2023年2月19日 21時23分 大阪府の堺市と泉佐野市で19日未明、少年2人が複数の男に殴られ、車で連れ去られて金品を奪われる事件が相次いだ。大阪府警によると、少年らの話からいずれも襲った男らは8人ほどとみられる。府警は両事件が関連している可能性があるとみて、強盗殺人未遂容疑などで調べている。 府警によると、19日午前2時15分ごろ、堺市堺区三宝町の駐車場で、同区の男子高校生(17)が男らに鉄パイプのようなもので頭や足を殴られた。高校生は目隠しをされて車に乗せられ、約30分後に同区の公園で解放されたが、財布を奪われ、けがをしたという。 また同日午前3時半ごろ、約25キロ南西の泉佐野市長滝の路上で同市のアルバイトの少年(19)が男らに襲われた。府警によると、少年は車に押し込まれて顔などを殴られ、約30分後に近くで解放された。眼底骨折などの重傷を負い、携帯電話1台を奪われたという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
甘くて酸っぱい? 家康も取り寄せた「幻のお酢」再現プロジェクト
今年のNHK大河ドラマの主人公として話題の徳川家康。全国の「ゆかりの地」が観光振興などをめざしてしのぎを削るが、そこに神奈川県平塚市も参戦しようとしている。そのキーアイテムが「お酢」だ。 同市には家康が好み、わざわざ取り寄せていたお酢があったという。 当代随一と称されたその味を、現代に再現しようという試みが同市で始まり、このほど市民に試作品が披露された。 「あんまりツンとこない」「まろやかだね」 2月半ば、平塚駅北口の商店街の一角にある「ひらつか市民プラザ」。集まった40人ほどが一口ずつ試飲したのは、江戸時代、家康に献上されていた「中原酢(成瀬酢)」を再現したものだ。 元禄期の百科事典も「最上級」 愛知や静岡などほどの知名度はないが、家康と平塚のゆかりは深い。 市博物館の早田旅人学芸員によると、小田原合戦で北条氏を滅ぼした豊臣秀吉から、関東への国替えを命じられた家康は、江戸城を本拠地に領内各地に宿所を築いた。 その一つが1596(慶長元)年に平塚市中原に造営された「中原御殿」。ときに数日間滞在し、タカ狩りをして領内を回ったり、大名、家臣らと会ったりしていたという。 その際、地元から献上されて… この記事は有料記事です。残り1398文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「笑顔で送り出したい」シャンシャン最終公開終わる 21日に中国へ
2023年2月19日 18時10分 上野動物園(東京都台東区)で生まれ育ったジャイアントパンダ「シャンシャン」(メス5歳)が21日に中国に渡ることが決まり、19日に最終公開された。 最後の観覧者になった東京都品川区のグラフィックデザイナー水口奈津季さん(37)は、「いつもと同じようにかわいかった。でも、最後だからつらい気持ちもありました。シャンシャンの存在が励みになっていたから、最後に会わせてくれたのかな」と話した。 17時の閉園後、園の大橋直哉教育普及課長が報道陣の取材に応じた。「多くの人が来てくれて、皆さんのシャンシャンを愛する気持ちがひしひしと伝わった」と振り返り、「シャンシャンはパンダの保全に貢献する大事な役割を担っている。無事に笑顔で送り出したい」と話した。 シャンシャンは21日、トラックで成田空港へ向かう予定だ。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【更新中】「笑顔で送り出したい」 シャンシャン最終公開、職員は
上野動物園(東京都台東区)で生まれ育ったジャイアントパンダのシャンシャン(メス5歳)の最終公開が19日、始まりました。21日に中国に返還されるシャンシャンに会える最後の1日を、タイムラインで詳報します。 (最終公開は抽選制で 受け付けは終了しています) 17:10 動物園職員「笑顔で送り出したい」 21日に成田へ 上野動物園(東京都台東区)で生まれ育ったジャイアントパンダ「シャンシャン」(メス5歳)が21日に中国に渡ることが決まり、19日に最終公開された。 最後の観覧者になった東京都品川区のグラフィックデザイナー水口奈津季さん(37)は、「いつもと同じようにかわいかった。でも、最後だからつらい気持ちもありました。シャンシャンの存在が励みになっていたから、最後に会わせてくれたのかな」と話した。 17時の閉園後、園の大橋直哉教育普及課長が報道陣の取材に応じた。「多くの人が来てくれて、皆さんのシャンシャンを愛する気持ちがひしひしと伝わった」と振り返り、「シャンシャンはパンダの保全に貢献する大事な役割を担っている。無事に笑顔で送り出したい」と話した。 シャンシャンは21日、トラックで成田空港へ向かう予定だ。 17:00 動物園は閉園、園の看板と写真撮る人の姿も 上野動物園(東京都台東区)で生まれ育ったジャイアントパンダ「シャンシャン」(メス5歳)が21日に中国に渡ることが決まり、19日に最終公開された。公開は事前の抽選制で午後4時に終わり、同5時には閉園した。 閉園時間を過ぎても、園内には多くの観覧者が写真を撮るなどして名残惜しそうに残っており、職員に案内されて出口から出てきた。パンダ舎に向かって、「バイバイ、シャンシャン」「またね!」と手を振り、涙ぐむ人もいた。 ゲートが閉まった正門前では、ライトアップされた「上野動物園」の看板をバックに、多くの人が写真を撮っていた。 16:00 「じゃあね、シャンシャン」 公開終える 上野動物園(東京都台東区)で生まれ育ったジャイアントパンダ「シャンシャン」(メス5歳)が21日に中国に渡ることが決まり、19日に最終公開された。公開は事前の抽選制で19日朝から始まり、午後4時45分に終わった。 最後の公開時間帯、最大70倍の倍率をくぐり抜けた約100人が別れを惜しんだ。ファンらは涙ながらに「じゃあね、シャンシャン」「ありがとう」などと声をかけた。シャンシャンは部屋の中を時折移動しながら、タケを食べて過ごしていた。 14:30 生後3カ月の息子と来園、「今までありがとう」 上野動物園(東京都台東区)で生まれ育ったジャイアントパンダ「シャンシャン」(メス5歳)が21日に中国に渡ることが決まり、19日に最終公開された。 この日の最終公開は事前の抽選制。抽選に当たった千葉県柏市の会社員安田浩大さん(38)は、パンダの服を着せた生後3カ月の息子を連れて来た。シャンシャンは生まれた時から見守ってきたという。 息子が生まれたばかりで来園はためらっていたが、「最後なので」と思い切って訪れた。「ひっくり返っていて、ゆったりと過ごしているようで、かわいかった」。シャンシャンに「今までありがとう。向こうでも元気でね」と伝えたという。 14:00 報道陣への公開始まる 上野動物園(東京都台東区)で生まれ育ったジャイアントパンダ「シャンシャン」(メス5歳)が21日に中国に渡ることが決まり、19日に最終公開された。 同日午後、園内への報道陣の入場が始まった。 シャンシャンは普段通り、木組みの寝台の上で仰向けに寝たり、体を起こしてあくびしたり。観客の方に向いてむしゃむしゃとタケを食べ始めた。 一挙手一投足に観客から歓声が上がり、少しでも姿を収めようとスマートフォンなどで撮影していた。観覧時間は1人1分ずつ。時間が終わると、涙を流しながら「バイバイ」と手を振る人もいた。 13:30 JR上野駅内ではオリジナルポスターが配布 上野動物園(東京都台東区)で生まれ育ったジャイアントパンダ「シャンシャン」が中国に渡る前、19日に最終公開され、近くのJR上野駅内の商業施設「エキュート上野」ではシャンシャンのオリジナルポスターが買い物客に配布された。 エキュート内の各店舗で19日に計3千円以上購入したレシートと引き換えに、B2サイズのポスター1枚をプレゼントする企画。200枚の整理券はすぐになくなったという。 ササをほおばるシャンシャンの写真のポスターを受け取った人からは、「かわいい!」「ありがとう」と声が上がった。川崎市の根岸知子さん(47)は「表情がすごく好き。部屋に飾って一緒に過ごしたいと思います」と話した。 13:00 友人と駆けつけパンダ舎の近くに 上野動物園(東京都台東区)で生まれ育ったジャイアントパンダ「シャンシャン」が21日に中国に渡る。最終公開となる19日、園の正門前では朝に開園を待つ人が行列をつくり、昼過ぎでも絶えなかった。 最終公開は事前抽選制。千葉県松戸市の会社員麻井まりさん(48)は抽選には外れたが、「シャンシャンと同じ空気が吸いたい」と友人と一緒に駆けつけた。「パンダ舎の近くまで寄ってみました。見えなくてもそこにいるだけで胸がいっぱいです」と話した。今日は一日中、園で過ごす予定という。「シャンシャンを少しでも感じたい」 東京都足立区の三浦弘美さん(57)も抽選には外れたが、「会えないけど、お別れがしたい」と足を運んだ。パンダの中でも誕生から見守ったシャンシャンが一番好きだという。「今までありがとう。中国に会いに行くね」 11:00 「大好きなシャンシャンの記念に」 グッズ販売や写真展 上野動物園(東京都台東区)で生まれ育ったジャイアントパンダ「シャンシャン」が21日に中国へ渡るのを前に、同園で19日、最終公開が行われている。 上野動物園近くの松坂屋上野店の2階にある「上野案内所」は、シャンシャンの缶バッチ、ポストカード、アクリルスタンドなどを買い求める人らでにぎわっている。 200種類以上のパンダグッズを取りそろえ、ファンの間では「パンダ案内所」と呼ばれる。東京都墨田区の中川美紀さん(44)は「大好きなシャンシャンの記念になれば」とぬいぐるみを購入していた。 店内特設会場では、シャンシャンの写真920枚を並べた「毎日シャンシャン写真展」が開催中で、ファンや買い物客らがお気に入りの写真をスマートフォンで撮影していた。 9:30 抽選外れたけど…「同じ空気吸いたい」 上野動物園の正門前では、開園時間前から、入園を待つ人たちの長い列ができた。シャンシャンの最終観覧の抽選に当たった人のほか、父親リーリーと母親シンシン、双子のシャオシャオとレイレイを一目見ようという家族連れらが大勢詰めかけた。 キーホルダーなどパンダグッズを身につけた人や、大きなぬいぐるみを抱えた人も。さいたま市の40代女性は、「抽選に外れたのでシャンシャンは見られないけど、今日が最後なので同じ空気を吸いたいと思って来ました」と話した。 開門時間になると同時に行列が動き、続々と園内に入っていた。 […]
【写真でたどる】さよならシャンシャン 上野生まれパンダの5年半
本間ほのみ2023年2月16日 10時45分(2023年2月19日 14時58分更新) 上野動物園(東京都台東区)で生まれ育ったジャイアントパンダ、シャンシャン(メス5歳)が21日、中国に「返還」されます。パンダは絶滅の危機にあり、パートナー候補が多くいる中国に渡り、繁殖を目指します。 シャンシャンは2017年6月12日、中国から来た父親リーリーと母親シンシンの間に生まれました。上野では1988年のユウユウ以来、29年ぶりに順調に成長した赤ちゃんでした。誕生直後はわずか147グラム。今では5歳半を過ぎ、95キログラムになりました。 白黒の毛がうっすらと生えてきた生後すぐから現在までの成長を写真でまとめました。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
解決信じ殺害現場残したい、でも 維持費に懸賞金、遺族が抱える負担
福岡市東区の民家で2001年に発生した強盗殺人事件は、未解決のまま26日で22年を迎える。事件現場となった民家は老朽化が進み、維持費がかさむ。現場を残すべきか、手放すべきか。遺族は答えを出せずにいる。 東区の住宅街の一角にある2階建ての一軒家。周囲には「防犯パトロール実施中」ののぼりが立つ。今月9日、千葉県在住の藤堂早苗さん(67)は約10カ月ぶりに実家を訪れた。 01年2月、この家で金丸金次郎さん(当時80)と妻の愛子さん(同73)が殺害された。2人は早苗さんの両親だ。 「ここが、父が殺された場所です」。荷物置き場となっている2階の部屋。カメラが趣味だった金次郎さん撮影の写真が収まるアルバムが積み上がる。「私が結婚する時も、家の前で(父が)写真を撮って式場に行ったんです」 早苗さんは13年から「私的… この記事は有料記事です。残り982文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
AKB48、ファンの声出し解禁 ミリオン作曲家の目が潤んだ光景は
曲のイントロとともに「ミックス」と呼ばれるファンのかけ声が会場内に響く。歌っているメンバーにはペンライトの光が向けられ、名前がコールされる。3年前は当たり前だった光景が、ついに――。 AKB48劇場(東京・秋葉原)は14日、コロナ禍で控えられていたファンの「声出し」を解禁した。不織布のマスク着用は引き続き呼びかける。2020年2月に観客を入れた公演が中止となり、再開した同年9月からも「声出し禁止」のルールが続いていた。 「今日は声出し解禁という記念すべき日です。全メンバーに向けてコールをしましょう!」 解禁当日に開かれた「僕の太陽公演 清水麻璃亜生誕祭」。開場前の午後6時10分にファンの代表が、ロビーに集まった観客に呼びかけた。続いて、劇場スタッフが注意事項を説明した。 「他のお客様に迷惑がかかるような声出しは控えてください。マスクの着用にもご協力ください」 記者と観覧したのは、作曲家・成瀬英樹さん(54)。AKB48劇場に入るのは「かなり久しぶり」という成瀬さん。「いつでも公演を開ける劇場があるっていい。これも幸せの形だね」と笑った。 なるせ・ひでき 1968年、兵庫県出身。92年からポップスグループ「FOUR TRIPS」で活動。作曲家としてAKB48に「街角のパーティー」「ひこうき雲」、前田敦子さんに「君は僕だ」、乃木坂46に「全部 夢のまま」など多数の楽曲を提供。 まもなく劇場の扉が開き、入場抽選を経て、上手最後列の席に座った。定員250人の劇場が埋まった。 メンバーも「やばい。感動」 若手メンバー2人による前座のあと、オープニングを告げるサウンドとともに公演が幕を開けた。 タイガー! ファイヤー! サイバー! ファイバー! ダイバー! バイバー! ジャージャー! 虎! 火! 人造! 繊維!… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大川小校歌の作者が後悔した一行 遺構として残り、未来ひらく場に
それは、ちょっと変わった校歌だ。 よくある「●●小学校校歌」といった形式ばった題名はついていない。「未来をひらく」。詞の最後のフレーズが、そのまま題になっている。 今は傷だらけになった校舎のそばに、歌詞を刻んだ碑がある。その前で卒業生の永沼悠斗さん(28)はこんな話をしてくれた。 「同級生とよく替え歌で遊んだ。2番の『寄せてくる波』の『よせてくーる』で1拍、あくんです。波のところを『津波』と替えていた。別に災害を意識したわけじゃない。いま思うとなんでだろう、ってね」 「母校の校歌っていつまでも口ずさめる。『未来をひらく』もそうですが、歌詞一つ一つの意味が年を取るほど深まってくるなと感じます。自然の中で暮らしていたんだな、とか」 宮城県石巻市立大川小学校。その校歌を作詞したのは、富田博(1919年~2014年)だ。 小学校の教師を続ける傍ら… この記事は有料記事です。残り1254文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「シャンシャンと同じ空気吸いたい」 お別れに上野動物園で長蛇の列
2023年2月19日 11時33分 上野動物園の正門前では19日、開園時間前から、入園を待つ人たちの長い列ができた。パンダのシャンシャンの最終観覧の抽選に当たった人のほか、父親リーリーと母親シンシン、双子のシャオシャオとレイレイを一目見ようという家族連れらが大勢詰めかけた。 キーホルダーなどパンダグッズを身につけた人や、大きなぬいぐるみを抱えた人も。さいたま市の40代女性は、「抽選に外れたのでシャンシャンは見られないけど、今日が最後なので同じ空気を吸いたいと思って来ました」と話した。 開門時間になると同時に行列が動き、続々と園内に入っていた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
メルボルンスタイルの先駆け 茶店の九代目が京都で広めたコーヒー
有料記事 天野準子=ライター2023年2月19日 12時00分 Vermillion – cafe.(京都) オーナーの木村茂生さんは、伏見稲荷大社のある稲荷山で百年以上続く茶店「薬力亭」の九代目。18年間メルボルンで暮らした後、「薬力亭」でのメルボルンスタイルのコーヒー提供から始まり、コーヒースタンドとカフェを開店。京都でメルボルンスタイルのコーヒーを広めた立役者といえる。 メルボルンではエスプレッソ… この記事は有料記事です。残り400文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル