卒業試験に合格できなかった理由について詳細な説明がないなどとして、鶴見大学歯学部(横浜市)の6年生らが、大学に試験問題の開示などを求めている。学生らは14日、文部科学省に対し、大学に対して適切な対応をするよう申し入れた。 会見した学生らによると、卒業試験は計3回あり、正答率の平均などが一定の基準を超えれば卒業が認められる。しかし、試験問題や解答の開示はなく、学生に配られる成績表は、問題ごとではなく分野ごとの正答率しかないという。学生は「どの問題がどの分野に当たるのか分からず、正答率自体が正しいかどうかもわからない」と訴える。 何度も説明を求めたが また、昨春、当時の6年の学… この記事は有料記事です。残り372文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海底からヘリ引き揚げ「前例あまりない」 潮流の状況で難易度も変化
沖縄県の宮古島周辺で陸上自衛隊のヘリが消息を絶った事故で、機体とみられるものや隊員とみられる人の姿が海中で見つかった。海上自衛隊が14日、潜水による捜索を始めたが、機材不良で中止に。捜索を続けてきた地元の漁協や陸上自衛隊関係者らは、一刻も早い進展を願った。 「なんとか全員捜してやりたい」。伊良部漁協からの要請で10日から連日捜索してきた地元の漁師、川満友博さん(40)は語る。14日も昼前に地元の佐良浜漁港から船長を務める漁船で出発した。 船は30分で、自衛隊の捜索現場から800メートルほど離れた海域に到着。海上自衛隊の艦艇3隻の上空にはヘリコプターが飛び、艦艇から海に下ろされたゴムボートや水中無人機が機体や不明の隊員を捜していた。 この日の波は穏やかだったが、15日の予報は雨天。川満さんは「今日、どこまで作業が進むかが重要だ」と言った。捜索現場の水深は約100メートルだが、川満さんによると、そこからすぐに200~300メートルになるという。「これ以上深くなると、救出はかなり困難になるのではないか。100メートルのところで見つかってよかった」と語った。 伊良部漁協の伊良波宏紀組合長は発見の知らせに「少しはほっとしたけど、機内にいた10人が見つかるまでは安心できない」と言う。地元で深刻な事故が起きたことについては、「自衛隊には二度とこのような事故がないようにしてほしい」と注文した。 陸自隊員「帰り待つ人がたくさん、一刻も早く」 陸上では、陸上自衛隊が複数の地点から望遠レンズやドローンなどを使って、捜索海域の周辺を確認していた。強い日差しの中、活動を続けていた男性隊員は「彼らの帰りを待っている人がたくさんいる。一刻も早く見つけたい」と話した。 ヘリに搭乗していた坂本雄一師団長率いる陸自第8師団は、熊本市に司令部がある。熊本県自衛隊家族会事務局長の光永邦保さん(68)は「手がかりのない1週間は長かった。やっとですね。大きな一歩だと思います」。光永さんは陸自OB。今回の事故機と同じように、師団長らとともに「航空偵察」をしたことがある。そうした経験と重なり、余計に胸が苦しくなるという。「事故の原因解明、隊員のみなさんの救出をただただ祈っています」(笹山大志、国吉美香、小野太郎) 機体のバランス、慎重に検討し引き上げ 今後、機体の引き揚げはどう… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
愛知県警の機動隊員を逮捕 SNSで知り合った女性に性的暴行疑い
2023年4月14日 20時44分 車内で女性に性的暴行を加えたとして、愛知県警は14日、機動隊の巡査長、井上陽(のぼる)容疑者(28)=名古屋市千種区豊年町=を強制性交等の疑いで逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。 捜査1課によると、井上容疑者は3日午後3時20分ごろから同4時50分ごろ、名古屋市内の立体駐車場に駐車中の軽乗用車内で、20代の女性を脅迫した上で性的暴行を加えた疑いがある。同課は井上容疑者と女性がSNSで知り合い、この日に初めて会ったとみている。 井上容疑者は2017年に採用され、19年9月に機動隊に配属された。事件当日は非番だったという。 川口孝・首席監察官は「警察官としてあるまじき行為であり、被害者の方をはじめ、県民の皆様に深くおわび申し上げます」とコメントを出した。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
きらめく屋台、4年ぶり 春の高山祭、からくりの妙技披露も
2023年4月14日 20時49分 絢爛(けんらん)豪華に飾られた屋台で知られる「春の高山祭」(山王祭)が14日、岐阜県高山市で始まった。4年ぶりに屋台が通りに曳(ひ)き揃(そろ)えられ、観光客らを魅了した。 江戸時代が起源といわれる祭りで、屋台行事はユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されている。 この日は朝から、修理中の1台を除く11台が市中心部にそろった。三番叟(さんばそう)、石橋台(しゃっきょうたい)、龍神台(りゅうじんたい)の3台が御旅所前でからくりの妙技を披露すると、大きな拍手が送られた。 飛驒路を訪れた外国人観光客が多く、きらびやかな屋台にスマートフォンを向けては盛んに写真を撮っていた。豪州から夫と訪日中のジュリー・グールドさん(70)は「とても美しくすばらしい」と話していた。 14日夜には屋台をちょうちんで飾る夜祭、15日も曳き揃えやからくり奉納が予定されている。雨天の場合は屋台の曳行(えいこう)は中止される。 昨年はコロナ禍前と同様の通常開催となったが、雨のため多くの屋台行事や夜祭が中止になった。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
木造アパート6棟の天井裏に施工不備 141棟を調査へ 積水化学
2023年4月14日 22時28分 積水化学工業は14日、木造アパート6棟で、建築基準法で義務づけられている天井裏の延焼防止用の壁に不備があったと発表した。同じタイプの住宅141棟についても調査し、改修を進めるという。 同社によると、大阪府堺市のアパートの入居者から通報を受けて不備を確認した。これまでに大阪、千葉、静岡、兵庫の4府県の計6棟で、天井裏の壁の石膏(せっこう)ボードが足りないといった不備を確認した。同じタイプのアパートは1987年から2000年までに販売され、東京、神奈川、千葉、埼玉を中心に13都府県で計141棟あるという。 報告を受けた国土交通省は、改修と調査、再発防止策の報告を求めた。同社は「深くおわび申し上げます。今回の事象を厳粛に受け止め、迅速な是正を実施するとともに、全社を挙げて再発防止に努めてまいります」としている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
岐阜・下呂市で車が衝突 2人死亡、子ども含む4人も病院に搬送
2023年4月14日 22時30分 14日午後3時20分ごろ、岐阜県下呂市小坂町の国道41号で、花井美智子さん(70)=愛知県春日井市=運転の乗用車と、中国国籍の男性(44)運転の乗用車が衝突した。この事故で子ども2人を含む6人が病院に搬送され、花井さんと同乗していたパート藤田初美さん(76)=同=の2人の死亡が確認された。 岐阜県警などによると、現場は片側1車線のほぼ直線道路。どちらかが中央線をはみ出し、正面衝突したと見られるという。男性の車にはほかに女性と子ども2人が乗っていたが、いずれも意識はあるという。 県警は、事故原因などを調べている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「宇和島駅」が松山市に出現、驚く地元民 美術館の屋上に赤いネオン
戸田拓2023年4月14日 21時00分 愛媛県南部にあるはずの「宇和島駅」が、約70キロ離れた松山市に出現した。県美術館の屋上に、JR宇和島駅にあった看板が設置され、夜はネオンで赤く輝く。 看板を譲り受けた宇和島市在住の現代美術家・大竹伸朗さん(67)が手がけた作品。5月3日から回顧展「大竹伸朗展」が始まるのを前に展示した。 これまでも個展が開かれた新潟、東京、大阪、福岡などで設置したが、愛媛では驚く人が多く、「地元ならではの反応かも」と美術館担当者。松山駅まで徒歩15分と近く、観光客には紛らわしい?(戸田拓) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
不明の92歳が放火の疑い 青森の5遺体、4人家族とこの親戚か
青森県六戸町の左官業、十文字利美さん(68)の住宅が全焼し、5人の遺体が見つかった火災で、県警は14日、近くに住む義母の兄(92)が放火した疑いがあると発表した。司法解剖の結果、遺体は十文字さんの家族4人とこの男性である可能性があり、死因はいずれも焼死とみられることも明らかにした。 県警によると、出火当時、義母の兄が所有する軽乗用車が十文字さん宅前に止まっており、後部座席には灯油が入っていたと思われるポリタンクが残されていたという。 県警は同日、この車を押収するとともに、義母の兄の自宅を、容疑者不詳のまま現住建造物等放火容疑で家宅捜索した。 火災は13日午前1時ごろに… この記事は有料記事です。残り464文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
確定前の学級編成を誤って発表 大阪市立中、保護者の指摘で発覚
鈴木智之2023年4月14日 21時30分 大阪市教育委員会は14日、市立中学校1校が確定前の誤った学級編成を生徒に知らせていたと発表した。 市教委によると、この中学校では10日の始業式で全学年の学級編成を発表した。11日になって、3年生の保護者から「子どもが、人間関係がこじれた生徒と同じ学級になっている。学級編成は正しいのか」という趣旨の指摘を受けた。 改めて確認したところ、確定前の編成だったことがわかった。3年生6学級の生徒215人のうち、5学級27人で学級の変更が必要になったという。 13日に正しい学級編成を発表し直した。市教委は今後、複数人の教員での確認を徹底し、再発防止に努めるとしている。(鈴木智之) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
個人向け「空飛ぶクルマ」、2億円で販売 「舞い上がれ!」でも話題
「空飛ぶクルマ」を開発するベンチャー企業のスカイドライブ(愛知県豊田市)は、個人向け機体の販売を始めたと発表した。運航に関する費用を除いた価格は150万ドル(約2億円)。航続距離は最大約10kmで、最高巡航速度は時速100キロだという。 販売する「SD―05」は、パイロットと乗客の計2人乗りで、コンピューター制御のアシストで飛行を安定させる。同社は、2025年の大阪・関西万博での実用化を目指しており、個人向けの納期は25年以降を見込む。ベトナムの企業から100機の注文を受けたという。個人の第1号での購入者として、投資家の千葉功太郎氏と契約した。 3月まで放送されたNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の最終週で、同社が「空飛ぶクルマ」の開発部分を協力。同社の機体が広く知られるようになったといい、担当者は「移動の際に『エアタクシー』として幅広く使ってもらえるよう、普及をめざす」としている。(斉藤佑介) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル