2023年3月28日 20時28分 バイクに追突する事故を起こして運転手を死亡させながら逃げたとして、警視庁は28日、埼玉県富士見市の電気工事業の男を道路交通法違反(ひき逃げ)と自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)容疑で逮捕し、発表した。「走行中にがたがたした音と振動があったためパンクしたと思った」などと容疑を否認しているという。 板橋署によると、男は28日午前8時ごろ、東京都板橋区富士見町の環状7号線外回りでバンを走行中、前方を走っていたバイクに追突し、転倒した運転手の会社員男性(40)をひいて死亡させながらそのまま逃走した疑いがある。 署は防犯カメラや目撃情報などから事故を起こしたバンを特定。同日午前中に現場から約6キロ離れた足立区内の会社を営業で訪れていた男を確保し、事情を聴いていた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
危険な急流下り「一つのミスが重大な結果に」 水難事故に詳しい識者
田添聖史2023年3月28日 20時30分 京都・嵐山までの急流を下る「保津川下り」で起きた転覆事故。水難事故に詳しい「一般社団法人水難学会」(新潟県)の斎藤秀俊会長は「急流下りは長い歴史があっても、大きな危険がつきもの。万全の安全対策が必要」と指摘する。 この事故では、船頭の男性が死亡し、別の船頭の男性も行方不明になっている。 斎藤会長は、「急流下りは一般的な操船と違い、船が次の瞬間に上下左右のどこを向くか、難しい判断が連続する」と説明。「複数の船頭がいても、一つのミスが重大な結果につながる可能性は常にある」と話す。 船を運営する保津川遊船企業組合(京都府亀岡市)のホームページによると、乗客には救命胴衣の着用を求め、同意しない客や着用できない客は、乗船を断るとしている。 斎藤会長によると、救命胴衣には手動でひもを引っ張り膨らませる方式と、水につかると自動で膨らむ方式がある。また、腰巻き型と、上半身を覆うベスト型に分かれる。 斎藤会長は「今回の事故でどの救命胴衣が使われていたかはわからない」とした上で「船から投げ出されてけがをしたり、落水して手がかじかんだりした場合、手動式だと膨らませられない可能性がある」と指摘。「人命を最優先するなら、自動膨張式のベスト型が望ましい」とする。 また、この時期の川の水温は10度ほどだったと予想し、「落水すると、数分で体がかじかみ動きづらくなる危険性がある。まず岸に上がった上で、ぬれた服を脱いだり身を寄せ合ったりして救助を待つべきだ」と語る。(田添聖史) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「めちゃくちゃ冷たかった」「死ぬかな」乗客の親子 転覆事故の瞬間
京都府内の保津川で川下りの船が転覆し、船頭の男性(51)が死亡し、別の船頭の男性1人が行方不明になっている事故で、乗船していた客が朝日新聞の取材に応じた。 小学4年の息子と船に乗っていた大阪府の40代の男性によると、転覆後に100メートルほど流されたという。2人とも運良く浅瀬に流れ着いて助かったという。男性は「正直、死ぬかなと思った。流れに身を任せて浅瀬に着くのを待った」と話した。 息子は「船はゆらゆら揺れて転覆した。泳ぐのは危ないので、そのまま自然に流されて足がつくのを待った。すぐそこにお父さんがいたのでつかまった。めちゃくちゃ冷たかった」と疲れた表情だった。(西田健作) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
髪形「高校生らしくない」と卒業生を別席に 「配慮十分でなかった」
大下美倫2023年3月28日 20時30分 兵庫県姫路市の県立高校が、2月にあった卒業式で、卒業生の男子生徒の髪形が校則にそぐわないとして、他の卒業生と同じ席に座らせなかったことが分かった。県教育委員会が28日、明らかにした。生徒は式の途中で自ら退場したという。県教委は「教育的配慮が十分でなかった」としている。 県教委による学校側への聞き取りによると、卒業式の前週にあった予行演習の際、この生徒は髪の毛が耳や襟にかからないようにとする校則に違反していたといい、学校側は式までに3回、髪を切るよう指導していた。 生徒は卒業式があった2月27日、髪の毛を編み込んだ「コーンロウ」にして登校した。髪の毛は耳や襟にかからないようになっていたが、学校側は校則で定める「高校生らしい清潔なもの」ではないと判断。体育館であった卒業式で、他の生徒とは別の2階の後方の席に座らせたという。 県教委は「なぜそのような髪形にしたか聞くなどして、どうしたら出席できるかともに考えられたらよかった」としている。(大下美倫) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
竹田JOC前会長にも「賄賂」の分配計画 受領は拒否 五輪汚職公判
金子和史2023年3月28日 20時37分 東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件で、大会組織委員会の元理事が受領した賄賂の受け皿となったとして、収賄罪に問われたコンサルタント会社「アミューズ」(解散)元代表・松井譲二被告(75)の初公判が28日、東京地裁であり、松井元代表は起訴内容を認めた。検察側は、賄賂の一部は組織委元副会長で日本オリンピック委員会(JOC)前会長の竹田恒和氏に分配する計画だったが、竹田氏が受領を拒んだと説明した。 松井元代表は2018~21年、組織委元理事の高橋治之被告(78)=受託収賄罪で起訴=と共謀し、高橋元理事が便宜を図った広告大手「ADKホールディングス」から約2千万円、大会マスコットのぬいぐるみを製造・販売した「サン・アロー」から計約700万円の賄賂を、アミューズに振り込ませたとされる。 検察側の冒頭陳述によると、竹田氏は14年、経営していた旅行会社の顧客から五輪関連の取引の相談を受けた。15年になると竹田氏は、高橋元理事に組織委への働きかけを依頼するとともに、高校時代から親しかった松井元代表に五輪関連の取引でアミューズの口座を使わせてほしいと頼んだ。 松井元代表は16年に面会した高橋元理事から「アミューズへの入金は高橋、松井、竹田で3等分する」と言われ、了承したという。 松井元代表は19年5月時点でADKとサン・アローから入金された賄賂を3等分し、1人当たり約563万円と算出。高橋元理事の事務所に現金で持参したが、竹田氏は「私は受け取れない」と断ったため、元理事にだけ手渡しした。22年1月には竹田氏の取り分として再計算した515万円を元理事に託したが、翌2月、竹田氏は再び受領を拒否したという。 竹田氏は東京地検の聴取に「危ない金だと思って断った」と供述。全体の構図も理解していなかったと説明し、立件されなかった。(金子和史) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
少年に殺害された女性高校生へ賠償金36万円だけ 被害者の会が調査
少年事件で子どもを亡くした遺族の多くが加害者から賠償金をほとんど受け取れていない――。「少年犯罪被害当事者の会」は遺族を対象にしたアンケートを行い、28日に結果を公表した。 同会によると、1992~2013年に少年が加害者となった殺人や傷害致死事件で子どもを亡くし、民事裁判で加害者側から支払われる損害賠償額(和解を含む)が確定した16家族から回答を得た。 16家族のうち11家族は、実際の支払い(22年7月時点)が確定額の「50%以下」にとどまっていた。そのうち4家族は「1~20%以下」で、「1%以下」も4家族いた。これら「20%以下」の8家族のうち7家族は、事件発生から15年以上経過していたという。 半数は謝罪もなし 例えば、99年に女子高校生… この記事は有料記事です。残り753文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Dans le bouddhisme zen, « le rire permet de briser les convenances et l’attachement suspect à des valeurs »
Kanzan et Jittoku par Sesshu Toyo, à l’époque de Muromachi (1336-1573). ALAMY STOCK PHOTO Le Français Clément Sans est récemment devenu moine zen, ordonné sous le nom de Tozan (« la montagne des pêches »). Chaque mois, il nous envoie une lettre qui nous fait partager ses réflexions et son quotidien singulier, presque […]
少年に殺害された女子高生への賠償金36万円だけ 被害者の会が調査
少年事件で子どもを亡くした遺族の多くが加害者から賠償金をほとんど受け取れていない――。「少年犯罪被害当事者の会」は遺族を対象にしたアンケートを行い、28日に結果を公表した。 同会によると、1992~2013年に少年が加害者となった殺人や傷害致死事件で子どもを亡くし、民事裁判で加害者側から支払われる損害賠償額(和解を含む)が確定した16家族から回答を得た。 16家族のうち11家族は、実際の支払い(22年7月時点)が確定額の「50%以下」にとどまっていた。そのうち4家族は「1~20%以下」で、「1%以下」も4家族いた。これら「20%以下」の8家族のうち7家族は、事件発生から15年以上経過していたという。 半数は謝罪もなし 例えば、99年に女子高校生… この記事は有料記事です。残り753文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「マオリンク」立川で誕生へ 浅田真央さん「理想」のアイスアリーナ
フィギュアスケーターの浅田真央さん(32)が監修したアイスアリーナが、東京都立川市に建設されることになった。名前は「MAO RINK(マオリンク)」。浅田さんは着工を前にした28日、同市内であった記者発表会で「第二の人生としてこのリンクで多くの子どもたちを教えたい。今からワクワクしています」と話した。 マオリンクは不動産開発会社「立飛ホールディングス(立飛HD)」(立川市)が建設する。場所は多摩モノレール立飛駅近くにある同社所有の更地約9千平方メートルで、オープン目標は来年11月。浅田さんが2年ほど前、同社の村山正道社長に「こんなリンクがあったらいいな」と理想のリンクについて話し、計画が立ちあがった。 常設で約1千の観客席を備え… この記事は有料記事です。残り414文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「武器に頼らず必死の外交努力を」 湯川れい子さんが語る防衛予算
28日に成立した新年度予算では、防衛費が1兆4千億円の大幅増となった。政府は財源確保のための国債発行を解禁し、増税にも踏み切る方針だ。イラク戦争の復興支援を続けてきた音楽評論家・作詞家の湯川れい子さん(87)に聞いた。 湯川さんは、日本が防衛費をGDP(国内総生産)比2%まで増やすことで隣国との軍拡競争が進みかねないと懸念してきた。「増額の根拠にも納得できる具体的な説明はなかった。抑止を理由に防衛費を膨らませれば、逆に危険な状況になりかねない」と心配する。 1月には、大学教授らでつく… この記事は有料記事です。残り577文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル