有料記事 聞き手・小川崇2023年3月31日 20時00分 東京・九段の洋服の仕立屋の3代目です。店を営みながら空手の師範もしていました。弟2人と一緒に、よく道場に連れて行かれましたね。休みの日は皇居一周のランニング。夏休みで海水浴場に遊びに行っても、途中から父が手をたたくと、砂浜での走り込みが始まります。家には鉄げたが置いてあったんですよ。見たことありますか。いま89歳。とにかく体を鍛えるのが大好きなんです。 普段は厳格で寡黙ですが、外食に行くと、「肉を食べたら野菜を倍食べろ」みたいなことを熱く語っていました。父が熱弁している間に私たちがもりもり食べて、気がついたら父の分がなくなりかけている、なんてことがありましたよね。私が声を担当した「タッチ」の浅倉南のお父さんとも、「となりのトトロ」のサツキのお父さんとも違うタイプ。声を演じながら重ね合わせるようなことはなかったですね(笑)。 私は最初、俳優を目指していて、小学6年のころには空手をやめ、演劇一筋になりました。でも日曜のランニングは一緒に続けていました。声優になる前、歌手としてデビューしました。同世代のアイドルたちは、家族から離れて単身頑張っているのに、自分は実家にいて衣食住の苦労がない。父からは「ハングリー精神を持て」と言われました。 父は、高校卒業後、大学に進… この記事は有料記事です。残り868文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「離職票トラブル」で異例の摘発 福岡の運送会社社長を略式起訴
従業員が退職した際に、失業給付の受給に必要な「離職票」を作成するための書類をハローワークに提出しなかったとして、福岡区検は31日、福岡市南区の運送会社社長を雇用保険法違反の罪で略式起訴し、発表した。 労働問題に詳しい弁護士によると、退職時に離職票をめぐってトラブルが起きることはあるが、刑事処分が出されるのは異例だという。 起訴状などによると、福岡市南区の運送会社の男性社長(39)は2021年12月、従業員の女性(30)が退職したにもかかわらず、離職証明書などの必要書類をハローワークに提出しなかったとされる。 雇用保険法は、従業員が退職した場合、離職日の2日後から10日以内に、会社が離職証明書と資格喪失届をハローワークに提出しなければならないと定めている。退職した従業員は、これらの書類を元に作られた離職票を使って失業手当を申請する。会社側が、書類の提出を怠った場合、6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金が課される。 女性の弁護士によると、女性… この記事は有料記事です。残り210文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪のアパートで2人刺され1人死亡、殺人未遂容疑で男を緊急逮捕
2023年3月31日 17時05分 31日午前11時45分ごろ、大阪府門真市大倉町のアパートで、男性から「顔を刺された」と110番通報があった。大阪府警によると、駆けつけた警察官が2階で血を流す男性2人を発見。2人は病院に搬送され、うち1人は死亡が確認された。門真署は近くにいたアパート住人の無職、菅原勇二容疑者(74)を殺人未遂容疑で緊急逮捕した。 署によると、菅原容疑者は同日午前11時45分ごろ、自宅アパートで、住人の男性(70)を切りつけて殺そうとした疑いがある。男性は意識があるという。府警は、死亡した男性への殺人容疑でも調べる方針。 署によると、通報を受けて警察官が付近を捜索したところ、血の付いた服を着て歩いている菅原容疑者を発見。「2人を刺した」と説明したという。菅原容疑者は衣類のポケットに刃体約13センチの短刀を所持していた。容疑者は「因縁をつけられて腹が立ったので2人を刺した」と供述しているという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
悪質な寄付勧誘、取り締まりへ 消費者庁に「対策室」4月1日発足
寺田実穂子2023年3月31日 17時06分 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を受けて成立した不当寄付勧誘防止法(救済新法)の罰則規定などが4月1日に施行されるのに合わせ、消費者庁は「寄付勧誘対策室」を設置する。ホームページでも同日から情報提供を受け付け、悪質な寄付勧誘の取り締まりに乗り出す。 対策室は財産被害の注意喚起などを担う消費者政策課内に新設する。法務省や警察庁などからの出向者を含む12人態勢。全国の消費生活センターや法テラスへの相談情報も活用して違反の疑いがある事案を調べ、違反行為が多数確認されるなどすれば、勧告や措置命令を出す。 同法は、宗教法人に限らず全ての法人・団体が対象。「悪魔がとりついている」と不安をあおるなどして寄付をさせようとするなど、七つの勧誘行為を禁止している。 行政処分にあたって信教の自由などに配慮する必要があるとして、専門家の意見を聞く「執行アドバイザー制度」も設ける。メンバーに憲法学や宗教学の大学教授ら5人が選ばれた。メンバー同士で話し合うのではなく、それぞれ消費者庁に助言する。(寺田実穂子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 旧統一教会問題 2022年7月8日に起きた安倍晋三元首相銃撃事件をきっかけに、旧統一教会の問題に注目が集まっています。特集ページはこちら。[もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
帰宅女性の後をつけ部屋に侵入か 強制性交等致傷容疑で会社員を逮捕
2023年3月31日 17時08分 帰宅する女性のマンションに押し入って性的暴行を加えたなどとして、大阪府警は31日、大阪市大正区小林東3丁目、会社員作岡弘規容疑者(31)を強制性交等致傷と住居侵入容疑で逮捕し、発表した。「覚えていないが、多分違う」と容疑を否認しているという。 捜査1課によると、作岡容疑者は3月下旬の未明、府内のマンションで、自室の玄関ドアを開けた20代女性に続いて室内に侵入。女性の口を手で塞いで首を絞め、「殺すぞ」などと脅して性的暴行を加え、足の打撲など2週間のけがを負わせた疑いがある。 府警は防犯カメラ捜査で、バス停で降車した女性の後をつける男の姿を確認。女性に続いてオートロックのマンションに侵入したとみている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Fighters debut ‘best stadium in the world’ as NPB kicks off new season
Kitahiroshima, Hokkaido – The Hokkaido Nippon Ham Fighters touted the opening of their new home, Es Con Field Hokkaido, as the dawning of a new generation. Tsuyoshi Shinjo, Nippon Ham’s charismatic manager, said he was creating a new era during practice on Wednesday, the day before the Fighters opened the […]
Masahiro Tanaka feels right at home as away team pitcher in Hokkaido opener
Kitahiroshima, Hokkaido – Masahiro Tanaka was the visiting pitcher at Es Con Field Hokkaido on opening night, but part of him felt at home. Maybe it was because before he rocketed to fame with the Tohoku Rakuten Golden Eagles and pitched for the New York Yankees, Tanaka was a high […]
A’s rally past Angels to spoil Shohei Ohtani’s strong Opening Day outing
Tony Kemp and Aledmys Diaz spoiled Shohei Ohtani’s impressive season debut with RBI hits in a two-run, eighth-inning rally Thursday night that delivered the host Oakland Athletics a 2-1 victory over the Los Angeles Angels on Opening Day. Ohtani didn’t get a decision in the game despite leaving with a […]
金沢大、学生寮の退去期限を1週間延期 寮生には「確約書」求める
山田健悟2023年3月31日 13時40分 金沢大学が3月末に廃寮とする学生寮をめぐり、同大が31日午後5時までとしていた寮生の退去期限を1週間延期したことがわかった。延期は寮生や一部の教授らが求めてきたが、大学側がようやく応じた形となった。 30日付で寮生に森本章治・副学長の名義の文書で通知された。 月末で廃寮とされていた学生寮「泉学(せんがく)寮」は、30日現在で8人の寮生の転居先が決まっていない。寮生で作る自治会は29日、森本副学長宛てに請願書を提出。転居先を決めたり、荷物の運び出しをしたりするため、廃寮期限を1週間延ばすことなどを求めていた。 大学側から送られてきた文書は、「請願書への回答」と題され、寮生からの請願について、「本学としても真摯(しんし)に検討し、退去期限延期を決定した」と通知。4月7日午後5時の期限までに退去することを約束する「確約書」に、氏名や所属、学籍番号などを記入して提出することを寮生に対して求めている。 寮生の冨樫洋乃輔さん(22)は「初めて大学側から譲歩を引き出せた点は良かった」と話す。今後の対応は検討中だという。(山田健悟) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
元気を「充電」してくれた5分間 私の新婚時代を支えた緑道の桜並木
30年前、人生で「ナンバーワン」と呼べる桜に出会った。 和歌山市紀三井寺にある緑道の桜。多賀井美子さん(55)は、後にも先にも、ここを越える桜を知らない。 1993年2月、職場で知り合った夫と結婚式を挙げた。職場は雰囲気が良く、仕事を続けたかったが、「寿退社」が当たり前の時代。退職後、和歌山で仕事をしていた夫と、紀三井寺で主婦としての新生活が始まった。 縁もゆかりもない土地だったが、不安よりも結婚の喜びや、一から生活を築いていく楽しみの方が勝っていた。 その2年前、父が急病で他界した。 その数カ月前には姉も結婚して家を出ていた。家族の形が急に変わったことで、心の整理がつかない時期を母と2人で過ごした。時間が解決してくれるとは思えなかった。 残された母を思うと、自分のことしか考えていなかったなと今では思うが、結婚を機に実家を出て、心機一転、誰も知らない土地で新しい生活を築いていけたらと思った。 新居での生活を始めてまもなく、自転車で5分ほどの場所にあるスーパーの朝市に、新鮮な魚が並ぶのを知った。 海のない奈良出身の自分から… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル