鹿児島県の屋久島の海岸で5日午後1時半ごろ、サルの生態調査で滞在中だった愛知県犬山市の大学院生、田中美衣さん(25)が遺体で見つかった。前日に1人で調査に出たまま行方がわからなくなっており、警察や消防が捜索していた。 屋久島署によると、田中さん… この記事は有料記事です。残り166文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
知床半島に流氷シーズン到来 オホーツク海に広がる白銀の世界
迫和義2023年2月5日 18時00分 【動画】北海道・知床半島付近の流氷=遠藤雅彦撮影 オホーツク海の流氷が南下し、北海道東部の知床半島沿岸に到達した。独自に流氷の観測をしている知床自然センター(斜里町)が2日、「接岸」を確認した。 昨年4月に起きた観光船「KAZUⅠ(カズワン)」の沈没事故で大規模な捜索が続けられた半島北側のカシュニの滝近くの海域も、白い流氷に覆われている。乗客・乗員計26人のうち20人が亡くなり、いまも6人が行方不明だ。春が来て流氷が去るまで、一帯では船舶の航行はできない。 網走市や紋別市でも、観測ポイントから肉眼で初めて流氷が見える「流氷初日」が発表され、観光砕氷船の運航が本格化している。(迫和義) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
旧統一教会の友好団体、公共施設で勧誘活動 「正体隠し」の手口とは
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の友好団体が、奈良市内の公民館に登録した「手芸サークル」を隠れみのにして「宗教活動」を伴う講演会を開いていたとして、公民館がこのサークルの利用登録を抹消していたことがわかった。こうした行為は同市の公民館の利用規定などで禁じられている。2017年、偶然の出来事から発覚。姿を隠して勧誘する教団の活動の一端が浮かび上がった。 「普段の生活にスパイスを!」 「見方を変えるだけで色々な発見や気持ちに変化をもたらします」 「より良いライフスタイルを見つけるきっかけに」 朝日新聞が情報公開請求で入手した資料の中には、講演会「暮らしと生き方のセミナー」のチラシが2種類あった。2017年10月に開かれた時のもので、いずれも、自己啓発を促す同じ文言が並ぶ。日時や場所、内容、イラストも同一のものだった。 ところが、1点だけ異なっている箇所があった。 問い合わせ先だ。一つには「… この記事は有料記事です。残り1680文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 旧統一教会問題 2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[記事一覧へ] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
イカを超高速でぶん回す「乾燥機」 まさかのカプセルトイとして登場
【動画】「天日いか乾燥機」で回るイカ=佐藤雄二撮影 長崎県対馬市の厳原港近く。服を乾かすための「パラソルハンガー」のようなものが6台並べられている。高さは約3メートル。巨大だ。 電源を入れると、勢いよく回り始める。ぶら下げられているものが遠心力できれいに広がり、その姿は圧巻だ。 スルメを製造 ぶら下げられているのは「イカ」だ。機械は「いかゴーランド」と呼ばれている。水揚げされたイカを天日干しし、スルメを製造している。 スルメの製造は季節には特段、関係なく行われているが、縁起物とされていることから年末にかけて需要が高まる。冬晴れの青空には「回るイカ」が似合う。 中島水産(対馬市)のスルメは、イカを開き、皮をはいで乾燥させる。「松白するめ」といい、皮つきのものと異なり白く仕上がるのが特徴だ。 「冬の風が吹く日のほうが乾きがよく、良い商品ができる」。社長の中島佳子さん(60)は言う。夏のほうが乾きやすそうに思えるが、日差しが強いため、表面だけすぐに乾燥してしまい、中の水分が抜けにくくなってしまうのだそうだ。 同社では、回転式の「天日いか乾燥機」が5台稼働。1台あたり約700杯のイカが回る。イカを串に刺して伸ばす。商品の形が整い乾きも良くなる。虫がついたり、ネコや鳥に襲われたりするおそれが軽減されるといった利点もあるという。 最近では、イカを回転させて天日干しする様子が、対馬を代表する風景の一つとなっている。観光客の目をひきやすいことに加え、この乾燥機が対馬で開発されたこともその理由だ。 開発したのは鍵本鐵工(対馬市)会長の鍵本芳徳さん(75)。芳徳さんが家業に入った1966年当時、島内各地で屋内に据え付ける乾燥機の設置工事をしていた。 しかし、燃料代がかさむことや、湿度が高い時などには乾燥ムラが生じると、加工業者から相談された。 そこで70年代前半に、足元に車輪をつけ、動かしても壊れないよう改良を加えた乾燥機を開発。天気が良い時は屋外で、雨の日や夜間は屋内で乾燥できるようにした。従来の作業では3、4日かかっていた乾燥時間が、「天日いか乾燥機」の導入で半分以下になったという。 93年、実用新案に登録されると、大手商社から問い合わせが入るように。国内ではほぼ全国各地に納品。韓国、中国、タイ、ベトナムにも納めた。 スルメを製造するために地元企業が開発した「天日いか乾燥機」。昨年末、思わぬ形に生まれ変わり全国で発売されました。 開発当時は画期的な発明だっ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
闇バイトに応募、2日後「犯罪者」に 会社員が民家に押し入るまで
有料記事 太田原奈都乃 大藤道矢2023年2月5日 14時00分 全国で相次ぐ強盗事件。それらとの関連が指摘される山口県岩国市の事件で有罪判決を受けた渡辺翼被告(26)=東京都江戸川区=は、もとは普通の会社員だったという。なぜ「闇バイト」に手を出し、犯罪に手を染めたのか。判決前、勾留されている山口刑務所で朝日新聞記者が接見した。 渡辺被告は面会室に現れると、記者を見て軽く会釈した。 上下ともジャージー姿。素朴な若者という印象だ。 接見は30分間。記者とアクリル板越しに向き合うと、被告は落ち着いた声で、事件について語り始めた。 SNSで応募、すぐに来た指示 平日は昼間に働く会社員だった。ただ、パチンコ通いで消費者金融に手を出し、借金があった。 返済のため、仕事を探し始めた。 ツイッターで検索すると、「闇バイト」のハッシュタグの付いた投稿がたくさん出てきた。多くの報酬は10万~20万円。 その中で、「日当100万円以上」という桁違いの求人が目についた。 昨年11月5日。ダイレクトメールを送るとすぐに、男の声で電話がかかってきた。 「動けますか」 山口県での強盗未遂事件で有罪判決を受けた被告。「闇バイト」に応募してから、遠く離れた岩国市で事件を起こすのはわずか2日後でした。接見した記者に、その2日間の出来事を語りました。 一定の時間が過ぎると交信記… この記事は有料記事です。残り1473文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新種のサンショウウオ、過去10年で50種増加 背景に在野の研究家
これまで知られていなかった小型のサンショウウオが近年、日本各地で相次いで見つかっている。DNA解析の進歩もあり、その数は過去10年で倍近い約50種になった。自然が豊かな北陸は、サンショウウオが好む地形や気候がそろった生息域の一つになっている。 岐阜県境に近い福井県南越前町の標高約570メートル。枯れたススキが揺れる山道を昨年11月、福井県両生爬虫(はちゅう)類研究会副会長の川内一憲さん(74)=あわら市=らと車で上った。沢の近くで車を止め、湿った落ち葉や腐葉土の隙間をのぞいた。「いたよ!」。クリッと飛び出た黒い目玉に、炎のような赤い背中の模様。「間違いない。ホムラだ」と川内さんが声を弾ませた。体長約10センチの個体はクネクネと身をよじらせ、落ち葉の奥に潜っていった。 「ホムラ」とは国立科学博物館の吉川夏彦研究員らが昨年2月に論文発表したホムラハコネサンショウウオのことだ。日本固有のハコネサンショウウオ属の新種で、石川や京都など本州中部の涼しい山地に生息する。普段は森にいるが、繁殖期は水場に出る。名前の由来となった炎(ほむら)の模様のほか、細身なのも特徴だ。 新種発表の基礎となっているのは、実は川内さんのような在野の研究家の調査だ。川内さんは機械製造会社員だった1993年夏、子供の理科研究のため、あわら市の山を歩いた。そこで川をのぞいた息子が「魚に足がある!」と言って見つけたのが最初のサンショウウオだった。 その後観察にのめり込み、希少なアベサンショウウオが福井や石川にいることを仲間との調査で初めて確認。学会にも出て京都大の専門家らと交流するようになった。2006年ごろからは南越前町や坂井市、おおい町を歩き回り、珍しい模様の個体を吉川研究員に提供。それが冒頭の「ホムラ」だった。 「ホムラ」の発表で小型サンショウウオは計46種になったが、大半は絶滅しかけている。ゴルフ場や林道の開発で生息地が狭まっているうえ、外来種のザリガニやウシガエルに卵を食われたり、愛好家に捕獲・密売されたりしている。 生き物が年々減ることを危惧する川内さんは、17年から地元小学校の野外授業で里山の生態系を紹介。「どれほど貴重な生き物がいるか、まずは発見し、知ることが保護の第一歩になる」と語る。今年も約100カ所ある調査地点を見回り、34冊目の観察ノートに記録を刻むつもりだ。(乗京真知) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
松山のコインランドリーで高齢女性刺され死亡 交番に電話の男を逮捕
2023年2月5日 15時28分 5日午前10時すぎ、松山市土手内の愛媛県警松山西署北条交番に「コインランドリーで人を殺しました」と電話があった。署員が同市河野中須賀のコインランドリーに駆けつけたところ、背中を刺された女性が倒れており、現場にいた男を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。 逮捕されたのは、近くに住む無職中川晃成容疑者(21)。「間違いありません」と容疑を認めているという。女性は救急搬送中に死亡が確認された。署は、殺人容疑に切り替えて調べる方針。 署によると、女性は70代くらいで、身元を調べている。現場で包丁のようなものを押収したという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Shohei Ohtani to skip Japan camp ahead of World Baseball Classic
ANAHEIM, California – Shohei Ohtani will make one preseason Cactus League start for the Los Angeles Angels before heading to Japan on March 1 for the World Baseball Classic, Angels general manager Perry Minasian said Saturday. Ohtani will therefore not join his Samurai Japan teammates in Miyazaki for their Feb. […]
二代目マスターはまだ道半ば 日常に寄り添う味わい求め、学び続ける
有料記事 田中慶一=ライター2023年2月5日 12時00分 喫茶ルプラ(大阪) 店主の西峯雅仁さんが、先代の急逝により家業を継いだのは20代だった10年前。 当時はシェフとして修業中で、コーヒーについては素人。一から学ぶべく、教室やセミナーに片っ端から足を運んだ。 二代目として新味を打ち出すべく自家焙煎(ばいせん)を始め、毎年ベトナムのコーヒー農園を訪問。「日に2、3回飲んでも飽きない、日常に寄り添う味わい」を求め、新たなブレンドをはじめ、豆の種類も10以上に充実させた。 さらに料理の経験を生かして… この記事は有料記事です。残り326文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
1杯1千円は安い? 訪日客に人気のラーメンにみる「安すぎる日本」
ラーメン1杯1千円以下は安すぎるのか――。そんな論争がネットを中心に巻き起こっている。きっかけは、海外在住経験の長い、元サッカー日本代表の本田圭佑さん(36)が1月9日、ツイッターに投稿した内容だ。 「ラーメン屋。あの美味(うま)さで730円は安すぎる。もうちょっと値上げするべき。ってか色んな業界がもう少し値上げするべき。高すぎるか安すぎるかの両極になり過ぎ。次ラーメン食うときは2000円支払います。必ず。」 本田さんの投稿は、1900万回以上表示された。ツイッター上では「千円でも高いのに」や「ラーメンが2千円になったら食べられない」と批判的な意見が出た一方で、「先進国では2千円があたり前」という声や、「ラーメンは二千円になっていいし日本人の給料は2倍、いや3倍になっていい…どっちも安すぎるんよ」などと、物価だけでなく賃金が低すぎる日本社会の問題を指摘する声もあった。 日本政府の水際対策が昨秋に緩和されて以降、外国人観光客は戻りつつある。訪日客は日本のラーメンの価格をどうみるのか。 米国からの観光客 「ニューヨークでは倍以上の値段」 「やっぱり日本のラーメンは一味違う」。1月下旬、東京都中央区の一風堂銀座店で、米ニューヨークから訪れた会社員のアンデス・リーさん(23)は、満面の笑みを浮かべて麺をすすっていた。 リーさんが注文したのは、ラーメンとギョーザ、ライスがセットになった定食(990円)だ。「ニューヨークにも一風堂があるが、倍以上の値段でチップも必要。日本の食べ物は安くておいしい」と話す。 水際対策の緩和に加えて円安の追い風もあり、日本で再び増えてきた外国人観光客たちは口々に「日本のラーメンは安くておいしい」と言います。一方で、富裕層の需要に応えようと1杯5千円を超える高級ラーメンも登場しました。記事の後半では、「安すぎる日本」について探っていきます。 一風堂はグループ全体で、国… この記事は有料記事です。残り2017文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル