確認 オミクロン株は58人判明
2022年1月4日 20時00分 大阪府は4日、府内で新たに124人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。1日あたりの新規感染者が100人を超えるのは、112人だった昨年10月14日以来。新たな死者は確認されなかった。府内の感染者は延べ20万4186人となり、死者は計3064人のままだった。 また府内で新たに58人が変異株「オミクロン株」に感染していることも判明した。10歳未満~70代の男女で、うち56人に海外渡航歴がないという。府内でのオミクロン株への感染確認は計145人となった。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
3カ月ぶり、全国で1千人超感染 北海道や長崎でもオミクロン株確認
新型コロナウイルスの国内感染者は4日、午後9時現在で1268人が確認され、昨年10月6日以来約3カ月ぶりに1千人を突破した。変異株「オミクロン株」は新たに北海道と長崎県でも初確認され、朝日新聞の集計で30都道府県に及んだ。新たに発表された死者は1人だった。 国内最多の225人だった沖縄県のほか、東京都(151人)と大阪府(124人)、広島県(109人)で100人を超えた。空港検疫では、過去最多の117人にのぼった。 オミクロン株の新たな感染判明では、大阪府内の58人中、56人に海外渡航歴がなかった。東京都で8人、京都府で11人、福岡県で7人と、都市部を中心に広がりを見せている。北海道で初確認された1人は、関西方面から札幌市に帰省中の40代男性で、道外での感染とみられるという。長崎県で初確認された2人はいずれも、市中感染が起きている他県からの帰省者だったとしている。 各地の米軍基地で集団感染が起きている。沖縄県では225人のほかに、米軍関係者だけで164人を数えた。青森県三沢市の発表では、昨年12月26日から今月3日までに、米軍三沢基地関係者の感染者数が60人にのぼった。山口県岩国市にある米軍岩国基地は4日、関係者47人の感染を発表。同県で同日感染が判明した79人のうち、62人が岩国市在住だった。 隣接する広島県の湯崎英彦知事は同日、岩国基地内での感染者情報の提供や感染防止対策の徹底などを求める緊急要請の文書を、同基地司令官らに郵送したと発表した。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福島・猪苗代ボート死傷事故、被告を保釈
飯島啓史2022年1月4日 23時03分 福島県会津若松市の猪苗代湖で2020年9月、小学生の男児ら3人がモーターボートに衝突され死傷した事故で、業務上過失致死傷の罪に問われた同県いわき市の会社社長佐藤剛被告(44)が保釈されていたことが4日、関係者への取材で分かった。 佐藤被告は昨年12月27日の初公判で「私の運転しているボートで事故を起こしたことは間違いありません。ただ、被害者が浮いているのは全く見えませんでした」と述べ、弁護側は起訴内容を否認していた。 起訴状によると、佐藤被告は20年9月6日午前11時ごろ、所有するボートで湖面を時速約15~20キロで航行。前後左右を適切に見張らず安全確認も不十分のまま、ザップボードに乗るために湖面上に浮かんでいた千葉県野田市の小学3年生豊田瑛大君(当時8)らに衝突して瑛大君を死亡させたほか、母親の両足を切断するなど2人に重傷を負わせたとされる。(飯島啓史) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ロシアの射撃訓練で使う「標的船」? 能登半島に漂着 海保が調査へ
平川仁2022年1月4日 21時00分 4日午前8時半ごろ、能登半島の先端に位置する石川県珠洲市真浦町で、釣り人から「大きな船が岸に近づいている」と118番通報があった。駆けつけた能登海上保安署員が岩場に漂着している船を確認した。 七尾海上保安部によると、船は目視で全長約50メートル、幅約8メートル。10本ほどのポールが立ち、間にネットのようなものが張られていた。船上や付近に人影は確認されなかった。船体にはロシア語や「436」という数字が書かれていた。ロシアで射撃訓練の際に「標的船」として使われるとされる船に似ているという。 荒天で人が近づけないため、同保安部は天候の回復を待って調査するという。(平川仁) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
滋賀県で40人感染、昨年9月以来の40人台 飲食店でクラスター
滋賀県は4日、新たに40人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。この1カ月の日々の新規感染者はゼロから10台前半だった。40人台となるのは昨年9月23日以来。また、感染拡大を受け、5段階ある警戒レベルについて、「0」から「1」へ1段階厳しくした。 県によると、年末年始に複数の飲食店でクラスター(感染者集団)が発生した。三日月大造知事は、感染の不安を感じる人に対し、先月末から県内17カ所で始めたPCRの無料検査を積極的に受けるよう呼びかけた。(菱山出) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
米軍岩国基地に緊急要請 広島知事、感染の情報提供・対策徹底求める
広島県では4日、新たに109人の新型コロナ感染が発表された。1日の発表が100人を超えるのは昨年9月15日以来。新型コロナの変異株「オミクロン株」への感染も新たに広島市で9人が確認された。 広島県の湯崎英彦知事は4日、山口県岩国市の米軍岩国基地で大規模感染が発生したことを受けて、基地内での感染者に関する情報提供や、感染防止対策の徹底を求める緊急要請の文書を、米軍岩国基地司令官と在日米国大使館臨時代理大使に郵送した。 緊急要請では、基地の大規模感染の原因を速やかに究明し、情報提供を適切に行う▽基地内外での基本的な感染防止対策を徹底する――など4点を求めた。 また、湯崎知事はこの日、年頭の職員へのあいさつで、「再度コロナの感染拡大が懸念される状況となり予断を許さない。引き続き気を引き締めていきましょう」と呼びかけた。「オミクロンの市中感染が今後全国的に流行するのではないか。別の重篤な症状を呈する変異株が生まれるかもしれない。非常に不透明な状況にある」との懸念も示した。(比嘉展玖) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル