長野県中野市で男女4人が殺害された事件で、警察官を殺害した疑いで逮捕された青木政憲容疑者(31)が自宅に立てこもった際、説得の電話をかけた両親に対し、「自分がいつも1人でいることを女性がののしっていると思い、殺した」などと話していたことが捜査関係者への取材でわかった。 県警は、容疑者が一方的な思い込みで恨みを募らせたとみている。 青木容疑者は25日午後4時半すぎ、中野市江部で、通報を受けて駆けつけた中野署地域課の池内卓夫巡査部長(61)に銃を発砲し、殺害した疑いが持たれている。県警によると青木容疑者はその後、現場近くの自宅に立てこもった。容疑者は県公安委員会の許可を得て銃4丁を所持していた。 捜査関係者によると、立てこもった青木容疑者に対し、中野市議会議長だった父親の正道さん(57)や母親が電話をかけ、投降するよう説得に当たった。正道さんが事件を起こした理由を問いただすと、青木容疑者は「自分はずっと孤独で、いつも1人でいることを周囲からののしられていると思っていた」と説明。「そう思っていたところ、ある女性が自分をののしっていると思い、刃物で刺し殺した」と話したという。 県警は、この「女性」は事件で殺害された村上幸枝さん(66)か、竹内靖子さん(70)を指すとみている。 青木容疑者はまた、「女性を… この記事は有料記事です。残り396文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
G7広島ビジョンへの「批判も示すべき」 長崎平和宣言起草委で意見
8月9日の長崎原爆の日にある平和祈念式典で、長崎市長が読み上げる平和宣言の内容を話し合う起草委員会の初会合が27日、同市であった。主要7カ国首脳会議(G7サミット)で発出された「広島ビジョン」に対して、批判すべき部分も平和宣言に盛り込むべきだとする意見が出た。 平和宣言は、市民を交えた話し合いで内容を決める。起草委は市長を委員長に、被爆者、学識経験者ら15人で構成。「核兵器のない世界の実現」をうたう一方、ウクライナを核で威嚇するロシアなどを念頭に、核抑止力を維持することの重要性にも触れる内容となった広島ビジョンについて、委員からは「前向きに進んだ部分と、被爆地から批判する部分を(平和宣言で)しっかり示すべきだ」との声が上がった。 被爆者で核兵器廃絶地球市民長崎集会実行委員会委員長の朝長万左男さんは、「(核なき世界に向けた)具体的な政策に踏み込み、宣言に入れていただきたい」と述べた。 朝長さんはまた、ロシアによ… この記事は有料記事です。残り322文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡で男が立てこもり、県警が説得 「ナイフ突きつけられた」と通報
上月英興2023年5月28日 0時29分 27日午後9時25分ごろ、福岡県糸島市波多江駅北4丁目の駐車場で、「男にナイフを突きつけられた」と110番通報があった。けが人はいない。男は近くの医院の建物に立てこもっているといい、県警が説得をしている。 県警糸島署によると、近くの学習塾への子どもの送迎に来た保護者が、男にナイフを突きつけられたという。県警は、男は立てこもった医院の関係者とみている。(上月英興) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
福岡の病院に刃物持つ男が立てこもり 公務執行妨害容疑で現行犯逮捕
太田悠斗 伊藤未来2023年5月28日 1時55分 福岡県糸島市波多江駅北4丁目の医院に刃物を持った男が立てこもった事件で、県警は28日、この男を公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕した。 糸島署によると、27日午後9時半ごろ、医院付近で、「男にナイフを突きつけられた」と110番通報があった。近くの学習塾に子どもを迎えに来た保護者が、男にナイフを突きつけられたという。けが人はいなかった。 男はその後、医院に立てこもり、署などが周囲を立ち入り規制して説得を続けていたが、28日午前1時、医院の窓から署員に刃物を向けた容疑で逮捕した。署は男が医院の関係者とみて調べる。(太田悠斗、伊藤未来) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
捜査で行った住宅で数百万円盗んだ疑い 三鷹署巡査長を逮捕 警視庁
2023年5月27日 21時54分 捜査で赴いた住宅から現金数百万円を盗んだとして、警視庁は27日、三鷹署地域課巡査長の矢吹雄太容疑者(25)=東京都三鷹市下連雀=を窃盗と邸宅侵入の両容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。 人事1課によると、矢吹容疑者は20日午後8時ごろから21日午前11時半ごろにかけ、三鷹市内の住宅に侵入し現金を盗んだ疑いがある。 この住宅では一人暮らしだった60代の男性が室内で死亡し、20日夕から午後8時ごろにかけ、矢吹容疑者ら複数の警察官が状況を調べていた。事件性はなかった。翌21日午前11時半ごろ、男性の親族から「室内にあるはずの1千万円以上の現金の一部がなくなっている」と署に連絡があり、同庁が捜査していた。 矢吹容疑者はこの住宅を管轄する交番に勤務している。110番通報で駆けつけた室内で現金を見つけ、職務として遺体や室内の状況を調べたあとに再び住宅に侵入した、と同庁はみている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ナイフ突きつけられた」と通報 男が立てこもり、県警が説得 福岡
上月英興2023年5月27日 23時47分 27日午後9時25分ごろ、福岡県糸島市波多江駅北4丁目の駐車場で、「男にナイフを突きつけられた」と110番通報があった。けが人はいない。男は近くの医院の建物に立てこもっているといい、県警が説得をしている。 県警糸島署によると、近くの学習塾の子どもの送迎に来た保護者が、男にナイフを突きつけられたという。県警は、男は立てこもった医院の関係者とみている。(上月英興) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
トカラ列島近海で地震、鹿児島・十島村で震度4 津波の心配なし
2023年5月28日 0時11分 27日午後10時52分ごろ、鹿児島県・トカラ列島近海を震源とする地震があった。気象庁によると、鹿児島県十島村で震度4を観測した。震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは4・7と推定されている。 十島村では午後11時33分ごろにも震度3を観測した。これらの地震による津波の心配はないという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
黄金の茶道具、3億円で落札 秀吉ゆかり?主催者「真贋保証しない」
伯爵家に伝わってきた、黄金の茶道具一式が27日、東京都内で開かれたオークションで3億円で落札された。落札者は茨城県筑西市にある廣澤美術館。担当者は「歴史的な作品なので、町おこしの目玉にしたい」と話した。この茶道具一式は、豊臣秀吉(1537~98)にゆかりがあるという説もあるが、主催のシンワオークションは事前に「真贋(しんがん)の保証はしない」としていた。 「金茶道具一式」が登場したのはこの日のオークションの最後。午後6時過ぎ、緊張感が漂う中、1億2千万円から始まり、入札する人の札が上がる。ファクスなど書面で事前に申し込んだ人や電話での参加者もいる。500万円刻み、そして1千万円刻みで値段がどんどん上がっていく。最後は電話と会場の参加者との2組での競り合いに。値段は2億円を超え、2億8千万円、2億9千万円……3億円に達した。「3億です」「ほか、よろしいでしょうか」 競売人はしばらく間を置き、「ないようでしたら、これで落札します。3億円、3億円」。そして会場に拍手が響いた。 この金茶道具一式は茶わんや茶を入れる容器のほか、湯を沸かす釜、火を入れる風炉など、計10点からなる。制作時期や作者は不明だが、1929年に開かれた展覧会に出品された記録が残っている。当時は藤堂高紹(たかつぐ)伯爵(1884~1943)が所蔵していた。戦時中に行われた調査によれば、金と銀の合金製で、金の含有率は80~88%だという。 茶道具は、茶の湯と政治が結びついた秀吉の治世以降、その奥義を伝える格式高い道具になったとされる。中でも金製の茶道具は最上級のものだ。秀吉が「黄金の茶室」で愛用したという説があり、「築城の名手」として名高い戦国武将で、後に伊勢国津藩の初代藩主となる藤堂高虎(1556~1630)に対し、ほうびとして授けたとする逸話も残る。 というのも、国内統一を果た… この記事は有料記事です。残り353文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
海岸に乳児の遺体、燃やされたか 遺棄事件とみて捜査 静岡県沼津市
2023年5月27日 19時57分 27日午前6時45分ごろ、静岡県沼津市本の海岸で「燃やされた赤ちゃんの遺体があった」と、釣りに来ていた人から110番通報があった。沼津署は死体遺棄事件とみて、身元などを捜査している。 署によると、遺体は乳児で性別は不明。遺体の一部が焼損しているという。署は現場で燃やされたとみている。 現場はJR沼津駅から南西に約1・6キロの千本浜公園の付近。近くには小中学校や高校もある。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
犠牲の警察官ペア、いつも真っ先に現場めざした 長野立てこもり事件
長野県中野市で25日にあった立てこもり事件では、県警中野署地域課の警察官2人も犠牲になった。パトカーで現場に直行する「警ら班」として街の安全を守り続けた2人の突然の死に、悲しみが広がっている。 中野署の宮本忠義次長は、巡査部長の池内卓夫さん(61)と、3月まで所属した県警本部自動車警ら隊で副隊長と部下の関係だった。「交通畑の大ベテランでとにかく勘が良い」と信頼していた。 警ら隊の仕事はパトロールでの事件の覚知や現場に駆けつける初動対応だ。南北に長く、広域な県内では対応の早さが問われるが「『泥棒が逃げた』と情報が入ると、いつも池内さんがそばをパトロールしていて、到着が早いんです」。 本人に理由を問うと、「なんとなくですよ」と謙遜するが、地域ごとの窃盗犯罪発生のデータに目を通し、頭に入れていたことを知っている。 得意のパーカッションを生かした音楽隊や広報の仕事にも携わった。「気をつけて帰ろう」と児童に声をかけたり、交通ボランティアをねぎらったりしていたという。 そんな職人肌の池内さんとペ… この記事は有料記事です。残り446文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル