東京都交通局が都営地下鉄の車両に採り入れている「子育て応援スペース」を広く知ってもらおうと25日、同スペースがある浅草線(5500形)の車両を使った絵本の読み聞かせイベントが、東京都大田区の馬込車両検修場であった。 スペースは、幼い子ども連れでも気兼ねなく電車に乗れるよう、2019年7月、大江戸線の一部の車両で始まった。車両の一角にあるフリースペースの壁面に絵本の挿絵やキャラクターなどを描いている。今年3月末には都営4路線の36編成に拡大される予定だ。 都交通局によると、都営の交通車両を使った読み聞かせは初の試みで、抽選に当たった22組の家族47人が参加。壁面に描いた「だるまちゃんとてんぐちゃん」などの絵本を、出版文化産業振興財団の読書アドバイザーが子どもたちの反応を見ながら読み聞かせた。3歳の息子と訪れた大田区の田中尚恵さん(41)は「子どもが電車好きなので、楽しんでくれてよかった」と話していた。(丹治翔) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
パトカーに追跡されていた軽乗用車、自転車の女性をはねて逃走 大阪
2023年3月25日 21時24分 25日午後2時55分ごろ、大阪市北区黒崎町の交差点で、パトカーに追跡されていた軽乗用車が、自転車で走っていた同区池田町の友松英理子さん(45)をはね、逃走した。大阪府警によると、友松さんは病院に搬送されたが、意識不明の重体だという。曽根崎署がひき逃げ事件として、逃げた車の行方を追っている。 署によると、同日午後2時51分ごろ、同区堂山町付近の路上で、パトロール中だったパトカーが不審な軽乗用車を発見。同54分ごろ、同区扇町1丁目の路上で職務質問しようと車に停止を求めた。車はいったんは停止したが、警察官がパトカーから降りて運転手に声をかけようとしたところ、車が発進したという。 軽乗用車はパトカーの制止を無視して、同区黒崎町の中央線のない一方通行路を逆走し、商店街との交差点付近で自転車に乗っていた友松さんと衝突。そのまま南方向に逃走した。警察官は救護のため、追跡を打ち切ったという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ウイスキーは未来につなぐ酒」 廃校舎で「飛驒高山蒸溜所」開所式
溝脇正2023年3月25日 22時30分 【動画】廃校になった小学校の体育館で行われた「飛驒高山蒸溜所」の開所セレモニー=溝脇正撮影 岐阜県高山市で25日、廃校になった小学校の建物を利用したウイスキー専門の「飛驒高山蒸溜(じょうりゅう)所」が完成し、開所セレモニーが行われた。 地元の日本酒メーカー舩坂酒造店(有巣弘城社長)が、過疎によって16年前に閉校になった旧高根小学校を市から借り受け、運営と経営に当たる。 旧体育館で行われたセレモニーでは、舞台に設置したポットスチル(蒸留器)の前に関係者らが、子どもたちが使っていた椅子に座り、開校式さながらの風景のなか開所を祝った。有巣社長は「ウイスキーは未来につなぐ酒。いま我々が作った原酒は、未来の多くの人たちを喜ばせるものになると信じている」と抱負を述べた。 4月から本格稼働し、蒸留を開始する。ウイスキーは完成するまで約3年かかるため、販売開始は2026年以降を見込んでいる。将来的には、ウイスキーセミナーやブレンド体験など、教室や理科室など学校ならではの空間も活用する予定だ。(溝脇正) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
桜満開の都心 雨でもにぎわう目黒川、傘と桜の「花」が共演
【動画】都心で桜が満開に。あいにくの天候も週末でにぎわう目黒川沿いの桜並木=福留庸友撮影 桜が満開のなか週末を迎えた東京都心。25日は雨が降るあいにくの空模様だったが、人気の花見スポット、目黒川沿いの桜並木は、多くの見物客でにぎわった。 千葉県柏市から友人と来た30代の女性は「雨だから人は少ないと思っていたけど、多くてびっくり」と傘を差しながら写真撮影を楽しんでいた。外国人観光客の姿も多く見られ、あちこちで「ビューティフル」という声が上がっていた。台湾から桜を見るために日本に来た親子は「雨が降っていても桜はほんとうにきれい」と感激していた。 今年は4年ぶりに花見の自粛要請がなくなり、夜桜のライトアップが復活している。(福留庸友) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【LIVE中継】春を彩る桜 東京・大阪の名所を動画中継で
2023年3月25日 19時00分 26日12時~【桜LIVE】お堀にはらはら落ちる花びら 千鳥ケ淵 日本の春を彩るソメイヨシノの開花が全国各地で進んでいます。 東京都心では、3月14日に全国で最も早く桜の開花が発表され、22日には満開になりました。 大阪市内では19日に桜が開花、こちらも1953年の観測開始以降、2021年と並んで最も早い開花でした。 朝日新聞社では26日から、東京・大阪の桜の名所でライブ中継をします。午前から昼過ぎまでの配信を予定していますが、天候などの影響で変更になる場合があります。 27日12時~【桜LIVE】お花見の定番 上野公園 28日12時~【桜LIVE】橋からの風景は必見 目黒川 29日12時~【桜LIVE】大阪で花見と言えば 大阪城公園 30日10時~【桜LIVE】大阪・大川 カヤックから水上花見 31日12時~【桜LIVE】多品種が一同に 京都府立植物園 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
数学センスを磨く小さな三角形 あの画家も探究した「敷き詰め模様」
小さな図形をぴったり敷き詰めて描く。だまし絵で有名な画家エッシャーも探究した「テセレーション」だ。日本テセレーションデザイン協会代表の荒木義明さん(50)は、敷き詰め模様のパズルを考案。数学好きの子どもを増やし、数学のセンスを磨いてもらおうと、普及に努めている。 横浜市磯子区の「はまぎんこども宇宙科学館」のパズルコーナーで、同協会が2014年に開発した「T3(ティースリー)パズル」で遊ぶことができる。 1辺6センチの三角形のピースをホワイトボードに貼り付けて、絵やデザインを描く。それぞれのピースの色は、白と青、白とピンクなど2色の組み合わせで、表と裏で色の面積が逆転する。 小学生の男の子は人の顔を夢中になって描いていた。「三角形のピース6個でつくった六角形の『目』を、上と下で色を変えているのがユニークでおもしろいね」。荒木さんが話しかけた。 「数学の思考法のトレーニング」 パズルでは、自由に絵やデザ… この記事は有料記事です。残り635文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
死亡の2人は2歳の双子男児、7階から転落か 母「目離した隙に…」
2023年3月25日 13時40分 名古屋市中区のマンションから転落死したとみられる子ども2人の身元について、愛知県警は25日、マンション7階に住む店員間部(まべ)誠也さん(28)の双子の長男登也ちゃんと次男雄也ちゃん(いずれも2)と確認し、発表した。 県警によると、2人は24日午後3時55分ごろ、名古屋市中区新栄1丁目の駐車場で血を流して倒れていたところを発見された。当時、駐車場の隣にあるマンション7階の自宅の窓は開いていたといい、県警は2人はこの窓から転落した可能性もあるとみている。 県警は25日午前、間部さん方を現場検証し、窓付近の状況を重点的に調べている。捜査関係者によると、2人の両親は当時自宅内にいたといい、母親は任意の聴取に「目を離した隙に子どもがいなくなった」という趣旨の説明をしたという。県警は当時の状況について事件と事故の両面で捜査を進めている。 現場は、名古屋市の中心地・栄地区から南東に約750メートルに位置し、ビルや店舗などが立ち並ぶ地域。駐車場の近くにいた男性によると、駐車場に子ども1人が倒れており、その後、別の子どもが上から落ちてくるところを目撃したという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「お前ら、募金しろっ」から30年、奥尻島の復興見守る鍋釣岩
ドーナツが海に沈んだような高さ約19メートルの奇岩。鍋釣岩(なべつるいわ)の名は鉄鍋の取っ手「つる」に似ていることに由来する。溶岩が波や風に浸食され、空洞ができた。 「実は同じ形の岩がもう一つあったようなんです」と奥尻町教育委員会の稲垣森太・主任学芸員(40)。「北海道」の名付け親として知られる幕末・明治の探検家、松浦武四郎が残した書物に、大小二つあったと読める記述があるという。風雪に耐え、崩れずに残ったほうの岩は奥尻島のシンボルに。力強いその姿に、稲垣さんは「エールをもらっている」と話す。 奥尻島は7月、北海道南西沖地震から30年を迎える。推定震度6の激しい揺れと、高さ約30メートルまで達したとみられる津波。死者・行方不明者198人に上る大惨事となった。鍋釣岩も一部が崩落し、約1億円かけて修復した。岩の周辺は子どもらの海遊びの場所として人気があり、干潮時には岩まで歩いていけた。地震で島全体が沈み、前のようには渡れなくなったという。 記事後半では、地元で人気のグルメスポット紹介や会員登録すると応募できるプレゼントもあります。4月2日(日)締め切り 島で民宿を営む木村孝義さん… この記事は有料記事です。残り823文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「滴々のお茶」、一期一会の味 京都・東山の戒光寺で煎茶席を体験
京都に寺は数あれど、煎茶席を体験できる寺はほとんどない。3月上旬、皇室の菩提寺(ぼだいじ)・泉涌寺(せんにゅうじ)(京都市東山区)の塔頭(たっちゅう)「戒光寺(かいこうじ)」を訪ねた。 住職の妻、渡邊由楽(ゆうらく)さん(59)が着物姿で迎えてくれた。約200年前に京都で始まった煎茶道・小川流煎茶の師範でもある。 まずは本堂の特別参拝だ。本尊の釈迦如来像(国重要文化財)は身の丈が約5・4メートルあり、大きな仏様の意味で「丈六(じょうろく)さん」と親しまれている。鎌倉時代の仏師、運慶・湛慶(たんけい)親子の合作と伝わる。 となりの和室に移った。桜の… この記事は有料記事です。残り838文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
153の国・地域が参加へ 大阪・関西万博 ウクライナも「ぜひ」
里見稔2023年3月25日 12時50分 2025年の大阪・関西万博について、政府は24日、海外から153カ国・地域が参加すると発表した。目標の150カ国・地域を上回り、05年の愛知万博の120カ国より30以上増えた。岡田直樹万博相は24日の記者会見で「在外公館や関係省庁をはじめとした多くの方々の努力のたまもの。引き続き各国と連携を取りながら準備を進めたい」と述べた。 24日公表された新たな参加国はイスラエル、コンゴ民主共和国、スーダンなど11カ国。計153カ国・地域のほかに、八つの国際機関が参加する。政府は20年12月に各国への招請活動を始めたが、ドバイ万博の開催の遅れやコロナ禍による移動制限で難航していた。開催が約2年後に迫る中、パビリオン(展示館)の建設などで各国・地域と協力して準備を加速させる。 153カ国・地域には、参加表明をしたロシアが含まれる一方、ウクライナは含まれない。岡田氏は会見でロシアのウクライナ侵攻に触れ、「国際法違反であり断じて許容できず、厳しく非難する日本政府の一貫した立場がある」と強調。万博の「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマとは相いれないとして「今の状況が変わらなければロシアが参加することは想定されない」と述べた。 ウクライナは参加招請に対し当初は「検討する」と回答したが、まだ参加表明はない。岡田氏は「普遍的価値を共有する重要なパートナー。ぜひ参加して頂いてウクライナの思いや魅力を、どんな状況にあっても発信して頂けるように取り組みたい」と話した。 万博は大阪市臨海部の人工島・夢洲(ゆめしま)を会場に、25年4月13日~10月13日の184日間開かれる。「いのち輝く未来社会のデザイン」のテーマに基づき、人類共通の課題解決に向けた英知の結集や、新たなアイデアの創造の場とすることをめざしている。(里見稔) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル