溝脇正2023年3月4日 18時00分 こいのぼりとともに掲げられる武者絵のぼり作りが、大詰めを迎えている。愛知県岡崎市の「ワタナベ鯉(こい)のぼり」では、徳川家康と徳川四天王の図柄のほか、豊臣秀吉や川中島の合戦など手描き本染めの技法を用いた武者絵のぼりが天日干しされ、従業員が仕上げ作業に追われていた。注文を受けた後、家紋や子どもの名前を書き入れて完成させる。 4月半ばまでに大小合わせて約300本が手作りされ、東海地方をはじめ、関東から九州まで全国各地へ出荷される予定だ。(溝脇正) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ロールキャベツは母の愛 2組の母娘つないだ温かな縁
温かい食事は、体だけでなく、心も温めます。つくった人の思いが感じられれば、なおのこと。子育てに忙しい時期、実家の母からのおかずの差し入れに助けられた。そんな共通点を持つ2人の女性が、あるロールキャベツのレシピを縁に、500キロ以上の距離を越えてつながりました。 「いいお肉が買えたから、あしたつくるね」 山口県宇部市に住む保育士の西村久美子さん(48)に、同じ市内に住む母の北野洋子さん(72)から電話があった。 「ああ、ありがたい。子どもたちも大喜びだわ」 メニューはロールキャベツ。豚のブロック肉を包丁でたたき、ひき肉にするところから始める本格派だ。 1時間煮込んだ肉だねはきれいなピンク色で、箸ですっとほぐれる。肉のうまみと野菜の味がしみ出たスープもたまらない。 夫も、20歳の長男も、高校1年の長女も、家族全員の大好物だ。子どもたちお気に入りの萩焼の器に盛りつけると、食卓が一気に華やぐ。 母が結婚の時に持ってきた、1972(昭和47)年発行の料理本に載るレシピは、とても丁寧だ。 下ゆでしたキャベツの葉は、しゃもじで芯をたたいてやわらかくし、肉だねのつなぎには、水に浸してかたく絞ったパンをほぐして使う。 実は、元のレシピでは、ひき肉は買ってきたものでOKなのだが、母はそこにも手をかける。 「下ごしらえをしっかりして… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「学生の体調急変、薬飲ませた」タリウム殺害、容疑者が逮捕前に説明
京都市北区の女子大学生が死亡し、毒性の強いタリウムが体内から検出された事件で、大阪府警に殺人容疑で逮捕された同市左京区修学院中林町の不動産賃貸業、宮本一希容疑者(37)が逮捕前の事情聴取に、「体調が急変した学生に対し、薬局で買った薬を飲ませた」と説明していたことが、捜査関係者への取材でわかった。府警は、実際に宮本容疑者が購入したことを確認しており、経緯を調べている。 捜査関係者によると、宮本容疑者は昨年10月11日、同市北区の大学生、浜野日菜子さん(当時21)と同市内のバーなどで外食後、浜野さん宅で飲酒した。容疑者は「浜野さんのせきが止まらず、薬局で薬を買って飲ませた」と説明。府警は防犯カメラの映像などから、容疑者が薬を購入したことを確認したという。 一方、浜野さん宅周辺の防犯カメラには、2人が徒歩で帰宅する姿が記録され、浜野さんに変わった様子はなかった。宮本容疑者の逮捕容疑は、同12日午前、浜野さん宅で何らかの方法でタリウムを摂取させ、殺害したというもの。府警は2人だけで室内にいた時、飲食物にタリウムを混ぜた可能性もあるとみて調べている。タリウムは一般的に入手が困難で、府警は入手経緯や摂取方法を調べる。 宮本容疑者は逮捕後、事件について黙秘している。 タリウム、無味無臭で致死量は約1グラム 過去にも事件 女子大学生に何らかの方法で… この記事は有料記事です。残り395文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
京都の古寺で横になった「花子」 12メートルのこけしアート登場
筋野健太2023年3月4日 19時30分 京都市下京区の東本願寺御影堂門前に横になった巨大なこけしが出現し、観光客や地元の人たちの注目を集めている。 こけしはテントなどに使われる素材でできたバルーンで、現代アートユニット「Yotta(よた)」が2011年に制作した「花子」。大きさは約12メートルで、ときどき「インスタ映え」「春がすぐそこ」「ねむくなってきたよ」などと話す。展示場所に応じて立てたり、横にしたりしている。昨年は清水寺に展示された。 写真を撮っていた京都市山科区の横山繁子さん(73)は「やさしい声で話すのが面白い。日本の伝統文化をこうした形で発信する発想がすごい」と話した。 展示は若手アーティストを支援するイベント「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2023」の一環で、12日まで展示される。(筋野健太) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
12歳男児のリュックを鎌で切りつけた疑い 76歳の男を逮捕 山口
大室一也2023年3月4日 20時11分 男児のリュックサックを鎌で切りつけたとして、山口県警宇部署は4日、横浜市港南区日野2丁目の無職吉田光則容疑者(76)を器物損壊の疑いで緊急逮捕し、発表した。容疑を認めているという。男児にけがはなかった。 発表によると、吉田容疑者は4日午前10時45分ごろ、実家近くの宇部市東平原2丁目の路上で鎌を持って歩いており、その姿を見た市内の小学生男児(12)が驚いて逃げた際、路上に放置したリュックサックを切りつけた疑いがある。(大室一也) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
田津原理音がR-1優勝 芸歴10年目、ピン芸人の日本一に
2023年3月4日 21時00分 ひとり芸の日本一を決める「R-1グランプリ2023」(関西テレビ制作)の決勝が3月4日、東京・お台場のフジテレビであり、田津原理音(吉本興業)が優勝した。賞金は500万円。 奈良県出身の29歳。芸歴10年目にして初の決勝となる今回、カードゲームからモンスターや「王子様」を次々と紹介するネタを選んだ。「道分からんくせに前歩く男」などあるあるネタを連発し、笑わせた。 21回目となる今大会には、前年を上回る3537人がエントリー。決勝は8人で争った。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「優しく励ましてくれる友だった」 タリウム殺害事件で同級生ら悲嘆
京都市北区の女子大学生、浜野日菜子さん(当時21)が死亡し、毒性の強いタリウムが体内から検出された事件で、知人の不動産賃貸業、宮本一希容疑者(37)が殺人容疑で大阪府警に逮捕された。浜野さんの同級生らの間には驚きと悲しみが広がった。 浜野さんは大阪市出身。小学校の同級生という男性(21)はアニメ好きという共通点から仲良くなり、高校卒業まで半年に2~3回会っていた。男性がマイナス思考に陥り、相談した時には「私がいるから大丈夫」と励ましてくれた。男性は「優しさと厳しさと格好良さ、人として大事な部分を兼ね備えていた。大事な存在で唯一の友達だった」と述べ、言葉を詰まらせた。 息子が小学校時代、仲が良か… この記事は有料記事です。残り312文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
死亡女性の手の指骨折、頭守ろうとしたか 長崎の殺人、容疑者否認
長崎県大村市で14年前、同居していた40代の女性を殺害したとして馬場恒典容疑者(72)が殺人容疑で逮捕された事件で、遺体で見つかった女性の手の指が骨折していたことが捜査関係者への取材で分かった。県警は、襲われた際に手で頭を守ろうとしたことによる「防御創」にあたる骨折の可能性があるとみている。 馬場容疑者は2009年4月中旬~5月、大村市にあった自宅で同居していた無職松永千賀子さんを鈍器のようなもので複数回殴り、殺害した疑いが持たれている。馬場容疑者は容疑を否認している。 司法解剖などの結果、松永さ… この記事は有料記事です。残り318文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
退寮に従わない学生に処分示唆 廃止方針の格安寮めぐり、金沢大
金沢大学が3月末に廃寮とする方針を定めている学生寮をめぐり、大学が退寮に従わない学生に対し、処分の可能性を示す通知を送っていた。寮生は「現在の寮生が卒業するまで延期を」と求めているが、大学側は強硬姿勢を崩していない。 「退去しない場合には、何らかの不利益処分がなされる可能性があります」 2022年11月28日、男子寮の「泉学(せんがく)寮」(金沢市野町5丁目)の寮生に1通のメールが届いた。文書の差出人は、金沢大学の森本章治・副学長。 受け取った4回生の冨樫洋乃輔さん(22)は「処分までちらつかせるなんて」。スマホをもつ手が、怒りに震えたという。 金沢大が今年度末に廃寮の方針を示しているのは、1965年築の泉学寮と64年築の女子寮の「白梅(はくばい)寮」(同市泉野町2丁目)。いずれも寮生が主体となって寮の運営をしてきた実質的な自治寮だ。 寮費はともに月700円と格安で、経済的に余裕のない県外学生らのよりどころになっていたが、大学は19年に廃寮を決定した。 廃寮後の対応として、大学側… この記事は有料記事です。残り1441文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ナイフと画びょうも持参」 同級生切りつけ、中1の加害生徒が説明
福冨旅史2023年3月4日 18時02分 広島市の市立中学校で3日、1年の男子生徒(13)が同級生を包丁で切りつけてけがを負わせた事案で、加害生徒が学校の聞き取りに対し、「(包丁以外に)果物ナイフと画びょう1ケースを持ってきた」と話していたことが、市への取材でわかった。持参の理由は明らかにしておらず、県警が調べを進めている。 市教育委員会によると、加害生徒は校舎の男子トイレで、同じクラスの男子生徒(12)を切りつけ、左腕に約1・5センチの傷を負わせるなどしたという。加害生徒は、別室で警察の到着を待つ間に、切りつける相手は「誰でも良かった」と話したという。 市教委はこの学校にスクールカウンセラーを派遣し、4日までに生徒35人、保護者1人から相談を受けたという。 学校では月曜から通常授業を始める予定で、生徒たちに心の不安を問うアンケートをする。市教委は「生徒の心のケアが最優先。フラッシュバックとなったり、不安感が強かったりする場合は軽減するようなカウンセリングをする」としている。(福冨旅史) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル