教頭や教諭らに対し「バカ」「アホ」「パー」といった暴言や威圧的な行動をとるなどのパワハラをしたとして、長崎県教育委員会は17日、西海市の市立中学校の事務主幹の男性(59)を停職6カ月の懲戒処分にし、発表した。被害を受けたのは、学校の校長ら計6人。校長と教頭の2人は精神疾患で現在も休職中だという。 県によると、男性は2021年7月~22年7月、職員会議の場で「どがんなってるとか」と校長を叱責(しっせき)したり、教諭や図書館司書に対して文書のミスを繰り返し謝罪させたりした。 教頭のことを「バカ、アホ、パー」などと日常的にけなし、「『私は仕事できません』と札に書いて(教頭の)首から下げさせろ」とも発言した。 22年4月に校長が精神疾患のため休職し、教頭は異動したが、男性は新任の教頭にも、学校日誌の印刷など不必要な業務をさせたり、「あなたと話したくない」と発言したりした。教頭は着任後3カ月もたたないうちに休職。このころ、県教委も事態を把握した。 この学校で文書や給与などの… この記事は有料記事です。残り292文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「水道管老朽化は漏水リスク」と訴えた写真、実は交通事故時 松山市
井潟克弘2023年2月17日 21時30分 松山市公営企業局が老朽化した水道管の更新の必要性を訴えるために広報チラシに掲載した漏水事故の写真が、水道管の劣化とは無関係の交通事故で起きた漏水を撮影した写真だったことがわかった。職員が写真を選んだ際、漏水の原因まで確認せずに掲載したという。 写真が掲載されたのは、「まつやまの水道・下水道」と題したカラーB4判のチラシ。先月15日に発行され、市の広報紙に折り込む形で、市内全戸(約24万3千世帯)に配られた。 道路橋のたもとにある水道管が破裂し、水が数メートル以上勢いよく噴き上げる様子をとらえた写真で、「水道管の老朽化は、破損による漏水事故の発生リスクが高まる」「計画的に更新していく必要があります」といった記事と掲載された。 同局に「交通事故による漏水ではないか」と外部からの指摘があり、調べたところ、2014年に市内で起きた車同士の衝突事故で、水道管が破損した様子を撮影したものだと判明したという。 市公営企業局企画総務課は「今後は市民に誤解を招かないように対応していきたい」としたが、「あくまでも漏水事故のリスクを伝えることが目的の写真だった」として訂正などの予定はないという。 市は17日開会の議会定例会で、水道料金を平均13・89%引き上げる条例改正案を提案している。(井潟克弘) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ガチで逮捕」スレッド作り高須克弥氏を中傷の罪、大学生を在宅起訴
2023年2月17日 21時41分 美容外科「高須クリニック」院長の高須克弥氏をインターネット上で誹謗(ひぼう)中傷したとして、さいたま地検が大学生の男(21)=埼玉県越谷市=を名誉毀損(きそん)罪で在宅起訴したことがわかった。7日付。 起訴状などによると、男は昨年2月16日、自宅でスマートフォンを使ってネット掲示板「5ちゃんねる」で高須氏を名指しした上で、「【緊急速報】ガチで逮捕」などの名称のスレッドを3回にわたり作成。死亡交通事故を起こした高須氏が逮捕されたなどとする虚偽の内容の書き込みをして、不特定多数の人が閲覧可能な状態にして高須氏の名誉をおとしめたとされる。 高須氏側は昨年、ネット上の事実無根の書き込みに対する名誉毀損容疑で愛知県警に刑事告訴。県警が名古屋地検に書類送検し、さいたま地検に捜査が移管されていた。 高須氏は取材に対し「今までも告訴をしてきたが、(容疑者を)突き止めたのは今回が初めて。こういう事案は今やっと問題になってきたが、許されれば愉快犯も増えて色んな人がえらい目に遭う。こういうことをすればどうなるか、示してほしい」と話した。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
長崎くんち、4年ぶり通常開催へ 氏子代表らが表明 宮司の死去受け
三沢敦2023年2月17日 22時00分 毎年10月に長崎市の諏訪神社である国の重要無形民俗文化財「長崎くんちの奉納踊(おどり)」について、氏子の代表らが17日、通常開催を前提に準備を進める方針を明らかにした。女性にセクハラ行為をした疑いがあるとして辞任を求めて対立していた宮司が12日に死去。新しい宮司が決まる3月中旬をめどに正式決定する。 奉納踊は2020年と21年は新型コロナ禍で、昨年はセクハラ疑惑による対立も重なり、3年連続で中止になった。今秋の開催について、氏子代表らは昨年12月、宮司が辞任しない場合は神社とは切り離し、各踊町(おどりちょう)の伝統と技量を守り伝えるための「催事」として実施する方針をいったんは表明していた。 長崎くんちは江戸時代から約390年の歴史を誇る諏訪神社の秋の大祭。旧市街の各町(踊町)の氏子たちが「龍踊(じゃおどり)」など町に伝わる演(だ)し物を奉納する。(三沢敦) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
神宮第2球場を3月下旬に解体へ 都が認可、神宮外苑の再開発始まる
東京都心の神宮球場や秩父宮ラグビー場の建て替えなどを含む明治神宮外苑地区の再開発事業を、都が17日、認可した。多数の樹木を伐採して若木を植える事業に反対意見も上がっている。3月下旬から神宮第2球場の解体作業が始まり、事業全体の完了は2035年度の予定。総事業費は3490億円。 三井不動産、明治神宮、日本スポーツ振興センター、伊藤忠商事の4者が事業者。計画では、老朽化した神宮球場と秩父宮ラグビー場の位置を入れ替えて新築。新球場にはホテルを併設し、新ラグビー場には文化交流施設を備える。38階建て(高さ約190メートル)と40階建て(同約185メートル)の高層ビル2棟も建設する。 再開発対象の面積は合計で約… この記事は有料記事です。残り280文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
宮崎市中心部の歓楽街「ニシタチ」で火災 火の勢い収まるも一時騒然
2023年2月18日 0時27分 17日午後10時50分ごろ、宮崎市中央通の2階建てのビルに入るテナントから「天井裏から炎が出ている」と119番通報があった。市消防局や宮崎北署によると、飲食店の店内が激しく炎上したといい、約2時間後に鎮火した。2階部分が全焼したが、けが人はいなかった。 現場は、スナックや飲食店が入るビルが立ち並ぶ宮崎市中心部の歓楽街「ニシタチ」の一角。週末の現場付近は人だかりができて、一時騒然とした。 宮崎市内では17日、「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の日本代表の強化合宿が始まり、県外からも大勢の人が訪れていた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
批判も続く中での作業開始 神宮外苑再開発の今後の見通しは
有料記事 土舘聡一 笠原真2023年2月17日 23時00分 明治神宮外苑地区の再開発事業について、東京都が17日に認可し、神宮第2球場の解体準備が始まった。神宮球場や秩父宮ラグビー場を建て替えるほか、高層オフィスビルや文化施設を新たに造ることでにぎわいの創出を狙う。ただ「現状の計画では生態系に悪影響を与える」などとする専門家らもおり、反対の声が続くなかでの作業開始となった。 同日夕、神宮第2球場内には20人ほどの作業員がおり、2台のショベルカーが動いていた。第2球場周辺の建国記念文庫の森には囲いが設けられ、「樹木移植の準備作業のため、公開を中断します」との看板が掲げられていた。 三井不動産などの事業者側が… この記事は有料記事です。残り814文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ファミマに乗用車が突っ込む アクセル踏み間違えか 東京都町田市
比嘉展玖2023年2月17日 23時08分 17日午後9時ごろ、東京都町田市金森2丁目のコンビニエンスストア「ファミリーマート町田金森店」に乗用車が突っ込む事故があった。警視庁によると、乗用車は店の入り口のドアを突き破り、レジ前で停止。ドアのガラスが飛散し、コーヒーマシンが倒れるなどしたが、けが人はいなかった。 町田署によると、乗用車を運転していたのは20代女性で、助手席に40代母親を乗せて買い物しようと来店。入り口近くの駐車スペースに車を前部から止めようとした際に誤ってアクセルを踏み込んだ、という趣旨の説明をしているという。(比嘉展玖) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「骨折るぞ」、看護師が患者に暴行か 八王子の病院、弁護士が告発
八王子市の精神科病院で患者が暴行を受ける様子=被害者側弁護士提供 入院患者の頭を殴ったとして、東京都八王子市の滝山病院の看護師の男が警視庁に暴行容疑で逮捕された事件で、被害者側の代理人弁護士が17日に記者会見し、「病院で患者への虐待が蔓延(まんえん)している可能性が高い」と主張した。都に16日、調査と厳重処分を求める申入書を出したという。 代理人の相原啓介弁護士によると、2021年夏ごろ、病院関係者から相談を受け、入院患者10人から話を聞いた。暴言や暴行、医師の指示がないと思われる身体拘束を受けた、などの証言があったという。 関係者を通じて動画・録音も入手したといい、17日に公表した。病院スタッフとされる人物が「口の利き方に気をつけろよ」「腕の骨折るぞ」「何でものの頼み方がわかんねえんだよ!」などと言いながら、殴ったり脅したりする様子が記録されていた。 また相原弁護士が都に提出し… この記事は有料記事です。残り440文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「一人でも多く救う思いだった」 トルコ大地震から警視庁隊員ら帰任
トルコとシリアで4万人を超える死者が出ている大地震で、国際緊急援助隊・救助チームの一員として派遣されていた警視庁の救助隊員らが17日、現地での活動を報告した。 同庁災害対策課の特殊救助隊員ら計14人と救助犬4頭は、発生翌日の7日夜に出発した。トルコ南部のカフラマンマラシュ市街地で救助活動にあたり、15日夜に帰国。この日は小島裕史警視総監が迎える中、帰任式が同庁であった。 同隊実施班長の和田純一警部(50)は、現地では建物が平たく押しつぶされてパンケーキ状になっていたと振り返った。救助活動では「大きな余震の懸念もあり、隊員の安全を第一に考えた」といい、「トルコ国民は大切な人を亡くしたり住む家を失ったりして悲しい思いの中にいる」と思いをはせた。 救助犬と活動した杉本雅彦警部補(48)は「一人でも多くの要救助者を救出したいという思いで活動にあたった。今後、国内外で発生するかもしれない災害で任務を全うするため、日々訓練に励まねばならない」と話した。(吉沢英将) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル