有料記事 石田ゆうすけ=ライター2023年3月5日 12時00分 盛興順(大阪) ホテル地下に「盛興順」はある。100人ほど座れそうな店内には、五右衛門風呂のような巨大な鉄鍋が埋め込まれたテーブル。 看板メニューは「鉄鍋燉(テッカトン)」。「中国東北部の名物で、東北農家鍋とも言われます」と店主の息子、高鵬(こうほう)さんが教えてくれた。 冬は氷点下20度にもなる東… この続きは朝日新聞デジタル会員限定です。残り561文字 1カ月間無料の「お試し体験」で記事の続きを読んでみませんか? Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ポケモンカード「1枚5.8億円」 コレクションや投資にも、背景は
「トレーディングカード」と呼ばれる、収集や交換を目的としたカードの人気が過熱しています。人気キャラクター「ポケモン」が描かれたカードは、1枚5・8億円で取引されたものも。一方で、国内では窃盗事件も起きています。 背景には何が。現場を取材しました。 東京・秋葉原の電気街の一角にある、国内最大級のポケモンカード(ポケカ)専門店「晴れる屋2」。店舗のケースには、中古のポケモンカードがずらりと並ぶ。価格は1枚50円のものから、100万円を超えるものもある。 ポケモン「リザードン」の誤表示カードは、1枚115万円。本来は炎を使う「かえんポケモン」だが、力技が得意な「かいりきポケモン」との誤表示で、約25年前に販売されてプレミアがつく。状態が良ければ、5千万円の値がついたこともあるという。 この店では、現在の最高額は2億円。「ポケモンイラストレーター」と呼ばれるカードだ。 店長の渡辺翔さんは「高額化しているのは、主にプレーヤー数が少ない時代に販売されたカード。販売枚数が少ないため、コレクションや投資目的で売買されます」と明かす。 世界で最も高値で取引されたのは、同じ「ポケモンイラストレーター」だ。米国のユーチューバーが2021年に527万5千ドル(当時のレートで約5億8千万円)で購入し、ギネス世界記録に認定された。 トレーディングカードの中でも特に人気が高いポケカ。高額化の背景にはほかのカードゲームにはない、多くの特徴が関係しています。記事の後半では、専門家やポケカ専門店への取材から詳しく紹介します。 高額化の背景にあるのは、カ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
常陸宮さまが退院 尿管結石の術後は順調
多田晃子2023年3月5日 13時30分 宮内庁は5日、尿管結石と診断され、手術を受けた常陸宮さま(87)が東京・広尾の日本赤十字社医療センターを退院したと発表した。常陸宮さまの術後は順調という。約2週間後に再度入院し、治療を受ける。 常陸宮さまは38度前後の発熱があり、1日から入院していた。(多田晃子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Roki Sasaki dominant and Okamoto homers in Japan’s WBC warm-up win
Roki Sasaki pitched three scoreless innings, and Kazuma Okamoto hit a tiebreaking solo home run as Japan’s World Baseball Classic team beat the Chunichi Dragons 4-1 in Saturday’s warm-up game. Sasaki struck out three, walked two and allowed just one hit — an infield single, reaching as fast as 165 […]
食育のSOS、任せてSNS 子どもの食相談サービス大学生が起業
手作りしてもなかなか食べてくれない、子どもが食べ過ぎかもしれないので心配――。こうした子どもの食に関する悩みを解決したいと、大学生2人が起業して始めた相談サービスが注目されている。SNSを使って専門家のアドバイスを受けることができ、「気軽に相談できて助かる」と評判だ。きっかけは、投稿サイトへの発信だった。 株式会社「FoodFul」を起業したのは、立命館大学食マネジメント学部(滋賀県草津市)の柳陽菜さん(21)と作野充(みつる)さん(21)。相談サービス「チルディッシュ」を運営し、今年度は事業に専念するため休学している。 柳さんは昔から野菜が苦手。「自分のような偏食の子どもを減らしたい」と考えていたという。作野さんは、サッカーに打ち込むために高校時代を寮で過ごし、スポーツや成長のために食事が重要であることを痛感した経験があった。 そんな2人が出会ったのは、2021年春。新型コロナウイルスの感染が落ち着き、再開した対面授業で、食に関するサービスでの起業に向けて意気投合した。 作野さんは食育について投稿… この記事は有料記事です。残り757文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
増える外国語の110番 支える指定通訳官、同時通訳対応は14言語
宮坂知樹2023年3月5日 9時30分 新型コロナウイルスの水際対策が大幅に緩和され、新潟県内を訪れる外国人観光客も増えたことに伴い、日本語がわからない人から県警に入る110番通報も急増している。年間を通じて7件だった昨年から、今年は2月末時点ですでに10件に上る。そんなときに活躍するのが「指定通訳官」の警察官。通報を受ける警察官と通報者の通話に入り、同時通訳を担っている。 2月末、外国語の110番通報に対応する訓練が県警本部で行われた。米国籍のスキーヤーがコースから外れて遭難したという想定だ。 「新潟県警察です。事件ですか? 事故ですか?」 「Please help me.I have lost my way(助けて下さい。道に迷いました)」 通信指令室の警察官は英語で名前と国籍を尋ね、すぐに指定通訳官の野沢幸作警部補につないだ。3人同時に通話できるシステムを利用し、野沢警部補の同時通訳を介して、現在地や服装、けがの有無などを尋ねていった。 県警の指定通訳官は73人。英語のほかロシア語やスペイン語、アラビア語など14言語に対応し、夜間や休日でも出先や自宅から携帯電話で同時通訳にあたる。110番以外にも、取り調べの通訳や、捜査で必要な海外への照会手続きなども行う。 野沢警部補の専門は英語。最近では1月、妙高市内でスキー場外の未整備のバックカントリーを滑っていたフィンランド国籍のグループが遭難した際に対応した。大雪で国道や高速道路が通行止めになり、来署した中国籍の人の道案内もした。 野沢警部補は「私たちに通報するときは、困って最後に頼ってきているということ。信頼されているという責任を感じて、正確に、わかりやすく伝えることを心がけている」と話す。(宮坂知樹) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
①の読み方「イチマル」辞書掲載 「マルイチ」に衝撃の使い手も喜ぶ
山形県で暮らす人たちが独特の読み方をしている言葉がある。「①」だ。全国的には「マルイチ」だが、山形は「イチマル」。県民は愛着がある読み方なのに、県外で使うと驚かれ、肩身の狭い思いをすることも。そんなイチマルに、光があたる出来事があった。 「辞書さ載ったの!」 山形県のアルバイト加藤茉那美(まなみ)さん(22)は、三省堂国語辞典の「まる」の項目に、新たな解説が加わったことを喜んだ。 これまでは「まる」の解説の中にイチマルに関する記述はなかった。 それが2021年12月の改訂で、「まるいち=①の読み方。山形県では『いちまる』」と加わった。 つまり「①は山形県ではイチマルと読む」という説明が辞書に載ったのだ。 加藤さんは、中学で先生から「他県ではマルイチと言います」と聞いた時の衝撃が忘れられないという。 「イチマルって山形だげだん!? うそだべ……」 自分がマルイチに驚かされたように、「逆に今度は全国の人が辞書を見てびっくりしてくれたら楽しい」と声を弾ませた。 イチマルは、県内全域で使われており、学校や会議、日常会話など、あらゆるところで親しまれている。 県のツイッター公式アカウントも「全国的には『まるいち』ですが、山形県では『いちまる』です」とアピールする。 ただ、通じるのは基本的に県内だけ。県外で周りになじむためのひそかな苦労をする人、からかわれて悔しい経験をした人は少なくない。 40代女性は「関西の学校に進学した娘は、イチマルと言わないように気をつけていたみたい」。60代男性は、県外に出た大学時代、読み方を友達にいじられた経験がある。だが、「山形には山形の言い方があるんだ」と頑として変えなかった。辞書への掲載に「市民権を得た」と喜ぶ。 なぜ、辞書に掲載されることになったのか。 三省堂国語辞典の編纂(へん… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
曲がり角の自治会 会費は現金、しがらみ…多様化の時代にどう対応?
自治会・町内会の運営が曲がり角を迎えています。加入率が低下し、高齢化で役員の担い手も不足。実情を聞くと、自治会に入っている人も入っていない人も、様々な思いがあるようです。生活様式が多様化するいま、地域をどのように支えていけばいいのでしょうか。 自治会加入、任意のはずなのに 「町内会」「町会」「区会」などとも呼ばれ、全国に約30万ある自治会。その運営方法や活動内容は、法律などで定められているわけではない。多くは任意団体で、その区域に住む人であれば誰でも加入、脱退できる。 だが、全員加入が暗黙の前提になっている自治会も多い。東京都立大の玉野和志教授(地域社会学)によると、そんな仕組みは大正から昭和にかけて形成された。都市化によって多くの人が都市に流入し、隣近所に誰が越してくるか、不安を感じる人が増えたためだ。「親睦を深めて自分を守ろうとする意識が生まれ、全員加入が前提になった」。世界的に見ても珍しい仕組みだという。 戦時中は国民統制の地域組織「隣組」の形で機能した。戦後、GHQが解散命令を出したが、1952年のサンフランシスコ講和条約の発効に伴い、各地で次々と復活した。 祭りや敬老会などの行事を通じた住民同士の親睦、災害時の助け合い、高齢者や子どもの見守りなど、活動は幅広い。広報誌の配布やポスター掲示、国勢調査の調査員や民生委員などの推薦、募金活動など、自治体からの業務委託も受けている。「行政にとっては、自治会が地域活動を担ってくれるのは助かる。95年の阪神淡路大震災の頃から、防災面でも自治会加入の推奨が加速した」と玉野教授は話す。 課題は、加入率の低下と担い手不足だ。総務省が加入率を把握する全国624市区町村を対象にした調査で、政令指定都市では2010年度の自治会加入率は77%だったが、20年度には70%に下がった。ほかの市区町村でも減少傾向だった。集合住宅を中心にした未加入者や役員ができない高齢者が増えたことなどが主な理由だ。共働きや一人暮らし世帯の増加など、多様化する生活スタイルに運営方法や活動があっていないことも背景にある。 解散や合併するところも出てきている。22年の調査では、東京都49区市の自治会などの地縁団体の数は、6年前と比べて144減っていた。 「ボランティアには限界」「交流できる」 朝日新聞が実施したアンケートには、10代から90歳以上まで幅広い世代から回答が寄せられました。 ●回覧板の大半は数カ月遅れの… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
楽天モバイル元部長側、委託契約直後2100万円受領 契約の謝礼か
有料記事 山口啓太 高嶋将之2023年3月5日 6時00分 楽天モバイルの携帯電話基地局整備事業をめぐり同社に不正に約300億円を支払わせたとされる詐欺事件で、逮捕された同社の元部長側が、同社と委託契約を結んだ会社から契約直後に約2100万円を受け取っていたことがわかった。警視庁は、契約を結んだことに対する謝礼だったとみて調べている。 捜査関係者などによると、楽天モバイルと日本ロジステックは2019年7月、基地局の整備に使う部材の物流業務の委託契約を締結。日本ロジは契約を結んだ数日後と同年9月の2回にわたり、楽天モバイル元部長の佐藤友紀容疑者(46)の知人が代表を務める法人を通じ、佐藤容疑者の妻の口座に計約2100万円を振り込んでいたという。 18年7月に楽天グループに入った佐藤容疑者は、当初は通販サイト「楽天市場」のショップの商品を倉庫に集約し、配送するといった物流業務に携わっていた。19年4月ごろからは、楽天モバイルが整備する基地局の部材の物流業務も担当するようになっていた。 他社の見積額を日本ロジに提示か 当時、楽天モバイルは日本ロ… この記事は有料記事です。残り366文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
一足早い花見の「穴場スポット」 早咲きの桜が彩る日本橋の裏通り
森下香枝2023年3月5日 7時00分 東京都中央区日本橋本町にある「あじさい通り」のオカメザクラが、もうすぐ見頃を迎える。ピンク色をした早咲きの桜で、約700メートルのサクラ並木が続く。 あじさい通りは商業施設「コレド室町」東側にある静かな裏通り。知る人ぞ知る、一足先にお花見ができる「穴場」スポットだ。 同通り沿いにある喫茶店「Byron bay coffee」日本橋店の永井聡美店長(35)によると、2月末から一気に咲き始めたという。「毎年3月初旬になると、早咲きの桜を目当てにやってくるお客さんが多い」と話す。 中央区環境土木部水とみどりの課によると、オカメザクラは今、6分咲き。「来週には満開になるでしょう」という。(森下香枝) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル