寒波 2023年1月23日 21時00分 JR西日本は23日、強い冬型の気圧配置による大雪に備えて、一部の路線や区間で、運休を決めたと発表した。JR西は最新の情報に注意するよう呼びかけている。 JR西近畿統括本部によると、近畿エリアの山陰線や舞鶴線などの一部区間について、24日午前中から順次運休する。「こうのとり」や「スーパーはくと」など特急も計33本が運休する。 中国エリアでは、山陰線と因美線、伯備線、境線、木次(きすき)線の一部区間について、24日午前中から順次運休する。また、北陸エリアの大糸線や越美北線でも、一部の列車の運休を決めた。 25日も引き続き運休の可能性があるという。最新の運転状況は、JR西のホームページ(http://trafficinfo.westjr.co.jp/list.html)で確認できる。 高速道路でも通行止めの可能性がある。ネクスコ西日本によると、25日午前0時までに、第二京阪道路や京滋バイパスなどの一部区間を通行止めにする可能性があるという。不要不急の利用を控えるよう呼びかけている。最新の道路状況はアイハイウェイ(https://ihighway.jp/)で確認できる。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
教団側と「和解合意書」2500万円の返金、担保に差し出されたのは
「和解合意書」 関東地方に住む旧統一教会元信者の70代女性と教団側で、こんな文書が作られたのは2020年9月。相手方は、地元の教会の「信徒会代表」を名乗る人物だった。 代理人の川井康雄弁護士によ… この記事は有料記事です。残り623文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 旧統一教会問題 2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
旧統一教会側、裁判以外で元信者と46件和解 コンプラ宣言後も
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の元信者が教団側に過去の献金などの返金を求めた結果、一部や全額が返金された事例が民事裁判以外に少なくとも46件あることが、全国霊感商法対策弁護士連絡会(全国弁連)への取材でわかった。元信者が求めた返金は、教団が2009年に出した「コンプライアンス宣言」以降に献金するなどした分を含んでいた。 教団の高額献金や印鑑などの物品販売をめぐっては、教団側の使用者責任や不法行為が22件の民事裁判で認定されているが、今回の46件は裁判になっておらず、これとは別。教団が民事裁判以外にも、元信者との間で、コンプラ宣言後の行為でも複数のトラブルを抱えていたことになる。 教団をめぐっては、信者による不安をあおった印鑑販売などが09年2月に刑事事件化した。教団は翌3月までに「先祖の因縁等を殊更に結びつけた献金奨励・勧誘行為をしない」「経済状態に比して過度な献金とならないよう配慮する」などのコンプラ宣言をし、信者らを指導してきたと説明している。 全国弁連は昨秋、教団によるコンプラ宣言と実態がかけ離れていることを示そうと、各地の所属弁護士を通じて元信者が09年3月以降の献金などの返金を求めた事例を集計。その過程で、教団側と裁判外で和解した事例が、少なくとも46件(46人)あることがわかった。 46人が入信した時期は1976年ごろ~2016年8月で、うち少なくとも9人はコンプラ宣言よりあとの10年以降の入信だった。返金を求めたのは、入信して以降の合計14億円余りの献金や物品購入など。このうち3割超の計約4億7千万円分が、09年3月以降だった。交渉の結果、教団側は全額や一部について返金に応じたという。全国弁連は「それぞれの事情が異なり、返金額がひとり歩きするおそれがある」などとして返金された額や割合は明らかにしていない。 文部科学省などによると、1994年以降、教団の使用者責任や不法行為が認められた民事裁判は少なくとも22件ある。このうち3件は09年3月以降の教団側の行為も含んで賠償責任が認められている。政府は、教団の解散命令請求も視野に、コンプラ宣言が守られているかどうかについても調べている。 民事裁判以外の元信者との返金をめぐるトラブルについて、教団は「現在進行中の質問権にも関わる内容のため、回答は控える」としている。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
公共工事の価格教えた見返りにゴルフ代など収賄容疑 福島県職員逮捕
福島県発注の公共工事をめぐり、設計価格を教えた見返りに金品を受け取ったなどとして、県警は23日、県中農林事務所農村整備課主査の寺木領(おさむ)容疑者(44)=福島県会津若松市湊町=を収賄容疑で逮捕し、発表した。 また、金品を贈ったとして会津坂下町の土木建築会社「マルト建設」の社長上野清範(きよのり)容疑者(45)=同町牛川=と同社の取締役棚木光弘容疑者(59)=会津若松市一箕町松長3丁目=を贈賄の疑いで逮捕した。県警は3人の認否を明らかにしていない。 捜査2課によると、寺木容疑者は会津農林事務所農村整備課主査だった2020年3月から22年4月ごろまで、同事務所が発注する公共工事の設計金額を、上野、棚木両容疑者に知らせ、その見返りとして複数回にわたり、飲食や宿泊代、ゴルフ代など計約26万円相当を受け取った疑いがある。23日午後7時過ぎ、段ボールを持った県警捜査員十数人が寺木容疑者の現在の勤務先の県中農林事務所の家宅捜索に入った。 捜査2課によると、寺木容疑者は当時、公共工事の設計や積算の担当をしていた。上野、棚木容疑者は寺木容疑者から得た情報を元に工事を落札していたといい、県警は上野、棚木両容疑者が寺木容疑者に働きかけて情報を得ていたとみて調べる。(滝口信之 斎藤徹 大月規義 福地慶太郎) 容疑者、会津で長く勤務 県「深くおわびする」 職員の逮捕を受けて、県農林… この記事は有料記事です。残り351文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
最強寒波、東京でも零下の予報 雑貨店では「保温テープ」売り切れも
この冬一番という最強寒波が到来し、東京でも25日には最低気温が零下になることが予想されている。水道管の凍結や破損による断水、路面凍結などにも注意が必要だ。 東京管区気象台の23日時点の予報では、大陸から強い寒気が流れ込む影響で、東京都心の25日の予想最低気温は零下3度。同日は日中も5度までしか上がらない見込みで、寒さのピークを迎えそうだ。都内で零下3度を記録すれば、零下3・5度を記録した昨年1月7日以来。今季これまでで最も冷え込んだのは昨年12月24日の零下0・1度だった。 同気象台には23日、都内での雪の報告が寄せられた。ただ「初雪」は北の丸公園(千代田区)での観測をもって認められるため、同気象台は23日夕時点で認定していない。24日も雨や雪の可能性はあるという。 都水道局は、水道管の凍結に… この記事は有料記事です。残り1057文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
足立区内で発見のレンタカー、狛江市の事件現場周辺の不審車両と一致
昨年12月に東京都中野区で発生した強盗傷害事件の容疑者が今月20日に足立区内で見つかった際に脇にあったレンタカーが、前日19日に狛江市で発生した強盗殺人事件の現場周辺を走っていた不審なレンタカーと一致したことが、捜査関係者への取材でわかった。この男と大塩さんの事件との関連は現時点で分かっていないが、警視庁はつながりがないかを慎重に調べる。 足立区内で20日にみつかったのは、金沢市末町の職業不詳、永田陸人容疑者(21)。20日午後1時半ごろ、東京都足立区の路上で行ったり来たりしているレンタカーがあると近隣住民から110番通報があり、駆けつけた警察官がレンタカーの脇にいた永田容疑者に職務質問。昨年12月に東京都中野区内で約3千万円が奪われたとされる強盗傷害事件の容疑者の一人だとわかり、翌21日未明に逮捕した。 捜査関係者によると、この際のレンタカーが、通報前日の19日に狛江市の大塩衣与さん(90)が自宅で襲われた強盗殺人事件の現場近くにいた不審な2台のレンタカーの1台とナンバーなどが一致した。 2台のレンタカーは事件前後に大塩さん宅の周辺の防犯カメラに映っており、うち1台は事件後に現場から数百メートル離れたコインパーキングに乗り捨てられていた。警視庁が行方を追っていたもう1台が、足立区内で見つかったレンタカーだった。 永田容疑者は、このレンタカーは自分が乗っていた車だと認めているという。この車の中から見つかった携帯電話を警視庁が解析した結果、大塩さんが襲われた前日の18日のメッセージに「狛江市」という地名や時間が記されていた。 永田容疑者はこの携帯電話について「俺のものではない」と説明しているとされる。大塩さん宅は複数の部屋が物色されていたが、捜査関係者によると、現時点では永田容疑者が侵入した形跡は見つかっていないという。 大塩さん宅の住所は千葉県内で12日に発生した強盗致傷事件の容疑者の携帯電話にも残されており、警視庁は背後関係の調べを進める。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
両陛下、お忍びで東京国立博物館へ 干支にちなんだ展示を鑑賞
多田晃子2023年1月23日 22時30分 天皇、皇后両陛下は23日、東京・上野の東京国立博物館平成館を私的に訪れ、特集展示「博物館に初もうで 兎(と)にも角(かく)にもうさぎ年」を鑑賞した。 今年の干支(えと)のウサギに関係する工芸品や資料などが展示されていて、両陛下はお忍びで訪れた。これに先立ち、天皇陛下は国会開会式に出席した。(多田晃子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ADK前社長、3カ月ぶりに保釈 保証金は3千万円 五輪汚職
2023年1月23日 22時59分 東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件で、東京地裁は23日、贈賄罪で起訴された「ADKホールディングス」前社長の植野伸一被告(68)の保釈を認める決定を出した。 東京地検は決定を不服として準抗告したが、地裁の別の裁判官らがこれを棄却した。植野前社長は3千万円の保釈保証金を即日納付し、昨年10月の逮捕から97日目となる同日夜に東京拘置所から保釈された。 植野前社長は保釈後、「昨年10月より勾留が続いていたが、公訴事実を認めて争わない決断をした。公判は真摯(しんし)な姿勢で臨み、裁判所の判断は謙虚に受け止める」というコメントを出した。 関係者によると、植野前社長の弁護人は昨年11月の起訴後、今月5日までに2回保釈請求をした。しかし、無罪を主張する植野前社長について、検察側は証拠隠滅の恐れなどを理由に保釈に反対し、地裁は請求を退けていた。 その後、植野前社長は裁判で起訴内容を認める方針に転じた。弁護人は今月19日に3回目の保釈を請求し、地裁に贈賄罪を認める旨も伝えていた。 初公判は2月17日で調整されている。 起訴状などによると、植野前社長はADKの元専務、元五輪担当本部長と共謀し、大会組織委員会の元理事・高橋治之被告(78)=受託収賄罪で起訴=に対し、「販売協力代理店」として大会スポンサーの契約業務を担当できるよう後押しを依頼した。そのうえで、2019年11月~22年1月に高橋元理事のコンサルタント会社「コモンズ」に計1485万円の賄賂を振り込んだとされる。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「生きてて良かった」喜ぶ原告 強制不妊、国に賠償命令 熊本地裁
有料記事 吉田啓 堀越理菜2023年1月23日 23時22分 「不良な子孫の出生防止」を目的とした旧優生保護法のもとで、特定の疾患や障害がある人らを対象に不妊手術を強制したのは憲法違反として、熊本県内の男女が国にそれぞれ3300万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が23日、熊本地裁であった。中辻雄一朗裁判長は訴えを認め、違憲と判断。国に対し、男性に1500万円、女性に700万円を支払うよう命じた。 原告弁護団によると、全国10の地裁・支部で同様の訴訟が起こされており、勝訴は高裁を含め3例目。地裁では初となる。 判決は、男性は1955年ごろ、女性は71年ごろに不妊手術を受けたと認め、旧優生保護法や強制不妊手術について「特定の障害や疾患がある人を一律に不良な存在であることを前提にした、差別的な思想に基づくもの」「子孫を残すという根源的な営みを否定する極めて非人道的なもの」と断定。憲法13条の幸福追求権や自己決定権、14条の差別禁止を侵害しており、違憲との判断を示した。 国は、不法行為があった時から20年が経過すると、損害賠償を求める権利が消滅すると定めた民法の規定「除斥期間」の適用を求めたが、判決は20年は過ぎたと認めたうえで、適用しない判断を示した。 理由として、原告らが受けた… この記事は有料記事です。残り1559文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
気象庁「大雪、短期間で急激に」 24日から10年に1度の寒さ予想
この冬一番の寒気が日本の上空に流れ込む影響で、24日から26日にかけて日本海側を中心に大雪となり、太平洋側の平地でも大雪が降って雪が積もるところがある見込み。気温も全国的にかなり低く、10年に1度の寒さが予想されている。 気象庁は23日、国土交通省と共に大雪に関する緊急発表をした。雪の降り方は、強い冬型の気圧配置に伴う大雪で新潟県で大規模な車両の立ち往生が発生した昨年12月中旬のように、短期間で急激なものになる可能性があるとした。不要不急の外出を控え、やむを得ず運転する場合も冬タイヤの装着など備えを徹底するよう呼びかけた。 大雪や寒さのピークは西日本では24日後半から25日前半、東日本では25日。24日は関東甲信、北陸、中国、九州北部・南部で警報級の大雪となる可能性が高い。東北、東海、近畿、四国などでも警報級の大雪となる可能性がある。前日降った雪の凍結や、水道管の凍結にも注意が必要だ。 冬型の強い気圧配置は27日ごろにいったん緩むが、29日にかけて再び強まる可能性があるという。(宮野拓也) ◇ 予想される24時間降雪量(25日午後6時まで 多いところ) 北陸 70~90センチ 東北、関東甲信、近畿、中国 60~80センチ 東海 40~60センチ 北海道 30~50センチ 四国、九州北部 20~40センチ 九州南部 10~20センチ Source : 社会 – 朝日新聞デジタル