藤脇正真2023年2月22日 19時30分 福岡県糸島市の物産直売所「福ふくの里」で、約4万株の菜の花が満開を迎えている。 訪れた買い物客たちは、一面に広がる花景色と、JR筑肥線を走行する電車とのコラボレーションを写真におさめていた。 福岡市から訪れた夫婦は「まさに黄色いじゅうたん。見事ですね」と話し、菜の花摘みを楽しんでいた。3月いっぱいは楽しめるという。(藤脇正真) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
故郷へ「いってきます」 12年ぶりに大熊町に戻る学校で感謝の集い
東京電力福島第一原発が立地する福島県大熊町から同県会津若松市に避難した子どもたちが通う義務教育学校「町立学び舎(や) ゆめの森」(同市)で22日、市民らに感謝を伝える集いがあった。子どもたちは「お世話になったことは決して忘れません」などの言葉を贈った。学校は4月、12年ぶりに町内に帰還する。 震災前、大熊町には町立の小中学校計3校があり、役場機能の一部が移った同市内で震災翌月に再開。昨年4月に3校を集約した新たな義務教育学校が開校した。現在は成人の聴講生1人を含む8人が学ぶ。学校は4月に町内に戻るが、資材不足などの影響で校舎の完成が遅れているため、町内の既存施設で再開し、2学期から新校舎で授業を始める予定だ。 この日は義務教育学校の児童生徒のほか幼稚園児、教職員らが子どもたちの成長や旅立ちを描いたオリジナルの演劇を披露した。昨年6月から準備を進め、脚本は演出家の木村準さんが担った。 劇中では「いってきます」「… この記事は有料記事です。残り302文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
春の園遊会は5月11日 令和初の開催、招待客は半分程度に
多田晃子2023年2月22日 21時00分 宮内庁は22日、春の園遊会を5月11日に東京・元赤坂の赤坂御苑で開催すると発表した。毎年春と秋の恒例となっていた園遊会は、代替わり行事や新型コロナの影響で2018年11月を最後に開催されておらず、令和初の開催となる。 同庁によると、コロナ対策として、例年約2500人招いていた客数を半分程度に絞る予定。 園遊会は、天皇、皇后両陛下が、内閣総理大臣ら三権の長をはじめ、産業や文化、芸術、社会事業など様々な分野で功績のあった人やその配偶者らを赤坂御苑に招いて交流するもの。(多田晃子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
心に刻む平和の大切さ 弱い立場の人々にも心寄せ 天皇陛下63歳に
有料記事 多田晃子 小松隆次郎2023年2月23日 0時00分 【動画】63歳の誕生日を前に記者会見に臨む天皇陛下=宮内庁提供 天皇陛下は23日、63歳の誕生日を迎え、これに先立ち皇居・宮殿で記者会見に臨んだ。昨年10月、本土復帰50年の年に沖縄県を訪問して平和の大切さを心に刻んだといい、世界各地で起きている戦争や紛争などに思いを向け、「いずれの国も自国のことのみを考えるのではなく、ほかの国々とも互いの違いを乗り越えるべく対話を重ね、協力しながら問題を解決していくことの大切さを強く感じます」と語った。 陛下は、国連難民高等弁務官などを務めた故・緒方貞子氏が、日本社会が前進するためには「世界の多様な文化や価値観などから学びとること、多様性を涵養(かんよう)していくことが不可欠」などと説いていたことを紹介。陛下は「今後の平和な世界を築いていく上でも大切な示唆」と述べた。 沖縄訪問では、沖縄戦の遺族から話を聞き、戦いの悲惨さや人々の苦難の歴史に思いを巡らせたという。今後も沖縄がたどってきた道のりを見つめ直し、「沖縄の地と沖縄の皆さんに心を寄せていきたい」とし、「日本、そして世界の平和を祈る気持ちを大切にしていきたい」と述べた。 皇室の情報発信についても言… この続きは朝日新聞デジタル会員限定です。残り461文字 1カ月間無料の「お試し体験」で記事の続きを読んでみませんか? Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
旧統一教会への解散命令請求、判断は4月以降に 近く4回目質問権
文部科学省は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への4回目の「報告徴収・質問権」行使に向けて、来週にも宗教法人審議会を開く方針を固めた。教団からの回答の締め切りは3月中下旬に設定されるとみられ、提出された資料の分析に一定の時間を要する見通し。文科省は3月下旬の審議会開催も検討しており、解散命令請求の可否について結論を出す時期は4月以降になる方向だ。 宗教法人法は、裁判所が解散命令を出せる要件として「法令に違反して著しく公共の福祉を害する」行為があった場合などを挙げる。文科省はこうした行為があると判断すれば裁判所に解散命令を請求する方針で、その証拠集めのために同法に基づく報告徴収・質問権を昨年11月22日に初めて行使。これまで計3回にわたって、教団の組織や財産▽教団をめぐる組織的不法行為や使用者責任を認めた民事裁判▽献金や海外との送受金――などに関する事項について尋ねてきた。 政府関係者によると、教団の組織体制などについては十分な回答が得られていない。解散命令請求の可否の判断には、これまでの報告徴収・質問権行使などを通じて集まった大量の資料を分析するとともに、教団が提出した資料と、過去の裁判記録など他の資料との整合性を確認する必要がある。中には裁判所に記録が残っていないケースもあり、資料の分析・精査には今後も一定の時間がかかることが見込まれるという。 実態解明のため、文科省はさ… この記事は有料記事です。残り322文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 旧統一教会問題 2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「世界の平和を祈る気持ち 大切にしたい」天皇陛下会見
21日に行われた天皇陛下の誕生日会見の主な内容は次の通り。 ――この1年、訪問先で印象に残ったことや、ウィズコロナが進む中での今年の活動のあり方は 昨年の秋に感染状況を見ながら地方への訪問をほぼ3年ぶりに再開できた。兵庫県で阪神・淡路大震災からの復興が人々のたゆみない努力により進められていた様子を感じ、印象に残った。被災された方々の中には、今なお困難な状況にある高齢者なども多く、引き続き心を寄せていきたい。 昨年は、沖縄の本土復帰から50周年に当たり、雅子と共に改めて沖縄の歴史や文化について理解を深める機会を持てた。沖縄県では、沖縄戦におけるご遺族のお話を直接伺い、お一人お一人のご苦労や悲しみに思いを致した。沖縄戦の悲惨さや、人々の苦難の歴史に思いを巡らせ、平和の有り難さを思い、改めて平和の大切さを深く心に刻んだ。これからも沖縄の地と沖縄の皆さんに心を寄せ、日本、そして世界の平和を祈る気持ちを大切にしていきたい。コロナ禍においては、社会的に弱い立場にある人々に心を寄せ続けていきたい。オンラインも活用しながら、様々な形で広く国民と接することができれば。 ――結婚30年を迎える皇后さまへの思いや回復の状況、愛子さまの大学生活や成年皇族としての活動など 結婚してから(雅子の)人生の半分以上を一緒に皇室で過ごしてくれていることに、心から感謝するとともに深い感慨を覚える。二人で一緒に多くのことを経験し、お互いに助け合って喜びや悲しみなどを分かち合いながら歩んできた。この1年も工夫や努力を重ね、体調を整えながら本当によくやってくれていると思う。ただ、いまだに快復の途上で、体調には波があり、疲れがしばらく残る際には十分な休養を取ってほしいと思う。これからも、無理をせずにできることを一つ一つ着実に積み重ねていってほしい。私も今後ともできる限り力になり、支えていきたい。 愛子は大学生として学業を優先しているが、少しずつ皇室の一員としての活動を行うようになった。今年度も授業はほぼ全てオンラインでの出席となった。いろいろな方からたくさんのことを学び、様々な経験を積み重ねながら視野を広げ、自らの考えを深めていってほしい。今後も、思いやりと感謝の気持ちを持ちながら、皇室の一員として一つ一つの務めを大切に果たしていってもらいたい。 ――情報発信を強化し、皇室の活動をより広く知ってもらう意義について 情報発信を考える前提として、皇室の在り方や活動の基本に立ち返って考える必要があり、それは国民の幸せを常に願い、国民と苦楽を共にすることである。状況に応じた務めを果たしていくことが大切で、皇室が国民の幸せを願いながら一つ一つの務めを果たし、国民と心の交流を重ねていく中で、国民と皇室との信頼関係が築かれていくと考える。信頼関係を築く上では、情報を適切なタイミングで分かりやすくお知らせしていくことも大事だ。 ――前立腺の検査結果の受け止めと現在の健康状態、日常で気をつけていること、上皇ご夫妻の体調の受け止めと最近の様子など 改めて検査の大切さを感じた。日々変わりなく過ごしているが、できる限り健康な生活を心掛けるよう努めている。上皇上皇后両陛下には、くれぐれもお体を大切になさり、末永く健やかにお過ごしになりますよう心より願っている。 ――この1年で印象に残っている出来事は 今年は関東大震災発生から100年を迎える。災害から得た知識や教訓を将来に活(い)かしていくことが大切。トルコ南東部を震源とする地震では、被災地の悲惨な状況に深く心を痛めている。現在も各地で戦争や紛争などが発生し、飢餓や貧困、抑圧や偏見など、世界が直面する困難な現実に深い悲しみを覚える。国際社会において対話を重ね、協力しながら問題を解決していくことの大切さを強く感じる。私たち一人一人が平和な世界を実現するために何ができるのか、改めて問われているのではないか。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
パリの脚本家が日本で聞き、書いた女性史を振り返るコメディーが公演
ジェンダー平等をテーマにした演劇「ミモザウェイズ1910―2020」が東京と福岡で開かれる。パリを中心に活動する脚本家トリニダード・ガルシアさんが、日本各地の幅広い世代の女性にインタビューして書き上げたコメディーだ。 物語は、新型コロナが流行する中、パリの空港で帰国便を待っていた3人の女性が偶然出会うところから始まる。3人が、祖母など自分たちの家系をたどりながら日本の女性史を振り返る。文芸誌「青鞜(せいとう)」が創刊された1910年代や、男女平等を目指したウーマンリブ運動が広まった70年代などが舞台となる。 トークイベントもあり、東京ではガルシアさん、福岡では福岡県男女共同参画センター「あすばる」センター長の神崎智子さんが登壇する。 東京公演は、福生市福生の福… この記事は有料記事です。残り248文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
線路破断のつくばエクスプレス、応急措置をして運転再開
滝沢貴大2023年2月22日 21時48分 22日夕から線路の破断で一部区間で運休していたつくばエクスプレスについて、首都圏新都市鉄道は午後8時55分に全線で運転を再開したと発表した。 同線では守谷―柏たなか駅間で線路が約4センチ破断しているのが見つかり、午後4時40分ごろから全線で、午後5時20分以降は流山おおたかの森―つくば駅間で運転を見合わせていた。 同鉄道によると、守谷―柏たなか駅間を運転中の上り電車に自動ブレーキがかかり、社員が確認したところ、線路の破断が見つかった。現在は応急措置で、22日の運転終了後に新しい線路に取り換えるという。破断の原因は調査中という。(滝沢貴大) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
シラスウナギ漁していた複数人が流される、5人救助 高知の仁淀川
羽賀和紀2023年2月22日 22時57分 22日午後8時半ごろ、高知市の仁淀川(によどがわ)河口付近にいた人から、「シラスウナギ漁の最中の5、6人が流された」と高知海上保安部に通報があった。同保安部によると、現場に急行した巡視艇が河口から約900メートル離れた海上を漂流していた男性5人全員を救助した。いずれもけがはなかったという。(羽賀和紀) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真まとめ】天皇陛下63歳への歩み 英国留学、雅子さまと結婚
2023年2月22日 20時00分 天皇陛下が23日、63歳の誕生日を迎えます。 天皇陛下は1960年2月23日に宮内庁病院で誕生しました。66年には学習院初等科に入学。中等科、高等科を経て、学習院大文学部史学科に進学しました。83年から約2年間は英国のオックスフォード大に留学しました。 89年、昭和天皇の逝去により、皇太子に。92年には外務省に勤める小和田雅子さんにプロポーズ。93年には結婚の儀が行われ、結婚を祝うパレードでは、沿道で多くの人が祝福しました。2001年には愛子さまが誕生しました。 19年、現在の上皇さまの生前退位により、即位し、元号は「令和」となりました。 これまでの天皇陛下の歩みを写真で振り返ります。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル