山下寛久2023年3月21日 17時00分 名古屋市は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で活躍中の大谷翔平選手(エンゼルス)のサイン入りの松の切り株を4月14日から名古屋城で展示すると発表した。松は同市が進める名古屋城の天守木造化で「はり」として使う予定。松が大谷選手の出身地の岩手県奥州市で伐採された縁で、サインを依頼したという。 奥州市の月山神社の境内山林で切られた「月山松」で、直径約80センチ、推定樹齢は350~400年。長さ約16メートルの木材に加工し、天守3階の床を支えるはりとして使われる。 名古屋市によると、大谷選手が今月、バンテリンドームナゴヤ(同市東区)で壮行試合を行ったWBCの日本代表と合流した際、松の根元部分にサインをもらったという。日付のほか、エンゼルスでの背番号「17」なども書かれている。 20日に会見した河村たかし市長は「今をときめく大谷さんなので、市民にも喜んでもらえると思う。ぜひみなさんに披露したい」と話した。展示は5月7日まで。問い合わせは名古屋城総合事務所(052・231・1700)。(山下寛久) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
袴田さん「皆の協力で勝ち抜ける」 再審開始確定、報告集会に姿
大平要2023年3月21日 20時30分 57年前の1966年に静岡県で起きた一家4人殺害事件で死刑が確定していた袴田巌さん(87)の裁判をやり直す再審の開始が確定したことを受け、弁護団が21日に静岡市で報告集会を開いた。袴田さんも姿を見せ、約150人の支援者らに「皆の協力があって勝ち抜ける」と語ると、大きな拍手を受けた。 袴田さんをめぐっては、東京高検が20日、再審開始を認めた13日の東京高裁決定について最高裁への特別抗告を断念したため、再審開始が確定。静岡地裁で今後開かれる再審公判で無罪になる見通しとなった。 袴田さんはこの日、姉の秀子さん(90)に付き添われて舞台に上がった。支援者が「再審開始が決まったので、巌さんの無実を信じてきた人が集まっているんですよ。ぜひ一言お願いします」とマイクを渡すと、1分間ほど話した。 袴田さんは2014年に釈放されるまでの47年超の拘禁生活で精神を病み、現実と妄想の区別がつきにくい時がある。そんな中、「竜との戦いには皆の協力があって勝ち抜ける。よろしくお願いします」とあいさつした。 自分の写真が載った新聞を 秀子さんは「巌にも再審開始になったと言っているし、新聞も見せている。自分の写真の載った新聞を食い入るように見ている」と自宅での様子を紹介。「長い裁判で、あと半年、1年かかると思う。これからが正念場。どうぞもうしばらくお付き合いください」と訴えた。 弁護団は、検察が特別抗告を断念した理由や再審の見通しを説明した。西嶋勝彦弁護団長は「高裁決定は検察の言い分をことごとくつぶし、反論のしようがない。最高裁にもっていったところで相手にされない。特別抗告の理由が書けないのは当然だ」と述べた。 集会には、痴漢冤罪(えんざい)をテーマにした映画「それでもボクはやってない」などで知られる映画監督の周防正行さんも参加。事件の教訓を、再審をめぐる法制度の改正につなげる必要性を訴えた。(大平要) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
強盗に入ったメンバー死亡か 池袋のマンション、もみ合いになり
2023年3月21日 21時12分 21日午前11時40分ごろ、東京都豊島区東池袋2丁目で、「マンションのベランダから『警察呼んで』と叫んでシャツを振り回している人がいる」との110番通報が相次いだ。警察官が駆けつけたところ、このマンションの一室で若い男性が首から血を流して倒れており、その後死亡が確認された。警視庁は、この男性は部屋に押し入ったメンバーの一人とみている。 池袋署によると、21日午前9時半ごろ、複数の男らがガス業者を装って玄関を開けさせ、刃物を突きつけて押し入った。うち1人は部屋にいた中国籍の40代男性ともみ合いになったが、別のメンバーがこの男性と30代女性を結束バンドで縛り上げ、現金や通帳、携帯電話複数台を奪って逃走。男女はその後結束バンドを自らほどいてベランダから助けを求めたという。 死亡したのは被害者の男性ともみ合いになった人物とみられ、首のあたりに刃物による複数の傷があったという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Le premier ministre japonais à Kiev pour un entretien avec Volodymyr Zelensky
Le premier ministre japonais est arrivé mardi 21 mars à Kiev, où il va s’entretenir avec le président ukrainien, Volodymyr Zelensky. Longtemps envisagée par un Japon hésitant en raison du risque sécuritaire, cette visite surprise dans une Ukraine en guerre doit permettre à M. Kishida, selon le ministère nippon des affaires […]
教員不足で「苦渋の決断」 少人数学級あきらめた 沖縄・山口
独自の少人数学級を進めてきた沖縄県や山口県が、新年度から一部の学級の人数を増やす。教員不足で授業ができなくなるのを防ぐため、見直さざるを得ないと両教委は言う。特別支援学級の増加で教員の「需要」が増えたり、教員を「供給」する採用試験の志願者が減ったりしていることが背景にある。 「先生が足りません」「児童生徒のために35人学級の継続を」 「先生が足りません」 無言の抗議 2月20日、沖縄県庁近くで現職の教員や保護者ら20人余りが少人数学級の見直しに抗議するプラカードを持ち、黙ったまま立った。教員や大学の非常勤講師らからなる「沖縄の教職員の働き方を考える会」が企画した無言の抗議行動だ。 「県教委がこの4月から、教… この記事は有料記事です。残り1737文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
サルの高崎山、愛されて70年 ベテランスタッフが語るその魅力
高崎山自然動物園(大分市)が3月15日、開園70年を迎えた。野生のサルの生態を間近に観察できる動物園として愛され、入園者数は5500万人を超えた。ベテランスタッフと一緒に園内を歩き、その魅力に触れてみた。 3月中旬、平日の昼にもかかわらず、園内は家族連れやカップルらでにぎわっていた。コロナ禍が落ち着いた最近は学生の卒業旅行や外国人の少人数グループも目立つようになった。 「マルオが近づいてきましたね。一緒に記念撮影ができる優しいサルですよ」 サルの世話からガイドまでこなす「専門員」の藤田忠盛さん(52)が入園客に声をかけると、マルオとのツーショットを自撮りする人でたちまち行列が出来た。当のマルオはすました顔で写真に納まっている。 山口県下関市から来た小学5年の高橋應介君(11)は「ボスザルは間近で見ると迫力がある。サルのケンカが兄弟げんかみたいだった」と笑顔を見せた。 園によると、1952年に当時の上田保・大分市長が、高崎山周辺の農作物に被害を出していた野生のサルを集めて観光資源にしようと餌付けを開始。餌をリンゴからサツマイモに換えるなど試行錯誤を重ねた結果、53年3月15日に高崎山自然動物園が開園した。 園内にオリはなく、エサを与える「寄せ場」があり、高崎山から下りてきたサルたちと来園者を遮るものはない。よくある「サル山」と違って野生のサルと接することができ、地元だけでなく国内外の観光客からも人気を呼んでいる。 高崎山には三つの群れがあっ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「口紅が欲しい」化粧熱が再燃 コロナ禍を経て、メイクの方向性は
3月12日夕、東京・銀座のドラッグストアで、マスクを外した女性2人が口紅を試していた。 「ちょっと冒険かなあ。どう思う?」 スーツ姿の会社員(36)は、「化粧が大好き」という。もともと自分の唇の形は好きではなく、口紅によって美しく仕上げる方法を研究してきた。 新型コロナウイルス感染症の流行で、マスクを着ける生活が3年続き、在宅勤務もあって化粧をしない日が増えていた。 だが、3月13日から屋内でもマスクの着用が個人の判断に委ねられることが決まり、化粧熱が再燃。この2カ月で口紅を3本買ったという。 「毎日違う顔で会社に行ったり、友だちに会ったりしたい。まだまだ口紅が欲しい」 「久しぶりにワクワク」 同じ店でチークを買った滋賀県の女性(63)は、「久しぶりにワクワクした」と目を輝かせた。 高齢の母と夫との3人暮らし。コロナ下での化粧は眉毛を描くだけ。「別に見る人もいない」と、マスクを着けなくなっても、ベージュに近い口紅を使うぐらいで十分だと思っていた。 だが、進学で上京した娘から「お母さんの化粧はナチュラルじゃなくて薄いだけ。もっと明るくしよう。鏡を見ると楽しいよ」と言われ、メイクの見直しを決意したという。 「いくつになっても、きれいになりたいと思うものですね」 「マスク緩和」で再燃したメイク熱。専門家によると、コロナ禍を経て、化粧への考え方は大きく変わったといいます。どう変わったのか、これからの流れはーー。 コロナ禍で、化粧は変わった。 花王ビューティリサーチ&クリエーションセンター(BRCC)が2022年4月、18歳~59歳の女性650人に聞いた調査によると、マスク生活で9割以上が化粧に変化があったと答えたという。 内訳を見ると、「目元を濃くした」が37.5%で最多。「チークを使わなくなった」「ファンデーションが薄くなった」「口元メイクをしなくなった」と続く。 メイクの目的も移り変わっている。 トレンドを追うのはもう古い? 「身だしなみである」と答え… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
再入院の常陸宮さま、2度目の手術終了 術後の経過は順調
多田晃子2023年3月21日 15時45分 宮内庁は21日、尿管結石と診断され、東京・広尾の日本赤十字社医療センターに再入院していた常陸宮さま(87)が、2度目の手術を受け、無事終了したと発表した。術後の経過は順調で、体調に変わりはないという。手術はレーザーで尿管結石を砕き、1時間程度で終了した。常陸宮さまは2日にも手術を受けていた。(多田晃子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
タクシー運転手を再逮捕、「全面的に私が悪い」 大阪の4人死傷事故
2023年3月21日 16時21分 大阪市でタクシーが歩行者らをはねて1人が死亡、3人が負傷した事故で、大阪府警は21日、大阪府門真市島頭4丁目のタクシー運転手、斉藤敏夫容疑者(74)を男女3人を死傷させたとする自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で再逮捕し、発表した。「全面的に私が悪い」と供述しているという。 生野署によると、再逮捕容疑は20日午後1時10分ごろ、大阪市生野区田島3丁目の市道大阪環状線(今里筋)の交差点で、歩いていた同区舎利寺2丁目の原井恵子さん(67)と同府柏原市の女性(73)、自転車の男性(65)をタクシーではねて死傷させ、逃げたというもの。原井さんは頭などを強く打って死亡し、もう1人の女性は意識不明の重体という。3人はいずれも横断歩道を渡っていたとみられる。 署によると、タクシーは3人をはねた後、約800メートル南の大阪市東住吉区今林1丁目の交差点で信号待ちをしていた原付きバイクの男性(81)に後ろからぶつかったという。その後、歩道の植栽に突っ込んで停車し、駆けつけた警察官が現行犯逮捕していた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
情報Ⅰで「自治体間の格差」「生徒の負担」 高校の悲鳴、なお
2025年の大学入学共通テストから、科目「情報Ⅰ」が導入される。高校の担当教員からは「教員の採用が増えるなど、教育環境の充実につながる」との期待が寄せられる。一方、教える体制の地域格差の大きさや、受験する生徒の負担の重さを懸念する声は依然として少なくない。東北大の調査でも、各地の高校から「体制が整っていない」など多岐にわたる問題点が寄せられていた。 「教育環境充実のてこに」 「情報Ⅰが入試に出れば、教育環境が充実する『てこ』になる」と歓迎するのは都立高校の情報科教員だ。情報科は03年度から必修化されたが、教える体制の整備が進んでいない。別の都立高校の教員も「各地の教育委員会も専門の教員をさらに採用するだろうし、教材も充実するはずだ」と期待する。 だが、問題視されているのは指導体制だ。文部科学省によると、昨年5月1日現在の担当教員計4756人のうち、情報の正規免許を持たず別の教科の免許を持つ「免許外教科担任」が560人、正規免許を持つ教員を採用できないときに期限付きで発行される「臨時免許状」を持つ教員は236人。合わせて796人と全体の17%が情報の正規免許のない教員だった。 地域格差も大きい。情報の正規免許のない教員が76人と全国最多なのは長野県だ=グラフ。76人は全員が免許外教科担任だ。 ■問題集買って解く先生… この記事は有料記事です。残り1074文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル