主要7カ国(G7)農相会合が22、23日に宮崎市内で開かれる。会場周辺の警備は厳戒態勢に入り、「見えない脅威」のサイバー攻撃への対策も宮崎県警を中心に進められている。 農相会合の会場は、日向灘に面した宮崎市山崎町の「フェニックス・シーガイア・リゾート」内のシーガイアコンベンションセンター。市街地から離れ、ゴルフ場に囲まれた場所で「比較的守りやすい施設」(県警幹部)だが、会合終了後の23日からは、各国要人らによる市内の農業視察も予定されている。 会場周辺の海は、海上保安庁の巡視船や県警の警備艇などが監視。海岸から会場周辺などは県警や応援に入る九州各県などの警察官が、20日から24時間態勢で交通規制と海と空、陸の警戒にあたる。 20日は事前に爆発物などの不審物がないかを調べる一斉検索があり、警察官が松林や公園、海岸を確認して回った。不審車の侵入を止める鉄製のゲートや交通検問所も設置され、夕方からは会場前の通りの約1キロで関係車両以外の交通規制も始まった。 ■岸田首相の事件受け、警備計… この記事は有料記事です。残り507文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
青森・5人死亡火災で身元判明 助けに向かった義母の部屋で妻発見
青森県六戸町の左官業、十文字利美さん(68)の住宅が全焼し、5人が死亡した火災で、県警は20日、見つかった遺体のうち4人の身元について、義母の和子さん(88)と妻の弘子さん(67)、次女の抄知(さち)さん(39)、孫で小学4年の弥羽(みう)さん(9)と判明したと発表した。残り1人の遺体について、県警は放火の疑いがある義母の兄(92)とみて確認を急いでいる。 県警によると、弘子さんの遺… この記事は有料記事です。残り297文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
小規模保育、3歳以上でも利用しやすく こども家庭庁が近く通知
原則2歳児までを預かる小規模保育所について、こども家庭庁は、3歳以上の子どもも受け入れやすくする。近く通知を出してルールを見直す。3歳になると転園を余儀なくされる「3歳の壁」の問題が指摘される中、継続利用を可能にして利便性を高めるねらい。 小規模保育所の定員は6~19人。整備がしやすく、待機児童対策として2015年に導入された。同庁によると、昨年4月時点で8万人弱が利用している。 3歳以上の利用は、これまでも「地域の実情」に応じて認められていた。ただ国の通知で、過疎地で近くに保育施設がない場合などを列挙し、特例的な位置付けとしていた。この背景には、保育は小規模でなく、集団で行うことを基本とする考え方があった。 だが今回、集団保育を基本と… この記事は有料記事です。残り117文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海底から引き揚げた陸自隊員2人の氏名発表 第8師団の1佐と3佐
2023年4月20日 20時36分 沖縄県の宮古島周辺で陸上自衛隊の隊員10人が乗ったヘリが消息を絶った事故で、防衛省は20日夜、現場海域の海底から引き揚げて死亡を確認した5人のうち、2人は第8師団司令部の庭田(にわた)徹1等陸佐(48)と、同司令部の神尊皓基(こうそひろき)3等陸佐(34)と確認されたと発表した。 防衛省によると、2人は16日に発見されて同日中に引き揚げられ、家族による面会とDNA鑑定で本人だと確認した。庭田1佐は師団ナンバー3の第8師団司令部幕僚長で、3月30日に着任したばかりだった。神尊3佐は各種計画の立案を担当していたという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
近隣住民の知人男性を刺殺か 殺人容疑で74歳男を逮捕 大阪府警
2023年4月20日 17時19分 アパートで隣人の知人男性を刃物で刺して殺害したとして、大阪府警は20日、大阪府門真市大倉町の無職、菅原勇二容疑者(74)を殺人の疑いで再逮捕し、発表した。「見知らぬ男をナイフで刺した」と供述する一方、殺意は否認しているという。 門真署によると、菅原容疑者は3月31日午前11時45分ごろ、自宅があるアパートの2階で、門真市島頭1丁目の千葉一紀さん(51)の首や腹をナイフで複数回刺し、出血性ショックで殺害した疑いがある。同署は、ナイフ2本(いずれも刃渡り約14センチ)を現場や容疑者から押収。犯行に使われたとみている。 菅原容疑者は今回の事件と同じ時間帯に、同じアパート2階に住む隣人男性(70)をナイフで切りつけて負傷させたとして、殺人未遂容疑で緊急逮捕された。大阪地検が20日に同容疑を処分保留としたことを受け、署が再逮捕した。 千葉さんはこの隣人男性の知人で、事件前に男性宅を訪問。男性から菅原容疑者の言動について相談を受け、容疑者宅に向かったという。菅原容疑者は緊急逮捕時、「因縁をつけられて腹が立った」と供述。署は、隣人同士のトラブルに千葉さんが巻き込まれたとみている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
2歳児を公園に取り残し、人数確認せず出発 千葉の認可保育施設
2023年4月20日 17時24分 千葉県佐倉市は20日、市内の民間認可保育施設で「園児の見落とし」事案が発生したと発表した。 市こども保育課によると、18日午前10時40分ごろ、保育施設の2歳児9人と保育士ら3人が近くの公園から帰る際、人数確認をせず、女児1人がいないことに気づかないまま出発した。取り残された女児は数分後、公園を通りかかった人に発見され、警察が保護した。 保育士らは午前11時10分ごろに施設に戻ったが、人数を確認せず、園長への報告もしなかった。その後、着替えの際に女児の不在に気づいて捜索し、同45分ごろに警察官と一緒にいる女児を発見した。女児にけがはなかった。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
また夏日、初の半袖…「夏が心配」 岐阜・飛驒29度、名古屋27度
三宅梨紗子2023年4月20日 17時30分 日本列島は20日、広い範囲で高気圧に覆われ、各地で夏日を観測した。気象庁によると、最も気温が高かったのは真夏日となった熊本県山鹿市の30・9度。東海地方では、岐阜県飛驒市で29・4度、三重県伊賀市で28・7度、愛知県豊田市で28・4度、岐阜県多治見市で28・2度、名古屋市で27・4度を観測し、今年一番の暑さとなった。 同市西区の井浦千尋さん(32)は庄内緑地へ、2歳の息子と生後5カ月の娘を連れて遊びに来た。「娘はきょう日焼け止めデビューしました。息子も今シーズン初めての半袖。夏が心配」と話した。抱っこひもで娘をだっこしており、「熱がこもるのでお互いに暑い」。 名古屋地方気象台によると、21日も各地で25度を超える夏日となる見込み。だが、週明けは平年より気温が下がると予想され、担当者は「肌寒い日もあって寒暖の差が大きい。体調管理に注意が必要」としている。(三宅梨紗子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
岸田首相襲撃事件、聴衆の避難誘導に課題 国家公安委員から意見
和歌山市の選挙演説会場で岸田文雄首相の近くに爆発物が投げ込まれた事件について、谷公一・国家公安委員長は20日の定例会議後の記者会見で、聴衆の避難誘導のあり方が課題だとの意見が委員からあったことを明らかにした。 谷氏は「事件は民主主義の根幹をなす選挙のさなかに敢行され、断じて許されるものではなく、強い憤りを感じる」と強調。谷氏によると、この日の会議で委員から、警察庁は会場への侵入や爆発物の投げ込みを許したことを重く受け止めて、事実を詳細に調べ、今後に生かさなければならない、との指摘があったという。 また、爆発物が投げ込まれた際に首相のそばにいた警護員が首相を守った対応は的確だったが、一方で聴衆を避難させる対応に課題があるとの意見が出た。さらに、要人警護には政治家・政党側の協力も不可欠との指摘もあったという。 ともに会見した警察庁の露木康浩長官は、「警護要則」に基づき和歌山県警が今回の警護の確認作業をし、警察庁に報告してくると説明。「どのようなことができたのかが確認の重要なポイントになる」とし、確認結果に基づき、警護に問題点があったかなどの評価を行う考えを示した。(編集委員・吉田伸八) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ウイルス感染」と焦らせて4400万円 解決装うサポート詐欺被害
山田暢史 森下友貴2023年4月20日 14時00分 埼玉県警浦和署は19日、さいたま市浦和区の男性(72)が約4400万円の詐欺被害に遭ったと発表した。ウェブの利用者のパソコン画面に「ウイルスに感染しました」といった警告文を表示し、焦らせ、問題解決を手伝うとウソをついてだます「サポート詐欺」と呼ばれる手口で、県警が注意を呼びかけている。 被害があったのは3月中旬。男性が自宅のパソコンでウェブ検索していると、ブザー音が鳴り、「ウイルス感染しました」という警告が表示された。男性が画面上に出てきた電話番号に連絡すると、パソコン関連会社員を装う人物から「ハッキングされているので口座のお金が危ない」と脅され、別の口座に振り込むよう提案された。男性は5日間で20回にわたり、指定された口座に約4400万円を振り込んだ。やり取りの中で、相手はパソコンの遠隔操作もしたという。 サポート詐欺は近年急増中だ。ウイルス感染などを解決する報酬名目で、現金を求める手口が多い。県警はそうした表示が出たら電話番号を無視し、パソコンを再起動するか、警察に通報するよう求めている。(山田暢史、森下友貴) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
拘置所で色つき眼鏡を使えないのは「違法」 国に賠償命令 大阪地裁
松浦祥子2023年4月20日 14時50分 目の負担を和らげる「色つき眼鏡」の使用を拘置所や刑務所で禁じられ、接見交通権を侵害されたなどして、元受刑者の男性と弁護人が国に330万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が20日、大阪地裁であった。徳地淳裁判長は、接見で使用を認めなかったのは「違法」などとして、国に計37万5千円の賠償を命じた。 訴状によると、男性は視力が両眼ともに0・03で、普段から色つき眼鏡を使っていたが、2019年に勾留された大阪拘置所では使用が認められなかった。 男性は、弁護人の接見で証拠書類が見えないといった影響があったほか、弁護人から新しい眼鏡を差し入れてもらうまでの約1カ月間、裸眼での生活を強いられたと主張。実刑判決の確定後、大阪刑務所では弁護人から差し入れてもらった眼鏡も使えず、日常生活や刑務作業に支障が出たと訴えた。判決は、差し入れてもらった眼鏡の使用を認めなかった対応も「人格権の侵害」と判断した。 国側は、色つき眼鏡については原則、大阪拘置所では眼鏡のレンズが通す光の程度が「75%以上」で許可し、大阪刑務所では透明の眼鏡以外は認めていないと説明。「被収容者の目の動きが分からないと、動静の視察に支障がある。刑事施設の秩序の維持のための判断で、裁量権の逸脱や乱用はない」として、請求を棄却するよう求めていた。(松浦祥子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル