首都圏1都3県の公立小学校に通う6年生の今年の中学受験率は、リーマン・ショック前の2008年の入試を超え、過去最高になった。その理由と来年以降への備えは――。森上教育研究所の森上展安代表に聞いた。(編集委員・宮坂麻子) 中学受験者は実数が非常につかみにくいため、首都圏の大半の受験生が受ける、東京・神奈川の2月1日午前の私立中入試の受験者数を長年調査しています。今年の受験者数は昨年より増え、4万3千人超に。1都3県の公立小に通う6年生を母数とする受験率もピークだった2008年の14・8%を超えて15・0%で、リーマン・ショック以前を含めて過去最高でした。首都圏模試センターなどの推計でも、今年は過去最多の受験者数、過去最高の受験率とされています。 1月の埼玉県の栄東、埼玉栄… この記事は有料記事です。残り1530文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ユーチューバー確定申告せず700万円追徴 国税が「無申告」を監視
コロナ下でリモートワークが広がったことなどを背景に、副業に取り組み、給与とは別に個人的な収入を得る人が目立ってきた。こうした中、注意しなければならないのが税金の取り扱いだ。勤め先から源泉徴収をされない所得は、一定額を超えると、確定申告をしなければならない。納税に不公平が生じないよう、国税当局が「無申告者」への監視を強めている。 関係者によると、動画をユーチューブに投稿し、その報酬などとして約3600万円を得ていた男性が、確定申告をしていなかったとして、関東信越国税局の税務調査を受けた。重加算税を含む約700万円を追徴課税されたという。 男性はかつて会社員だった。当初、国税局に対して「確定申告が必要なことを知らなかった」という趣旨の説明をしていたという。 ところが、さらに調査を進めた国税局が、新たな事実をつかんだ。 税務調査を受けた場合にどう対応するか。そんな動画を視聴していたという。 さらに追及を受けた男性は、意図的に申告をしなかったことを認めた。国税関係者は「確信的な無申告だったのに、それを隠そうとする。言い逃れの典型例だ」と指摘する。 給与以外の所得、20万円超で申告が必要 国税庁によると、確定申告が必要になるのは、給与以外の所得が年間で20万円を超えたケースなどだ。 意図的な申告逃れだけでなく、所得税を源泉徴収されてきた会社員が副業を始め、申告の必要性を認識していないケースもあるという。ただ、所得を隠す意図がなかったとしても、申告を怠れば、本来納めるべき税金だけでなくペナルティーとして加算税などを余分に負担しなければならなくなる。 国税庁はホームページで、所得にあたる具体例を紹介し、注意を呼びかけている。原稿料や講演料、ベビーシッター、家庭教師といった個人的な取引で得た収入のほか、暗号資産(仮想通貨)の売却益、競馬などギャンブルで得た配当金なども対象になる。 国税庁によると、2022年6月までの1年間に、所得税の確定申告をしなかった人に対する税務調査は、前年度比で約3割増え、3828件に達した。 あわせて所得の申告漏れ額も前年度比約1・4倍となる1119億円にのぼり、追徴税額は同2倍超の190億円となった。 国税庁は「納税者に強い不公平感をもたらすため、無申告者については厳格に対応する」としている。 今年の確定申告は3月15日まで。昨年までの3年間は、新型コロナの影響を考慮して申告期限を延長したり申告手続きを簡素化したりしたが、今年はコロナ前と同じ手続きになっている。(原田悠自) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
北海道で震度4の地震、1分後には千葉で震度3 津波の心配なし
2023年3月11日 6時34分 11日午前5時12分ごろ、北海道・日高地方東部を震源とする地震があった。気象庁によると、震源の深さは60キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4・8(推定)。 この地震で、北海道浦河町で震度4、千歳市や函館市、青森県むつ市や階上町など計17市町村で震度2が観測された。この地震による津波の心配はないという。 また、午前5時13分ごろ、千葉県北西部を震源とする地震も発生。同庁によると、震源の深さは70キロ、マグニチュードは推計4・2だった。 この地震では、震度3が東京都中央区で観測されたほか、震度2が千葉県、茨城県、埼玉県など各地で観測された。津波の心配はないという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
原告「不当判決」 仙台高裁、国の責任認めず いわきの原発訴訟
「いわき市民訴訟」の控訴審判決(小林久起裁判長)は10日、国の避難指示が出なかった地域でも「歴史上かつてない混乱」があったと被害の大きさを認めた。賠償額は国の指針を上回った。だが、原告らがもっとも注目していた国の責任は認めず、昨年の最高裁判決に追従する結果となった。原告団からは失望の声が漏れた。 「国民の声を聞かない判決」 原発の危険性を訴えてきた団長 「国民の声を聞かない判決だ」 原告団長の伊東達也さん(81)=いわき市=は、新型コロナウイルス感染のため、リモートで参加した判決後の会見でこう語った。 記事の後半では、原告や弁護団の判決の受け止めを紹介します。 長年、原発の危険性を訴えてきた。1975年には東京電力福島第二原発の設置許可取り消しを求めた訴訟を支援。2005年には、国と東電に、1960年に日本を襲ったチリ地震津波と同程度の津波が第一原発や第二原発を襲えば、事故になると訴えた。しかし、両者は耳を貸さなかった。 2011年3月、原発事故が… この記事は有料記事です。残り1040文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
滋賀の名神高速で5台の玉突き事故、6人重軽傷 バス運転手を逮捕
鈴木洋和2023年3月10日 20時50分 10日午後0時50分ごろ、滋賀県愛荘町の名神高速道路上り線で、高速バスやトラック、乗用車3台の計5台が絡む玉突き事故が起きた。県警や消防によると、乗用車の男性(80)が顔に重傷を負ったほか、50~80代の男女5人がけがをした。高速バスの乗客19人にけがはなかった。 県警高速隊は、最初に追突事故を起こした高速バスを運転していた西日本ジェイアールバス社員、法山孝照容疑者(33)=金沢市=を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕した。容疑を認めているという。 同隊によると、法山容疑者は、渋滞の最後尾で止まっていた男性の車に追突した疑いがある。男性の車は押し出され、前方の3台も次々に衝突したという。 同社によると、バスは大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)からJR金沢駅へ向かう途中だった。(鈴木洋和) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「亡くなった人思い出しながら」 被災者の心のケア、宗派を超えて
有料記事 平川仁 武井風花2023年3月10日 21時28分 東日本大震災から12年となるのを前に、仙台市若林区の沿岸部では10日、仏教や神道などの宗教者が住民とともに行脚する合同慰霊があった。 黒色の法衣姿の僧侶ら約10人が一列になって寺を出発。田畑を抜け、海岸近くにある観音像「東日本大震災慰霊の塔」に向かって歩いた。塔では、白い作務衣姿の神職も加わり、全員で黙禱(もくとう)を捧げた。 市によると、観音像のある荒浜地区では、当時約2200人が暮らしていたが、約190人が津波の犠牲になった。今は「災害危険区域」に指定され、人は暮らせない。 参加した同区三本塚の菊地貞一郎さん(72)は友人を津波で失った。「十三回忌で一区切りではあるんだけれども、3・11はやはり忘れちゃいけない。亡くなった人たちを思い出しながら歩いた」と話した。 主催したのは、被災者や終末… この記事は有料記事です。残り533文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【震災12年】羽生結弦さんが鎮魂の舞 「満天の星は希望の光に」
【動画】「希望の灯火」灯籠に火をともし、亡くなった人たちを追悼した=吉田耕一郎撮影 東日本大震災から11日で12年になります。関連死も含め死者・行方不明者は2万2212人に上りました。大津波に奪われた多くの尊い命を悼み、東京電力福島第一原発事故の影響を今なお受ける人たちの苦悩を忘れない――。きょうをそんな日に。各地の動きをタイムラインでお伝えします。 ■■■3月10日■■■ 【動画】釜石市の海岸で地元の警察、消防、海上保安庁らが捜索活動を行った=藤原伸雄撮影 18:00 エールと鎮魂の思い込め、桜色にライトアップ 被災地へのエールと震災で亡くなった人への鎮魂の思いを込め、大阪府豊中市の市立文化芸術センターが、桜色にライトアップされた。震災直後から東北の被災地支援を続けてきた市社会福祉協議会が企画した。期間は12日の夜まで。 豊中市は、岩手県の大槌町や陸前高田市などと災害時の相互応援協定を締結している。また、豊中市内にある府立桜塚高校は被災地支援のボランティアをきっかけに、2012年に岩手県立大槌高校と、両校の校章が桜をモチーフにしていることから「さくら協定」を結び、交流を続けている。そこで今回、桜色にライトアップすることにした。 10日にあった点灯式には、市社協職員や桜塚高校の生徒のほか、大槌高校の生徒たちもオンライン会議システム「Zoom」で参加し、全員で黙禱(もくとう)した。 大槌高校の生徒たちが復興の歩みなどを紹介し、桜塚高校の生徒の1人が「修学旅行で大槌高校を訪ねて、またいつか関われたらと思っていたので、もう一度再会できてよかったです」と話した後、一緒にカウントダウンして点灯した。 17:00 羽生結弦さんが鎮魂の舞「満天の星は希望の光に」 フィギュアスケートで五輪2連覇を果たし、プロとして活躍する羽生結弦さん(28)が、地元の宮城・セキスイハイムスーパーアリーナでアイスショー「羽生結弦 notte stellata(ノッテ・ステラータ)」を開催し、鎮魂の舞を披露した。 12年前に羽生さん自身も仙台市内で被災。避難所に向かう途中に夜空を見上げた時に、「満天の星」が見えたという。羽生さんは「ノッテ・ステラータは『星降る夜』という意味です。満天の星は希望の光になりました。一つ一つのプログラムが輝く星になるように滑ります」と語った。 ショーには羽生さんと親交のある国内外の著名なスケーターのほか、体操個人総合で五輪2連覇を果たした内村航平さんも出演した。 17:00 「ずっと一緒だよ」「会いたい」 600個の灯籠にあかり 東日本大震災の被災集落跡にある宮城県岩沼市の公園で、市の追悼行事「希望の灯火(あかり)」があった。亡き人を導くように並べられた約600個の灯籠(とうろう)に、元住民や遺族らが次々と火をともした。 灯籠には「ずっと一緒だよ」… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「エホバの証人」から意見聴取の意向 厚労相 「輸血拒否は虐待」
キリスト教系新宗教「エホバの証人」に関連した児童虐待が起きている可能性が指摘されていることに関して、加藤勝信厚生労働相は10日の衆院厚生労働委員会で、「(教団側から)団体としての認識や実情などについて聴くことが必要だ」との考えを明らかにした。今後、輸血拒否など宗教がかかわる児童虐待の実態を把握するための調査研究を進める方針も示した。 立憲民主党の早稲田夕季議員の質問に答えた。 加藤氏は「医師が必要と判断した輸血などの医療行為を受けさせないのは、いわゆる医療ネグレクトにあたる」と改めて説明。「信者である保護者が輸血拒否などを行っているとの指摘をふまえ、法人関係者から団体としての認識などを知るということも大事」と述べた。また「調査研究などにより、輸血拒否の状況も含めた宗教が関係する児童虐待の実態把握を今後行っていきたい」とも話した。 エホバの証人をめぐっては… この記事は有料記事です。残り169文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「おとうはもういないんだ」5年後初めて泣いた娘 心の復興支える場
有料記事 武井風花 平川仁 本山秀樹2023年3月10日 22時00分 東日本大震災から12年。2万人余りが犠牲になり、原発事故があった福島を中心に今も3万人が避難を続ける災害で、「心」の復興は一律には進まない。震災後に生まれた寄り添いの形が草の根で展開する一方、複雑になる被災者の悩みや不安をどうすくいあげ、適切な支援につなげるかが課題だ。(武井風花、平川仁、本山秀樹) 宮城県栗原市の訪問看護ステーション脇で2月中旬、移動傾聴喫茶「カフェ・デ・モンク」が開かれていた。東日本大震災で大切な人を失った被災者の悲しみを受け止めようと、地元の住職らが始めた。 テントでたき火を囲む10人ほどの輪が出来た頃、阿部朋佳(ともか)さん(27)がホットサンドを焼き上げ、運んできた。 阿部さんは同県南三陸町の職員だった父良人さん(当時53)を津波で失い、震災の半年後、母淑子さん(63)と実家近くの通大寺で供養をした。泣き崩れる母のそばで、涙をこらえた。当時は高校1年生。主催する金田諦應(たいおう)さん(66)は気になった。「悲しみを吐き出せない方がつらい」。翌夏、子ども向けの寺のイベントを手伝ってもらったのを機に、傾聴喫茶に誘った。 阿部さんはお手伝い感覚で参… この記事は有料記事です。残り2181文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Masataka Yoshida leads charge as Samurai Japan routs South Korea in World Baseball Classic
Masataka Yoshida made the unprecedented move by a Japanese player to leave his first MLB spring training to compete in the World Baseball Classic. It looks like a good move so far. Yoshida, who has been playing at a high level since leaving spring training with the Boston Red Sox […]