2023年4月8日 14時35分 高齢女性からキャッシュカードを盗んだとして、大阪府警は、東京都町田市本町田、自称パーソナルトレーナー今井友貴容疑者(23)を窃盗容疑で緊急逮捕したと8日発表した。「家賃に困り、『闇バイト』の荷物を取りに行く仕事に応募した」と供述しているという。府警は、特殊詐欺グループの「受け子」「出し子」とみて調べている。 吹田署によると、今井容疑者は7日、別の人物らと共謀し、警察官をかたって同府吹田市の80代女性宅に「あなたのカードでお金が下ろされている。カードを確認しに行く」と電話。午後1時ごろ、女性宅でキャッシュカード2枚と通帳1通を盗んだ疑いがある。 7日午前、特殊詐欺の予兆とされる不審な電話「アポ電」が市内で相次ぎ、警察官が警戒していた。駅でスマートフォンを見ながらタクシーに乗る今井容疑者の姿を不審に思った警察官が、市内のATMで現金計100万円を引き出す姿を確認。事情を聴くと、女性からカードを盗んだことなどを説明したという。 女性はカードなどを封筒に入れており、求められて印鑑を取りに行っている間に、別の封筒とすり替えられていたという。 女性は2021年12月にも同様の手口で被害に遭ったといい、署は、被害者の名簿が流通している可能性があるとして、警戒を呼びかけている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
プロ野球・田口壮さんが走り通した坂道 出身校は人気アニメの聖地
高校球児たちの聖地、阪神甲子園球場でおなじみの兵庫県西宮市には、高校ゆかりの聖地がまだある。私も市民としてちょっと自慢の場所を紹介したい。 通称「ハルヒ坂」。住宅街から山へと続く急な坂道の先、県立西宮北高校前をそう呼ぶ。坂から市街地をはるかに望む眺めは、超のつく迫力だ。 【撮影ワンポイント】ハルヒ坂 長く急な坂を撮影するには、縦位置写真が画面をまとめやすいが、桜の開花を待ち、校門など学校の雰囲気を残しつつ坂に目が行くように横位置写真で構図を考えた。電信柱を目立たせないように撮影することが多い。しかし今回は田口さんの感想もあり、電信柱も美しい風景の一部になるように画角を決めた。(新井義顕撮影) 人気のSF学園ノベル「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」シリーズを書いたのが、同校出身の谷川流(ながる)さん。ハルヒたちが通う高校のモデルとして、アニメの中でその風景が再現され、アニメの聖地となった。 作中、語り手の男子キョンは入学早々「毎日こんな山登りを朝っぱらからせにゃならんのか」と嘆く。でも、「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぼう」という強引なハルヒに引っ張られ、不思議に彩られた高校生活を送っていく。 「トレーニングの坂道でしたね」。そう振り返るのは卒業生のプロ野球オリックス・バファローズの田口壮コーチ(53)。米大リーグでも活躍した名選手だ。 入学して野球部に入ると、監… この記事は有料記事です。残り796文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
鳥インフルで休園の多摩動物公園10日再開 希少動物も「見に来て」
有料記事 土舘聡一 森治文2023年4月8日 16時00分 東京都は7日、高病原性鳥インフルエンザの発生で臨時休園していた都立多摩動物公園(日野市)を10日から再開すると発表した。防疫措置が完了したためという。ただし、感染した個体を飼育していたエリアなど一部区域は閉鎖したままにする。 都や同園によると、2月11~14日、園内のカモ池で飼育していたツクシガモ3羽が死亡。同じ池の別の1羽も含め、検査で高病原性が確認され、16日から臨時休園をした。同月23日にはソデグロヅル1羽も死亡、高病原性と判明した。 再開後の閉鎖区域は、感染した個体が飼育されていたカモ池やソデグロヅル舎周辺など。ウサギやカワウソ、バクやエミューなどは見られないが、国内の鳥インフルの終息状況などを考慮し、順次開放する予定。 また、購入済みの年間パスポートの期限は休園期間の53日間分を延長するという。 豪原産の絶滅危惧種、タスマニアデビルも国内で唯一飼育 多摩動物公園には海外原産の… この記事は有料記事です。残り725文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
災害時の電気は「走る発電所」から 警視庁、トヨタ販売会社と協定
吉沢英将2023年4月8日 18時35分 警視庁はこのほど、災害時に給電車としてハイブリッド車や燃料電池車などを借りる協定を、自動車販売会社「トヨタモビリティ東京」(東京都港区)と結んだ。同社が都内に持つ約200の販売店から、島嶼(とうしょ)部をのぞく97署に計約750台を借り受けることができるという。 協定では、地震や火山噴火による降灰などの災害が発生した際、警視庁が借りた給電車を被災地まで移動。信号機の復旧や夜間の救助現場での照明、ドリルなど電動資機材の利用、無線機や携帯電話の充電に活用するという内容だ。 警視庁では、田無署が昨年1月、管内の同社販売店と給電車を借りる同様の協定を締結。府中署、高井戸署が続き、警視庁全体での協定が実現した。管内に販売店がない警察署でも、近隣の署を通じて借りることができる。 3月27日にあった協定の締結式では、警視庁の池田克史副総監が「災害対策は警察だけでなく、民間企業などの力も必要。力強いパートナーを得て心強く感じる」。トヨタモビリティ東京の佐藤康彦社長は「(給電車は)いざというときの『走る小さな発電所』。新しい責任が増えたと考え、街を守っていきたい」と話した。(吉沢英将) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
統一地方選の選挙違反、全国で容疑者5人逮捕 警察庁発表
吉沢英将2023年4月8日 19時56分 9日に投開票される統一地方選の前半戦を前に、警察庁が選挙違反の取り締まり状況(7日現在)を発表した。選挙ポスターを傷つけたり、選挙事務所の看板を壊したりしたとして、大阪府警や岡山県警などが公選法違反容疑で5人を逮捕した。逮捕者は前回同時期よりも3人少なかった。 警告件数は前回の同時期に比べて547件減り、1986件。インターネットを利用した選挙違反への警告は9件増の41件だった。(吉沢英将) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
第1回「日本水中フォトコンテスト」 グランプリ、受賞作品が決まる
ダイビング雑誌の相次ぐ休刊や廃刊で、雑誌主催の大規模な写真コンテストが開催されなくなる中、新しい水中写真公募展「日本水中フォトコンテスト」(同実行委員会主催)がこのほど開かれた。第一線で活躍する写真家たちが審査を行い、第1回受賞作が8日夜に発表された。 ダイビングに関係するメーカー数社が中心となって企画した。発起人の一人で、水中撮影機材メーカー「フィッシュアイ」代表の大村謙二さん(56)も、学生時代に水中写真のコンテストで金賞を受賞したことがダイビングにのめり込む切っ掛けだったという。 「コンテストが、ダイビングの世界を楽しむモチベーションになればうれしい。ダイバーがあこがれるコンテストに成長させたい」と話した。 2022年11月から写真の募集を開始し、461人から2512点の作品が集まった。その中から25作品が入選した。 グランプリには米国在住の吾川真之(あがわまさゆき)さんが沖縄県・八重山諸島のヨナラ水道で複数のマンタが輪になって泳いでいる様子を撮影した「求愛」が選ばれた。 審査したのは日本を代表する水中写真家など6人。審査委員長には高砂淳二さん、名誉顧問に中村征夫さんがあたり、審査員は水中写真家の鍵井靖章さんらが務めた。 第2回の「日本水中フォトコンテスト」の作品募集は今年の11月に始まる。 入賞作品は9日まで、東京・池袋サンシャインシティ文化会館で開かれている「マリンダイビングフェア2023」で展示され、「日本水中フォトコンテスト」のサイトで公開されている。(https://jp―underwater.photo/)(恵原弘太郎) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
愛知・豊田の山林にツキノワグマ 農作業の男性が撮影
2023年4月8日 21時45分 愛知県豊田市は8日、同市大沼町蔵廻(くらばさ)の山林で、ツキノワグマが目撃されたと発表した。市によると、市内でツキノワグマと確認された目撃情報は2021年7月以来、約1年8カ月ぶり。 市環境政策課によると、同日午後2時50分ごろ、近くに住む男性が農作業中に休憩していたところ、山林にツキノワグマがいるのに気づき、写真を撮影して市に連絡した。体長1メートル前後とみられる。 現場は民家が数軒ある集落から100メートルほどの場所。県警や地元猟友会などが周辺を確認したが、足跡などの痕跡は見つからなかったという。市は近隣住民や学校などに注意を呼びかけている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
名鉄の駅で刃物刺さった女性死亡、直前に男性が電車にはねられ死亡
2023年4月8日 23時00分 8日午後7時50分ごろ、名鉄名古屋線の本笠寺駅(名古屋市南区前浜通7丁目)のホームの待合室で、胸にナイフのようなものが刺さった女性が倒れているのを警察官が見つけた。女性は10代後半ぐらいで、搬送先の病院で死亡した。 同駅ではこの5分ほど前に、成人とみられる男性が豊橋発名鉄一宮行きの急行電車にはねられ、病院に運ばれたがまもなく死亡が確認された。この対応のため駆けつけた警察官が女性を発見したという。南署が関連を調べている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「人のようなものが浮いている」 陸自から通報、海保が捜索 沖縄
2023年4月8日 23時32分 沖縄県の宮古島市消防本部によると、8日午後7時40分ごろ、宮古島市の伊良部島周辺の海で「人のようなものが浮いている」と、陸上自衛隊から通報があった。午後10時15分ごろ、海上保安庁のヘリコプターが到着し、サーチライトを当てるなどして上空から捜索した。現場周辺の陸地には自衛隊車両や消防車も集まり、行方不明になった陸自ヘリに乗っていた隊員の可能性がないか調べている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
つきまとい・検索・撮影…「名札」がもたらす苦痛、適応障害の事例も
有料記事 角詠之 笹山大志 伊藤恵里奈2023年4月8日 20時15分 バスやタクシーで掲示されてきたドライバーの名札や写真が見直されることになった。客の利便性か、働き手のプライバシー保護か――。悩みながら対策に乗り出した業界もある。 約2200台を保有するタクシー大手の「国際自動車」(東京)は、運転手の氏名や顔写真、社名などを記載した証明書を助手席前に置いている。だが、酔客などとトラブルになった際に、スマホで撮影されるケースが目立ち、女性ドライバーを中心に不安の声が寄せられているという。 松本良一取締役は「領収書に記載された番号やナンバープレートなどで、お客様にはどの車両か分かっていただける。(見直しで)ドライバーの不安が解消されるように選択の幅が広がってありがたい」と話す。 東海地方の20代の乗り合いバスの運転士は生まれたときの性別は女性だが、自認する性別が異なる。制服は男性用を着用してきた。だが、運転席の背後に掲示された名札を見た乗客から「きょうの運転士は女性なのね」などと言われ、苦痛を感じてきた。 大学時代、運転士によってバスの車内の空気感が違うことにおもしろさを感じて運転士になったが、こうした環境から「適応障害」と診断され、この冬から休職している。 「良くも悪くも目立ってしま… この記事は有料記事です。残り1202文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル