2023年2月28日 9時17分 27日夜から28日朝にかけて東京都内で火災が相次ぎ、2人が死亡し、1人が意識不明となっている。 27日午後11時55分ごろ、新宿区百人町4丁目の13階建て集合住宅から出火、6階の一室約15平方メートルが焼けた。警視庁によると、焼け跡から性別不明の遺体が見つかった。この部屋に住む50代男性と連絡が取れていないという。 東久留米市滝山1丁目の3階建てマンションでも28日午前0時50分ごろ出火、1階部分の一室約20平方メートルが焼け、1人が死亡した。 また同日午前7時ごろには北区西ケ原3丁目の住宅から出火、周辺の5棟にも延焼した。出火した住宅で見つかった高齢とみられる女性が病院に運ばれた。意識不明の重体という。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「家康と戦った」本證寺 ドラマ制作陣が反映させた現住職の答え
NHKの大河ドラマ「どうする家康」がいま取り上げるのが、愛知県西三河地方が舞台の一向一揆。浄土真宗の門徒らが徳川家康と戦い、家康の人生の中で最大の苦境の一つとされる。一揆の拠点となった安城市の本證(ほんしょう)寺は、多くの観光客らでにぎわっている。 三河一向一揆は、租税免除と治外法権といった寺の不入権が侵害されたことが発端となり、1563(永禄6)年に起こった。一揆側に加担する家臣が続出したことなどから、家康は苦戦を強いられた。 ドラマでは「三河一向一揆編」が19日放送の第7回から計3回予定される。 舞台の一つとして登場するのが本證寺だ。住職の空誓が説法で民衆を引きつけるシーンなどが丁寧に描かれている。 本證寺住職の小山興圓(こうえん)さん(50)によると、プロデューサーら制作関係者が寺を訪れたことがあったという。ドラマの制作発表から間もない2年ほど前のことだ。その際、空誓はどんな人物だったかと聞かれた。 当時、家康も空誓も19歳… この記事は有料記事です。残り533文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ウッチャン映画「夏空ダンス」完成 故郷で試写会、後輩にエール
熊本県人吉市出身のタレント、内村光良(てるよし)さん(58)が豪雨で被災したふるさとを舞台に撮影した短編映画「夏空ダンス」(47分)が完成し、27日夜、人吉市で試写会が開かれた。撮影に参加した地元の住民や内村さんの母校・人吉高校の3年生ら約250人が映画の完成を喜んだ。 作品は、ダンサーを夢見る女子高校生が恋や進路に悩みながらも、ひと夏を通じて成長していく青春物語。内村さんは市役所に勤める父親役で出演する。 全編人吉球磨地方で撮影。仮設住宅がある市内の公園や、橋桁が流されたJR肥薩線の第二球磨川橋梁(きょうりょう)など被災の現場が随所に登場する。 内村さんがふるさとで撮影したいとの思いを強くもったのは2020年7月の豪雨がきっかけという。実家が床上浸水し、両親は屋根裏への避難を余儀なくされた。 復興に向けた動きは少しずつ進み始めている。だが中心街でもまだ荒れ地が目立ち、かつてのにぎわいにはほど遠い。そんな風景を「なんとか残したい」と思ったという。 試写後には、会場の高校3年… この記事は有料記事です。残り386文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「処分の手続きは違法」元教諭が審査請求 体罰や暴言で懲戒免職
2019年に熊本市立中学1年の男子生徒が自殺した問題で、小学6年のときの担任で、この生徒を含む複数の児童らに体罰や暴言を繰り返したとして懲戒免職処分を受けた元教諭の男性(60)が27日、処分を不服として市人事委員会に審査請求したと明らかにした。 元教諭をめぐっては、市の第三者調査委員会が昨年10月、不適切な指導が男子生徒の精神的な変調につながった可能性が高いと指摘し、自殺との関連性を認めた。そのうえで市教育委員会は昨年12月、14~18年度に複数の児童や教職員らへの体罰や暴言などが42件確認されたとして、懲戒免職処分にした。 この処分に元教諭は、42件が具体的にどのような行為のことなのか知らされず、弁明の機会もなかったとして、手続きが違法であると主張。記者会見で「個性に応じて厳しく指導をする子どもはいたが、気に入らない子どもはいなかった」とし、「懲戒免職処分を受けなければならない不適切な行為は一切なかった」と話した。退職金を全額不支給とした処分についても、市長あてに審査請求したという。 記者会見に同席した代理人弁… この記事は有料記事です。残り286文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
息子の自死「高校の指導で」、両親が都に再調査求める 学校側は反論
有料記事 笠原真 本多由佳2023年2月28日 6時30分 東京都内の私立高2年の男子生徒が2018年に自死する事案があり、遺族が27日、学校法人が設置した第三者委員会の調査が不十分だとして、都に再調査の要望書を出した。 学校法人は取材に「調査に不十分な点はないと考えている。都の指導があれば従う」と答えた。都は「法の規定がなく、都主体の調査はできない」としている。 亡くなったのは高橋勁至(けいし)さん(当時16)。18年11月24日朝、自宅で自死した。担任の暴言などにより精神的に追い詰められた「指導死」の可能性があるとした遺族の要望を受け、学校側は文部科学省の指針に基づいて第三者委を設置。20年3月に報告書をまとめた。 報告書によると、教師が、腹痛が理由の遅刻で頭ごなしに高橋さんを叱責(しっせき)したり、小テストで不合格者が出ると「裏切り者」と呼んでクラスに連帯責任を科したりした指導を「不適切」としたが、自死との因果関係は認めなかった。 遺族側は、体調不良でも登校を強要する学校風土を調べず、対象を教諭5人だけとした調査は「不十分」と指摘。学校側代理人と調査委員が別の訴訟で同じ弁護団を組むなど密接な関係にあり公平・中立性に欠ける――などとして都に再調査を求めた。 高橋さんの両親が27日に記… この記事は有料記事です。残り570文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
内妻を刃物で刺殺容疑、男を再逮捕 愛知・愛西の2人死亡の火災
2023年2月27日 20時18分 愛知県愛西市で住宅が全焼し、住人の母娘の遺体が見つかった事件で、県警は27日、娘の内縁の夫の無職小塚勝也容疑者(64)を娘に対する殺人容疑で再逮捕し、発表した。「事実無根なので黙秘します」と容疑を否認しているという。 県警によると、小塚容疑者は7日未明ごろ、内妻の植手敬子さん(当時54)の胸を刃物で刺殺した疑いがある。県警は小塚容疑者が敬子さんを殺害後、自宅に火を放ったとみている。 小塚容疑者と敬子さんは、敬子さんの母親の純子さん(当時83)方に3人で暮らしていた。純子さんの年金で生活していたとみられる。 純子さんは火災前日から6日ほど前に死亡した可能性が高いことが判明している。家族には数十万円程度の借金があったことから、県警は事件との関わりを調べている。 小塚容疑者は今月7日に現住建造物等放火容疑で逮捕されていたが、名古屋地検は27日に処分保留とした。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
航空自衛官の女性が国を提訴 「十分なセクハラ対応が取られず」
航空自衛隊の現役自衛官の女性が、同僚からのセクハラ被害を訴えたのに自衛隊内で十分な対応が取られなかったとして、国に計約1169万円の慰謝料などを求める訴えを27日、東京地裁に起こした。 女性の代理人によると、女性は那覇基地に所属していた2010年以降、同僚だったベテラン隊員から、身体的特徴や性行為に関する発言を繰り返し受けるようになった。13年に上司らに訴えたが、配置の見直しなどの対応は取られなかったという。 女性は16年、このベテラン隊員個人に対する損害賠償訴訟を那覇地裁に起こした。17年の地裁判決は「国家賠償法上、公務員個人は責任は負わない」として請求を退けたが、ベテラン隊員の発言について「違法なセクハラ発言と判断される可能性は十分ある」と指摘した。 判決を受けて女性は、ベテラン隊員の処分や被害者としての保護を防衛省などに求めた。だが、自衛隊内の内部資料を民事訴訟に使ったとして女性が訓戒処分を受ける結果になったという。女性側は「国側は被害を防ぐための配慮義務などを怠った」と主張している。 原告代理人の佐藤博文弁護士は会見で「女性は不利益解消を10年以上訴えてきた。セクハラの二次被害であり、組織としての責任を追及したい」と話した。防衛省は「訴状が送達された時点で対応する」とコメントを出した。(田中恭太) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「同性婚気持ち悪い」の愛知県議 「辞職勧告を」と当事者ら要望
佐藤瑞季2023年2月27日 22時00分 SNS上に「同性婚が気持ち悪いと言って何がいけないのか」と書き込んだ愛知県の渡辺昇県議(54)=無所属=の議員辞職勧告決議をするよう、性的マイノリティーの差別解消を求める団体が27日、県議会各会派に要望書を提出した。 要望書を提出したのは、渡辺氏の昨秋の書き込みを受けて、県内の当事者や支援団体などで立ち上げた「性別や性的指向・性自認に基づく差別を根絶する愛知アクション」。団体によると、これまで県議会に渡辺氏の処分を求める署名などを提出してきたが、処分されないことなどが理由だという。 渡辺氏は、朝日新聞の取材に、「犯罪や違法行為をしたわけではない。議会ではもっと検討しないといけないことがある」などと答えた。 渡辺氏は昨秋、同性婚に関するSNS上の投稿に「同性結婚なんて気持ち悪いことは大反対!」と書き込み、関係者に謝罪した。1月にはSNS上に、「同性婚が気持ち悪いと言って何がいけないんですか。世の中には同性婚を気持ち悪いと思う人が殆(ほとんど)どです」と書き込んでいた。(佐藤瑞季) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Think Gender 男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
« Le bouddhisme est-il réservé aux êtres en bonne santé ? »
Des moines bouddhistes utilisent des équipements de sport sur le bord d’une route surplombant Thimphou, la capitale du Bhoutan, le 16 juin 2015. DIPTENDU DUTTA / AFP Le Français Clément Sans est récemment devenu moine zen, ordonné sous le nom de Tozan (« la montagne du pêcher »). Chaque mois, il nous envoie une lettre […]
事故死の聴覚障害児、将来の収入は「平均の85%」 両親の思いは
有料記事 松浦祥子 丘文奈2023年2月27日 22時25分 大阪市生野区で2018年、聴覚支援学校に通う井出安優香(あゆか)さん(当時11)が重機にはねられ死亡した事故をめぐり、両親らが重機の運転手側に約6130万円の損害賠償を求めた訴訟で、大阪地裁は27日、約3770万円の支払いを命じる判決を言い渡した。 将来得られたはずの「逸失利益」をどう算定するかが焦点で、両親らは「健常者と同水準」と訴え、被告側は「全労働者の平均賃金の6割」と反論していた。武田瑞佳(みか)裁判長は「将来様々な就労可能性があったが、労働能力を制限しうる程度の障害があったことは否定できない」と指摘。その上で「将来、様々な手段や技術で障害の影響を小さくできる」として平均賃金の「85%」が相当とした。 判決はまず、安優香さんについて「学年相応の教科書で学び、評定も平均的で学習に特に支障はなかった」と認定。「勉学や他者と関わる意欲」があり、両親による支援も十分で、将来様々な就労可能性があったと評価した。 一方で安優香さんには「感音性難聴」があり、働く上で他者とのコミュニケーションが制限されうることも指摘した。 その上で、安優香さん特有の事情と、聴覚障害をめぐる就労状況の「将来予測」をあわせて検討した。 判決は、乳幼児期からの手話通訳の導入などで聴覚障害者の大学進学率が上がっている▽音声認識アプリなどの技術革新がある▽障害者権利条約の批准(14年)を踏まえ、「必要かつ合理的な配慮がされなければならないという理念が社会に浸透することが予想できた」と言及。安優香さんが就労したであろう時期には、障害による影響は小さくなっていくと予測した。それらを元に、事故があった18年の聴覚障害者の平均収入(平均賃金の約7割)より高い、85%が妥当と結論付けた。(松浦祥子) 15%の差 原告側「根拠わからない」 子どもの逸失利益は認められ… この記事は有料記事です。残り672文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル