豊島鉄博2023年2月7日 20時48分 東北産のカキで東日本大震災の被災地を支援するイベント「出張カキ小屋 牡蠣(かき)奉行」が福岡市西区のマリノアシティ福岡の特設会場で開かれている。26日まで。 震災翌年の2012年から全国各地で開かれているイベントで、福岡では初開催。カキは宮城県石巻産で、1キロ600円と、相場の半額で食べられる。 焼きガキのほかにも、カキご飯やカキ汁、カキフライなどもある。飲食代とは別に、未就学児以外は1人390円の席代が必要。 多くのカキ小屋があることで有名な福岡県糸島市などで舌の肥えた福岡県民も、東北産の濃厚な味わいを絶賛していた。 妻と娘と一緒に訪れた福岡市中央区の満田(みつだ)義人さん(60)は、大のカキ好き。毎年糸島のカキ小屋に出向くほか、ここ数年はカキを食べに車で広島にも足を運ぶという。そんな満田さんも「東北のカキは磯の香りが強くておいしい」と満足げだった。 東京から観光で来たという吉田薪太郎(しんたろう)さん(25)は「これで600円は安い。旅のいい思い出にもなったし、少しでも東北のためになればうれしい」と語った。 イベントに関する問い合わせは実行委員会(電話090・7275・2966)まで。(豊島鉄博) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
求め続けた送還、一気に前進 特殊詐欺、強盗事件の関与解明へ
特殊詐欺グループの幹部だとしてフィリピン側に求め続けてきた容疑者4人の身柄の引き渡しが、強盗事件への関与が疑われたことをきっかけに一気に前進した。警視庁などは今後、全国に広がる特殊詐欺事件の実態解明を進めつつ、各地で相次いだ強盗事件の関与についても調べる方針だ。 藤田聖也(としや)(38)、今村磨人(きよと)(38)の両容疑者を乗せた日本航空機がマニラの空港を離陸して約1時間20分後。日本の領空に入った7日午後0時20分ごろ、警視庁は2人への逮捕状を機内で執行した。 同日午後、フィリピンのレムリア司法相がマニラで記者会見し、裁判所の決定文書を報道陣に見せて笑顔で言った。 「日本国民の利益になると信じている」「今回改めて(日本から)退去要請を受け、11日間ですべてが終わった。満足している」 この日は渡辺優樹(38)、小島智信(45)の両容疑者が現地で告訴されていた裁判で、検察側の証拠の取り下げが裁判所に認められた。これで4人の容疑者が現地で抱えていたすべての裁判が終わった。全員を強制退去させられる見通しが立った。 警視庁は2019、21年に4人の逮捕状を取得。強制退去の要請を継続して行ってきたが、さらに昨年から相次いだ強盗事件の指示役とされる「ルフィ」が4人の中にいる可能性が浮上した。1月19日に東京都狛江市で強盗殺人事件が起きた後は、外交ルートを通じても「4人同時」の引き渡しを求めた。別々では、日本での取り調べの内容がフィリピンに残った容疑者に伝わり、口裏を合わせられるおそれがあったからだ。 フィリピン側にも事情 だがフィリピン側は、別々でも早く強制退去させたい考えだった。 容疑者4人の返還という日本側の要求が「ほぼ」通った背景には、フィリピン側の思惑もありました。全国各地で発生した強盗事件の解明も焦点になりますが、捜査のハードルは低くないとみられています。 レムリア氏は1月31日、裁… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京五輪組織委元次長ら4人を逮捕へ 談合の疑い、400億円規模
東京五輪・パラリンピックの業務をめぐる談合事件で、東京地検特捜部は、大会組織委員会の大会運営局の元次長や落札企業の関係者ら計4人に対し、8日に出頭するよう要請した。独占禁止法違反(不当な取引制限)の容疑が固まり次第、逮捕する方針。関係者への取材で分かった。 特捜部は、競争入札で発注された計約5億4千万円のテスト大会分から、随意契約で委託された計約400億円の本大会分などまでが、一体で受注調整されたとみて、全てを談合容疑の対象にする方針だ。 組織委は、競技の進行を確認するテスト大会について、実施計画の立案業務を2018年に発注した。会場ごとに26件の競争入札が行われ、9社と1共同企業体が落札した。契約金は計約5億4千万円だった。 その後の、実際のテスト大会… この記事は有料記事です。残り724文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
9日にも残り2人を移送へ 警視庁、送還済み2人の認否「差し控え」
2023年2月7日 21時18分 フィリピンを拠点とする特殊詐欺グループに関わった疑いがあるとして、警視庁は7日、今村磨人(きよと)容疑者(38)と藤田聖也(としや)容疑者(38)の2人を窃盗容疑で逮捕し、発表した。滞在先のフィリピンから引き渡しを受け、日本に移送する航空機内で逮捕状を執行した。グループのリーダー格とされる渡辺優樹容疑者(38)と小島智信容疑者(45)は9日にも送還される見通しだ。 グループによる被害は全国で60億円以上に上るとされる。2019年11月にフィリピン国内の拠点の一つが現地当局に摘発されて電話役の36人が拘束された。前後して4人にも逮捕状が出ていたが、摘発を免れたメンバーだったとみられ、日本側が引き渡しを求めていた。 2人の逮捕容疑は、警察官や金融庁職員を名乗るなどして、それぞれ19年に東京都内の男女からキャッシュカードをだまし取るなどした特殊詐欺事件にグループの幹部として関わったというもの。警視庁は2人の認否について「共犯事件につき差し控える」と説明している。 容疑者らのグループは、闇バイトで募集した電話役やキャッシュカードの受け取り役らに実行させるというのが主な手口だったとされる。すでに逮捕している実行役らの供述などから4人の関与が浮上していた。警視庁はまず、特殊詐欺事件について本格的な取り調べを進める。 さらに、4人は昨年から各地で相次いだ強盗事件への関与も疑われている。これらの事件では、匿名性の高い通信アプリ「テレグラム」で「ルフィ」や「キム」と名乗る人物が指示していたとされる。警視庁は4人に「ルフィ」「キム」がいるとみて、4人が収容中に使っていた携帯電話とタブレット端末計約15台をフィリピン側から引き受けて捜査する。 渡辺容疑者ら4人はいずれも滞在先のフィリピンで同じ入管施設に収容されていた。逮捕状を取得していた警視庁は4人の引き渡しを求めてきたが、フィリピン側はまず、国内で続いていた裁判の公訴が棄却されたとして今村、藤田両容疑者の送還を決定。残る渡辺、小島容疑者の2人についても公訴が7日に棄却されたため、この2人の強制退去も決まり、9日にも日本へ移送されることになるという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「同居男性を殺し、業務用冷凍庫に」 自首の女を死体遺棄容疑で逮捕
2023年2月8日 0時55分 男性の遺体を自宅の冷凍庫内に放置したとして、大阪府警は、大阪府和泉市池上町4丁目の無職、富田あや容疑者(40)を死体遺棄の疑いで逮捕し、8日発表した。容疑を認めているという。富田容疑者は7日、和泉署に「同居していた男性を殺し、冷凍庫に入れた」と自首したという。 捜査1課によると、富田容疑者は1月初旬~2月7日午後、自宅で男性の遺体を毛布などで覆って業務用冷凍庫に隠し、放置した疑いがある。容疑者は7日午後に両親と署を訪れ、「1月の深夜、自宅2階で寝ていた男性を刺した。反応がなく死んでいるとわかった。冷凍庫を購入し、遺体はその中に保管している」と説明。府警が容疑者宅で遺体を確認した。 男性の上半身には複数の刺し傷があり、冷凍庫は施錠されていたという。府警は、遺体は30代の同居男性とみて調べている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
路上で男性刺され重傷、刺した男は刃物持ち逃走か 西宮
2023年2月8日 2時02分 7日午後9時50分ごろ、兵庫県西宮市鳴尾町1丁目の路上で、「男が走って追いかけ合いをしていた。血だまりができている」と近くのコンビニの関係者から110番通報があった。県警によると、50代くらいの男性が刃物で刺され、病院に搬送された。意識はあるが重傷だという。 刺したとみられる男は刃物を持ったまま現場から徒歩で逃げたといい、県警は殺人未遂容疑で行方を追っている。刺された男性は「(相手は)知らない男だった」と説明しているという。 現場は阪神鳴尾・武庫川女子大前駅から南東約400メートルのマンションや民家が立ち並ぶ一角。そばには武庫川女子大の中央キャンパスもある。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ルフィ」と直接やりとり?の男を逮捕 京都府警、時計店強盗容疑
2023年2月7日 21時20分 京都市の腕時計買い取り販売店で昨年5月、多数の高級腕時計が奪われた強盗事件で、京都府警は7日、実行犯らに資金を提供したとして、宮沢優樹容疑者(22)=東京都板橋区=を強盗の疑いで逮捕し、発表した。府警は、宮沢容疑者が、一連の広域強盗事件で指示役とみられる「ルフィ」を名乗る男と直接やりとりしていたとみている。 京都市中京区の腕時計買い取り販売店「ビッグムーン京都」で昨年5月2日、高級腕時計41点(6900万円相当)が奪われ、府警は昨年7~8月、実行犯など男女5人を逮捕した。宮沢容疑者はこの男女らと共謀し、腕時計を奪った疑いがある。捜査関係者によると、宮沢容疑者は「ルフィ」と名乗る男の指示を受け、事件発生前後に強盗の実行犯らに現金を振り込むなどしていたという。 京都の事件をめぐっては、盗まれた時計の一部を都内で売却したとして、京都地検が7日までに別の男女3人を盗品等処分あっせんの罪で起訴している。 府警は、宮沢容疑者が強盗事件の実行犯への資金提供のほか、強奪した時計の一部を保管する役割も担っていたとみて調べている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「粛々と進める」「係争中なのに…」 千代田のイチョウ、未明に伐採
有料記事 石平道典 千葉雄高2023年2月7日 21時21分 東京都千代田区道「神田警察通り」の整備に伴う街路樹伐採問題で、区は6日未明、街路樹のイチョウ4本を伐採した。昨年4月に2本を伐採して以来で、樋口高顕区長は7日、「計画内容に沿った整備作業を粛々と進めていく」とするコメントを発表した。一方、伐採に反対する住民側は同日都内で記者会見し、「伐採を強行することは到底許されない」と抗議した。 問題となっているのは、区道約1・4キロを整備するうちの2期工事分(約250メートル)。区は神田警察通り周辺の街づくりを進める一環として、歩道を拡張し、歩行者と自転車の通行スペースを設ける。そのために沿道のイチョウ32本中30本を伐採し、2本を移植する計画を進めてきた。拡幅後の歩道には39本のヨウコウザクラを植えるという。 区の伐採方針に対し、地元住民が「合意形成が不十分」などと反発。昨年4月27日、反対する住民ら約20人が現場で抗議するなか、区はイチョウ2本を伐採した。住民側はその後、樋口区長を相手取り、工事代金の支払い中止などを求めて住民訴訟と国家賠償請求訴訟を東京地裁に起こし、現在係争中だ。 伐採再開の理由は いったんは中止していた伐採… この記事は有料記事です。残り383文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
スカイマークの整備士が酒気帯びで機体整備 検査の一部実施せず運航
角詠之2023年2月7日 21時36分 航空会社のスカイマークは7日、義務づけられたアルコール検査を受けないまま、60代の男性整備士が酒気を帯びた状態で機体の整備にあたっていたと発表した。この整備士らは必要な整備の一部を実施しないまま記録を偽造し、担当した航空機は運航したという。国土交通省はスカイマークに対して業務改善勧告などの行政指導をし、再発防止策の報告を求めた。 国交省航空安全推進室とスカイマークによると、機体の整備責任者だった整備士は昨年12月25日、長崎空港で神戸行きの140便を担当。法令に基づく検査で、呼気1リットルあたり0・08ミリグラムのアルコール分が検出された。規程では「0・00」である必要があるという。整備士は前日夜、飲食店で生ビール1杯と焼酎お湯割り3杯を飲んでいたという。 整備士は一時、検査をしていないにもかかわらず、同僚の30代の整備士らに記録を捏造(ねつぞう)させて点検にあたった。その後、この同僚から促されて検査をしたところ、アルコール分が検出されたという。それから約35分後の再検査では問題がなかったため機体の整備に加わったが、出発時刻が迫るなか、整備士と同僚はタイヤの空気圧の計測など一部の項目で十分に確認をせずに整備記録を作成。飛行機は出発したという。 スカイマークはこの日、記者会見を開き、原高太朗・取締役執行役員らが「安全を使命とする航空会社において、アルコールにかかる事案を発生させてしまい、大変申し訳ありませんでした」と謝罪。60代の整備士を懲戒解雇処分としたほか、代表取締役社長ら役員2人が役員報酬の10%を1カ月分自主返納するとした。(角詠之) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コウノトリ、列車にひかれて死ぬ 兵庫、国内最長ペアのメス
菱山出2023年2月7日 20時30分 兵庫県豊岡市は7日、メスのコウノトリ(21歳)が列車にひかれて死んだと発表した。2005年9月に秋篠宮ご夫妻らによって放鳥された5羽のうちの1羽で、国内最長ペアの一組のメスという。 市コウノトリ共生課によると、7日午前7時45分ごろ、JR山陰線城崎温泉―玄武洞間の線路に2羽のコウノトリが降り立ち、普通列車が警笛を鳴らして減速したものの、逃げ遅れた1羽がひかれたという。 県立コウノトリの郷公園は05年に国内で初めてコウノトリを放鳥したといい、このペアは市立ハチゴロウの戸島湿地(同市城崎町今津)の人工巣塔で営巣。国内最多の32羽のヒナを巣立たせたという。足立宰(つかさ)副園長は「国内のコウノトリの繁殖に貢献した個体だっただけに大変残念」と話した。(菱山出) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル