2023年2月10日 21時24分 東京五輪・パラリンピックを巡る談合事件を受け、小池百合子・東京都知事は10日の定例会見で、事態解明に向けた都の役割について問われ、「(都としては)外部有識者を中心に調査を進めている」と述べた。大会組織委員会は昨年解散しており、残務処理を続けている清算法人に捜査に全面的に協力するよう伝えたことも明かした。 事件を巡っては、組織委の大会運営局元次長らが独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで8日に逮捕された。都は、検察官出身の弁護士ら外部有識者4人も加えた調査チームを作り、契約手続きや組織委のガバナンスなどの妥当性について独自調査している。 組織委に派遣された都職員の聴取もしている。聴取について問われた知事は「捜査との関連もある」として状況を明らかにしなかった。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
死去した東京・豊島区長の献花台設置 後任は統一地方選で選出へ
武田遼2023年2月10日 21時29分 9日に死去した東京都豊島区の高野之夫(ゆきお)区長の後任を決める選挙は10日、当初の予定通り、統一地方選後半戦にあたる4月16日告示、同23日投開票の日程で実施されることが決まった。高野区長の任期満了日だった同26日までは、斉藤雅人副区長が職務代理者を務める。 区選挙管理委員会によると、首長が死去した場合、通常は公職選挙法の規定で50日以内に選挙を行う。しかし、統一地方選がある年は特例法が適用され、選挙を実施するべき期間が4月にかかる場合は、統一地方選として実施される。 区は10日、区役所1階など区内3カ所に高野区長を悼む献花台を設置した。28日までの午前8時半~午後7時に、花に限って受け付ける。(武田遼) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
和傘と竹で光のオブジェ「山鹿灯籠浪漫・百華百彩」 熊本・山鹿市
吉本美奈子2023年2月10日 21時30分 熊本県山鹿市の国指定重要文化財の芝居小屋「八千代座」周辺で、和傘や竹明かりが幻想的に浮かび上がるイベント「山鹿灯籠浪漫(とうろうろまん)・百華百彩(ひゃっかひゃくさい)」が開かれている。 コロナ禍で中止されていたが3年ぶりに復活した。竹明かり約5千個、和傘のオブジェ約300本が街に飾られ、幻想的な雰囲気を作り上げている。 25日までの毎週金・土曜開催で午後5時半に点灯開始、午後10時まで。(吉本美奈子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
万博の建設工事、また不成立 大催事場は設計見直し、3度目の入札へ
2025年大阪・関西万博の建設工事をめぐり、運営主体の日本国際博覧会協会は10日、1度入札が成立せずに事業者を再公募していた大催事場の建設について、再び入札が不成立になったと発表した。建物の構造などを見直した上で、3月にも3度目の入札を実施する方針。 協会は昨年、大催事場の建設などについて予定価格48億円で1度目の事業者の公募を実施。だが結果は、入札自体がない「不調」で、予定価格を当初の1・5倍となる71億円に引き上げて再公募していた。 今回は予定価格内での応札がない「不落」。協会が応札した業者に聞き取ったところ、施工難易度が高く、事業者側の積算金額と乖離(かいり)が起こっているという。 協会の担当者は「業者の受注意欲が増すように努めたが、残念ながら不落になった」。工期や設計を見直した上で、「71億円をベースとして、3回目はやりたい」という。会場建設費1850億円の上ぶれへの懸念については、他の入札での落札金額が予定価格を下回っていることなどから、「余力がある。心配はない」とした。 また、同様に1度目の入札が… この記事は有料記事です。残り152文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
乗客が脱出時に骨折、運輸安全委が調査へ ジェットスター便爆破予告
中部空港に緊急着陸した成田発福岡行きのジェットスター機。脱出用シューターで乗客が順番に避難したという=乗客提供 [PR] 爆破予告を受けたジェットスター・ジャパン便が1月、中部国際空港に緊急着陸したトラブルで、避難時に乗客の1人が重傷を負っていたことが分かり、国土交通省は10日、「航空事故」と認定した。国の運輸安全委員会は、航空事故調査官3人を指名した。 国交省によると、1月7日朝、成田空港に爆破予告の電話があり、成田発福岡行きの便が中部国際空港に緊急着陸。乗客136人と乗員6人が脱出用シューターで避難した際、5人がけがをした。そのうち1人が、尻もちをついて骨折していたという。 国交省は1月12日からジェットスターへの安全監査をして避難誘導の状況について調べているほか、千葉県警が威力業務妨害容疑で捜査を進めている。(角詠之) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
個人に委ねられたマスク、今後混乱も 「それぞれが尊重されるべき」
新型コロナウイルスの対策のうち、3月13日からはマスク着用が「個人の判断」となる。ただ、実際には店や施設の判断が優先される場面が想定され、混乱する可能性もある。マスクを着けたい人、外したい人の間で分断を深めないためにどうすればいいのか。(市野塊 神宮司実玲 熊井洋美 枝松佑樹) 5月8日の5類移行に先立ち、政府はマスク緩和について見直す方向で検討を進めてきた。まず照準を合わせたのが3月に迫った学校の卒業式。与野党からの要望も強く、厚生労働省は専門家に議論を急がせ、今月8日の専門家会合で、外すことを容認する見解が示された。 見解をまとめた一人の京都大の西浦博教授は、日頃からマスクをせず他の感染対策もしないことと、卒業式がある1日だけ他の感染対策をしながら外すことは「相当に違うもの」と前向きに評価した。 一方で、社会全体に向けた「個人の判断」にゆだねる着用ルールの開始は、卒業式より遅い3月13日となった。その理由について、厚労省幹部は「個人判断を始めるには、同時に業種別のガイドラインの改訂も必要だから」と説明する。 飲食店、公共交通機関、娯楽施設、医療・介護施設など各業界の団体は、感染対策について約200種類のガイドラインを作り、現場で適用してきた。マスク着用をめぐっては利用客との間でトラブルにもなりかねず、「マスクを着けてほしい飲食店は、外した客から『個人判断だから』と言われたときガイドラインがないと対応できない」(同幹部)といった事情もあった。各業界は政府の緩和方針を受け、今後、ガイドラインの改訂を進める。 ただ、改訂には難しさが伴う… この続きは朝日新聞デジタル会員限定です。残り1600文字 1カ月間無料の「お試し体験」で記事の続きを読んでみませんか? Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
元理事長に「入院室料1千万円請求すべき」 日大・調査委が中間報告
元理事長が脱税事件で有罪判決を受けたことを受け、日本大学が設置していた「不正事案洗い出しのための特別調査委員会」は10日、新たに4件の不適切事案があったとする中間報告を公表した。報告書では、刑事事件となった事案と合わせ、日大が元理事長や元理事らに計約8億5200万円の損害賠償請求をするべきだと指摘した。 特別調査委は昨年8月に発足。メールで学内外から数十件の情報提供を受け付け、弁護士と公認会計士からなる委員計3人が、新たな不適切事案がないかどうかを調べてきた。 新たに見つかった不適切事案… この記事は有料記事です。残り537文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【そもそも解説】巨大な剣と鏡が出土 富雄丸山古墳ってどんな古墳?
過去に例のない変わった形の銅鏡と巨大な鉄剣が、奈良市の古墳で見つかりました。その特徴や、そもそもどんな古墳なのか解説します。 Q 奈良市の古墳(こふん)で大きな発見があったの? A 富雄丸山(とみおまるやま)古墳(4世紀後半)から日本最大の鉄剣(てっけん)と銅鏡が見つかった。全長237センチの鉄剣と、盾(たて)の形をした全長64センチ、幅(はば)31センチの銅鏡だよ。 Q どんな特徴(とくちょう)? A 鉄剣は左右にうねるように曲がる「蛇行(だこう)剣」で、完全な形での出土としては過去最大なんだ。武器としては大きすぎるので、邪悪(じゃあく)なものを退けるため祭事で使われたようだ。銅鏡は初めて見つかった形だけど、国内で作られた盾や大型の銅鏡とよく似た模様があった。どちらも多くの考古学者が「古墳時代の金属工芸品の最高傑作(けっさく)」と評価しているよ。 Q そもそも、どんな古墳なの? A 直径約109メートルの… この記事は有料記事です。残り982文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
オレンジ色とは呼ばせない 主張は強め、青空に映える黄赤の外装
おでかけ関西 ちょっとウラ話 青空に映える、くっきりとした黄と赤の中間色のかたまりが見えたのは、カーナビが「目的地到着」を告げて数分後、さらに奥に進んでからだった。三角形のアルミパネル236枚が集まり描かれる高さ8・7メートル、直径18・2メートルの扁平(へんぺい)な球形の建物が現れる。 主張の強い建物の色をオレンジ色と表現しないのは理由がある。 インパクト抜群の建物には、これまで20万人以上が訪れているそうです。映えるだけでなく、楽しんだりためになったりする情報も盛りだくさんの施設内へ。記事後半にプレゼントのお知らせも。 これは……柿だ… この記事は有料記事です。残り1768文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 #KANSAI 近畿の魅力を再発見する新企画。社会・経済から文化・スポーツまで、地元愛あふれるコンテンツをお届けします。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
すべての市町村から肉眼で天の川が見える「星取県」 星空守る条例も
鳥取県は「星取県」になりました――。2022年春に鳥取に赴任した記者は、こんなキャッチフレーズを耳にした。星空が日本一きれいに見えることをアピールしているらしい。過去に知事が「スタバ(スターバックスコーヒー)はないけど砂場(鳥取砂丘)はある」と発言するなど、ダジャレが好きな県だなあと思いつつ、「星取県」にふさわしいのか探ってみた。 冷たい風が身にしみる22年11月中旬の夜。県中部の三朝(みささ)温泉(三朝町)を訪ねた。建物の屋上では宿泊客8人が夜空を見上げる。三朝温泉観光協会の職員が、天体望遠鏡も使って土星の輪や木星のしま模様を解説していた。 広島県から家族3人で訪れた男性(63)は「ホテルで知って参加しました。思い出に残ります」と星空を堪能していた。 観光協会が18年に始めた「スターウォッチング」。1人400円で星の観察ができる。この日は雲が少しあったが、晴れれば星が本当によく見えるという。 県は17年に「星取県」を名乗るようになり、星の見えやすさをPRするようになった。 根拠はあった。県によると、全19市町村で肉眼で天の川が見えるという。環境省の全国星空継続観察では、鳥取市佐治町の公開天文台「さじアストロパーク」は、過去10回以上、星の見えやすさ日本一になっている。 なぜ星がきれいに見えるのか… この記事は有料記事です。残り871文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル