2023年3月1日 13時04分 東京五輪・パラリンピックをめぐる談合事件で、東京地裁は1日、独占禁止法違反(不当な取引制限)の罪で起訴された大会組織委員会の大会運営局の元次長・森泰夫被告(56)の保釈を認める決定を出した。保釈保証金は1千万円で、現金で即日納付された。 森元次長は起訴内容を認めており、起訴された2月28日に弁護人が保釈を請求していた。 起訴状によると、森元次長と広告最大手「電通グループ」の元担当幹部らは2018年2~7月、組織委が競技会場ごとに発注したテスト大会や本大会の運営業務について、事前に受注業者を決めて競争を制限したとされる。全体の市場規模は約437億円だった。 この事件では、電通や広告2位の「博報堂」など6社と、6社の担当幹部、森元次長の計7人が起訴された。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
芸能プロデューサーがわいせつ容疑 被害少女「200回求められた」
自身がプロデュースするアイドルグループのメンバーの少女にわいせつな行為をしたとして、警視庁は芸能マネジメント会社の代表の男(37)=東京都千代田区=を児童福祉法違反(淫行させる行為)容疑で逮捕し、1日発表した。男は調べに「弁護士に相談してから話す」と話しているという。 少年育成課によると、男は2020年10月と昨年5月、千代田区のマンションなどで少女が当時18歳未満と知りながらわいせつな行為をした疑いがある。同課は、男が要求に応じなければグループでの立場を失うと少女に思い込ませ、見返りとして花形である「センター」に起用していたとみている。 少女は、17年に今回逮捕された男に誘われてこのアイドルグループに参加し、デビュー直前の18年2月にメンバーから外された際、「戻してほしかったらキスするように」と迫られた、と同課に説明。以降、19年4月からは男が借りた千代田区のマンションに1人で住まわせられ、22年10月までに200回近く男からわいせつな行為を求められた、と話しているという。その後、グループを脱会していた。(御船紗子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Angels’ Shohei Ohtani sharp on mound before Japan trip for WBC
MESA, Arizona – Los Angeles Angels two-way star Shohei Ohtani threw 2⅓ scoreless innings against the Oakland Athletics in his lone spring training tuneup Tuesday before playing for Japan in the World Baseball Classic. Ohtani did not allow a hit while striking out two and walking two in the Angels’ […]
外国クルーズ船が日本に寄港 ダイヤモンド・プリンセス以来3年ぶり
新型コロナウイルス感染症の影響で止まっていた外国クルーズ船の国内受け入れが1日、3年ぶりに再開された。ドイツの「アマデア」が同日朝、欧州の乗客520人を乗せ、静岡県清水港に立ち寄った。 着岸すると検疫官らが船内に乗り込み、発熱など乗客の体調をチェックした。船はサイパンから東京に向かう途中で、下船した乗客は半日の停泊中、三保松原など富士山を望む県内の観光地を回る。夫婦で来たドイツ人のツヴェルナー・ギュンターさん(77)は「船から見た富士山は美しかった。初めての日本を楽しみたい」と話した。 海外客船の寄港は、新型コロナの集団感染があった2020年2月の「ダイヤモンド・プリンセス」の横浜入港以来。業界団体の日本国際クルーズ協議会によると、年末までに200便以上が日本訪問を予定している。コロナ禍前の6割程度の水準という。(中村純) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
韓流、素朴な伝統服に魅せられて 美術教師は退職し、職人になった
韓流の時代劇で目にする伝統服の「ヌビ」。綿を入れた防寒用で、一針一針縫う手仕事のぬくもりがこもる。そんなヌビに魅せられた日本人の元中学教師が韓国で技を身につけ、里山に構えた工房で創作を続けている。隣国の伝統の技を伝える作品展が3月16日~19日、大阪府豊中市のギャラリーで開かれる。 兵庫県宝塚市大原野。「求里畝房」と漢字で彫られた木の看板が、訪問客を出迎える。工房の名前・求里畝(グリム)は絵画を意味する韓国語からとった。 韓国の農村部にあった「チョガチブ(わらぶき家)」を連想させる丸みを帯びた工房の内部は薪ストーブのおかげで暖かい。韓国から取り寄せた白地の布と、それを野草や木、畑で作った藍で染めた生地が並び、手作りのヌビが飾られている。 穏やかな空間で創作活動を続ける染色・ヌビ作家の中谷(なかや)省三さん(74)は長年、大阪府内の中学校で美術教師を務めた。三十余年前に宝塚の市街地から大原野の古民家に移り住み、退職後の2007年、自宅の敷地に工房を構えた。 教師時代、在日コリアンの生… この記事は有料記事です。残り927文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
父との面会交流「考えただけで…」 恐怖に支配され育った女性の思い
親が離別した後、別居する親と子どもが会う面会交流。養育費の分担などとともに、面会交流の取り決めを協議離婚の要件とする案も検討されていますが、これに反対し、「面会交流を強制しないで」と訴える人もいます。関東在住の40代女性に話を聞きました。 「銀行強盗に行く!」と暴れた父 子ども時代に私を支配していた感覚は「恐怖」でした。当時の写真に笑顔のものはありません。父は家の外では人当たりが良く、良い夫であり父だと思われていましたが、家では暴力をふるい、母がお金がないと言うと「じゃあ銀行強盗に行く! おまえが俺を銀行強盗にするんだ!」と暴れる。母は殴られて失明寸前になり、私も耳の鼓膜が破れました。でも病院では「転んだ」とごまかしました。 逃げても待ち伏せされ、駆け込んだ警察署では「きみのお父さんだよ。素直になってきちんと話しあいなさい」。父は「母親が急に子どもを連れ去った」と母を非難しました。父のことを悪く言うと仕返しされるから、本当のことは言えませんでした。 最後にはなんとか逃げましたが、私は高校をやめざるをえず、その後も母は離婚できませんでした。父と会うなんて恐ろしいし、弁護士さんに頼むのはお金がかかるし……と考えているうちに父が死にました。 私は別の高校を卒業して大学にも入ったけど、父ぐらいの年齢の人を見ると恐怖を感じました。大学もやめてしまい、恋愛をしても男性と対等な関係を築けずに依存して、別れて会社もやめるなど、常に中途半端でした。 ずっと36歳になりたかった 周りからは「お父さんのことを悪く言っちゃだめだよ」と諭されるから、誰にも言えませんでしたが、変わったのは36歳のときです。 ずっと36歳になりたいと思… この記事は有料記事です。残り1642文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
殺人容疑で逮捕の高校生、現場の50キロ先で警官が一時保護 福岡
有料記事 古畑航希 鈴木優香2023年3月1日 6時00分 福岡市西区の海岸で男性の変死体が見つかった事件で、福岡県警が殺人容疑で逮捕した大阪市の男子高校生(17)が現場から立ち去った後、警察署員に保護されていたことが捜査関係者への取材でわかった。男子高校生は「一緒に死ぬつもりだった」という趣旨の供述をしているといい、動機や経緯などを慎重に捜査している。 県警によると、男子高校生は2月17日朝、山本駿一さん(26)=住所、職業いずれも不詳=の首を太さ約1センチのロープで絞めて窒息死させた疑いがある。 捜査関係者によると、男子高校生は現場を立ち去った後、北に約50キロ離れた福岡県遠賀郡内に1人でいたところを、県警折尾署員に発見された。保護された男子高校生は「道に迷った」と説明したといい、翌18日夕に母親が迎えにきたという。 県警によると、山本さんは事… この記事は有料記事です。残り239文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
誤入金4600万円は全額カジノに でも賭博罪が適用されない理由
山口県阿武町の誤入金に端を発した事件で、振り込まれた金を出金した田口翔被告(25)に有罪判決が2月28日に言い渡された。一連の騒動では、田口被告が使ったとされる海外のオンラインカジノも注目を集めた。違法と言われながら、今回賭博罪が適用されなかったのは、なぜなのか。 日本国内で賭博をすれば賭博罪(50万円以下の罰金または科料)に、常習的に行った場合は「常習賭博罪」(3年以下の懲役)が科される。海外のオンラインカジノを国内で利用する場合も同様に違法だ。 田口被告は当初から、振り込まれた金を「オンラインカジノに使った」と認めていた。公判でも「大変申し訳ないことをしたと思っている」と謝罪し、検察も公判の中で、金のほぼ全てがオンラインカジノの賭博に使われたと指摘した。 だが、裁判で問われたのは電子計算機使用詐欺罪のみ。賭博罪では今も摘発されていない。 4600万円もの大金をオンラインカジノに使ったという被告。本人も認めているのに、なぜ今回の公判で賭博罪は適用されなかったのでしょうか。後半では、どこに難しさがあるのかを分析します。 オンラインカジノ「日本はターゲットに」 山口県警の捜査関係者は「今… この記事は有料記事です。残り766文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高校3年間で作ったお弁当は310個 息子よ食べてくれてありがとう
「この3年間、いったい何個のお弁当を作ったんだろう?」 1月12日の朝、関東地方に住む40代の主婦「えみまる」さんは、弁当を作り終えて、考えた。 高3の長男のために弁当を作るのは、この日が最後。 作った弁当は毎回スマホで撮影していたので、数えてみることにした。 2020年6月から始まり、この日の分も含めて310個。 思った以上に多くて、「我ながらよくがんばったな」と思った。 ◇ 長男の高校入学はちょうどコロナ禍の始まりと重なり、登校できるようになったのは6月になってから。 しばらく学食が休みだったこともあり、弁当を持たせることにした。 夫のために作ることもあったので、初めてというわけではない。 それでも毎朝5時半に起きて作るのは大変だった。 前の晩のおかずをそのまま入れたり、ミートソースが残っていれば卵とまぜてアレンジしたり。冷凍食品を使うこともあった。 それでも、弁当の色合いにはこだわった。 自分が学生だった時、母が作ってくれる「三色弁当」が好きだった。 ご飯の上にそぼろ、たまご、ピーマンを乗せたものだ。 弁当箱のふたを開けるたびに自分が感じていた「今日もおいしそうだな」という気持ち。 食べる前から感じる喜びを、我が子にも味わってもらいたいなと思っていた。 最後に作った弁当は 学校がある日でも、毎日作っ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル