自動車競技の世界ラリー選手権(WRC)を11月に主催する愛知県豊田市は、競技の一部を豊田スタジアムで実施する方針を固めた。ピッチの天然芝をはがして舗装路に改修する。競技場でラリーを開催するのは珍しいという。 WRCの最終戦「ラリージャパン」は11月16~19日に愛知、岐阜両県である。豊田市は、地方自治体としては国内で初めてモータースポーツの運営主体となる。交通規制された中山間地の公道などが競技エリア「スペシャルステージ(SS)」として使われるのが通例だ。 豊田市は当初、ファンや観光客が訪れやすいよう市中心部にある矢作川の河川敷に直線距離で約3キロのSSを計画。今年度、1億5千万円をかけて整備した。 しかし、競技団体などとの協議でこの河川敷近くにあり、市所有の豊田スタジアム(4万5千人収容)を使用する案が浮上。昨年のギリシャ大会でもオリンピックスタジアムがSSになった例もあり、市は同スタジアムでの開催を決めた。 スタジアムの芝をはがしてア… この記事は有料記事です。残り473文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
一晩で女性3人に性的暴行の罪、男3人起訴 酒などに睡眠薬混入か
睡眠薬入りの酒などを飲ませて前後不覚に陥らせる手口で、一晩で女性3人に性的暴行を加えたなどとして、名古屋地検が準強制性交と準強制わいせつの罪で男3人を起訴したことがわかった。捜査関係者によると、女性3人が前後不覚になっている様子が事件現場近くの防犯カメラに記録されていたという。 準強制性交罪は薬などで被害者を「心神喪失・抗拒不能」にすれば成立する。「被害者の抵抗が著しく困難」であることの立証が必要とされるが、基準があいまいで無罪判決が相次ぐ。捜査機関も同罪の適用に慎重になる中、今回はカメラ映像が残されていたことなどから刑事責任を問えると判断したとみられる。 2月17日付で起訴されたのは無職松田健(27)=愛知県西尾市=、販売業井上恵介(36)=同県安城市=、無職牧野潤一朗(34)=岐阜県海津市=の3被告。起訴状などによると、3人は昨年10月24日午前1時半~3時半ごろ、名古屋市中区の路上などで、19~20歳の女性3人に声をかけ、睡眠薬をひそかに混ぜた酒などを飲ませた上、女性3人をタクシー2台に乗せて井上被告の自宅まで移動。井上被告宅に連れ込み、性的暴行を加えたなどとされる。 カメラ映像には女性3人が転… この記事は有料記事です。残り163文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
朝鮮人虐殺に言及の映像めぐる問題、東京都に作者「調査と謝罪を」
2023年3月1日 21時13分 東京都の委託を受けた外郭団体「都人権啓発センター」の人権企画展で予定されていた映像作品をめぐる問題で、作者で美術家の飯山由貴さんらが1日、中止された作品の上映と経緯の調査、謝罪を求める要望書を都に提出した。3万筆を超えるオンライン署名も手渡した。 企画展は昨年8~10月に開催された。作品は、戦前の朝鮮人患者の診療録を読み解く内容。作品内で関東大震災の朝鮮人虐殺を「事実」とする歴史学者の発言について、都の人権施策の担当職員が「都ではこの歴史認識について言及していません」としたり、小池百合子知事が朝鮮人犠牲者への追悼文を送っていないことを挙げたりして上映に難色を示すメールをセンター側に送っていた。その後、上映中止が決まった。 飯山さんによると、担当の都人権部からこれまでに経緯の説明などはないという。「人権部の対応は知事への忖度(そんたく)がある。知事は態度を省みてほしい」とし、小池知事にも要望書を提出する考えを示した。 要望書提出を受け、都総務局の川上秀一・人権担当理事は「現時点で作品の上映は考えていない。要望をよく読んで対応を考える」と話した。飯山さんらに経緯の説明をしていないことについては「飯山さんと主催者の都人権啓発センターがやり取りを重ねて契約に至っており、十分説明をしていた」との考えを示した。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
長野市の公園、住民苦情で廃止決定→検討→やっぱり廃止 市長が表明
子どもたちの遊び声などへの苦情を契機にいったん廃止が決まり、その後存続が検討されていた長野市の青木島遊園地(同市青木島町大塚)について、荻原健司市長は1日、遊園地の「廃止」を決定したと市議会で表明した。荻原市長は2月、市民の声を受けて公園の存廃を再検討する考えを明らかにしたばかりだったが、土地を借り受け続けることが難しくなり、存続を断念した。 青木島遊園地は2004年4月、地元区長会の要望を受けて開設され、広さ1376平方メートルの園地は、市が民有地を借り受け、地権者に借地料を支払ってきた。 市長「地権者が新たな土地利用を計画」と説明 この日の市議会3月定例会の答弁で荻原市長は「市が昨年に廃止方針を示し、今年度いっぱいでの現状復旧を申し入れて以降、(地権者が)新たな土地利用を計画されており、これ以上、土地をお借りすることは断念せざるを得ない状況にある」と説明。その上で、「存続を望んだ住民の期待にお応えできなかったことは大変申し訳なく思う」とわびた。 青木島遊園地は、青木島児童センターや市立青木島小学校、市立青木島保育園に隣接する。青木島小の1、2年生向けの学童保育施設である児童センターは、周辺住民からの苦情を受けて21年3月から遊園地の使用を自粛してきた。 荻原市長は今後、児童センターを利用する子どもの遊び場を小学校の敷地内に確保することも表明した。 児童センターの機能も、小学校の空き教室を活用して3年生以上の児童向けに開設している「子どもプラザ」に統合していくという。 「反省すべきところは反省」市長 遊園地を巡っては、22年1… この記事は有料記事です。残り509文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
セクハラ問題に取り組む弁護士が依頼者に「セクハラ」 公表し、謝罪
村上友里2023年3月1日 21時27分 演劇や映画界のハラスメント問題に取り組んできた馬奈木厳太郎(まなぎいずたろう)弁護士(47)が1日、裁判で代理人を務めた依頼者に「セクハラを行ってしまった」と、自身のブログで明らかにした。「被害相談を受けてきた者として、被害者の信頼を裏切った」と謝罪した。 ブログによると、馬奈木氏は数年来の知り合いだった相手に好意を抱き、相手も好意を寄せていると思い込んで、体に触れたほか、体の部位に言及したり性的な関係を迫ったりするメッセージを送った。相手からは拒まれたが、「依頼を受けていた裁判の対応にまで言及して、追い込んでしまった」という。 昨年末に相手から弁護士会に懲戒請求が出されたことで、苦しみを知ったと告白。「卑劣な、人として許されない行為で、深く謝罪します」とした。 原発訴訟の事務局長も 今回の公表は「被害を救済すべき弁護士が被害を生じさせた」ことを踏まえて決めたと説明した。今後はハラスメント講習の講師などは行わないという。 馬奈木氏は原発事故をめぐる避難者訴訟の弁護団事務局長も務めていたが、昨年12月に「体調不良」を理由に退任を申し出ていた。(村上友里) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
長崎県の石木ダム、強制収用の土地で工事開始 反対住民は座り込み
長崎県川棚町で建設が進む石木ダム事業について、大石賢吾知事は1日、強制収用した土地での工事に着手したことを明らかにした。工事はこれまで任意取得した土地のみで続いており、収用地では初めて。反対住民らは現地で作業中止を求めて抵抗した。 県によると、工事を始めたのは、ダム本体の左岸部の山林にある収用地。県は2021年9月に本体工事を始めて以降、任意取得した土地で工事を続けていたが、収用地での工事に2月20日に着手。重機で樹木の伐採や掘削を始めた。 これに気づいた反対住民らが28日に工事阻止を求めた。県によると、座り込みをしたり、寝転がったりした住民を別の場所に移動させたという。1日には、反対住民が、工事が始まる前からショベルカーの周囲に座り込んだ。けが人は出ていないという。 石木ダムの事業地は約79万平方メートル。8割の地権者が立ち退いたが、水没する川原(こうばる)集落に暮らす13世帯は拒否した。この住民の土地約12万平方メートルは土地収用法に基づき所有権が国に移った。今回は、この収用した土地で初めて工事が始まったことになる。 土地収用法は、事業認定告示… この記事は有料記事です。残り1426文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
対向側の歩道を走り、女性2人はねて死なせたか 防カメに逆走の瞬間
1日午後2時50分ごろ、大阪市生野区巽南5丁目の生野愛和病院近くで、「車が病院に突っ込み、挟まれている人がいる」と病院職員から119番通報があった。同市消防局や大阪府警によると、高齢とみられる女性2人が巻き込まれ、その場で死亡が確認された。 生野署は、車を運転していた同市平野区加美北3丁目の無職、大山昌樹容疑者(71)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)容疑で現行犯逮捕し、発表した。「事故を起こして人をはねたことに間違いない」と容疑を認めているという。 署によると、目撃者の話や現場の状況などから、大山容疑者の車は、病院そばの片側2車線の交差点に進入後、対向車線側へ進行。車は歩道に乗り上げて走行を続け、病院脇の生け垣などに衝突して停車。女性2人は通行人とみられ、署は事故当時の状況を調べている。 近くに設置された複数の防犯カメラには、大山容疑者が運転しているとみられる白っぽい乗用車が対向車線側を逆方向に走行し、病院の方に突っ込む様子が映っていた。 近くの施設の防犯カメラに病院方向へと逆走する車が映っていた=関係者提供 現場はJR大和路線平野駅の… この記事は有料記事です。残り345文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「お姉ちゃん」殺され、容疑者は自殺 「無念晴らす機会奪われた」
大阪府高槻市の会社員高井直子さん(当時54)が2021年7月、自宅で殺害された事件で、直子さんのいとこの姉妹2人が1日、大阪市内で記者会見を開いた。殺人などの疑いで逮捕された男は勾留中、福島署の留置場で自殺し、捜査は終結。2人は「無念を晴らす機会を奪い取られた。心身が安らぐことはない」とし、やるせない胸の内を語った。 「常に身近な憧れの存在でした」 遺骨と遺影とともに会見に臨んだ2人は、「お姉ちゃん」と呼んで慕った直子さんとの日々を振り返った。いとこの姉(45)が困りごとを相談すると、「たいしたことないで」と笑い飛ばし、安心させてくれる一面があったという。 直子さんにはきょうだいがおらず、施設で暮らす高齢の母を気にかけながら、一人で暮らしていた。 直子さんは、いとこの妹(42)に「最期は見送ってね」と冗談交じりに話したこともあったという。「でも、それはもっと先のことだと思っていたのに」と声を詰まらせた。 直子さんは21年7月、自宅の浴槽内で殺されているのが見つかった。直子さんには計約1億5千万円の生命保険金がかけられ、約5カ月前に養子縁組を結んだ高井凜容疑者(当時28)が受取人になっていた。 大阪府警は22年7月、養子縁組届を偽造したとする有印私文書偽造・同行使容疑で容疑者を逮捕し、8月に殺人などの疑いで再逮捕。容疑者は黙秘を続け、9月に福島署で自殺した。大阪地検は12月、容疑者死亡で不起訴処分とした。 真実が明らかになると期待していた裁判が開かれることはなくなった。姉は会見で、「なぜ直子姉ちゃんは殺されなければいけなかったのか」と涙を流した。 一方、容疑者の自殺後、署員が留置場の決められた巡回をしていなかったことなどがわかり、府警は福島署長ら18人を処分した。いとこらは、府警幹部から謝罪や説明を受けたという。 ただ2人は、処分された18人や容疑者の家族からの謝罪を求めている。妹は「それではじめて、『直子姉ちゃん、終わったよ』と言える」と語った。(甲斐江里子) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
常陸宮さまが発熱で入院
多田晃子2023年3月1日 22時15分 宮内庁は1日、常陸宮さま(87)が発熱したため、大事を取って東京・広尾の日本赤十字社医療センターに入院したと発表した。鼻水や鼻づまりの症状があるという。前日の検査では、新型コロナウイルスやインフルエンザではなかったという。 同庁によると、常陸宮さまは数日間37度台の発熱があり、2月28日に同センターを受診。熱が下がり、宮邸に戻ったが、この日の夕刻に38度前後の熱があったため入院したという。(多田晃子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
山口県防府市の高校で生徒・教員30人が救急搬送 全員意識あり
2023年3月1日 19時34分 1日午後3時50分ごろ、山口県防府市東三田尻1丁目の私立誠英高校の教員から「校舎で自習していた生徒と教員7、8人が呼吸苦を訴えている」と119番通報があった。同市消防本部によると、生徒と教員計30人がのどの痛みや胸の違和感を訴え、救急搬送された。全員意識はあるという。原因は分かっていないという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル