田添聖史2023年3月22日 17時30分 【動画】東京・新橋でWBC優勝を伝える号外を求める人たち=岩下毅撮影 朝日新聞社は22日、「第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で日本代表が優勝したことを伝える号外を発行した。大阪本社(大阪市北区)前では午後3時ごろから2千部を配った。 配布場所には、午後2時半ごろから200人余りが列をつくった。先頭に並んだ会社役員の河上尚哉さん(59)=大阪市福島区=は、同日の決勝を「一瞬も目が離せない、力と力のぶつかり合いだった」と振り返った。優勝に「こんなにうれしいことは久しぶり。これからの日本野球も楽しみ」と喜んだ。 主婦の園田明穂さん(33)=同市西区=は、次男の武瑠(たける)さん(11)と一緒に号外を受け取った。今大会を通じて「エネルギーをもらいっぱなしだった」。野球のクラブチームに所属する武瑠さんも「選手全員、とてもかっこよかった。もっと練習してプロになりたい」と話していた。(田添聖史) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大雪で列車立ち往生の教訓「現場判断を優先」 JR西が安全計画改定
三浦淳2023年3月22日 18時00分 JR西日本は22日、2005年の宝塚線(福知山線)脱線事故を教訓に5年ごとに策定している「安全考動計画」を改定し、発表した。「現場の判断を最優先するマネジメントを確立する」と明記した。1月に雪の影響で京都線などの列車15本が長時間立ち往生した際、客の降車を求めた車掌らの意見が生かされなかった反省を踏まえた。 計画は2023年度からの5年間が対象。「列車を止める」などの現場の判断を積極的に評価するほか、非常時に現場が「最善」とした判断は、組織が「責任を負う」とした。非常時に現場の声を聞き取り、責任者に伝える社員を専属で置く態勢をつくり、訓練で徹底するという。 計画を発表した中村圭二郎副社長は立ち往生について、「数々の不手際があり、多くのお客様に多大なるご迷惑、ご負担をおかけした」と改めて謝罪。「組織全体で安全を確保する仕組みと安全最優先の風土を構築する」と述べた。(三浦淳) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「御朱印」ならぬ「御翔印」が好評 JAL、空港での販売を拡大
朝倉義統2023年3月22日 18時00分 神社や寺院を訪れた参拝者が、その証しに押してもらう印章や印影の「御朱印」をヒントに、日本航空(JAL)が昨秋から羽田や大阪(伊丹)など11空港の売店で販売する「御翔印」が好評で、18日から新たに成田や鹿児島など24空港での販売を始めた。 各空港のJALのスタッフが書いた毛筆の文字が印刷され、絵柄の飛行機が各空港で異なる。 小松空港(石川県)では、1階の売店「こまQショップ」で18日から販売を開始。文字を書いたのは、同空港のJAL地上スタッフの大工昭美さん(55)。書道の師範の資格を持つといい、「小松らしさが出るよう一発で仕上げました」。1月に入社した田中絵莉子さん(20)は「『御翔印』をきっかけに小松空港を利用してほしい」と話した。 値段は共通で1枚350円(税込み)、御翔印帳は2千円(同)。23日に関西、熊本、25日に南紀白浜(和歌山)の3空港でも販売される。今後は離島や海外に就航する空港での販売も検討しているという。(朝倉義統) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪のタクシー暴走事故、重体の女性が死亡 容疑者の運転手を送検
2023年3月22日 18時45分 大阪市でタクシーが歩行者らをはねて1人が死亡、3人が負傷した事故で、大阪府警は22日、重体だった女性1人が死亡したと発表した。府警は同日、同府門真市のタクシー運転手、斉藤敏夫容疑者(74)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで大阪地検に送検した。 死亡したのは同府柏原市の松中英代さん(73)。生野署によると、松中さんは大阪市生野区の市道大阪環状線(今里筋)の交差点で、歩行中にタクシーにはねられ、脳挫傷などで意識不明の重体だった。同じ場所で原井恵子さん(67)と自転車の男性(65)もはねられ、原井さんは死亡した。約800メートル先の交差点でも原付きバイクの男性(81)が巻き込まれ、軽傷を負った。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東急、回数券の乗り越し精算で過大徴収 運賃改定でプログラムミス
小川崇2023年3月22日 19時12分 東急電鉄は22日、回数券運賃を過大徴収していたと発表した。今月18日の運賃改定に合わせて修正した自動精算機のプログラムにミスがあったためという。18日の始発から、社内の指摘で気づいた20日正午までに誤った金額を徴収していたケースは計113件(2970円分)あり、プログラムの改修を進めている。 不具合があったのは、こどもの国線と世田谷線を除く東急線全線の自動精算機。乗り越し精算時に回数券を利用した際、改定前の運賃で精算されるはずが、今月18日に10~50円値上げされた改定後の回数券の運賃を徴収していたという。(小川崇) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
独立リーグ出身で侍ジャパンの湯浅投手 母は「回り道はしたけれど」
野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝した日本代表「侍ジャパン」では、三重県尾鷲市出身の湯浅京己(あつき)投手(23)=阪神=も一員として戦った。豊かな海が広がる地元では、両親や知人らがこつこつと歩んできた野球人生をたたえた。 「あっくん、すごいな。野球の練習がない日も300スイングとか、素振りをしていた」 優勝決定直後、尾鷲市役所に快挙を祝うポスターを掲示した市民サービス課の中森翼さん(23)はそう話した。湯浅投手は小学校時代のチームメートだ。 湯浅投手は決勝の登板はなかったが、持ち味の速球とフォークボールを武器に、準決勝を含む3試合に登板して2回2/3で4三振を奪った。決勝は3―2と1点差に迫られた八回表、大谷翔平投手とブルペンで準備していた。 自らのLINEのプロフィル画像に、尾鷲の海と佐波留島(さばるじま)を選ぶなど三重に愛着を持つ湯浅投手。尾鷲市の自宅でテレビ観戦した父の栄一さん(51)は「ほんと感無量。みんなで世界一になれて」と喜んだ。 両親のもとには準決勝後、湯… この記事は有料記事です。残り618文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
共学志向? 24年度から学生募集停止 恵泉女学園大、定員割れ続く
山本知佳2023年3月22日 19時41分 恵泉女学園(東京都世田谷区)は22日、東京都多摩市にある恵泉女学園大学と同大学院について、2024年度から学生の募集を停止すると発表した。 学園によると、14年ごろから大学で定員割れの傾向が続いており、22年度入学生は定員290人に対し、約160人だった。背景に18歳人口の減少や共学志向などがある、と説明している。 同大は1988年開学。大学は2学部4学科、大学院は2研究科を持つ。(山本知佳) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
陸自駐屯地開設、沖縄・石垣島で住民説明会 ミサイル配備に不安の声
陸上自衛隊の駐屯地が開設された沖縄・石垣島で22日夜、防衛省による住民説明会があった。政府は敵基地攻撃能力(反撃能力)を担うミサイルの保有を決定し、石垣島を含む南西諸島への運用部隊配置を検討している。住民から不安の声があがるが、防衛省側は「配備先は決まっていない」と述べるにとどめた。 説明会には住民約170人が参加した。駐屯地の井上雄一朗・司令は「島民の皆様の生命と財産、安心な暮らしを守るために訓練に励む」と語った。 住民側から長射程ミサイルについて「配備されるなら、自衛隊に賛成の人でも容認できない」「本当に脅威だ。畑仕事をしていても頭から離れない」といった意見が出たが、防衛省の担当者は「具体的な配備先は決まっていない」「南西防衛の態勢の強化は喫緊の課題。侵略が起きると、軍事・民間施設ともに大きな被害を受ける。それを起こさせない抑止力が大事だ」と政府の従来の立場を伝えた。「石垣市民や国民を守る自衛隊基地はあっていいと考える」と話す住民もいた。 石垣駐屯地は16日に開設され、12式地対艦誘導弾などのミサイル部隊や警備部隊の約570人が配備された。18日にはミサイルなどの弾薬が搬入された。 政府は昨年12月、反撃能力… この記事は有料記事です。残り494文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
広島の中心部で街路樹が倒れる 「いきなりズドン」3車線ふさぐ
福冨旅史 大野晴香2023年3月22日 21時49分 22日午後6時45分ごろ、広島市中区の平和大通りで、「街路樹が倒れて車にぶつかった」と目撃者から110番通報があった。広島県警広島中央署によると、通りの北側の街路樹1本が倒れ、歩道をまたいで車道をふさぎ、路上に停止中の乗用車が下敷きになった。車には2人が乗っていたが、けがはなかったという。街路樹を管理する市が原因を調べている。 現場は広島市の中心市街地。午後8時過ぎ、平和大通りの5車線のうちの3車線を倒木が覆っていた。 付近住民「いきなり『ズドン』」 外に大木が 現場から20メートル余り離れたマンションに住む40代の女性は「リビングにいたら、いきなりズドンという音がした。通りに面している窓が突風でぐらぐらと揺れた」と話した。「爆風?」と思って外を見たら、大木が倒れていたという。 仕事帰りの50代の会社員男性は「今日はたまたま遅くなったが、帰宅の際に木が上から降ってきたらと思うとぞっとする」と驚いた様子だった。「ここは休みの日、子どもと散歩するのどかな道なのに。根本が腐食していたのか、原因をしっかり調査してほしい」と語った。(福冨旅史、大野晴香) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
岡崎市長「市民に不快な思いさせた」、市議会で陳謝 違法建築問題
愛知県岡崎市の中根康浩市長(60)の政治団体事務所をめぐる違法建築問題で、中根氏は22日の市議会で、「市民に不快な思いをさせ、おわび申し上げます」と陳謝した。違法状態の解消に向けて事務所だった建物を21日から取り壊しはじめたことも明らかにした。 問題の発覚を受け、この日の議会では市議9人が中根氏に質問する機会が急きょ設けられた。小木曽智洋市議=自民清風会=は市の行政指導後も違法状態が続いた経緯を質問。中根氏は事務所を壊さずに再活用する方法を検討していたとし、「クリアすべき課題が多く、時間を要してしまった」と説明した。 井町圭孝市議=民政クラブ=… この記事は有料記事です。残り311文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル