遠藤美波2023年1月30日 16時43分 高齢女性からキャッシュカードを詐取したとして、警視庁は30日、住居不定、職業不詳の男(27)を詐欺容疑で逮捕し、発表した。男は容疑を認め「ツイッターで『高額報酬アルバイト』と検索して仕事を見つけた。闇バイトとわかっていたが生活に困っていた」などと供述しているという。 西新井署によると、男は16日、東京都足立区内に住む80代女性宅に「給付金の手続きが遅れている」「新しいキャッシュカードを発行する必要があるので信用金庫職員にカードを渡してほしい」などとうそをついてキャッシュカードをだまし取る詐欺グループの一員として、信用金庫職員を装って女性宅を訪れ、カード計4枚を詐取した疑いがある。 女性のカードからは同日中に100万円が引き出されており、翌日に出金を不審に思った信用金庫の職員が女性宅に連絡を取って被害が発覚した。区内の商業施設にあるATMで男が金を引き出す様子が防犯カメラに映っており、署は男が「出し子」の役割も担っていたとみて調べる。 男は調べに対し、「『新宿勝太郎』を名乗る人物に指示を受けていた」と供述。成功報酬は1件あたり2万~3万円で、数件の同様の事件に関与したと同署はみている。(遠藤美波) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
熱を帯びる鬼たち 「音楽浴び踊るクラブシーン」に心奪われた
愛知県東栄町月地区の花祭(はなまつり)は、11月22日の夕方に舞いが始まり、翌日まで続いた。23日の昼過ぎ。舞子は去り、観客もほとんどいなくなった会場の一角で、締めくくりとなる神事が行われようとしていた。 ゆったりとしたテンポの笛と太鼓の音に合わせて、祭りをつかさどる「花太夫(はなだゆう)」の森下尚浩さん(46)が鬼の面をつけ、印を結び、舞う。 「花を頼むぞ」と言われて育ったが・・・ 月地区では花太夫は地元にある槻(つき)神社の神主が務め、代々の世襲。森下さんは祖父や父から「花を頼むぞ」と言われて育った。でも、森下さんは東京生まれ。小学6年生で愛知県岡崎市に引っ越してきたものの、花祭は身近ではなかった。 愛知県の山深い奥三河地方の集落に700年以上前から伝わるとされる「花祭」。過疎による担い手不足やコロナ禍を乗り越えて、祭りを守り伝える人たちの姿を伝えます。 父の秀郷さんが病気になったのを機に会社員をやめ、15年前に神主の資格を取得。秀郷さんについて学び、父が亡くなると、花太夫を務めることになった。大役を果たせるのかという不安もあったが、「やるだけやらせてもらおう」と思い直した。 祖父や父が残してくれたノートやビデオを見ながら、印の結び方や呪文を覚え、舞いの練習をした。 この日、すべての神事を終えた森下さんは「気持ちが張り詰めていたので、すっと力が抜けた」と、ほっとした表情になった。 いまも岡崎に住む森下さんか… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
被害品は腕時計3本と指輪1個計60万円相当 狛江市の強盗殺人事件
2023年1月30日 12時17分 東京都狛江市の住宅で19日に住人の大塩衣与さん(90)が殺害された強盗殺人事件で、警視庁は30日、大塩さん宅から高級時計3本とダイヤの指輪1個の計4点(計約60万円相当)が奪われていたと明らかにした。 被害品のうち、スイス製の高級時計ブランド「フランク・ミュラー」を含む腕時計3本は、事件翌日に東京都足立区内で見つかったレンタカー車内にあった腕時計3本だと確認された。製造番号が一致したという。指輪は見つかっていない。 レンタカーが見つかった当時、近くには昨年12月に中野区で起きた強盗傷害事件に関与した疑いがあるとして警視庁が行方を追っていた永田陸人容疑者(21)がいた。永田容疑者は同庁に対し、車内にあった時計3本について「友人から金になると言われてもらった」と話していたという。 狛江市の事件をめぐっては、「キム」を名乗る人物がフィリピンから指示を出していた疑いが持たれている。同庁は、「キム」が全国で発生した一連の強盗事件の指示役として名前が浮上している「ルフィ」と同じグループの可能性があるとみて調べている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
すしに唾液を塗り付け? SNSで動画拡散、スシロー「厳正に対処」
2023年1月30日 12時41分 回転すし大手「スシロー」の店内で客が迷惑行為をしている動画がSNS上に掲載されていることについて、運営元のあきんどスシローは30日、「警察と相談しながら刑事・民事の両面から厳正に対処する」とのコメントを発表した。 問題になっている動画では、客とみられる男性が備え付けのしょうゆや湯飲みをなめたり、指に唾液(だえき)をつけて流れているすしに塗り付けたりする様子が撮影されている。 同社は迷惑行為が行われた店舗の調査や消毒などを行っているという。同社は「お客さまとの信頼関係を損なう重大な事案。日頃スシローの店舗をご利用いただいているお客さまがこのような動画をご覧になることで、大変不快な思いをなさってしまうことは大変遺憾」とコメントした。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
長野の雪崩、意識不明の2人を捜索へ 遭難救助隊12人が出発
2023年1月30日 8時53分 長野県小谷(おたり)村でゲレンデ外の滑走に訪れていた外国人らが雪崩に巻き込まれ、現場に残された2人が意識不明となっている事故で、30日午前7時15分、長野県警の山岳遭難救助隊12人が現場の捜索に出発した。 県警などによると、雪崩が起きたのは29日午後2時半ごろ。同村の白馬乗鞍岳(標高2469メートル)にある天狗原の東側斜面(約2100メートル)で、複数人が雪崩に巻き込まれたのをゲレンデ外の「バックカントリー」でスキーなどをするために現地を訪れていた外国人が目撃した。 現場は栂池(つがいけ)高原スキー場から白馬乗鞍岳の山頂をめざす方向にある。救助隊はスキー場のゴンドラリフトを使ってスキー場上部に行き、そこから徒歩で現場に向かうという。 雪崩に巻き込まれたとみられるのは、目撃した外国人とは別のグループ。このうち3人は29日夜に下山したが、2人が現場に残され、意識がないという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「脱サラ農業はじめました」 営業スキルで大阪をサツマイモ産地に
農業に魅せられて広告会社を辞め、大阪で専業農家になった若者がいます。住宅街の中に点在する農地を借りて、主にサツマイモを栽培しています。大阪をサツマイモの一大産地にしたい、そして、「むっちゃ楽しい」という農の世界を多くの人に体感してほしいと、全力で走り始めました。 顔写真入り看板でPR 「渡辺博文、脱サラ農業はじめました!」。大阪府八尾市の住宅街にある畑に、顔写真入りの看板が立つ。活動を周りの人に知ってもらおうと作った。 渡辺さんは、愛知県出身の29歳。大学を卒業して広告会社に入り、2019年に転勤で大阪へ。 ある日、農業高校を舞台にしたアニメをたまたま見た。新鮮な野菜を食べ、みんなが笑顔になるシーンに引きつけられた。「採れたての野菜を食べたいな」 インスタグラムで大阪の農家… この記事は有料記事です。残り1291文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ランドセル代わりに軽量カバン無償配布 新1年生全員に、全国2例目
山形県村山市は、4月に小学校に入学する新1年生128人全員に通学用のバックパックを無償で贈る。1キロを超えるものもあるランドセルの代わりに使うことを想定している。 贈るのはアウトドア用品大手のモンベル(大阪市)が製作した通学用バックパック「わんパック」で、重さは930グラム。富山県立山町の依頼を受けて同社が2021年に開発。水ぬれに強い素材を使う。 22年11月からは税込み1万4850円で一般販売もされているが、同社によると、自治体による一括購入は立山町に続き、村山市が全国2例目だ。市によると、ランドセルを使うこともできる。 市立袖崎小で27日行われた… この記事は有料記事です。残り612文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
容疑者4人判明、3人同年齢 「ルフィ」特定へ日本側は一斉返還要求
独自 2023年1月30日 6時00分 複数の強盗事件で「ルフィ」を名乗って指示した可能性があり、警視庁が特殊詐欺事件に絡む容疑で逮捕状を取得してフィリピン側に引き渡しを求めている4人のうち2人が、藤田聖也(としや)容疑者(38)と小島智信容疑者(45)であることが、捜査関係者への取材でわかった。同庁は渡辺優樹(38)、今村磨人(きよと)(38)の両容疑者と合わせ、4人全員を一斉に引き渡すようフィリピン側に求める方針だ。 捜査関係者によると、4人はフィリピンに設けた拠点などから日本国内にうその電話をかけ、高齢者からキャッシュカードを盗む手口の特殊詐欺グループに、幹部として関わった疑いが持たれている。 グループによる被害は、2019年までの2年間に日本国内で約1700件、15億円以上だとされる。同年11月にフィリピンの拠点が摘発され、主に電話役だったとされる日本人36人が拘束された。36人は強制送還後に逮捕された。一部のメンバーは摘発を免れており、この4人も含まれていたという。 捜査関係者によると、フィリピン側は男らを引き渡す意向を示している。日本側は特殊詐欺事件だけでなく、相次ぐ強盗事件にも男らの関与があるとみており、解明を進めるため早期に4人を同時に引き渡すよう求めるという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
安倍系と林系、激戦の様相 下関市議選に49人が立候補
山崎毅朗2023年1月30日 6時30分 山口県下関市議選(定数34)が29日に告示され、49人が立候補した。同市では、故・安倍晋三元首相と林芳正外相の父親同士が戦ってきた。今回の市議選は、「一票の格差」を是正する衆院小選挙区の「10増10減」問題に絡み、自民党内の「安倍系VS.林系」という勢力争いの様相を見せている。投開票は2月5日。 立候補を届け出たのは、政党別に自民19人、立憲1人、公明5人、共産4人、れいわ、社民、参政がそれぞれ1人で、無所属は17人だった。新旧別では現職29、新顔20人。 下関市は、安倍氏の地盤だった衆院山口4区に含まれる。一方、下関市出身の林氏は参院議員を経て隣の3区で選出されている。次の衆院選からは「10増10減」の区割り見直しで、山口の小選挙区は現在の「4」から「3」に減る。下関は新3区になるが、林氏が新3区から立つという見方が強まっている。 今回の市議選では、自民党の安倍系会派は2人が立候補せず、新顔3人を擁立するのに対し、林系は新顔4人を立てるなど激戦必至の情勢だ。 安倍氏死去に伴う4月の山口4区補選では、安倍後援会が推す下関市議の吉田真次氏(38)が後継候補になる可能性が高い。自民党県連は補選後に新1~3区の候補者調整を行う見通しだが、安倍後援会は林氏の動きを注視している。今回の市議選の結果は、今後の候補者調整に影響を与える可能性がある。(山崎毅朗) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
天皇陛下や皇族方、孝明天皇例祭の儀へ 1月30日~2月5日の予定
2023年1月30日 7時00分 天皇、皇后両陛下や皇族方の予定を毎週更新します。皇室の方々は様々な行事や式典、宮中祭祀(さいし)などで多忙な日々を送っています。紙面では掲載しきれない公務も紹介します。 宮内庁は1月30日~2月5日の予定を発表した。天皇陛下や秋篠宮ご夫妻をはじめ皇族方は1月30日、皇居・皇霊殿で孝明天皇例祭の儀に臨む(表記は宮内庁発表に準じます。予定は変更されることがあります)。 天皇、皇后両陛下、愛子さま 1/30(月) 天皇陛下 皇居・皇霊殿(孝明天皇例祭の儀) 天皇陛下 皇居・御所(広木謙三・政策研究大学院大学教授からの説明) 1/31(火) 天皇陛下 皇居・御所(市川恵一・外務省総合外交政策局長からの説明) 皇嗣家(秋篠宮ご一家) 1/30(月) 秋篠宮ご夫妻 皇居・皇霊殿【殿上】(孝明天皇例祭の儀) 佳子さま 皇居・皇霊殿【庭上】(孝明天皇例祭の儀) 秋篠宮ご夫妻 秋篠宮邸(ギリシャ首相夫妻との面会) 2/3(金) 紀子さま 経団連会館(「第68回青少年読書感想文全国コンクール」表彰式に出席) 三笠宮家 1/30(月) 彬子さま 後月輪東山陵(孝明天皇山陵例祭の儀) 瑶子さま 皇居・皇霊殿(孝明天皇例祭の儀) 2/2(木) 彬子さま 三笠宮東邸(ワールドラグビー会長ほかとの面会) 高円宮家 1/30(月) 久子さま、承子さま 皇居・皇霊殿(孝明天皇例祭の儀) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル