大山稜2023年2月23日 12時22分 客から修理を依頼された腕時計を質屋に入れて売却したとして、警視庁は、時計修理店「東京美宝」(東京都台東区上野5丁目)の元代表の男(43)=住居不詳=を業務上横領容疑で逮捕し、23日発表した。この店に対する同様の被害相談は約30件あり、被害総額は約5千万円に上るという。 上野署によると、男は2021年8月上旬、60代の男性客から修理を依頼されて預かった腕時計「ロレックス」1本(90万円相当)を質屋に売って横領した疑いがある。調べに対し容疑を認めているという。 依頼から1カ月経っても修理から戻らないことを不審に思った男性客が店に問い合わせたところ、臨時休業していることが判明。署に相談していた。店はすでに閉業状態だといい、署は、男が生活資金を得る目的で腕時計を質に入れたとみて調べている。(大山稜) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
力試しの大鏡餅 持ち上げ無病息災祈る 醍醐寺で「五大力さん」
真言宗醍醐(だいご)派総本山で世界遺産の醍醐寺(だいごじ)(京都市伏見区)で23日、紅白の大鏡餅を持ち上げる「餅上げ力(ちから)奉納」があった。国宝の金堂前に特設舞台が設けられ、青空の下、女性は重さ約90キロ、男性は約150キロの餅を抱え上げた。 「五大力(ごだいりき)さん」の名で親しまれている法要「五大力尊仁王会(そんにんのうえ)」の行事の一つ。寺が祭る「五大明王」に力を奉納し、無病息災などを祈願する。本来は持ち上げる時間を競うが、新型コロナ対策のため、2021年から最長5分に制限している。 今年は事前に申し込んだ女性11人、男性12人が挑んだ。5分間持ち上げた京都市下京区の会社員勝部梓さん(33)は「一日も早くコロナが終息し、時間を競う形が復活できるようにと願った」と話した。女性4人、男性1人が制限時間いっぱいまで持ち上げた。 また、今年初めて金堂内に入れるようになり、参拝者は五大明王像とひもで結ばれた宝剣を握って縁を結んだ。(西田健作) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
21歳容疑者「俺がやった」 慕う男性に事件前語った「やばい」こと
東京都狛江市で今年1月に発生した強盗殺人事件で、殺害された大塩衣与さん(90)のものとみられる血痕が付いた手袋から、実行役とされる土木作業員、永田陸人容疑者(21)=強盗殺人容疑などで逮捕=のDNA型が検出されたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は永田容疑者が大塩さんを暴行した可能性があるとみている。 捜査関係者によると、永田容疑者は事件翌日の1月20日昼過ぎに東京都足立区内で警察官に見つかり、近くにあったレンタカーからは大塩さん宅から奪われた高級腕時計3本や血痕が付着した手袋が見つかった。警視庁が手袋を鑑定したところ、血痕の血液は大塩さんのものと矛盾しないとの結果が得られたほか、永田容疑者のDNA型も検出されたという。 手袋があったレンタカーは、事件当日に大塩さん宅付近を走行していた不審なレンタカーと車種やナンバーが一致している。 大塩さん宅からは4種類の足跡が採取されており、少なくとも4人が大塩さん方に押し入って大塩さんを襲ったとみられている。大塩さんは自宅地下1階の廊下で手を結束バンドで縛られて頭部から血を流した状態で見つかり、その場で死亡が確認された。骨折した左ひじの骨が皮膚から露出するなどの外傷もあった。 「ぼこぼこにした」 「ぼこぼこにして血だらけに… この記事は有料記事です。残り744文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「誇れる私の故郷」 ウクライナから逃れた男性、選んだ永住帰国
あれから1年が過ぎようとしている。あの日、ウクライナの戦火を逃れて、故郷である日本の土を踏んだ。予想もしなかった故国での生活が始まった。 「どうぞ、どうぞ」 北海道旭川市の郊外。公営住宅を訪ねると、白髪の男性が案内してくれた。 降籏(ふりはた)英捷(ひでかつ)さん(79)。日本統治下の旧樺太(現ロシア領サハリン)で終戦を迎えたが、旧ソ連の占領で日本に帰国することができず、20代の頃からウクライナで生活してきた。 ロシアのウクライナ侵攻から逃れて出国し、昨年3月から旭川市で一人暮らしをする。先に永住帰国した兄弟姉妹やその知り合いらと往来しながら、穏やかな生活を続けてきた。 「日本国民として生まれ、ソビエト連邦ロシアの国民となり、ソビエトが崩壊してウクライナの国民となった。それが私の人生でした」 老後に下した大きな決断 静かに半生を振り返る降籏さ… この記事は有料記事です。残り1190文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
車輪止め付けたまま新幹線発車、異音で停止 隣の運転士が誤って装着
小川裕介2023年2月23日 19時18分 23日午後1時半過ぎ、九州新幹線の鹿児島中央発新大阪行き、さくら558号(乗客約240人)が鹿児島中央駅を発車した際、最後部の車両にいた車掌が異音を感じ、非常用ブレーキをかけた。線路におりて調べたところ、木製の車輪止めが破損した状態で見つかった。けが人はなかった。 車体に異常がなかったため約20分後に発車したが、熊本駅で運転を取りやめた。 JR九州によると、さくら558号は鹿児島中央駅の12番線を発車したが、約20分前に隣の11番線に到着したさくら405号の運転士が誤って12番線の車両に車輪止めを取り付けていたという。 通常、新幹線が駅に長時間停車する場合、運転士が車輪止めを着脱することになっているが、さくら558号の運転士は車輪止めに気づかずに発車したという。 運休した列車に乗っていた乗客は熊本駅で後続列車に乗り換え、熊本駅からは定刻通りの臨時列車を走らせたという。(小川裕介) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
2月23日は富士山向いておにぎりを食べよう 地元は文化の定着狙う
富士山の方を向いて、みんなでおにぎりをパクパク。「富士山(223)の日」の23日、そんな催し「富士山の『日』祭り」が山梨県内各地で初めて開かれた。主催者らはこの祭りを県外にも広め、文化として定着させようと狙う。節分の恵方巻きを超えられるか――。(三宅範和) 「3、2、1、いただきまーす」。日付に加え時刻でも「2・23(フジサン)」になる昼過ぎの12(午後0)時23分、富士吉田市新屋の「道の駅富士吉田」で、堀内茂市長の掛け声を合図に親子連れらがおにぎりをほお張った。視線の先には、上部に雲がかかった富士山がどっしりと構えていた。 3人の子どもを連れて参加した忍野村の三浦温美さん(33)は「毎日富士山を見られることに感謝しながら、いただきました」。長男の陽翔(はると)君(7)は「おいしかった。毎年食べたいな」と話した。 この日午前中、富士山1周サイクリングの途中に道の駅を訪れておにぎりを食べた静岡県富士宮市の医療機関職員、木内浩さん(54)は「富士宮からの富士山も好きだが、湖越しの山梨の富士もいい。富士山関係でいろんなイベントがあるのはうれしいね」と言って自転車にまたがった。 今年から始まった「富士山の『日』祭り」 「富士山の『日』祭り」は、富士山の恩恵や当たり前の日常に感謝するきっかけにしようと、今年から始まった。名称は、8月に富士吉田市であり、日本三奇祭に数えられる「吉田の火祭り」にかけている。 各地で無料で配られたおにぎりは、祭りの実行委員会が富士山の高さにちなんで3776個、趣旨に賛同した富士吉田市が2千個を用意した。 この日は午前10時から富士河口湖町船津の富士山世界遺産センターでオープニングセレモニーがあり、富士山の清掃活動でも知られる登山家の野口健さんが「富士山から世界に向けて、平和のメッセージを届け続けたい」とのメッセージを寄せた。 この会場でもおにぎりが配られ、富士山を見ながら食べた同町の権守みゆきさんは「世界遺産登録10周年に立ち会えてよかった」。長女の優杏さん(7)は「みんなと食べておいしかった」と話していた。 今年は2・23が2回ある「スーパー富士山の日」 「富士山の『日』祭り」の実… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
駅でスカート内を盗撮容疑、運転士逮捕 エスカレーター逆走し逃げる
福岡市営地下鉄の駅で女性のスカート内を盗撮したとして、福岡県警中央署は23日、福岡市交通局職員の高柳悟容疑者(34)=福岡市南区西長住2丁目=を県迷惑行為防止条例違反(盗撮)の疑いで現行犯逮捕し、発表した。 発表によると、高柳容疑者は23日午後0時20分ごろ、福岡市中央区の唐人町駅の上りエスカレーターで、派遣社員の女性(27)の背後からスカートをめくってスマートフォンで動画を撮影した疑いがある。容疑を認めているという。 女性が盗撮に気づき、エスカレーターを逆走して逃げたところを付近の人が取り押さえた。「パンツが見えそうだなと思いエスカレーターに乗った。見えなかったのでスカートの裾をめくり上げて盗撮した」などと話しているという。 市交通局によると、高柳容疑… この記事は有料記事です。残り121文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ウィシュマさんの総括もなしに」 名古屋などで入管法改正反対デモ
良永うめか 浅倉拓也2023年2月23日 20時30分 2年前に廃案になり、政府が今国会で成立をめざす入管難民法改正案に反対する市民や弁護士らが23日、東京、名古屋、大阪など各地で集会やデモを行った。名古屋・栄には約80人(主催者発表)が集まり、「仮放免者に在留資格を」などと書かれたプラカードを手に改正案の廃案を訴えた。 入管法改正案は、在留資格を失っても退去強制を拒む外国人を送還しやすくすることなどを目的に、2021年にも国会に提出された。だが、難民申請中でも送還が可能になることなどが問題とされた。同年3月には名古屋入管で収容中のスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん(当時33)が死亡した問題もあり、政府・与党が成立を断念し、廃案になった。 今回の法案も旧法案の骨格を維持している。デモ行進に参加した支援団体「START」副代表の篠﨑洸希さん(25)は、「外国人労働者や難民の個別の事情は考慮されず、無理やり帰らせるために一方的に入管の権限が強化されている」と指摘。「ウィシュマさんの件を総括しないままに権限強化の法案を作っている」とも述べ、真相究明と再発防止を求めた。(良永うめか、浅倉拓也) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本のお気に入りは「憲法、温泉、コットンの服」 ウクライナ避難民
有料記事 土井良典 三宅梨紗子2023年2月23日 21時00分 戦火を逃れ、ウクライナから日本へやってきた人々は長引く避難生活を振り返り、平和な母国へ一日でも早く帰りたいと願っている。 「不安、心配、無力感……。言葉がまだ足りない」 名古屋市の公営住宅で暮らすスビトラーナ・ビレツカさん(60)は今の心境をこう表現した。室内は、家具がまだまばらだ。 ウクライナ西部テルノーピリで暮らしていた。相次ぐ空爆と名古屋市に住む一人娘から懇願され、昨年3月、日本へ。毎晩、深夜まで現地の家族や知人と連絡を取り合うため、睡眠は2~4時間ほどだった。 避難民を支援する有名洋菓子店「シェ・シバタ」の名古屋市の店舗で働く。勤務初日が「還暦」を迎えた誕生日の昨年5月7日。母国では不動産業のデスクワークが専門だった。「白い調理服姿なんて想像もできなかった」。皿や鍋を洗うことから始め、今では菓子の飾り付けを手伝う。 昨年末、心配だった元夫のテオドジイさん(67)を呼び寄せた。従軍する代わりに、戦地に行く車両を爆撃を受けないよう保護色の緑に塗る作業などをしていた。テオドジイさんは先日、白内障の手術を受けた。記憶力も鈍り、難解な日本語を学ぶのも大変だ。 日本で気に入ったところは何… この記事は有料記事です。残り823文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
« Au Japon, un printemps des salaires historique »
Koji Sato, futur patron de Toyota, lors d’une conférence de presse, à Tokyo, le 13 février 2023. YUICHI YAMAZAKI / AFP Voilà un rêve qui pourrait apaiser les nuits de Laurent Berger ou de Philippe Martinez, les patrons de la CFDT et de la CGT, s’ils peinent à s’endormir à cause des […]