2017年、長崎市の私立海星高2年の男子生徒(当時16)が自殺したのは、学校側がいじめ対策を怠ったためだとして、両親が学校側に約3200万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が24日、長崎地裁であった。この日、母親(50)が法廷に立ち、息子の死からまもなく6年を迎える心境を語った。 母親の意見陳述によると、遺族が学校に不信感を持ったのは、息子の死から1週間後のことだった。 「マスコミが騒いでいるので、突然死したということにした方がいいかもしれませんね」 当時の教頭(現校長)が隠蔽(いんぺい)を示唆するような言葉を電話越しに投げかけた。 さらに翌日、こう告げたという。 「希望するなら転校というこ… この記事は有料記事です。残り1589文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
中野の強盗容疑者レンタカーに高級腕時計 狛江事件とのつながり捜査
今月19日に東京都狛江市であった強盗殺人事件の現場周辺を走っていた不審なレンタカーが事件翌日、昨年12月に中野区で起きた強盗傷害事件の容疑者とともに足立区内で見つかったことが、捜査関係者への取材でわかった。車内からは、狛江市の事件に関するやりとりが残された携帯電話や、目出し帽、結束バンド、高級腕時計3点が見つかった。 捜査関係者によると、狛江市の現場から腕時計がなくなっているとの情報があり、警視庁は見つかった腕時計との照合を進める。 狛江市の住宅で住人の大塩衣与さん(90)が殺害された事件では、事件前後に不審な2台のレンタカーが現場周辺の防犯カメラに映っていた。うち1台は事件後に現場から数百メートル先のコインパーキングに乗り捨てられていたが、残る1台は周辺から見つかっていなかった。 一方、翌20日に足立区内の住民から「路上を行ったり来たりしているレンタカーがある」との通報を受け、駆けつけた警察官がレンタカー脇に立っていた男に職務質問。この男が、昨年12月に中野区の住宅で約3千万円が奪われる強盗傷害事件に関わった疑いがあるとして警視庁が行方を追っていた金沢市末町の職業不詳、永田陸人容疑者(21)と判明した。 捜査関係者によると、このレンタカーと、狛江市の事件現場で確認された不審なレンタカーの残る1台とナンバーなどが一致した。永田容疑者はこのレンタカーについて「自分のもの」と話したという。 レンタカー車内にあった携帯… この続きは朝日新聞デジタル会員限定です。残り563文字 1カ月間無料の「お試し体験」で記事の続きを読んでみませんか? 会員限定の有料記事が読める! 多彩なコメンテーターがニュースを深堀り いま話題の最新ニュースもメールでお届け Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
元コーチを略式起訴 熊本・秀岳館高サッカー部暴行事件で
吉田啓2023年1月25日 6時00分 私立秀岳館高校(熊本県八代市)男子サッカー部で、コーチが部員に暴力を加えたとされる事件で、熊本地検は24日、八代区検が元コーチの男性(34)を暴行罪で6日に八代簡裁に略式起訴したと明らかにした。 事件をめぐっては昨年4月、当時同部のコーチだったこの男性が寮内で3年生部員に暴行している様子を撮影した動画がSNSに投稿されて問題となり、熊本県警八代署が男性を暴行容疑で書類送検していた。(吉田啓) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
中部空港工事巡る談合容疑 「ノンキャリの星」国交省元所長ら逮捕
中部空港(愛知県常滑市)の沖合で進む土砂の埋め立て工事を巡り、入札情報を漏らしたなどとして、愛知県警は24日、国土交通省中部地方整備局名古屋港湾事務所の元所長・藤田亨(60)=横浜市鶴見区=、採石業者「丸昇石材」(三重県尾鷲市)の元会長・小倉章弘(65)=同市=の両容疑者を官製談合防止法違反などの疑いで逮捕し、発表した。県警は2人の認否を明らかにしていない。 捜査2課によると、藤田容疑者は2021年2月ごろ、工事に必要な石材(約100万立方メートル)の調達事業の入札を巡り、予定価格の作成に使用した石材の単価に近い数値を小倉容疑者に伝達。同容疑者はこの数値をもとに算出した金額で落札し、公正な入札を妨害した疑いがある。2人はLINEで複数回、入札に関わる情報をやり取りしていたという。 入札は21年2月16日に一般競争入札で実施され、丸昇石材が69億円で落札。落札率は95・1%だった。入札参加の条件として石材の納入期限などの制限が設けられており、応札したのは1社だけだった。 問題の入札は、名古屋港にた… この記事は有料記事です。残り1319文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【更新中】10年に一度の低温 東京都心で初雪、きょう空の便欠航も
【動画】京都ー山科間で立ち往生した列車から降り、最寄りの山科駅へ歩く乗客ら=乗客提供 この冬一番の最強寒波が24日から日本列島に到来し、各地で荒れた天気が予想されています。交通障害や生活への影響などを、いち早くタイムラインでお届けします。 ■■■1月25日■■■ 01:00 JR京都線など、列車16本が乗客を乗せたまま駅間で立ち往生 JR西日本によると、24日午後8時ごろからJR京都線と琵琶湖線が、午後9時ごろからは山陽線がそれぞれ大雪の影響で運転を見合わせている。乗客を乗せたまま計16本の列車が駅と駅の間で動けなくなった。 うち3本の列車については乗客が降車し、最寄り駅などに歩いて移動した。残り13本には乗客が乗ったままで、京都市消防局によると、3人が体調不良を訴えて病院に運ばれたという。 ■■■1月24日■■■ 22:00 上信越道で車40台が立ち往生 東日本高速道路によると、長野県北部の上信越道下りの信濃町IC―豊田飯山IC間で、24日午後5時ごろから車約80台が動けなくなり、午後10時の時点で約40台が立ち往生している。 道をふさぐ形で止まった車両があり、後続の車が身動きできない状態になったという。 22:00 JR西日本、25日の特急37本の運休を発表 JR西日本は24日、雪の影響で、大阪・京都と北陸・山陰を結ぶ特急の「はまかぜ」や「スーパーはくと」など、京阪神エリアを発着する25日の特急列車計37本を運休すると発表した。 22:00 近鉄や南海で遅延や運休、山陽新幹線で一時運転見合わせ 近畿日本鉄道によると、午後6時ごろから降雪の影響で京都線などで一部列車の運休や遅延が発生。午後8時50分ごろには大阪上本町発榛原行き準急が大和朝倉―長谷寺間を走行中にスリップして動かなくなり、約1時間にわたって停止した。 南海電鉄は午後8時20分ごろから南海本線、空港線、加太線の全線と高野線の一部区間で運転を見合わせた。 JR西日本によると、午後8時ごろ、相生駅で信号トラブルが発生。山陽新幹線の新大阪―岡山間の運転を一時見合わせたが午後10時に再開した。現地調査の結果、雪が線路の切り替え部分に挟まっていたことが判明したという。 20:50 全日空が25日の85便の欠航を発表 全日空は25日に稚内、函館、大館能代の各空港に発着するすべての便と、東北や北陸など日本海側の空港に発着する一部の便、計85便の欠航を決めた。 24日の欠航は94便に及び、約4100人に影響した。 20:00 気象庁は24日、東京都心で初雪を観測したと発表した。東京管区気象台の職員が同日午後8時ごろ、目視で確認した。平年より21日遅く、昨冬より29日遅かった。 20:00 名阪国道が通行止め 初の計画規制 亀山―天理間 名阪国道(三重県亀山市―奈良県天理市)が24日午後7時から大雪で全面通行止めになった。事故回避の観点から事前の計画的な通行止めに初めて踏み切った。全面通行止めも初めてという。解除のめどはたっていない。 三重県側を管理する国土交通省北勢国道事務所によると、雪による本格的な交通規制は2017年1月以来。降雪による事故の報告は24日午後8時時点ではないが、奈良県側で大型トラック数台がチェーンを装着するために停車し、後続車両などがノロノロ運転になっているという。事務所では「効果的な除雪作業をして早期再開をめざす」としている。 19:10 岡山地方気象台は、岡山県真庭市で24日午後7時までの6時間に41センチの顕著な大雪を観測したと発表した。強い雪は25日朝にかけて続く見込みで、深刻な交通障害が発生する恐れが高まっていると注意を呼びかけている。 18:30 日本郵便は25日から、新潟県全域で荷物の引き受けを当面停止すると24日発表した。他都道府県から新潟に送る荷物の引き受けも当面停止する。ゆうパックやゆうパケット、ゆうメールが対象となる。また交通規制などの影響で、日本海側を中心とした地域で郵便物やゆうパックなどの配達に遅れが出ている。 郵便局の窓口業務にも影響が出ており、24日午後6時現在、新潟県や山口県、香川県などの16郵便局で窓口業務を休止している。 18:00 近畿の高速道路で通行止め始まる 雪の影響で、ネクスコ西日本管内の高速道路では、午後6時ごろから、京滋バイパスや第二京阪道路、京都縦貫道、京奈和道などで通行止めを開始した。 17:00 長野県の上信越道で一時70台が立ち往生 東日本高速道路(NEXCO東日本)によると、24日午後5時前、長野県北部の上信越道下り信濃町IC―豊田飯山IC付近で車約70台が一時、立ち往生した。滞留した車両のうち20台あまりは5時20分時点で動き出したことが確認され、その後も徐々に解消されたとみられるという。 17:00 路面凍結でスリップ、トンネル内で6台絡む事故 福岡 福岡県筑紫野市の県道トンネル内で、軽貨物車やトラックなど6台が絡む追突事故が発生した、と福岡県警が発表した。トンネル内は凍結した状態だったという。 筑紫野署によると、24日午後2時ごろ、先頭の軽貨物車がスリップして横転。後続の乗用車もスリップし、普通貨物車が乗用車に追突するなど、後続車が次々とぶつかったとみられる。運転手ら数人が搬送されたが、いずれも打撲などの軽傷という。 18:30 名古屋でも雪 気象台注意呼びかけ 名古屋市中心部でも午後6時過ぎから断続的に雪が降り始めた。名古屋地方気象台によると、午後6時半現在の名古屋市の気温は零下0・6度。同気象台は「短い時間でも雪が降り積もる可能性がある。路面の凍結や事故に気をつけてほしい」と呼びかけている。 18:00 金沢市の兼六園は入園者半減 […]
大雪で列車16本が客乗せたまま立ち往生 京都では乗客3人搬送
2023年1月25日 1時59分 【動画】京都ー山科間で立ち往生した列車から降り、最寄りの山科駅へ歩く乗客ら=乗客提供 JR西日本によると、24日午後8時ごろからJR京都線と琵琶湖線が、午後9時ごろからは山陽線がそれぞれ大雪の影響で運転を見合わせている。乗客を乗せたまま計16本の列車が駅と駅の間で動けなくなった。 うち3本の列車については乗客が降車し、最寄り駅などに歩いて移動した。残り13本には乗客が乗ったままで、京都市消防局によると、3人が体調不良を訴えて病院に運ばれたという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
延長コードのショートが火災の原因か 神戸4人死亡、死因はCO中毒
2023年1月24日 20時30分 神戸市兵庫区湊町1丁目の集合住宅で8人が死傷した火災で、亡くなった男性(86)の1階居室が火元で、出火原因は延長コードのショートとみられることが捜査関係者への取材でわかった。 兵庫県警は24日、この男性は全身にやけどがあるが、死因は急性一酸化炭素中毒だったと明らかにした。発見されたのは1階の廊下で、逃げ遅れたとみられる。建物の関係者によると、男性は普段、移動に車いすを使っていたという。 他に死亡した70代の男性3人は1階の自室で見つかり、死因はいずれも急性一酸化炭素中毒だった。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
振り袖に墨汁?かけた疑い、33歳の会社員男を逮捕 北九州の式典
上月英興2023年1月24日 22時00分 北九州市で8日午前にあった「二十歳の記念式典」で、出席者の振り袖に墨汁のような液体がかけられた事件で、福岡県警小倉北署は24日、同市若松区大池町の会社員平井英康(よしのり)容疑者(33)を器物損壊容疑で逮捕し、発表した。「振り袖を着た女性を見たが、液体はかけていない」と容疑を否認しているという。 署によると、平井容疑者は8日午前11時15分ごろ、式典会場近くの同市小倉北区三萩野1丁目のコンビニ店内で、若松区の女性(20)が着ていた振り袖に墨汁のような液体をかけて汚した疑いがある。着物や長じゅばん、帯などの数カ所に最大で直径7センチほどの黒色の染みがあったといい、女性が翌日、「成人式に向かう途中に墨汁のようなものをかけられた」と署に被害を届け出ていた。 署は、現場付近の防犯カメラの映像などから平井容疑者を特定。関係先を家宅捜索し、墨汁のようなものを押収したという。式典会場近くで8日、ほかに女性10人が同様の被害に遭ったことを確認しているといい、関連を調べる。 式典は、「北九州メディアドーム」(小倉北区)で開かれ、約3100人が参加した。(上月英興) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
JR中央・総武線各駅停車が終日運転見合わせ 中野と三鷹間、停電で
2023年1月24日 23時51分 JR東日本によると、中央・総武線の各駅停車は24日午後10時ごろから、三鷹駅付近での停電の影響で、中野―三鷹駅間の上下線で運転を見合わせた。 午後11時半ごろ、復旧に相当な時間を要するとして、JR東はこの日の運転を終日見合わせることを決めた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
IST、大型ロケット開発計画発表 2030年代の打ち上げ目指す
中沢滋人2023年1月24日 21時00分 北海道大樹町のロケットベンチャー・インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)は24日、複数の人工衛星を搭載可能な大型ロケット「DECA(デカ)」の開発計画を発表した。2030年代の打ち上げを目指す。 計画ではロケットは2段式。全長は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「H2A」ロケットと同程度の50メートル前後。搭載量は10トン程度で、複数の小型衛星を一度に宇宙へ送る。大型衛星の軌道投入や、宇宙ステーションへの物資輸送にも対応できる能力を持たせる。 1段目ロケットは再利用可能な仕組みにしてコスト減を図る。打ち上げ費用は一般的なH2Aの10分の1程度を目指す。 DECAは国際的な計量単位の約束事「国際単位系(SI)」で単位となる数の「10倍」を示し、大樹町のある十勝地方の「十」の意味も込めたという。 また、子会社の「Our Stars」が「コンステレーション」と呼ばれる多数の小型衛星による通信網を構築する構想も発表。大規模な地上基地局をつくらずに衛星通信サービスの提供を目指すという。 24日に東京で開いた事業戦略発表会で、同社創業者の堀江貴文氏は「ロケット分野で民活の動きが広がりつつある中、国やJAXAが発注してから動き出すのではスピード感的に世界と戦えない」と述べた。 ISTは150キログラム程度の超小型人工衛星を打ち上げるロケット「ZERO」(全長25メートル)を開発中。この日は、ZEROの初打ち上げの目標を従来の23年度中から24年度に延期したことも明らかにした。(中沢滋人) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル