国のGIGAスクール構想で全国の児童生徒に配布された「1人1台」の情報端末をめぐり、自民党文部科学部会長の中村裕之衆院議員らが11日、更新費用について「国が責任を持って措置する」ことを求める要望書を永岡桂子文科相に手渡した。 児童生徒用の情報端末は、G… この記事は有料記事です。残り279文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪で交通死亡事故が多発 「全国ワースト」の昨年上回るペース
2023年4月11日 18時30分 大阪府内で交通死亡事故が相次いだことから、府や府警などでつくる府交通対策協議会が10日、「交通死亡事故多発警報」を発令した。 府警交通総務課によると、9日までの10日間で17~93歳の男女9人が亡くなったという。発令は昨年4月以来。死亡事故9件中8件は昼間帯に起きていたという。9人のうち4人はバイクに乗車中だった。 今年に入って4月9日までの死者は計49人で、年間で全国ワーストだった昨年の同期と比べても18人多いという。府警は、交差点での見守り活動やパトカーの出動回数を増やすなどして、啓発や取り締まりを強化する。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
隅田川花火大会、4年ぶり開催へ 7月29日に2万発で復活の夏
石平道典2023年4月11日 18時48分 新型コロナウイルスの影響で中止が続いていた東京の夏の風物詩「隅田川花火大会」が今夏、4年ぶりに開催されることになった。開催日は7月29日。毎回90万人以上の観客が集まるが、2020年以降は開催が見送られていた。 大会は江戸時代の1733年に行われた「両国の川開き花火」が起源。交通量の増大などで1961年の開催が最後になったが、78年に隅田川花火大会と呼び名を変えて復活した。 11日に台東区内であった実行委員会が決定し、発表した。都と台東、墨田、荒川、中央、江東の5区などでつくる実行委で協議した結果、5月8日から新型コロナの感染症法上の類型が5類に移行し、イベントの人数制限も撤廃されることなどから、開催が可能と判断した。 大会は今年で第46回。午後7時~8時半に実施する。桜橋下流と言問橋上流の間に第1会場を、駒形橋下流と厩(うまや)橋上流の間に第2会場を設置し、計2万発を打ち上げる。 感染症対策は、開催時点の国や都の基準に従って実施するという。台東区観光課内の実行委事務局の担当者は「コロナ前の隅田川花火大会が完全復活する。万全を期して安全安心な大会にしていきたい」と話している。(石平道典) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海保釧路基地に機動救難士9人 知床事故を教訓に1時間出動圏を拡大
古源盛一2023年4月11日 15時00分 北海道斜里町の知床半島沖で観光船「KAZUⅠ(カズワン)」が沈没した事故を受け、海上保安庁が1日付で釧路航空基地(北海道釧路市)に配置した機動救難士9人が10日、本格的に始動した。事故が起きた海域は当時、機動救難士が1時間以内で到着できる「1時間出動圏」の外にあり、救助活動の遅れが指摘された。今回の配置で北海道東部全域がカバーされ、圏外は道北の一部となる。 第1管区海上保安本部によると、国内主要基地への機動救難士の配置は10カ所目で、8年ぶり。 この日、同基地の中村至宏(ゆきひろ)基地長が9人に、班長など担当の「指名書」を渡した。当面は同基地配備のヘリ2機で運用し、24時間体制で海難救助や捜索活動にあたる。今秋にも3機目が配備される方針という。 全体を指揮する上席機動救難士には神谷高仁(たかひと)さん(41)が指名された。3月まで釧路海上保安部の巡視船えりもの潜水士。カズワンの事故当日は、釧路市中心部から車で同基地に移動し、ヘリで現場へ向かったという。 神谷さんは「悔しい思いがいまだに残る。北海道東方の海域は海水温が非常に低い。より一層迅速に人命救助に当たれるよう訓練し、出動に備えたい」と抱負を述べた。(古源盛一) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
原発避難で体調崩した父、帰郷できず逝った母 「安住の地なかった」
今年3月11日。東京電力福島第一原発が立地する福島県双葉町の産業交流センターに設けられた献花台のそばに、73人の氏名が掲示されていた。東日本大震災の津波の犠牲者や、原発事故による避難生活で体調を崩すなどして亡くなり「災害関連死」と認定された町民のうち、遺族の了解が得られた人たちの名前だ。そこに、一組の夫婦の名が並んでいた。 《穂積 吉久》 《穂積 繁子》 人望があり温厚な吉久さんと、おおらかな性格の繁子さん。二人は12年前、長男の憲一さん(71)夫婦と双葉町の内陸にある寺沢地区で暮らしていた。 東京電力福島第一原発事故による避難生活で体調を崩すなどして亡くなり、医師らの審査を経て福島県内で「災害関連死」と認定された人は2335人。東日本大震災の地震や津波で亡くなった「直接死」(1605人)の1.5倍で、岩手県(470人)と宮城県(931人)と比べて桁違いの多さです。その背景と原発事故の実相に迫ります。 車いす生活だった吉久さん(当時83)は、町内の施設でデイサービス中に被災。町全域に避難指示が出た2011年3月12日、施設の職員とともに北西の川俣町の体育館に避難した。 泥棒や動物に荒らされ…「もうだめだ」 数日後、憲一さんが雪の降る… この記事は有料記事です。残り684文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「トシくんはモノと違うねん」 女の子の発言に教室は静まりかえった
5年2組にはトシくんという知的障害のある男の子がいた。彼をめぐって開かれた1985年9月の学級会のことを、担任だった久保敬は忘れることができない。 この小学校では、障害のある子も原則として一般学級で学ぶ「原学級保障」という考え方をとっていた。トシくんも担当教員のサポートを受けながら、みんなと一緒に学んでいた。 言葉で思いを伝えることがほとんどできなかったトシくん。朝は近所の子と集団登校していたが、下校時は毎日の「終わりの会」でトシくんと一緒に帰る子を募っていた。 ところが1学期も終盤になると、一緒に帰るメンバーが3人の女子に固定されてしまった。それを問題視した久保が開いたのが、その学級会だった。 タケルが「トシくんとまだ一度も帰ったことのない人がたくさんいる。当番制でトシくんを送ろう」と提案すると、女の子の一人が「私、習い事があるから無理や」と反対した。 すると、今度はその子に非難が集まった。 「トシくんのこと考えてへんのちゃうか」 「毎日都合が悪いなんてことはないやろ」 やがて、当番制で話がまとまりかけた。久保も内心で、その方が負担が公平でよいだろうと思っていた。 そのときだった。 「上から目線」の優しさ 毎日トシくんと一緒に帰って… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Twins’ Kenta Maeda and Padres’ Yu Darvish struggle on mound
MINNEAPOLIS, Minnesota – Kenta Maeda had his longest outing since his September 2021 elbow surgery but took his second loss of the season as the Minnesota Twins fell to the Chicago White Sox 4-3 Monday. San Diego Padres pitcher Yu Darvish also had a bad day on the mound, while […]
Twins’ Kenta Maeda, Padres’ Yu Darvish struggle on mound
MINNEAPOLIS, Minnesota – Kenta Maeda had his longest outing since his September 2021 elbow surgery but took his second loss of the season as the Minnesota Twins fell to the Chicago White Sox 4-3 Monday. San Diego Padres pitcher Yu Darvish also had a bad day on the mound, while […]
震災復興で生まれた新しい街だからこそ 古民家で古本屋、文化拠点に
60年前の時計が静かに時を刻む。どこか懐かしい柄のコップに、貯金箱。古本が並ぶ棚には、昔の机や木箱が使われている。岩手県陸前高田市竹駒町の山あいにある築150年以上の古民家を使って3月8日、古本屋「山猫堂」が開店した。震災復興で生まれた新しい街だからこそ、古いものの価値に目を向けることを忘れたくない、と店主は言う。 この空間にある物は、空き家に残った家財や遺品の整理で出たものばかりだ。 店主の越戸浩貴さん(37)は、陸前高田市に移住して、もう10年になる。 東日本大震災で津波の被害に遭った街は新しく高台が造られ、建物が建った。でも、こう思う。「古いものも、残したいものもなくなっていった10年だった」 越戸さんは同県久慈市出身。震災当時は岩手大大学院に在籍していた。仮設商店街オープンの支援で街を訪れたのを機に、店の情報発信のフリーペーパーを作る目的などで通い続けた。 そして、2013年に移住。これからの街づくりに興味があったが、何より出会った人たちに影響された。家族を失いながらも、震災直後から地域のために動く人たち。そんなエネルギーに突き動かされた。 震災後、街には、全国から支援などで多くの人が集まってきた。それを街づくりの資源にしようと、企業研修や修学旅行生の民泊を受け入れる仕組みをつくった。17年には移住定住に関する事業を担うNPO法人「高田暮(くらし)舎」を始めた。 日々、新しい街ができていく。でも、一方で、もどかしさも感じていた。誰かが残さなければ、古いものが消えていくことだった。 NPOは空き家バンク事業や空き家に残る家財や遺品の整理も担う。遺品がそのまま残り、家族が困っている空き家も少なくない。 家財整理のために空き家に行った時のことだ。凝った書斎に大量の本と何十年も前の雑誌が保管されていた。「好きで、とっておいていた人がいたんだ」 その家にあった本と自分の趣… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
雨音に消えた声、あきらめず探した 水温8度の海、漁師らが人命救助
「助けてけろー」 「助けるから、がんばれ!」 山に囲まれた小さな港に男たちの声が響いた。 岸壁に魚を運び上げていた際、海に転落し、冷たい海水につかった漁師。助けを求める叫び声は、次第に弱くなり、強い雨音に消されていく。 こんな悪条件の中、命は救われた。海の死亡事故をなくしたい――。地元の漁師たちの思いがあったからだった。 3月26日午後0時50分ごろ、岩手県大船渡市三陸町にある綾里(りょうり)漁港で、救出劇があった。 三陸沖は、黒潮と親潮、津軽暖流の三つの海流が交わり、年間を通じて魚種が豊富だ。港には数十隻の漁船が係留されているが、この日は悪天候のため、人影はないはずだった。 ところが、たまたま港の近くを通りかかったホヤの買い付け業者が「おーい、おーい」と呼ぶ声を聞いた。でも、周辺に人の姿は見えない。不審に思って、知り合いの地元漁師の亘理孝一さん(69)の家に電話を入れた。 電話を受けた亘理さんは、孫と遊んでいたところだった。「誰かがケンカでもしているのかな」と、トラックで港に向かった。 数分後、港に着いたが、声は聞こえない。連絡してくれた業者と落ちあい、声は小さくなっていき、やがてしなくなったと聞いた。 小さな港で何が起きているのか。もしかしたら……。海の男たちは動き出した。 業者とはそこで別れ、亘理さ… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル