田添聖史2023年1月5日 18時09分 「110番の日(1月10日)」を前に5日、大阪府警浪速署前に、人気漫画のキャラクター・キン肉マンが登場し、道行く人たちに110番の正しい使い方を呼びかけた。 イベントは署が企画。府警から「防犯正義超人」を委嘱されたキン肉マンや、今宮戎神社(大阪市浪速区)の福娘らが参加した。 署員がキン肉マンらとともに、通報では、目印になる建物などで「どこで起きたのか」や、「何分前」といった形で「いつ起きたのか」をしっかり伝えてほしいと訴えた。 一方、110番回線には限りがあるため、府警は緊急の事件・事故以外の相談電話は「#9110」にかけてほしいとしている。署の担当者は「いったん落ち着いて情報を整理し、必要があれば、ためらわずに110番通報をしてほしい」と話した。(田添聖史) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「大雨後の雪解け水が要因か」 山形の土砂崩れ、専門家が現地調査
有料記事 坂田達郎 鵜沼照都2023年1月5日 20時00分 昨年12月31日に山形県鶴岡市西目で起きた大規模な土砂災害で、県と市は1月5日、原因や二次災害の危険性を調べるために現地を緊急調査した。同行した専門家は、直前の記録的な雪と雨で雪解け水が浸透し、もろくなった斜面が崩れたとの見方を示した。 元日本地すべり学会会長の八木浩司・山形大名誉教授(地形学)が約1時間半、県、市の担当者らと立ち入りが規制されている被災現場に入り、崩れた崖の上を歩いて調べた。 県と市によると、集落の裏山は幅100メートル以上、高さ20~30メートルにわたって崩れ、住宅など約10棟が巻き込まれた。流出した土砂は約2万立方メートルに達し、緩やかだった斜面は削られて40~45度の急勾配になった。 市は8世帯22人に避難指示を出している。5日の調査は、ホテルなどに避難する世帯の自宅近くの安全性を確かめることが主な目的だった。 鶴岡市では12月の降水量が… この記事は有料記事です。残り615文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
仙台の死体損壊・遺棄事件 被害者は22歳男性 遺族「許せない」
2023年1月5日 20時00分 仙台市のアパートで男性の遺体を損壊し、別の場所に埋めたとして、男女2人が逮捕された死体損壊・遺棄事件で、宮城県警は5日、DNA鑑定の結果、男性の身元は同市青葉区立町の職業不詳、佐藤大貴さん(22)と判明したと発表した。県警は、佐藤さんが死亡した経緯について2人から詳しく事情を聴く方針。 佐藤さんの遺族は5日、代理人弁護士を通じてコメントを発表した。「犯人については許せない気持ちだが、今は警察の捜査を見守りたいので、そっとしておいてください」としている。 死体損壊・遺棄の疑いで逮捕されたのは、住所不定、無職前田広樹容疑者(30)と、自称青森市の接客業山口優容疑者(31)。捜査1課によると、2人は共謀し、昨年10月下旬ごろ~11月中旬ごろ、仙台市青葉区のアパートの室内で佐藤さんの遺体を損壊し、同市若林区荒浜の土中に埋め、遺棄した疑いがある。 司法解剖の結果、佐藤さんは昨年10月ごろに死亡したと推定されるが、遺体の損傷が激しく、死因は判明していない。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
万博の「レガシー」に暗雲 コスト増、目玉の屋根は閉幕後に撤去
2025年大阪・関西万博で大阪府・市などが出資する展示館「大阪ヘルスケアパビリオン」の特殊な屋根が閉幕後にすべて撤去されることになった。特徴的な構造の屋根は展示館の大きな「売り」。展示館は、閉幕後も一部が残される現時点では唯一の建物で、万博のレガシーとしても注目されているが、地元議会からは今回の方針を疑問視する声も上がっている。 展示館は2階建てで楕円(だえん)形の建物が部分的に重なり合うような構造。なかでも特徴的なのが、網目状の透明な屋根だ。昨年6月のデザイン発表時には吉村洋文知事が「光や風、水に包まれた非常に幻想的でユニークな外観」と胸を張った。閉幕後も屋根も含めた建物の一部を残す予定だった。 だが、昨年12月の大阪市議… この記事は有料記事です。残り841文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福島の4人死亡事故 容疑者「交差点ではなく単線道路と思った」
2023年1月5日 21時24分 福島県郡山市で乗用車と衝突した軽乗用車が横転して炎上し、4人が死亡した事故で、乗用車を運転していた福島市の会社員、高橋俊容疑者(25)=自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)容疑で送検=が「交差点ではなく、単線道路だと思った」と供述していることが、県警への取材でわかった。郡山署は今後、高橋容疑者立ち会いのもとで実況見分し、事故原因について詳しく調べる。 事故は2日午後8時10分ごろ、郡山市大平町の信号機のない市道交差点で起きた。署によると、南進していた乗用車が、東進していた軽乗用車の左後方側面に出合い頭に衝突。軽乗用車側が優先道路だった。県警によると、高橋容疑者は調べに対し、「暗い道で初めて通った。目の前を物体が横切り、その後、衝撃を感じた」などと供述しているという。 また、県警は5日、新たに2人の遺体を司法解剖した結果、性別はともに男性で、死因はいずれも焼死だったと発表した。4日に司法解剖した2人はともに女性で、死因は一酸化炭素中毒と焼死だった。事故後、軽乗用車の所有者の30代の女性と同居する40代の夫、20代と10代の子ども2人と連絡が取れておらず、県警は4人がこの家族とみて、DNA鑑定などで身元の特定を急いでいる。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
運転席に女児が立ち入り機器触り、車内の照明消える 神戸市営地下鉄
真常法彦2023年1月5日 21時29分 神戸市営地下鉄西神・山手線の西神中央駅(神戸市西区)で4日夜、停車していた車両の乗務員室に女児が入り込んで機器を触り、車内の照明が消えるなどのトラブルがあった。5日、神戸市交通局が発表した。 同局などによると、車両が4日午後7時50分ごろ同駅に着き、運転士と車掌が先頭と最後尾の乗務位置を交代する際、運転士が扉の施錠をし忘れて乗務員室を離れた。その3分後に1人で駅に来ていた女児が乗務員席に立ち入って機器類を触ったため、照明や行き先表示が消えた。 照明が消えていることに気づいた車掌が乗務員室内で女児を発見。安全確認のため乗客を別の列車に振り替えて約11分後に運行を再開した。約3千人に影響がでた。 同局によると、停車中の列車は乗務員以外による運転操作や扉開閉ができない仕組みになっているという。(真常法彦) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京都中央区の人口、70年ぶりに最多更新 17万4千人を突破
森下香枝2023年1月5日 22時00分 東京都中央区は1日時点の定住人口が、各年1月1日同士の比較で、70年ぶりに最多を更新したと、5日に発表した。これまでは1953(昭和28)年の17万2183人が最多だったが、これを1900人ほど上回る、17万4074人となった。 同区は毎月1日時点の定住人口を公表している。それによると、同区の年初の人口は53年をピークに減り続け、バブル崩壊後の97年には7万2090人に減少。同年4月には、統計を取り始めた52年以降、月別で最も少ない7万1806人に落ち込んだ。 一方、90年代にマンションの容積率が緩和されると、湾岸エリアを中心にタワーマンションの建設が相次いだ。また区立の高層集合住宅も次々に建設された。湾岸エリアを中心に人口は増え、同区勝どきでは2000年時点で約9千人だった人口が、今月は約2万7千人に増加。同区晴海も同じ比較で、約4千人から約1万8千人に増えた。 タワマンの建設は今後も続く見通し。勝どき・晴海両地区では計約1万5千人増加が見込まれており、晴海地区では小中学校の新設も予定されているという。(森下香枝) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北大副学長の吉見宏教授、死去 61歳 JR北事業や道警不正で提言
2023年1月5日 19時00分 吉見宏さん(よしみ・ひろし=北大理事・副学長)が2日、死去。61歳。葬儀は近親者で行った。北大大学院教授。専門は会計監査学。JR北海道の事業見直しや道警不正経理問題で厳しい指摘や提言をした。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
遺体は行方不明の高齢夫婦と発表 山形県鶴岡市の大規模土砂災害
2023年1月5日 19時00分 山形県鶴岡市西目で起きた大規模な土砂災害で、同市は5日、現場の土砂の中から見つかった男女2人の遺体は、行方不明になっていた高齢夫婦だったと発表した。山形県警がDNA型鑑定をして身元の特定を進めていた。 市などによると、亡くなったのは西目地区の住民の80代男性と70代女性の夫婦。自宅にいたところを土砂崩れに巻き込まれたとみられる。家屋とともに土砂などに押し出されたとみられ、遺体はこの夫婦の自宅南隣の民家があった場所で見つかった。遺族の意向を受け、市は氏名を公表していない。 災害は12月31日未明に発生。西目地区の裏山の斜面から幅約100メートル以上、高さ約20~約30メートルにわたり大量の土砂や樹木が崩れた。住民が暮らす民家2棟を含む約10棟の建物が倒壊し、民家1棟からは住民2人が救出された。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナ感染した宮崎知事の初詣、発表伏せる 地元紙には「修正を」
大野博2023年1月5日 19時17分 宮崎県が河野俊嗣知事の新型コロナウイルス感染を2日に発表した際、1日に知事が初詣に行ったことなどを伏せていた。また地元紙に対し初詣に行ったことを報じないよう要請していた。県などへの取材で分かった。 河野知事自身のフェイスブック「河野しゅんじページ」への投稿(2日午後6時42分)によると、12月31日は「公舎などで過ごす 16時ごろ、宮崎八幡宮にて大祓式に参加」、1月1日は「公舎などで過ごす 14時ごろ、宮崎神宮及び宮崎県護国神社に初詣 夕方、倦怠(けんたい)感あり」となっている。投稿は「コロナに感染しました」から始まり、「振り返ると12月30日、31日にはいくらか喉の痛みがあったが、のどを酷使した(12月25日投開票の県知事)選挙の影響によるものと考えていた」と釈明している。 一方、県が2日午後5時すぎに発表した河野知事のコロナ感染を知らせるプレスリリースには、12月31日と1月1日は「公舎などで過ごす」と書かれていた。 さらに県秘書広報課は1日午後9時すぎ、この日の行動を「宮崎市の宮崎神宮、護国神社に初詣」と書いたメールを、「知事の動き」を掲載している宮崎日日新聞社に送ったが、2日午後、同社に「知事がコロナに感染した。内容を修正できないか」と電話し、「終日、公舎などで過ごす」への変更を要請するメールを送ったという。 同紙は要請に応じず、3日付朝刊の「知事の動き」に初詣のことも記載した。 県秘書広報課の担当者は「知事は初詣の際、何人かの人に会ったり会話をしたりしたと考えられるが、マスクを着用するなどしており、濃厚接触者にあたる人はいない状況だった。初詣に出かけていたと報道されれば県民に不安を与えることになるのでは、との考えが先に立った。今から思えば適切ではなかった」と話した。(大野博) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル