衆院補選の応援演説に訪れた岸田文雄首相の近くに爆発物が投げ入れられた事件で、和歌山県警が容疑者の自宅から火薬の原料とみられる粉末を押収したことが、捜査関係者への取材でわかった。現場では筒状の爆発物を押収しており、県警が関連を調べている。 県警によると、16日未明から朝にかけて、兵庫県川西市にある木村隆二容疑者(24)=威力業務妨害容疑で現行犯逮捕=の自宅を捜索し、粉末と鋼管のようなものと、工具類を押収した。捜査関係者によると、粉末は火薬の原料になる薬品類とみられ、爆発物との関連を調べるという。 県警はパソコンとタブレット、スマートフォンも自宅から押収しており、中身を解析する。 県警によると、木村容疑者は… この記事は有料記事です。残り543文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「早く全員見つかって」祈る島の住民 不明隊員5人を海底で確認
有料記事 笹山大志 国吉美香 渡辺丘2023年4月16日 21時40分 沖縄県の宮古島周辺で陸上自衛隊の隊員10人が乗ったヘリが消息を絶った事故で、海上自衛隊による16日の海底捜索の結果、事故機の機体と隊員5人の姿が確認された。発生から10日後に、ようやく判明した一部の隊員の行方。「早く全員が見つかってほしい」。住民や自衛隊関係者らは改めて捜索の進展を祈った。 16日午後1時すぎ、事故機と隊員5人発見のニュースが伝えられると、現場を見渡せる伊良部島の海岸には地元住民や観光客らが次々と集まってきた。海上自衛隊の艦艇の上空では、ヘリが旋回していた。 宮古島に住む会社員、二田武憲さん(47)は家族で捜索を見守っていた。「まずは5人が見つかって良かった」と言う一方、「残り5人が心配です」と複雑な表情を浮かべた。 弟が海で行方不明の漁師 「残る5人も必ず探し出さないと」 伊良部島の漁師、漢那一浩さ… この記事は有料記事です。残り654文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
不明陸自ヘリ、海底に隊員5人の姿 うち2人を引き揚げ死亡確認
成沢解語2023年4月16日 13時06分(2023年4月16日 21時40分更新) 沖縄県の宮古島周辺で陸上自衛隊の隊員10人が乗ったヘリが消息を絶った事故で、16日午前、水深が深い場所に潜る「飽和潜水」のダイバーによる海底捜索が行われ、事故機の機体と隊員5人の姿を確認した。防衛省は同日夜、このうち2人を引き揚げ、死亡を確認したと発表した。 飽和潜水は、水圧に体を慣らしたダイバーが特殊な装置とともに海中に潜り、深海を潜水する手法。16日朝、加圧状態に慣れるための装置にダイバーが入り、その後、ダイバーが装置とともに海底に到着して捜索を始めていた。 防衛省によると、ダイバーが機体と5人を見つけたのは午前8時半ごろ。発見場所は伊良部島北側約6キロで、深さ約106メートルの海底だった。機体は主要部分が損壊しており、周辺に5人が確認された。このうち2人をダイバーが引き揚げ、海上保安庁の巡視船に乗せて宮古島の平良港へ。陸自の医官が午後7時ごろに2人の死亡を確認した。 2人は成人男性で、今後、遺族が面会して身元を確認する。17日以降、残る3人の引き揚げを検討するほか、不明のままの5人の捜索を続ける。 飽和潜水による捜索は14日午後、潜水艦救難艦「ちはや」から装置の下降が始まり、海中の途中まで向かったが、機械の不具合で引き返した。15日朝に再開する予定だったが、強風の影響で波が高く、海上の艦が安定しないためこの日の作業を中止した。(成沢解語) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
名所の青森・弘前公園 桜が満開、2週間早く
2023年4月16日 23時00分 桜の名所として知られる青森・弘前公園で桜が見頃を迎えている。15日は大勢の桜を楽しむ人たちでにぎわっていた。 弘前市によると公園内にはソメイヨシノを中心に約50種類、約2600本の桜が植えられている。今年は気温の高い日が続いたことから、園内のソメイヨシノは平年より2週間ほど早く満開を迎えたという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Hiroya Miyagi pitches Buffaloes past Marines
Chiba – The Orix Buffaloes’ pitching depth was on full display Sunday as two of Japan’s World Baseball Classic pitchers and a former MLB reliever shut down the Chiba Lotte Marines in a 2-1 Pacific League win Sunday. Two days after these teams thrilled the nation’s fans with a duel […]
「先生、ありがとう」逝去の1週間前まで指揮、葬儀場に響く涙の演奏
その日は、曇り空だった。 住宅街の一角にある葬儀場に、福岡県立門司学園(北九州市)の中高生や卒業生、保護者ら400人ほどが集まり、ロビーまで人であふれた。 吹奏楽部の部員32人が、フルートやオーボエ、トランペットやテューバを取り出し、演奏を始めた。 曲は、ワーグナーの「エルザの大聖堂への行列」。ゆっくりと、穏やかなメロディーが流れる。 吹奏楽部で卒業生を送り出すとき、いつも演奏してきた曲だ。 この日は棺(ひつぎ)の中で眠る恩師に向け、葬儀場のロビーで特別に演奏させてもらった。 厳しくも、優しい先生だった。怒られたこと、励まされたこと、いろんな思い出が、駆けめぐる。 演奏がはじまってすぐ、何人かの部員の音が、涙で震えた。思わず楽器から手をはなし、目元をぬぐう。隣にいた部員が背中をさすり、「がんばれ」と声をかける。 16分30秒。 演奏を終え、棺を見送ると、みんな泣きじゃくっていた。見守っていた卒業生たちも、涙をおさえられなかった。 初心者から、人一倍の努力 実力校へ導くまで 恩師の名前は、中嶋恭子さん(61)。吹奏楽部の創部当初から顧問を務めていた、同校の先生だ。 もともと数学の教師で、楽器の演奏経験はなかった。2004年に中高一貫教育の公立学校として新設されたとき、校長からお願いされ、吹奏楽部の顧問に就いた。 1期生で部長だった安部美穂さん(31)は、「4拍子もわからない先生だった」と懐かしむ。 指揮の振り方や楽譜の見方など、詳しい部員が先生に基本的なことも教えた。 練習を始めたばかりの曲では指揮が不慣れで、部員とうまくかみ合わないこともあった。 惜しまれつつ亡くなった中嶋恭子先生の告別式では、部員たちが涙を流しながら別れの演奏をしました。記事の最後では、その演奏の様子を映した動画もご覧いただけます。 ただ、みんな知っていた。 先生は教室で一人、練習を重… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
テント下敷き、男女6人重軽傷 祭りの最中、瞬間風速20m超 福島
2023年4月16日 19時05分 16日午前11時40分ごろ、福島市荒井にある事業所の敷地で「風に飛ばされたテントの下敷きになり、負傷者が出た」と119番通報があった。福島署によると、40代の男性が腰付近の骨が折れる重傷で、他に40~50代の男女5人が打撲などの軽傷を負ったとみられる。いずれも命に別条はないという。 署によると、現場では地域の住民らが例大祭を開いていた。風で倒れそうになったテントを支えようとした男性らに支柱などが倒れてきたという。気象庁によると、この日は市内に強風注意報が出ていて、同日午後3時15分に最大瞬間風速20・4メートルを観測するなど時折突風が吹き荒れていた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
活発な小学時代から一変、中2から元気なく 木村容疑者の同級生語る
衆院和歌山1区補選の応援に訪れた岸田文雄首相の近くに爆発物が投げられた事件で、威力業務妨害の疑いで現行犯逮捕された兵庫県川西市の木村隆二容疑者(24)は、活発だった小学校時代から一転、中学の途中からはあまりしゃべらなくなり、孤立した様子だったという。 近所の住民や同級生らによると、約15年前に市内の集合住宅から2階建ての戸建てに引っ越してきた。当時は、両親と姉、兄の5人で暮らしていたという。 小学校で同級生だった男性によると、木村容疑者はおとなしい性格で、「ポケモン」のゲームで一緒に遊んだのを覚えている。漫画「ドラゴンボール」の主人公を描くのがうまかった。サッカーに打ち込み、大勢でもよく遊んでいたという。 中学時代の同級生によると… この記事は有料記事です。残り398文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「よーく聞いて」年下に注意された元校長 無職は嫌とこだわった末に
4月1日の朝刊。大阪府教委の人事異動を載せた新聞紙面に自分の名前を見つけた。 添えられた「退職」の文字に、すーっと力が抜けるのを感じた。 もうプレッシャーもストレスも感じなくていいんだ――。ほっとしたのもつかの間、待っていたのは虚脱感だった。 定年後の生活、イメージしていますか。 思い描いていた「リタイア後」の暮らし、過ごせていますか。 仕事に身をささげた日々が終わって、ほっとする暇もなくやってくる「クライシス」とは。記事後半で、「充実した定年後ライフへのヒント」も紹介しています。 大阪府交野市の加藤勤さん(73)は小学校の校長をしていた。子どもの死。荒れた学級。校内の事故。次々起きるアクシデントや難題に、4年間緊張を強いられっぱなしだった。 「定年になったらこれをやろう」と思いを巡らす余裕もないまま退職。当然、プランも目標も何もない。 この空白を何で埋めたらいいのか。 まず足を運んだのはパチンコ店だった。 現職のころから、趣味のパチンコは府境をまたいだ京都府内にある店を選んできた。もっと近い店もあったが、知り合いや保護者に会うと気まずいため片道20分近くかけて通った。 1週間パチンコ台の前に座り… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
コロナ感染、失職「人生終わった」 無気力な27歳救ったサムゲタン
A-stories 追い詰められる女性たち すこん、と乾いた音がした。アパートのドアにある郵便受けを見にいくと、会社からの封書が入っていた。 「なんだろう?」 在宅勤務中だった女性(27)が開けてみると、A4判の紙が一枚。「契約終了」とつづられていた。 これまで顧客サービスを担当してきたが、目立ったミスはなかったはず。 「まじで、ありえん」。同居する友人に愚痴った。 歯車が狂い始めた2020年夏のことだ。その約1年前、大学を卒業して就職を機に上京し、小さな会社で契約社員として働いていた。 会社へは以前から不信感があった。 入社面接では「数カ月で正社員になれる」という説明を受けたが、いざ入ると、「1年は契約社員のまま」。 そして契約終了の通告が届いた。 「泣き寝入りしたくない」と女性は社長に直談判した。 正社員になれるとの説明を踏… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル