本多由佳2023年4月1日 15時30分 関東第一高校(東京都江戸川区)のチアリーダー部「Barbie’S(バービーズ)」が2月に米国で開かれたチアダンスの世界大会に出場した。同校の選手6人は3月28日に都庁を訪れ、小池百合子知事に出場を報告し、パフォーマンスを披露した。 国内大会で優秀な成績をおさめた同部は、「世界高校チアリーディング選手権」(国際チア連合主催)の応援に焦点を当てた部門に1~3年生22人が出場した。この部門は、学校の伝統ある応援曲を披露するのがルール。そのため、甲子園出場経験もある硬式野球部の応援歌「大進撃」に合わせたダンスも披露したという。 キャプテンの脇平百香さんは「観客と一体になった瞬間や、世界各国のチアリーダーとの交流は大切な宝物になった」と話し、小池知事の前で「大進撃」の応援を披露。知事は「皆さんの笑顔が印象的。迫力と楽しさ、リズム感、何をとっても素晴らしかった」とたたえた。(本多由佳) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
アパート敷地内で70代男性が死亡 額から出血、警視庁が捜査
2023年4月1日 19時20分 1日午後1時40分ごろ、東京都あきる野市留原のアパートの近隣住民から、「(アパート敷地内で)人が倒れている」と110番通報があった。警視庁によると、このアパートに住む70代男性がアパート屋外で額から血を流して倒れており、その場で死亡が確認された。同庁が事件と事故の両面で捜査している。 五日市署によると、男性はアパート1階で一人暮らし。仰向けに倒れており、着衣の乱れはなかったという。 現場はJR武蔵五日市駅から南に約300メートルの住宅街。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ひきこもりの苦しみ、経験した私だからこそ 広がる当事者目線の支援
子どもから中高年まで――。ひきこもり状態にある人(15~64歳)が全国で推計146万人いることが内閣府の調査で明らかになった。様々な苦悩や課題を抱え、世代も背景も異なる人たちにどんな支援ができるのか。求められている支援とは何か。当事者の目線に立った取り組みも始まりつつある。 ひきこもり経験者が、今ひきこもり状態にある人や家族の相談にのる。そんなピア(仲間)サポートの取り組みが、全国に先駆けて高知県で始まっている。 坂本龍馬生誕の地にほど近い高知市の住宅街。公務員住宅だった木造家屋に、「高知ひきこもりピアサポートセンター」がオープンした。2020年4月のことだ。 ピアサポーターとして働いているのは、ひきこもりの経験者が7人(20~50代)、家族としての経験者が4人(60~70代)だ。開所日には、少なくとも2人が常駐し、来所や電話での相談に応じる。自宅を訪問して話を聞くこともある。 相談に来るひきこもり当事者の年齢は、10~60代まで幅広い。対面しても言葉をほとんど発しない人、背を向けて視線をあわせようとしない人もいる。 「私自身、言いたいことがのど元まで出かかっても、最初は自分のことを何も語れませんでした。思いと正反対のことを言葉にしてしまうこともありました。だから相手の気持ちがわかるんです」 ピアサポーターとして週3日勤務する島崎健一郎さん(43)は、そう話す。 20代から30代半ばまで… この記事は有料記事です。残り2618文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
#BAN闇バイト「一度応募すると一生台無し」 新入生へ警視庁警鐘
新年度が始まった1日、警視庁が各地で大学生や高校生を対象としたイベント開き、SNSを介して特殊詐欺や強盗に加担する「闇バイト」への注意を呼びかけた。軽い気持ちから犯罪に手を染めてしまう実態に警鐘を鳴らしたい考えだ。 「一度応募すると一生を台無しにするのが闇バイトです」 東京都足立区の文教大学。この春入学の新入生約200人を相手に講話したのは竹の塚署の警察官だ。全国で相次いだ強盗事件の実行犯の多くがSNSで闇バイトに応募していたとし、「事前に身分証明書の提示を求められるため、辞めたくても辞められない状況になる」と語りかけた。 警視庁が3月から始めた「#BAN闇バイト」という取り組みの一環だ。若者向けの講話に加え、SNS上のパトロールも強化している。「荷物や書類を運ぶ簡単な仕事」などと闇バイトにいざなう投稿に対する警告を、夜間や休日の監視体制を増強して昨年の3480件から今年は1万件に増やしたいという。 この日は神田署もバスケットボール女子元日本代表の大崎佑圭(ゆか)さんを講師に招いて講演会を開催した。大崎さんは千代田区内の高校に通うバスケ部員の女子生徒約30人を前に、「闇バイトなどのおいしい話を聞くかもしれないが、夢や目標のために道しるべをつくって、しっかり判断できる大人になってください」と訴えた。 取り調べた半数近くが「闇バイト」 東洋高校バスケ部主将で3年… この記事は有料記事です。残り314文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「夜の森」の桜、帰還の喜びに咲く 福島県富岡町で避難指示が解除
有料記事 西堀岳路 力丸祥子2023年4月1日 20時39分 【動画】避難指示が解除された夜の森の桜並木を楽しむ人たち=井手さゆり撮影 福島県富岡町で1日、東京電力福島第一原発事故で国が設定した帰還困難区域のうち、人が住めるよう除染した特定復興再生拠点の避難指示が解除され、記念式典には岸田文雄首相らが出席した。解除地区を一部含む全長2・2キロの桜の名所「夜の森(よのもり)」の桜並木も満開となり、8、9両日の桜まつりを前に、多くの人でにぎわった。 解除は午前9時。式典は午後に桜並木に接する会場であり、山本育男町長が「地域コミュニティーの再生など課題はあるが、残された帰還困難区域の復興、再生に弾みがつく。地域の活力を取り戻したい」とあいさつ。岸田首相は「全ての帰還困難区域の解除を目指していく。解除はゴールではなくスタート。政府も魅力ある町づくりを支援していく」と述べた。 避難指示が解除されたのは、夜の森地区など町面積の約6%にあたる390ヘクタール。今回で約93%が解除されたことになるが、なお約460ヘクタールの帰還困難区域が残る。一方、今回解除された地区の住民登録数は3月1日現在で町の2割強の2580人だが、昨年4月からの準備宿泊の登録は26世帯54人にとどまる。 夜の森の桜並木は120年ほど前に入植者らが植えたのが始まり。その後も地元の小中学生が植樹し、住民らが清掃するなどして大切にしてきたという。 この日は、同県浪江町で福島国際研究教育機構(F―REI〈エフレイ〉)の開所式も行われた。 F―REIは福島復興再生特… この記事は有料記事です。残り1538文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
国重要無形民俗文化財の犬山祭の車山 4年ぶりに犬山城前に集結
荻野好弘2023年4月1日 21時00分 国の重要無形民俗文化財「犬山祭の車山(やま)行事」が1日、愛知県犬山市で始まった。桜吹雪のなか、絢爛(けんらん)豪華に飾られた全13両の車山が4年ぶりに国宝犬山城の城前広場に勢ぞろいした。 犬山祭は江戸時代から続く針綱神社の祭礼。コロナ禍で2020年、21年の車山行事は中止され、昨年は伝統の継承を目的に規模を縮小して開かれた。 19年以来の通常開催となった初日は、朝から旧城下町を練り歩いた車山が次々と城前広場に姿を現した。車山の上ではからくり人形の妙技が披露され、観光客が見入った。夜はちょうちんで飾る「夜車山」もあった。 「人と人をつなぐ祭りができる喜びを大勢の方と分かち合いたい」と犬山祭保存会の石田芳弘会長(77)は話す。2日も朝から車山が城前広場に集結し、からくりが披露され、「夜車山」も運行される。(荻野好弘) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
犬の散歩をしていた女性、ヒグマに襲われけが 北海道厚岸町
2023年4月1日 16時00分 1日午前9時25分ごろ、北海道厚岸(あっけし)町太田4の通りで、女性がヒグマに襲われたと消防から道警に通報があった。厚岸署によると、釧路町の女性(37)が沢沿いの道を犬を連れて散歩していたところ、1頭のヒグマに襲われた。頭や足などにけがを負い、病院へ運ばれた。ヒグマは見つかっておらず、署や町役場などが周辺を警戒している。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
石原慎太郎さん「死んだら虚無」の死生観 弔いを望む伸晃さんの提案
ひとり死にゆく人たちの最期を追った連載「無縁遺骨」。今回は多くの家族に囲まれて亡くなった著名な人の最期から考える。 石原慎太郎元東京都知事一回忌の法要が3月5日、神奈川県逗子市の菩提(ぼだい)寺・海宝院で行われた。 長男、石原伸晃さん(65)によると、膵臓(すいぞう)がんで余命3カ月宣告を受けた21年10月、慎太郎さんは二つのことを伸晃さんに頼んだ。 一つは「骨は必ず海にかえしてほしい」。 22年4月17日、葉山町の名島沖で散骨式が行われた。 慎太郎さんが名誉会長を務め、縁が深い葉山のヨットクラブが主催し、伸晃さん、次男でタレントの良純さん(61)、三男で自民党衆院議員の宏高さん(58)、四男で画家の延啓(のぶひろ)氏らが出席した。 グラインダーで粉骨した遺骨をオブラートに包み、ハマグリの貝殻に入れ、伸晃さんらは海に流した。30艇以上の船が海に出てクラブ仲間がその様子を見守った。 二つ目は「がんの痛みだけは感じないようにしてほしい」。伸晃さんは知人のターミナルケア専門の医師に相談し、痛みを取る薬を慎太郎さんに処方してもらった。 がん闘病中、慎太郎さんは病院より「自宅にいたい」と語った。慎太郎さんの妻の典子さんは当時、体調を崩していた。伸晃さんら兄弟4人でローテーションを組んでお正月、お盆など実家にもどり、父親と過ごした。 告知後、死を受け入れた慎太郎さんは病床で原稿をつづりながら、「死ぬのはつまらない」「あとは頼むな」と繰り返し語った。 「俺の人生、どう思う?」 問われた伸晃さんは 伸晃さんが自宅に一緒にいたとき、慎太郎さんが「俺の人生、どう思う」と唐突に尋ねたことがあった。 伸晃さんが「すばらしかった… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
下水処理場に赤ちゃんの遺体 下水道に捨てられた可能性 長崎
岡田真実2023年4月1日 17時10分 1日午前11時45分ごろ、長崎市田中町の東部下水処理場の流入口で、乳児が網に引っかかっているのを清掃中の男性が見つけ、119番通報した。乳児は性別不明で、その場で死亡が確認された。長崎県警は何者かが乳児を下水道に捨てたとみて、死体遺棄容疑などを視野に身元や死因を調べる。 県警長崎署によると、乳児は生まれたばかりとみられ、へその緒のようなものがついていたという。 市下水道施設課によると、流入口は、ごみが流入しないよう網が張られている。毎日点検しているが、前日の点検では異常は見られなかったという。(岡田真実) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
同性カップルのパートナー宣誓、郵送で完結 アウティングの懸念受け
藤田大道2023年4月1日 10時52分 茨城県は4月1日から、同性カップルなどの関係を公的に認める「パートナーシップ宣誓制度」の手続きを、郵送だけで済ませられるようにする。 宣誓制度は、パートナーと認められたカップルが家族として公営住宅に入居したり、連携する病院で手術に同意したりできるようにするもの。31日現在で、84組のカップルが宣誓したという。 これまでは宣誓時と受領証の交付時の2回、県庁を訪れる必要があった。宣誓時は2人そろって来庁するのが条件になっていた。今後は宣誓に必要な一連の手続きをメールや郵送だけでできるようにするという。これまで通り、対面での宣誓もできる。 県福祉政策課によると、来庁による手続きについて、県内の当事者団体から、性的指向や性自認を本人の同意なく第三者に暴露する「アウティング」につながりかねないとする懸念の声が寄せられていた。同課の担当者は「身体的な理由で県庁に来られない人なども含め、さらに利用しやすい制度になれば」としている。 茨城県は2019年に全国の都道府県として初めて制度を導入し、近年では同様の制度を導入する他自治体との連携を進めている。これまでに4県と2市と協定を結び、これらの自治体間で引っ越したときに、改めて宣誓する手続きをなくしている。(藤田大道) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル