岩手県田野畑村がピンクや白い花で彩られている。県北の小さな村で、厳しい寒さに耐え忍んだつぼみは、今年も雪国の遅い春に麗しく咲いた。地域の人々が大切に守り、愛してきた梅の木だ。俳優の伊藤蘭さんも、この村で咲く梅の花を愛している。 40年以上前、無医村だった村に医師が千葉県からやってきた。その妻が「村に花が少ないわね」と、引っ越し荷物と一緒に4トントラックに45本の苗を積んで転居し、診療所に植えた。 テレビドラマでその妻役を演じたのが伊藤さんだ。 伊藤さんは昨年秋からニッポン放送で始まったラジオ番組「伊藤蘭 RAN To You」の中でそのドラマについて触れ、村で記念に梅の木を植樹した思い出などを語っている。 伊藤さんは朝日新聞の取材に「今でも梅の花を見ると、村の素朴で美しい景色と、将基面(しょうぎめん)先生の笑顔が浮かんできます。まっすぐで熱意あふれる生き方やそれを支えたご家族との絆を思い出すととても温かい気持ちになります」と振り返った。 将基面先生――。 記事後半では、俳優の伊藤蘭さんが寄せてくれたメッセージ全文を紹介します 医師の将基面誠さん(86)… この記事は有料記事です。残り1647文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
岸田首相襲撃、会場にいた漁師けが 「爆発の瞬間に背中に痛み」
田添聖史2023年4月16日 18時04分 衆院補選の応援演説に訪れた岸田文雄首相の近くに爆発物が投げ入れられた事件で、演説会場にいた漁師の男性(70)が16日、報道陣の取材に対し、背中に軽いけがをしたと話した。 男性によると15日、聴衆の前の方で岸田首相の演説を待っていたところ、後ろから筒状の物体が演台近くに投げ込まれ、「逃げろ」という声がした。「後ろを振り向くとバンと音がして、背中に衝撃と痛みを感じた」という。その後、慌てて現場から離れる際、別の筒状のものが地面に落ちているのを見たという。 帰宅後、男性の背中に赤く腫れたような傷があることに家族が気づいた。男性は当時着ていた上着を警察に提供し、事情を説明したという。16日現在は痛みはなく、病院を受診する予定はないと話している。 筒を投げ込んだとみられる木村隆二容疑者(24)は他の漁師らに取り押さえられ、威力業務妨害容疑で現行犯逮捕された。 男性は「子どもにけががなくてよかった。何のつもりでこんなことをやったのか、腹が立つ。目的を知りたい」と話していた。(田添聖史) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
(番外 天声人語)g7の心意気
G7ならぬ、g7というサミットがあることを最近知った。北から南まで列島7地域の極めて小さな村が回り持ちで開いてきた会議だという。仕掛け人を訪ねた▼山梨県丹波山(たばやま)村でNPO小さな村総合研究所を運営する小村幸司(こうじ)さん(57)。「G7サミットの国内候補地が盛んに報道された9年前、ひらめ… この記事は有料記事です。残り487文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「無我夢中で」男が持つ物払い落とした 容疑者取り押さえた地元漁師
衆院補選の応援演説に訪れた岸田文雄首相の近くに爆発物が投げ入れられた威力業務妨害事件で、現行犯逮捕された木村隆二容疑者(24)を取り押さえた地元漁師の男性(54)が16日、報道陣の取材に応じた。爆発物が投げられた直後、「無我夢中で」容疑者を押さえ込んだ一部始終を語った。 男性は15日午前8時ごろ、和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港に設けられた演説会場に入った。岸田首相が応援演説に訪れる約3時間前だ。 「あんなえらいことは、もう起こらんやろな」 漁師仲間とそんな話をした。昨年7月に起きた安倍晋三元首相の襲撃事件のことだ。雑賀崎で生まれて50年以上。地元で現役の首相を見た経験はなかった。 午前10時半ごろから支援者らが集まり始め、聴衆は約200人に膨らんだ。 「首相の話を聞けるんだと、みんな楽しみにしていた」 午前11時過ぎ、首相が会場に入り、地元の海産物を試食。演台のそばに歩いて移動し、演説の開始を待っている時だった。 聴衆の中で、男性の左前方に立っていた男が岸田首相の方へ向けて「黒っぽいもの」を投げた。男はさらに、腰の辺りで何かを持って手を動かしていた。最悪の事態が、男性の頭をよぎった。 とっさに体が動き、気づけば男の頭を腕で押さえ込んでいた。手に持っていた物を離さなかったので、男性が払い落とした。それが何なのかは分からなかった。男は無抵抗で言葉も発しなかった。警察官や漁師仲間が後に続き、男を取り押さえた。 警察官らに男を引き渡した直後、背後で爆発音が鳴った。 「もし近くで爆発していたら、自分も命が危なかったかも知れない。けが人がいなくて本当に良かった」と男性は振り返る。 事件当日の午後5時ごろ、警察署で当時の状況を聞かれていた男性の携帯電話に、岸田首相本人から電話があった。「今日のことは本当にありがとうございます」。そう言葉をかけられたという。 漁港では16日も現場検証が続き、男性は漁を再開できていない。男性は「本当にこんなことが起きるとは思わず、ショックが大きい。(容疑者は)まだ若いのに、なぜこんなことをしたのか」と語った。(丘文奈、華野優気) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
首相の車が通過した30秒後、容疑者に似た姿 現場近くの防犯カメラ
田添聖史2023年4月16日 18時48分 【動画】防犯カメラ映像に映っていた木村隆二容疑者によく似た男=雑賀崎漁業協同組合提供 衆院補選の応援演説に訪れた岸田文雄首相の近くに爆発物が投げ入れられた事件で、現場から北に約100メートル離れた場所の防犯カメラに事件の数分前、木村隆二容疑者(24)=威力業務妨害容疑で現行犯逮捕=によく似た男が映っていたことがわかった。男は岸田首相を乗せたとみられる車列が通過した約30秒後、現場へ歩いて向かっていた。 防犯カメラは、事件があった和歌山市の雑賀崎(さいかざき)漁港内の消防団倉庫前に2台設置。木村容疑者によく似た男は15日午前11時18分ごろ、北側から歩いてカメラの前を通り、演説会場の方へ向かった。事件は同11時25分ごろに起きた。 男は灰色のリュックを背負い、黒っぽい手提げカバンと傘のようなものを左腕にぶら下げていた。 カメラを管理する地元漁協関係者によると、和歌山県警の捜査員らが消防団倉庫を訪れ、内部を調べていったという。(田添聖史) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
火薬の原料になる粉末?自宅で押収 首相襲撃、爆発物との関連捜査
衆院補選の応援演説に訪れた岸田文雄首相の近くに爆発物が投げ入れられた事件で、和歌山県警が容疑者の自宅から火薬の原料とみられる粉末を押収したことが、捜査関係者への取材でわかった。現場では筒状の爆発物を押収しており、県警が関連を調べている。 県警によると、16日未明から朝にかけて、兵庫県川西市にある木村隆二容疑者(24)=威力業務妨害容疑で現行犯逮捕=の自宅を捜索し、粉末と鋼管のようなものと、工具類を押収した。捜査関係者によると、粉末は火薬の原料になる薬品類とみられ、爆発物との関連を調べるという。 県警はパソコンとタブレット、スマートフォンも自宅から押収しており、中身を解析する。 県警によると、木村容疑者は… この記事は有料記事です。残り543文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「早く全員見つかって」祈る島の住民 不明隊員5人を海底で確認
有料記事 笹山大志 国吉美香 渡辺丘2023年4月16日 21時40分 沖縄県の宮古島周辺で陸上自衛隊の隊員10人が乗ったヘリが消息を絶った事故で、海上自衛隊による16日の海底捜索の結果、事故機の機体と隊員5人の姿が確認された。発生から10日後に、ようやく判明した一部の隊員の行方。「早く全員が見つかってほしい」。住民や自衛隊関係者らは改めて捜索の進展を祈った。 16日午後1時すぎ、事故機と隊員5人発見のニュースが伝えられると、現場を見渡せる伊良部島の海岸には地元住民や観光客らが次々と集まってきた。海上自衛隊の艦艇の上空では、ヘリが旋回していた。 宮古島に住む会社員、二田武憲さん(47)は家族で捜索を見守っていた。「まずは5人が見つかって良かった」と言う一方、「残り5人が心配です」と複雑な表情を浮かべた。 弟が海で行方不明の漁師 「残る5人も必ず探し出さないと」 伊良部島の漁師、漢那一浩さ… この記事は有料記事です。残り654文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
不明陸自ヘリ、海底に隊員5人の姿 うち2人を引き揚げ死亡確認
成沢解語2023年4月16日 13時06分(2023年4月16日 21時40分更新) 沖縄県の宮古島周辺で陸上自衛隊の隊員10人が乗ったヘリが消息を絶った事故で、16日午前、水深が深い場所に潜る「飽和潜水」のダイバーによる海底捜索が行われ、事故機の機体と隊員5人の姿を確認した。防衛省は同日夜、このうち2人を引き揚げ、死亡を確認したと発表した。 飽和潜水は、水圧に体を慣らしたダイバーが特殊な装置とともに海中に潜り、深海を潜水する手法。16日朝、加圧状態に慣れるための装置にダイバーが入り、その後、ダイバーが装置とともに海底に到着して捜索を始めていた。 防衛省によると、ダイバーが機体と5人を見つけたのは午前8時半ごろ。発見場所は伊良部島北側約6キロで、深さ約106メートルの海底だった。機体は主要部分が損壊しており、周辺に5人が確認された。このうち2人をダイバーが引き揚げ、海上保安庁の巡視船に乗せて宮古島の平良港へ。陸自の医官が午後7時ごろに2人の死亡を確認した。 2人は成人男性で、今後、遺族が面会して身元を確認する。17日以降、残る3人の引き揚げを検討するほか、不明のままの5人の捜索を続ける。 飽和潜水による捜索は14日午後、潜水艦救難艦「ちはや」から装置の下降が始まり、海中の途中まで向かったが、機械の不具合で引き返した。15日朝に再開する予定だったが、強風の影響で波が高く、海上の艦が安定しないためこの日の作業を中止した。(成沢解語) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
名所の青森・弘前公園 桜が満開、2週間早く
2023年4月16日 23時00分 桜の名所として知られる青森・弘前公園で桜が見頃を迎えている。15日は大勢の桜を楽しむ人たちでにぎわっていた。 弘前市によると公園内にはソメイヨシノを中心に約50種類、約2600本の桜が植えられている。今年は気温の高い日が続いたことから、園内のソメイヨシノは平年より2週間ほど早く満開を迎えたという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Hiroya Miyagi pitches Buffaloes past Marines
Chiba – The Orix Buffaloes’ pitching depth was on full display Sunday as two of Japan’s World Baseball Classic pitchers and a former MLB reliever shut down the Chiba Lotte Marines in a 2-1 Pacific League win Sunday. Two days after these teams thrilled the nation’s fans with a duel […]