有料記事 聞き手・田中聡子2023年1月28日 5時00分 選択的夫婦別姓を求める憲法訴訟を弁護団長として率いた榊原富士子さんが、昨年、団長を退いた。「夫婦別姓」という言葉が人口に膾炙(かいしゃ)する前から始めた活動は40年近くに及ぶが、いまだに制度は導入されていない。求める声の広がりと変わらない制度の中で、何を思い、何と闘ってきたのか。 ――40年、長いですね。 「まさかこんなに長い間このテーマに関わることになるとは、思ってもいませんでした。もう少し簡単に実現すると思っていましたからね」 「今思えば、見通しが甘かっ… この記事は有料記事です。残り3799文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ネット中傷に削除要請も 佐賀県が条例案、九州7県で初めて
佐賀県は、インターネット上に誹謗(ひぼう)中傷や差別を助長する投稿があった時、必要に応じてプロバイダーなどに削除を求めることを盛り込んだ条例案を2月定例県議会に提出する。県人権・同和対策課によると、ネット上の人権侵害への対応を明文化した条例は、全国の都道府県で群馬県や大阪府にあるが、九州7県では初めて。 県が提出するのは「全ての佐賀県民が一人ひとりの人権を共に認め合い、支え合う人にやさしい社会づくりを進める条例(仮称)」案。「佐賀県人権の尊重に関する条例」(1998年4月施行)に置き換わるかたちで今年3月からの施行を目指している。 県が対応するのは、県民個人や県民全体への誹謗中傷や差別。相談体制を整備し、被害者が個人の場合、まず本人が対応する前提で、助言や情報提供などをする。本人が対応できない場合、県が投稿の削除要請などをする。表現の自由を侵害しないよう、法務省が示す基準や、弁護士などによる委員会の意見などを踏まえて判断するという。 人権侵害をしたとされる側に… この記事は有料記事です。残り186文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真】豪雪と生きる 昭和の雪景色 東京にも「ゲレンデ」出現
朝日新聞写真館 一帯を白銀へと塗り替える雪は、時に深刻な影響を地域にもたらす。 想像を超えるような大雪に見舞われた昭和の雪景色。 新潟では、積雪で覆い隠された小学校の屋根に上がった父母らが総出で雪下ろしを行い、津軽半島ではひ孫をおんぶした曽祖母に白雪が立ちはだかった。奥飛驒温泉郷では、雪で動けなくなった車を10人がかりで押す場面もあった。 豪雪による立ち往生や雪下ろ… この記事は有料記事です。残り273文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
神奈川県内で繰り返し盗撮容疑、警視庁蒲田署の巡査長を懲戒免職
神奈川県内で入浴中の女性らを繰り返し盗撮したとして、警視庁は27日、蒲田署巡査長の太田優之容疑者(36)を懲戒免職処分とし、発表した。太田容疑者は「自分のやった行為は懲戒免職になっても仕方ないと思います」と話しているという。 太田容疑者は相模原市と座間市で入浴や着替えをしている複数の女性の姿をスマートフォンで盗撮したとして、今月までに3回、神奈川県警に逮捕されている。 警視庁の大嶌正洋・警務部参事官は「警察官として言語道断の行為であり、厳正に対処した」とのコメントを出した。(中野浩至) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
阪神高速、22キロで顕著な損傷 2000億円で大規模工事が必要に
阪神高速道路は27日、総延長258キロのうち、すでに工事が進む91キロに加えて、新たに計22キロの区間で大規模な造り替えや修繕などの工事が必要になったと発表した。工事の時期は未定。事業費は約2千億円を見込んでいる。 阪神高速は最も古い区間で1964年に開通し、現在は1日約70万台が通る。2012年の笹子トンネル(山梨県大月市)の天井板崩落事故を受けて、14年度から定期点検を強化した。その結果、特に開通後40年が経った区間で、顕著な損傷が見つかったという。 新たに工事が必要な区間のうち、1976年に開通した新神戸トンネル(神戸市中央区―同市北区)では舗装のひび割れが見つかった。また81年に利用が始まった阿波座ジャンクション(大阪市西区)付近では道路の側壁に腐食があり、取り換えが必要という。 91キロ区間の工事は201… この記事は有料記事です。残り213文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
民家に80代夫婦の遺体、訪ねた息子が見つける 4日前に転倒し負傷
2023年1月27日 22時08分 27日午後3時ごろ、大阪府豊中市庄内幸町2丁目の2階建ての民家で、「両親が冷たくなっている」と訪ねてきた息子(47)から110番通報があった。大阪府警によると、1階のリビングで谷脇元信さん(82)が、近くの寝室の畳の上で妻の道枝さん(85)が倒れており、いずれもその場で死亡が確認された。 豊中南署によると、2人暮らしとみられる。息子が訪れた際、玄関や窓は施錠されており、リビングのこたつや寝室の電気あんかは電源が入っていたという。23日には夫婦が転倒し、息子が病院から送り届けるなどしていた。夫の後頭部に傷がある以外、2人に目立った外傷はないという。署が死亡の経緯を調べる。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
米軍普天間飛行場の移設計画反対訴え 東京・銀座で数百人がデモ
伊藤和行2023年1月27日 22時10分 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を名護市辺野古へ移設する政府の計画に反対するデモ行進が27日夜、東京都心であった。数百人の参加者が、日比谷公園から銀座の中心街を練り歩き、「辺野古の海を埋めるな」「沖縄の民意を無視するな」と訴えた。 ちょうど10年前の2013年1月27日、同じ道を沖縄県の全41市町村長や議長、自民から共産までの超党派県議らが歩くデモが行われた。当時の参加者は翌28日、オスプレイの沖縄配備撤回と普天間飛行場の県内移設断念を求める「建白書」を携えて官邸へ行き、当時那覇市長だった翁長雄志氏(その後県知事、18年に死去)らが安倍晋三元首相に「直訴」した。 10年前のデモは、沿道にいた団体から「売国奴」などと罵声が飛んだことから、沖縄では辺野古移設反対を訴える人たちがヘイトスピーチの標的になった象徴的な出来事として記憶されている。 この日のデモで大きなトラブルはなかった。19年に辺野古埋め立ての是非を問う県民投票を実施した団体元代表の元山仁士郎さんらも参加し、デモに先立つ集会で「辺野古新基地建設断念を求める声を首都圏から上げてほしい」と訴えた。 デモに参加した那覇市出身で都内在住の会社員宇根(うね)多喜央ダンさん(32)は、父が元米軍人。「複雑な思いもあるが、私は辺野古移設は反対だから声を上げている。デモでは沿道からエールを送ってくれる人もいた。意見が違っても話し合うことが大事だと思っている」と話した。(伊藤和行) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
埼玉県最大の二子山古墳で「墓荒らし」か 2カ所で大きな穴を発見
川野由起2023年1月27日 22時30分 埼玉県は27日、国特別史跡・埼玉(さきたま)古墳群(行田市埼玉)の二子山古墳で、人が掘ったとみられる掘削被害が2カ所見つかったと発表した。県立さきたま史跡の博物館(同市)の学芸員が26日に発見し、行田署に通報し、文化庁に報告した。 県文化資源課によると、二子山古墳は6世紀前半にできた県内最大の古墳。前方後円墳で、後円(高さ11・7メートル)の墳頂の中央部に直径約90センチ、深さ約250センチの円形の穴が、東側に縦約120センチ、横約60センチ、深さ約190センチの長方形の穴がそれぞれ見つかった。いつ、どのようにして掘られたかは不明だという。 古墳は高さ約1・2メートルの生け垣で囲まれており、関係者以外は立ち入りができない。古墳の墳丘の状況は年に1回程度、博物館の学芸員が確認している。最後の確認は昨年3月4日で、異常はなかった。被害はその後の発生とみられる。県は文化庁と協議したうえで、穴を復旧する考えだ。 古墳のあるさきたま古墳公園は、24時間誰でも立ち入りができる。日中は警備員が定期的に巡回するが、夜間は博物館にいる。特別史跡のき損は文化財保護法違反にあたる。罰則は5年以下の懲役か禁錮、または100万円以下の罰金と重い。(川野由起) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京都、4297人の新型コロナ感染を確認 死者は25人
東京都は27日、新型コロナウイルス感染者を新たに4297人確認したと発表した。前週の同じ曜日より2306人少ない。50代~90代の25人の死亡も発表した。 27日までの週平均の感染者は5284・6人で前週(8294・0人)の63・7%だった。27日の新規感染者の年代は30代の790人が最多で、40代710人、20代640人など。65歳以上は524人だった。発表人数以外に医師の陽性判定を受けていない感染者も少なくないとみられる。 病床使用率は39・1%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO)を使用」とする都基準の重症者は前日より2人多い33人だった。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Le Japon cherche à enrayer le déclin de sa natalité
Des enfants de maternelle, à Tokyo, en novembre 2021. STANISLAV KOGIKU / SOPA IMAGES / REUTERS De l’argent pour des bébés. Ainsi l’a proclamé le premier ministre, Fumio Kishida, qui a promis dans son discours de politique générale, lundi 23 janvier, « des mesures sans précédent pour enrayer la chute de la […]