2023年4月10日 19時19分 10日午後5時ごろ、福岡県小郡市津古の西鉄天神大牟田線の踏切内で、女性が電車にはねられた。病院に運ばれたが、約1時間15分後に死亡が確認された。 県警小郡署によると、亡くなったのは小郡市在住の中学1年の女子生徒(12)。署が事故の原因を調べている。 現場は、津古―三国が丘駅間の踏切。西鉄によると、接触したのは大善寺発西鉄福岡(天神)行きの上り普通電車で、乗客約60人にけがはなかった。筑紫―西鉄小郡間で運転を見合わせたが、約1時間半後の午後6時25分に運転を再開した。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「正直者が馬鹿を見ない社会を」 東京地検の新特捜部長に伊藤文規氏
2023年4月10日 19時27分 法務省は10日付で、東京地検特捜部長に伊藤文規・同地検特別公判部長(54)を充てる人事を発令した。伊藤氏は同日、報道陣の取材に「正直者が馬鹿を見る社会をなくしたいという気持ちから検事になった。社会に潜む不公平、不公正な犯罪を摘発したい」と語った。 伊藤氏は愛知県出身で、東京地検特捜部に通算12年3カ月在籍した。副部長時代には、安倍晋三元首相の後援会が「桜を見る会」前日に開いた夕食会の費用を補塡(ほてん)した政治資金規正法違反事件や、吉川貴盛・元農林水産相の汚職事件などを手がけた。 前任の市川宏・特捜部長(53)は同日付で甲府地検検事正に転出した。在任中は、東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職・談合事件や、SMBC日興証券の株価操作事件などを指揮した。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
いじめ報告遅れ、茨城大学長を指導 文科省「調査早期に」
桑原紀彦2023年4月10日 19時47分 茨城大学教育学部付属小学校(水戸市)が、同校で起きたいじめを重大事態と認定していたのに、法律で義務づけられている文部科学省への報告をしていなかった問題で、文科省は10日、太田寛行学長に対し、第三者による調査を早期に実施するよう口頭で指導した。 同校では、2021年春ごろから4年生(当時)の女児がいじめを理由に休むようになり、同校は同年11月に重大事態と認定したが、今年2月まで文科省に報告していなかった。この問題について永岡桂子文科相が10日、太田学長と面会し、遺憾の意を伝えた。 同校は第三者委員会を設置し、いじめの内容と大学側の対応を検証する方針。文科省は、第三者委の人選が大学に関係する「身内」に偏らないことや、女児の保護者側とも調査の進捗(しんちょく)についてきちんと共有することも求めたという。(桑原紀彦) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
許可外なのに「いけー」 路上で山車激突16回、責任者を書類送検
上月英興2023年4月10日 20時11分 山車が激しくぶつかりあう「突き当て」で知られる福岡県苅田町の「苅田山笠」で、許可されていない道路上で突き当てをしたとして、行橋署は10日、山車を先導していた総括責任者の会社員男性(51)を道路交通法違反(道路使用許可違反)の疑いで行橋区検に書類送検したと発表した。男性は「危ないとは分かっていたが、達成感と満足感を得るためだった」と話しているという。 署によると、男性は昨年10月2日午後5時過ぎ、苅田町京町1丁目の路上で、「いけー」などと呼びかけて、指揮する山車の舁(か)き棒を、他の山車に16回衝突させ、署の道路使用許可条件に従わなかった疑いがある。 山車は全長約15メートル、幅と高さは各約3メートルで、数十人がかりで運行させる。突き当ては通常、町役場前の駐車場で実施され、署は道路使用許可を出す際、道路上では突き当てをしないよう条件を付けていた。道路上で突き当てをした際、現場で署員が中止を呼びかけたが、男性は止めなかったという。 苅田山笠は「けんか山笠」とも言われ、県の無形民俗文化財。山車の運行は新型コロナウイルスの影響で中止が続いていたが、昨年は10基が参加したという。(上月英興) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
【写真まとめ】東京ディズニーリゾート40周年 記念パレードを公開
東京ディズニーリゾート(TDR、千葉県浦安市)が15日に開業40周年を迎える。記念イベントの開催を前に10日には目玉となる新たなパレードなどが報道関係者に公開された。 5年ぶりに刷新された昼のパレード「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」がお披露目され、記念の衣装に身を包んだミッキーたちが乗り物に乗って、園内を回った。ミニーにキスをされたミッキーが照れる一幕もあり、観客からは「かわいい」という歓声があがった。 シンデレラ城など、園内には40周年記念の装飾や写真スポットがいくつも設けられている。(福留庸友) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
カムチャツカ半島の火山が大規模噴火 噴煙15キロと気象庁発表
2023年4月11日 0時05分 気象庁によると、10日午後10時10分ころ、ロシア・カムチャツカ半島のシベルチ火山で大規模な噴火が発生した。気象庁はこの噴火で日本への津波の影響があるかどうか調査しているが、11日午前0時現在、海外および国内の観測点で有意な潮位変化は観測されていないという。ただ、場所によっては遅れて津波が到達することもありうるとし、注意を呼びかけている。 気象庁によると、噴火は午後11時半現在も続いており、噴煙は高さ5万フィート(約15キロ)を超えて上がっているという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
在来馬「御崎馬」今春初の赤ちゃん誕生 元気なメス 宮崎
平塚学2023年4月10日 20時30分 日本古来の在来馬で、国の天然記念物「御崎馬」(登録名・岬馬)が生息する宮崎県串間市の都井岬で10日、今年初の赤ちゃん馬「春駒」が生まれた。 管理する都井御崎牧組合によると、10日朝に監視員が岬の小松山の山頂近くで母馬と一緒にいる子馬を見つけた。「鹿毛」と呼ばれる茶色のメスで、母馬に寄り添って元気に走り回ったり、草地に横になったりしているという。 都井岬には現在、約100頭の岬馬が生息。妊娠中の雌馬が20頭近くいて、4~5月が出産ラッシュのピークになる。今年は昨年よりも2週間ほど遅めの春駒第1号だったが、組合の今村政樹事務局長は「都井岬に本格的な春を告げるかわいい春駒を見に来てほしい」と話す。(平塚学) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
びんずるさん、善光寺台座に 「僧侶として疑いたくないが」警備強化
遠藤和希2023年4月10日 20時30分 長野市の善光寺から盗まれた木像「びんずる尊者像」が10日正午過ぎ、本堂にある元の台座に戻された。寺は、像の再安置にあたって防犯体制を強化。無事に戻った木像を前に僧侶たちによる法要も開かれ、集まった参拝者は親しまれてきた尊者像に次々と手を伸ばし、帰還を喜んでいた。 5日午前8時過ぎに本堂から盗まれた尊者像は、長野県松本市内で約3時間後、窃盗の疑いで緊急逮捕された容疑者の車から見つかった。 県警は6日に木像を寺に返していたが、寺は警備体制を再検討。台座周辺の防犯カメラを増やし、本堂の職員らの人員配置を見直した。また像が動かされた際の重さの変化を検知するセンサーの導入を検討する。報道陣の取材に林明晋・寺務総長は「僧侶としては人を疑うことはいかがなものかということもあるが、(尊者像を)守るためにご容赦頂きたい」と話した。 300年以上前に造られた尊者像は、具合が悪い体の部分と同じ所をなでると病気が治るとされる。この日、本堂に戻った尊者像の頭をなでていた市内の手塚明男さん(86)は「お帰りなさいと言いたい。何回もお参りに来ていたので、戻ってきてくれて本当によかった」と話した。(遠藤和希) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
袴田さん弁護団、検察の立証方針保留は「誠に心外」 出廷も焦点に
1966年に静岡県のみそ製造会社の専務一家4人を殺害したとして、強盗殺人罪などで死刑が確定した袴田巌さん(87)の裁判をやり直す再審公判に向けた検察側、弁護側、裁判所による第1回の三者協議が10日、静岡地裁で開かれた。検察側は有罪を主張するか否かの方針を決めるのに「7月10日まで3カ月必要」という考えを示した。弁護団が明らかにした。 弁護団によると、検察側の意向を地裁は了承したという。検察内には、証拠捏造(ねつぞう)の可能性にまで言及して再審を認めた東京高裁決定をそのまま受け入れられないとの考えもあり、検討に時間をかけるとみられる。 「一刻も早く死刑囚の地位から解放を」 一方、弁護団はこの日提出した意見書で、「一刻も早い無罪判決を得て死刑囚の地位から解放させる」ことが再審公判の目的だとして、検察に有罪立証しないよう求めた。審理は1日で終えるよう要請し、検察には無罪論告と謝罪も求めた。 検察が立証方針を保留したことで、公判開始の見通しが立たない状態がしばらく続く。西嶋勝彦弁護団長は三者協議後の会見で「誠に心外。有罪立証はとてもできない」と批判した。 再審開始には「無罪を言い渡すべき明らかな証拠」が必要と定められており、再審開始が確定した時点で袴田さんの無罪はほぼ確実になっている。それでもなお検察が公判で有罪主張を維持するかが焦点になる。 弁護団は、再審公判での袴田さんの出廷を免除するようにも地裁に求めた。 通常の刑事裁判の一審では、被告が出廷しないと原則開廷できない。被告は起訴内容への認否を述べた上で検察側の冒頭陳述を聞き、質問を受ける。精神障害によって善悪の判断や意思決定ができない「心神喪失」状態の場合は、こうしたやり取りが難しいため、公判停止などの措置がとられる。 袴田さん、「心神喪失」と言えるか 一方、再審公判について刑事訴訟法は、「死亡者や回復の見込みがない心神喪失者」の公判は被告が出廷しなくても審理でき、停止する必要はないと定める。 袴田さんは47年超の拘禁生… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
五輪マスコットぬいぐるみ、審査基準を緩和 検察側が公判で指摘
東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件で、大会マスコットのぬいぐるみの製造・販売をめぐって大会組織委員会の元理事に賄賂を渡したとして、贈賄罪に問われた「サン・アロー」前社長の関口太嗣(たいじ、50)、父親で元社長の芳弘(75)の両被告の初公判が10日、東京地裁であった。2人は「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は、元理事の指示を受けた組織委側が、審査基準を甘くするなど、様々な便宜を図ったと指摘した。 大会の公式ライセンス商品は、組織委が業者とライセンス契約を結んだ上で、商品ごとに製造・販売を承認する仕組みだった。手続きは、組織委マーケティング局の下で、広告最大手「電通」が運営する事務局が担当。事件では、電通OBで組織委理事だった高橋治之被告(79)が受託収賄罪で起訴された。 検察側の冒頭陳述によると、サン・アローは1998年開催の長野五輪で、高橋元理事の口利きにより、大会マスコットのぬいぐるみを製造・販売した。太嗣前社長、芳弘元社長は東京大会でも契約締結の後押しを求め、2015年以降に繰り返し依頼したという。 「キャラクターのデザインに合わない」と変更迫られ… 高橋元理事は17年、電通か… この記事は有料記事です。残り553文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル