冨田悦央2023年4月19日 20時15分 19日午前10時20分ごろ、鹿児島県東串良町川東の東串良漁港の海中で、「車が沈んでいるようだ」と、通行人から県警肝付署に通報があった。 署によると、海中から軽自動車が見つかり、引き揚げた車内から同県大崎町議の諸木悦朗さん(65)が遺体で発見された。諸木さんに目立った外傷はないといい、署は死因や詳しい経緯などを調べている。 諸木さんは18日に告示された大崎町議選(23日投開票)に立候補した。見つかった車の所有は本人名義だが、選挙活動のために同町選挙管理委員会に届け出ているものではないという。(冨田悦央) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
上智大学短期大学部が募集停止へ 入学者減で25年度から
上野創2023年4月19日 20時25分 学校法人上智学院は19日、上智大短期大学部(神奈川県秦野市)の学生募集を2025年度から停止すると発表した。来年4月の入学者が最後の新入生となる。 同法人は募集停止の理由として、18歳人口の減少や女性の共学・4年制大学志向を挙げる。定員500人に対する充足率は21年度93%、22年度76%、23年度約60%と大幅に落ち込んでいたという。 上智大短大部は上智短期大学として1973年に開学。2012年に上智大短大部となった。現在の学生数は約300人。 短大は、募集停止が相次いでいる。近年では青山女子短大が19年に募集を停止、22年に閉学した。文部科学省の学校基本調査によると短大数は1996年の598校をピークに減少が続き、2022年度は309校に減っている。(上野創) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
世界遺産古墳を見る気球、ヘリウムガス充塡され膨らむ 堺市が運航へ
井石栄司2023年4月19日 20時30分 世界文化遺産の大山古墳(伝仁徳天皇陵)を上空から見られるようにしようと、堺市が気球運航を計画している。19日、運航に使う気球にヘリウムガスを充塡(じゅうてん)して膨らませる作業が、大山古墳そばの大仙公園(堺市堺区)であった。 堺市によると、この日は直径23メートルの気球に数時間かけてヘリウムガスを充塡させた。運航の際は約30人乗りのゴンドラをつり下げ、搭乗者が地上100メートルあたりで古墳を見下ろせる位置にまで上げる。風に流されないようにワイヤで地上とつなぎ、ワイヤを使って降下させるという。 テスト運航を重ね、5月25日に運航をスタートさせる。運航時間は午前10時~午後6時、1回あたり10~13分。料金は大人は3600円(市民2900円)、3歳~中学生は2400円(同1900円)。チケットは専用サイト「おおさか堺バルーン」(https://osaka-balloon.com)から購入する。(井石栄司) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
放火疑いの92歳死亡で捜査難航 青森5人死亡火災、トラブルは?
有料記事 渡部耕平 古庄暢2023年4月19日 21時00分 青森県六戸町の左官業、十文字利美さん(68)の住宅が全焼し、5人の遺体が見つかった火災の発生から20日で1週間となる。県警は、十文字さんの義母の兄(92)が放火した疑いがあるとみて捜査を進めているが、現場から本人とみられる遺体が見つかっており、出火当時の状況や動機の解明は難航している。 現場では19日、県警の磯丈男(たけお)本部長が訪れて献花台に花を手向け、捜査状況を確認した。磯本部長は「被害者の方のご冥福をお祈りいたします。事案の真相解明に向け全力を尽くします」とコメントを出した。 火災が発生したのは13日午前1時ごろ。木造一部2階建て住宅の1階で、十文字さんと妻(67)、義母(88)が、2階で次女(39)と孫3人が就寝していた。次女の夫(38)は仕事で不在だった。 県警によると、飼い犬の鳴き… この記事は有料記事です。残り792文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
元外国籍でゴルフクラブ入会拒否、違法性認めず 判決「疑問もある」
元外国籍を理由にゴルフクラブへの入会を拒むのは法的に許されるのか。この点が争われた訴訟の判決で津地裁四日市支部(升川智道裁判長)は19日、「違法性は認められない」との判断を示し、原告の請求を棄却した。ただ、こうした入会制限について「合理的な理由があるかは疑問もある」と述べた。 原告は会社経営の40代男性=三重県桑名市。在日韓国人3世で、2018年に日本国籍を取得。22年4月に元韓国籍を理由に愛岐カントリークラブ(岐阜県可児市)から入会を拒まれ、精神的苦痛を受けたとして330万円の損害賠償をクラブ側に求める訴えを起こした。 判決は、私人である団体は、憲法21条で結社の自由が保障されており、構成員の加入条件について原則として自由に決められると指摘。団体内の問題に法の介入が許されるのは、個人への権利侵害の程度が「社会的に許容し得る限界を超えるような例外的な場合に限られる」との判断枠組みを示した。 判決はまず、クラブ側が元外国籍を理由に入会を拒否したと認定。その上でクラブが「閉鎖的かつ私的な団体」とし、ゴルフは「社会生活を営むに当たって必要不可欠とはいえない」と指摘。入会拒否によって男性が被る不利益は「例外的な場合」に当たらないと結論づけ、男性の「入会拒否は法の下の平等を定めた憲法14条に反する」との主張を退けた。 原告の男性は「今後も『元外国籍』として不利益を受け続けなければならないのか」と判決を批判し、控訴する方針を明らかにした。一方、クラブ側の代理人弁護士は「まずは判決をしっかりと検討する」とした。(松原央) 割れる司法判断 弁護人は「世の中の風潮に合っていない」 外国籍を理由にゴルフクラブへの入会を拒否したことの是非が争われた訴訟は過去にもあったが、司法の判断は割れている。 栃木県内のゴルフ場で在日韓国人の男性経営者が入会を拒否された訴訟では、1995年の東京地裁判決が「日本国籍であることを会員の条件にすることには、合理的な理由がない」と指摘。「法の下の平等を定めた憲法の趣旨に反して違法と評価せざるを得ない」との判断を示し、原告の男性が勝訴した。 一方、在日韓国人の男性が千… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
起し太鼓が4年ぶりに巡行、一部でもみ合いも 飛驒・古川祭
2023年4月19日 22時30分 岐阜県飛驒市の古川祭が19日、始まった。夜には呼び物の「起(おこ)し太鼓」の巡行が4年ぶりにあり、白壁土蔵の町並みは熱気に包まれた。 19日夜、飛驒市中心部の広場に置かれた大太鼓をさらし姿の裸男が打ち鳴らす。大太鼓を載せたやぐらが闇夜を進むと、「付け太鼓」と呼ばれる小太鼓を持った男たちが、かけ声をあげながらついていった。 例年は大太鼓と付け太鼓はぶつかり合い、もみ合う。コロナ禍の影響で2020年と21年は中止に。昨年は、大太鼓を広場から動かさずに開催した。今年は激しいもみあいは控える形で、4年ぶりにまちを巡行。20日は祭り屋台の曳(ひ)き揃(そろ)えや、からくり奉納などがある。 古川祭は、気多若宮(けたわかみや)神社(飛驒市古川町)の例祭。春と秋の高山祭(岐阜県高山市)などとともに、ユネスコの無形文化遺産に登録されている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京理科大、24年度入試から「女子枠」 工学系学部に計48人
山本知佳2023年4月19日 20時04分 東京理科大は19日、女子受験生に限定した総合型選抜を2024年度入学生向けの入試から新たに始めると発表した。工学系の3学部16学科(募集人数計1865人)で計48人の枠を設ける。 同大によると、対象となるのは、同大にある7学部のうち、工学部の全5学科、先進工学部の全5学科、創域理工学部10学科のうち、建築学、先端化学、電気電子情報工学、経営システム工学、機械航空宇宙工学、社会基盤工学の6学科。各学科3人ずつの枠を設ける。 今回の「女子枠」創設理由について、同大は「複雑化する世界的な課題を解決するには、多様な背景を持つ研究者の連携が必要」と説明。諸外国と比べて低い理工系に進学する女性を積極的に支援し、「イノベーション創出を促進する」とした。同大の全学部入学者に占める女子学生比率は、23年度で23・3%。 大学入試の「女子枠」をめぐっては、東京工業大が昨年、24年度入試から総合型・学校推薦型選抜で始めることを発表している。計143人分の枠を設け、女子学生比率が20%を超える見込みだ。私立大では、芝浦工業大(東京)が全4学部で女性向けの推薦入試を行っている。(山本知佳) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京消防庁寮で大麻所持容疑、消防士逮捕 「個人で使うためだった」
2023年4月19日 20時10分 東京消防庁深川消防署(東京都江東区)に勤務する消防士の男(21)が、大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕されていたことが警視庁への取材でわかった。 三鷹署によると、男は18日午前10時40分ごろ、住んでいる江東区内の東京消防庁の寮で乾燥大麻0・03グラムを所持した疑いがある。別の同法違反事件の捜査の過程で男が浮上したという。容疑を認め、「個人で使うためだった」と供述しているという。 深川消防署の槙野稔署長は「当庁職員が大麻取締法違反容疑で逮捕されたことは誠に遺憾です。事実関係を詳細に確認し、厳正に対処いたします」とするコメントを出した。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
選挙活動中の町議が死亡、海中の車内で見つかる 鹿児島
2023年4月19日 20時15分 19日午前10時20分ごろ、鹿児島県東串良町川東の東串良漁港の海中で軽自動車が見つかり、車内から同県大崎町議の諸木悦朗さん(65)が遺体で発見された。県警肝付署が死因などを調べている。諸木さんは18日に告示された大崎町議選(23日投開票)に立候補し、選挙活動中だった。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
若者が排除され続ける若者論 「自分たちとは違う」という責任回避
有料記事 聞き手・田中聡子2023年4月19日 16時00分 「宗教2世」「ゆとり世代」など、バラバラに存在していた人たちに名前が付けられることがしばしばあります。こうしたラベルは社会の問題を可視化することもあれば、「名付けて、切り離す」という作用をもたらすことも。「若者論」を批判的に論評してきた後藤和智さんに、ラベルの功罪について聞きました。 ◇ 切り離すために貼られるラベル ラベルは、社会問題や個人の問題を明らかにする点では有効に作用することがあります。しかし、世の中に多いのは、ラベルを貼って「切り離す」という排除が目的のものでしょう。中でも「若者」は繰り返し、そういう目に遭ってきました。 若者論は古くからありますが、特に1990年代以降、若者を蔑視し、上の世代の責任を回避する道具として使われてきました。「若者の不可解な行動」という問題が設定され、「自分たちとは違う」と社会から切り離す。「倍速視聴」などの消費行動に関する論評もそうです。そして「自分たちに責任はない」と上の世代がつくった社会の問題にはせず、個人の責任にしていったり、逆に若い世代が社会問題の要因であるかのように扱われたりします。 心構えと態度の問題にされた「ニート」 例えば2004年、学生では… この記事は有料記事です。残り845文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル