エジプト・カイロ近郊ギザにある世界最大のクフ王のピラミッド内部に通路状の空間があることを、名古屋大などが参加する国際プロジェクトチームが確認した。数センチの精度で詳細に計測した。 8日に会見した名大大学院理学研究科の森島邦博准教授(43)は「今回の発見で、さらに新しい発見の可能性も増えていく」と語った。 チームは、物質を透過する力が強い宇宙線「ミュー粒子」をとらえることで建物を「透視」する技術を活用し、2016年にこの空間を発見したと発表。今年1月、ファイバースコープを用いて空間内を撮影するなどし、詳しい形状がわかったという。 空間はピラミッド建造当時の入り口付近から80センチ内部にあり、幅2メートル、高さ2メートル、奥行き9メートル。上部の石の重さを分散させるために設けられた可能性があるという。 森島准教授は「宇宙線での測… この記事は有料記事です。残り285文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鈴木涼美さんが願う、自由を守るフェミニズム 中国にも広がる共感
社会学者の上野千鶴子さんと作家の鈴木涼美さんの共著「往復書簡 限界から始まる」(幻冬舎)が昨秋中国で翻訳刊行され、20万部を超えるヒットになっている。 「元AV女優」という過去を持つことで注目を浴びてきた鈴木さんは、上野さんと手紙を送り合う形式で自身の過去や女性としての葛藤に向き合う。「中国女性の悩みは、想像以上に日本の女性と似ていた」と話す鈴木さんに、中国での反響やフェミニズムへの考えを聞いた。 【連載】Think Gender 2023 インタビュー ジェンダー平等で、日本は世界水準から大きく遅れをとっています。それは、私たちの思考や日常にどのような影響をもたらしているのでしょうか。3月8日の国際女性デーに際し、記者が「いま、このテーマを、この人に」と思う相手に話を聞きました。 ――「往復書簡 限界から始まる」は中国での発売から半年で20万部を超えるヒットになっています。 中国語版が刊行された昨秋以降、複数の中国ウェブメディアから書面インタビューの形で取材を受けました。質問はどれも、中国女性の実感がこもったものでした。 本のなかで、女子大生のバイブルと呼ばれたファッション雑誌「JJ」が月刊発行を終えたことに触れ、〈『JJ』が迷いなく提案したような上昇婚神話を、今の女学生は自分から、もう必要ないと手放した〉と書きました。中国メディアからはそれに対して「でも日本ではいまも男心をくすぐる『あざと女子』が人気なのはどうしてなのか?」といった、矛盾をつくような質問もありました。 似た悩みを抱える中国の女性たち フェミニズムには共感するけ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「無理やり帰すな!」入管法改正案に抗議 国会前で学生らが廃案訴え
難民申請中でも外国人を母国に送り返せるようにする入管難民法の改正案が閣議決定されたことを受け、難民や外国人労働者を支援する複数の団体が8日、国会議事堂前で抗議をした。学生たちが中心となり、国会や衆議院会館にメガホンを向け、廃案を求めた。 参加者らは、「帰らないんじゃなくて、帰れないんです」などと書かれたプラカードを手に、「帰れない人を無理やり帰すな!」「入管法改悪反対!」などとシュプレヒコールをあげた。 参加した難民申請中の南アジアの男性は、牛久などの収容施設に2年間収容されていたという。「病気になっても薬を与えられず、動物のように扱われた」と声を上げた。大学1年の女性はマイクを手に「平和だと思っていた日本で、こんな人権侵害があると知り悲しい。みっともない」と語り、入管法改正案の廃案を訴えた。(平山亜理) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「お湯替え年2回」大丸別荘を県が刑事告発 調査に虚偽報告の疑い
福岡県筑紫野市の老舗旅館「大丸別荘」が、大浴場の湯の取り換えを年2回しかせず、県に虚偽報告もしていた問題で、県は8日、前社長の山田真氏と法人の「大丸別荘」を公衆浴場法違反の疑いで県警に刑事告発した。県警は同日受理した。 県によると、大丸別荘は昨年8月、県保健所の調査に対し、うその数字などを記した大浴場の管理簿を示し、湯の取り換えや塩素注入は適切だったと説明した。実際には、週1回以上必要と定められた湯の取り換えは年2回のみで、殺菌用の塩素注入も怠っていた。同11月の抜き打ち検査では基準値の最大3700倍のレジオネラ属菌が検出された。一連の虚偽については山田氏が行為者であると判断し、個人も告発対象としたという。 県の調査に虚偽報告をした場合、公衆浴場法などでは2万円以下の罰金が定められている。 県の担当者は「金額について… この記事は有料記事です。残り194文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「性差別、暴力に反対」 東京でウィメンズマーチ、380人が歩く
伊藤恵里奈2023年3月8日 19時23分 国際女性デーの8日、ジェンダーに基づく差別や暴力に反対する「ウィメンズマーチ東京」が開かれた。約380人が参加し、東京都渋谷区の国連大学前広場から区内を約40分にわたって歩いた。 参加者は「非正規を差別するな」「女の権利はゼイタクじゃない」「外国人女性にも人権がある」といったプラカードを掲げ、「賃金上げろ、格差をなくせ」などと声を上げた。 愛知県から参加した水野優望さん(33)は、就職活動での性差別に反対するプラカード「#就活セクシズム」を掲げ、「大勢と歩けて心強かった。差別のない世の中にするため、力を合わせたい」と話した。(伊藤恵里奈) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Think Gender 男女格差が先進7カ国で最下位の日本。生きにくさを感じているのは、女性だけではありません。だれもが「ありのままの自分」で生きられる社会をめざして。ジェンダーについて、一緒に考えませんか。[もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
しょうゆ差しを口に…「くら寿司」迷惑動画を投稿容疑 男女3人逮捕
2023年3月8日 19時28分 回転ずしチェーン「くら寿司」名古屋栄店でしょうゆ差しの注ぎ口をくわえるなどした動画をSNSに投稿したとして、愛知県警は男女3人を威力業務妨害の疑いで逮捕し、8日発表した。3人の認否を明らかにしていない。 逮捕されたのは、無職男(21)と少年(19)、少女(自称15)。県警によると、3人は2月3日午後8時45分ごろ、名古屋市中区の同店で、男が卓上のしょうゆ差しの注ぎ口を直接口に含むなどする様子をスマートフォンで撮影しSNSに投稿。同店の運営会社に臨時の清掃や利用客からのクレーム対応を強いて業務を妨げた疑いがある。 翌4日未明に動画が投稿されているのを同社員が発見し、被害届を県警に提出していた。 くら寿司の運営会社は「迷惑行為が『犯罪』であることが広く認知され、模倣犯がなくなることを切に願う」とコメントした。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Australia and South Korea aiming for strong start in Pool B opener at World Baseball Classic
There is no looking past the task at hand for either Australia or South Korea when they square off in the opening game in Pool B of the World Baseball Classic on Thursday. Both have ambitions of at least reaching the quarterfinals — even if the points they’re trying to […]
Shohei Ohtani ready to lead powerful Japan at World Baseball Classic
Shohei Ohtani looked up at the stands from the hero interview podium at Kyocera Dome Osaka and smiled. Ohtani had just hit two home runs, including one, incredibly, from one knee to straightaway center, in Samurai Japan’s win over the Hanshin Tigers in a warmup for the World Baseball Classic. […]
北海道大、前期2006人合格 道内出身者は34% 現役生が7割超
2023年3月8日 16時00分 北海道大学の前期日程の合格者2006人が8日発表された。このうち現役生は1486人で全体の74・1%を占めた。前年度より1・7ポイント高く、過去10年間で最も高かった。道内出身者は687人で34・2%。全体の倍率は2・7倍だった。後期日程の発表は12日にある。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東野篤子教授がテレビに出て感じた差別 心ない言葉あびても闘う理由
メディアで発言する女性専門家に対し、心ない批判や蔑視発言がされることが少なくありません。国際政治が専門の筑波大の東野篤子教授(51)も、その一人。その違和感について聞きました。 【連載】Think Gender 2023 インタビュー ジェンダー平等で、日本は世界水準から大きく遅れをとっています。それは、私たちの思考や日常にどのような影響をもたらしているのでしょうか。3月8日の国際女性デーに際し、記者が「いま、このテーマを、この人に」と思う相手に話を聞きました。 ウクライナ侵攻から1年 感じた根深い差別 ウクライナ侵攻を機にテレビに出演するようになったこの1年は、私にとっては女性差別がいかに根深いものか実感する日々でもありました。 外見を揶揄(やゆ)されたり、言ってもいないことを言ったことにされていたり、侮辱的な言葉を浴びせられたりします。SNSなどで攻撃してくる人たちに、「この人は、私が女性だから強く出ているのだろう」と思う場面もたくさんあります。夫(慶応大・鶴岡路人准教授)も国際政治学者で、同じようにメディアに出る機会が多いですが、私に比べると誹謗(ひぼう)中傷は明らかに少ないです。夫婦で話していても、私たちの安全保障観に大きな違いは感じません。結局、女性という属性で、攻撃のしやすさを判断されているのでしょう。 悩むのは、男性にはしない攻撃の矛先を向けられたとき、「あなたがしているのは女性差別です」と指摘するかしないか、です。 他に解釈の余地のない女性差別用語そのものであればわかりやすいですが、複数の国際政治学者が男女問わず指摘していることについて、私の発言だけが揶揄や歪曲(わいきょく)されて発信されたとき、それを女性差別とどう証明するのか。なにより、中傷者側が「女性差別のつもりはない」と言い切れば、それ以上の反論は難しくなります。 「男性の専門家と私とでは明らかに…」 時間が限られていることもあ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル