長野県中野市で警察官ら4人が死亡した事件で、自宅に立てこもってから約12時間後、自ら手をあげて投降し、殺人容疑で逮捕された青木政憲容疑者(31)は、どんな人物なのか。 県警によると、容疑者は父である中野市議会の青木正道議長(57)、母(57)、おば(60)との4人暮らしだった。 中野市内の小中学校を卒業した。中学の卒業アルバムでは、「自分が思う事」と題して作文を書いていた。 「一・大事な物について この世の中で最も大切なものは『命』だと思います」。その書き出しで始まる作文は「では二番目は何かと問われたら私は間違いなく『金』と答えるでしょう」と続き、「金の無い者は生きていけない」「いくら綺麗事(きれいごと)を言っても、実際の社会では金が全ての面においてモノを言うのであります」「自分も将来は、ワーキングプアに陥いるのではないかと心配であります」(原文ママ)などと記していた。野球部に所属していたという。 中学時代の同級生の男性は「… この記事は有料記事です。残り483文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
虐待防止法の改正を 署名訴え 性被害告白の元ジャニーズJr.会見
ジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏(2019年死去)から性被害を受けたことを明らかにしているダンサーで俳優の橋田康さん(37)が26日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見した。喜多川氏からの性被害を実名で告白している元ジャニーズJr.4人が発起人になり、児童虐待防止法改正に向けた署名活動を始めると語った。同日から署名を開始した。 性被害について実名で顔を出して会見をした元Jr.は、4月12日のカウアン・オカモトさん(27)に次いで2人目。 橋田さんは1998年、12歳のときにテレビのオーディション番組に参加することでJr.の活動を始めた。1年ほどして地方公演の際に泊まったホテルで、喜多川氏から口淫(こういん)されたという。 実名顔出しでジャニー喜多川氏からの性暴力について会見した橋田康さん(37)はこの日、「今後のビジョンとしてお伝えしたいことが2点ある」として、児童虐待防止法の改正に向けた署名活動の開始と、元Jr.たちからの連絡・相談窓口をつくることを明らかにしました。橋田さんは誹謗中傷を受けながらも発信し続ける思いを朝日新聞の単独インタビューで語っています。関連リンクをご覧ください。また、記事の後半には、記者会見での主なやりとりを掲載しています。 夜、寝ていると、部屋に入っ… この記事は有料記事です。残り2791文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
警官の殉職「痛恨の極み」 立てこもり事件、住民が過ごした眠れぬ夜
長野県中野市で25日、男女4人が死亡し、猟銃のようなものを持った男が民家に立てこもった事件。不安な夜を過ごした周辺の住民は、発生から12時間がたった26日早朝、容疑者の身柄が確保されたとの知らせに安堵(あんど)した。同市議会の議長に就いていた容疑者の父親は、事件の発生を受けて26日に議員辞職。警察官2人の殉職に、県警の小山巌本部長は会見で「痛恨の極み」と苦しい胸の内を明かした。 容疑者の父は中野市議を辞職 事件発生から一夜明けた26日、小山本部長は「県民の皆様はじめ社会に大変な不安を与える凶悪きわまりない事件」として、犯行の全容解明へ100人態勢の捜査本部を同日付で立ち上げたと明らかにした。 一方、警察官1人に対する殺人の疑いで逮捕された青木政憲容疑者(31)の父親の青木正道・市議会議長は「一身上の都合」として同日、議員辞職願を提出、許可された。 事件の発生後、現場から約1… この記事は有料記事です。残り734文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
蘇我親子滅亡後も利用? 奈良・甘樫丘、7世紀後半の建物跡など確認
2023年5月26日 20時00分 飛鳥時代の大豪族、蘇我蝦夷(えみし)・入鹿の親子が邸宅を構えていたとされる甘樫丘(奈良県明日香村)の遺跡で、7世紀後半ごろとみられる建物跡が見つかった。奈良・平安時代ごろとされる遺構も確認された。親子が645年にクーデターで倒された後の土地の活発な利用や変遷がうかがえる。村教育委員会と関西大が26日、発表した。 村教委が「甘樫丘遺跡群」と名づけた場所のうち、約240平方メートルを調べた。建物跡は南北5・4メートル、東西4・2メートル以上の規模で検出された。倉庫の可能性もある高床の総柱建物があったとみられる。柱の抜き取り穴からは7世紀後半(飛鳥時代)の須恵器が出土。谷を埋め立て、同時期に建物ができたとも考えられる。 炉の跡や木棺墓なども見つかった。木棺墓は墓壙(ぼこう)の底部分で出土した土器から、10世紀ごろ(平安時代)のものとみられる。 日本書紀によると、蝦夷・入鹿の親子は644年、甘樫丘に邸宅を並び建て、柵や武器庫も設けたという。しかし、大化の改新のきっかけとなった「乙巳(いっし)の変」(645年)で滅ぼされた。 村教委文化財課の長谷川透係長によると、その後の飛鳥時代後半ごろについては史料上、よく分かっていないという。飛鳥の歴史に詳しい相原嘉之・奈良大准教授(日本考古学)は、「(甘樫丘では)7世紀中ごろを境に遺跡の性格が大きく変わることがこれまでの調査で判明している。蘇我氏本宗家の滅亡と関連すると思われる。7世紀後半には朝廷の管理下になっていたともみられる。甘樫丘にある遺跡群の解明は、飛鳥史全体の解明につながる」と言う。 調査は終わり、現場は埋め戻されている。現地説明会や見学会はない。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
教員の待遇改善「残業を減らす議論を」 自死遺族ら提言
公立校教員の給与増や働き方改革に向けた議論が文部科学相の諮問機関、中央教育審議会で始まったことを受け、長時間労働の末に自死した教員の遺族や研究者、現職教員らでつくる有志の会が26日、提言を公表した。 教員給与の現行の仕組みでは、基本給の4%分が「教職調整額」として上乗せ支給されているものの、残業時間に応じた残業手当はない。「教員給与特措法」(給特法)という法律で決められている。 有志の会は提言で、今の教員給与の見直しを「残業抑制」を目的に行うことを求め、給特法を廃止して、残業代を払う仕組みに変えるべきだとした。コストの観点から残業の抑制効果があると考えられるためだ。 会見した名古屋大学の内田良… この記事は有料記事です。残り428文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
死亡した女性2人は散歩仲間 巡査部長は元音楽隊「信じられない」
有料記事 三井新 福岡龍一郎 小松隆次郎2023年5月26日 20時22分 長野県中野市で起きた立てこもり事件で、県警は26日、殺人容疑で青木政憲容疑者(31)を逮捕した。女性2人と警察官2人の計4人が死亡しており、県警は容疑者が殺害したとみている。 亡くなった村上幸枝さん(66)と竹内靖子さん(70)は花が好きという共通点があり、普段から一緒に散歩する仲の良い友人だった。 付き合いのあった60代女性によると、2人は近くのホームセンターで一緒に勤務していた時期があった。「健康のため」ときびきび歩く2人の姿が印象的だったという。 「散歩が続いてすごいなあ… この記事は有料記事です。残り410文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
A resume must-have for Japanese managers: Mets experience
When Kodai Senga delivered a 99-mph (159.3-kph) fastball to Luis Arraez of the Miami Marlins on April 2, he became the 14th Japanese player to appear in a game for the New York Mets, the most of any team in the major leagues. The Seattle Mariners are next with 11. […]
事務所内定の女子大学生の体を触った疑い 弁護士の男を逮捕、否認
増山祐史2023年5月26日 16時09分 弁護士事務所に内定した女性の体を触ったとして、警視庁は東京都港区の「はるかぜ総合法律事務所」代表で弁護士の渡部孝至容疑者(43)=東京都文京区大塚1丁目=を強制わいせつ容疑で逮捕し、26日発表した。「逮捕された事実の行為は全くしておりません」と否認しているという。 愛宕署によると、渡部容疑者は昨年3月19日午前2時半ごろ、同事務所の応接室で、20代の女子大学生の体を触るなどした疑いがある。 女子大学生は当時、事務所の事務員として働くことが決まっていた。渡部容疑者は、前日の3月18日、歓迎会として女子大学生と2人で飲食した後、「移転した新しい事務所を見学しに行こう」と事務所に誘っていたという。 女子大学生は署に対し、「法律の仕事に憧れていた。帰宅したかったが、内定を取り消されるのが怖くて事務所までついていった」と話しているという。(増山祐史) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
東京都学校保健会元職員を逮捕、業務上横領疑い 「暗号資産投資に」
遠藤美波2023年5月26日 16時41分 一般財団法人「東京都学校保健会」の口座から現金200万円を横領したとして、警視庁は、同法人事務局元職員の女(51)=川崎市多摩区=を業務上横領の疑いで逮捕し、26日発表した。同法人側の口座からは昨年9~10月、他に2800万円余りが不自然に引き出されたといい、同庁が同容疑で捜査する。 新宿署によると、女は同会で経理担当をしていた昨年9月、同会の会長名義の定期預金口座を解約し、自分で使う目的で200万円を引き出して横領した疑いがある。 女は容疑を認め、動機については、SNSで知り合った外国人に勧められた暗号資産投資だったと主張。「損失補塡(ほてん)のためにやりました」と供述しているという。 東京都学校保健会は都内の幼稚園や学校の保健教育について支援や研修をする団体。担当者は朝日新聞の取材に「捜査の状況を見守っている」と答えた。(遠藤美波) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
銀座「花売り娘」の最後の一人の自伝が本に 名物クラブママら交流も
森下香枝2023年5月26日 17時00分 終戦直後の混乱期に東京の街角に立って花を売った少女たちを歌い、ヒットした「東京の花売娘」。約70年前から銀座の街角で花束を売り、その最後の一人としていまも商売を続ける木村義恵(よしえ)さん(81)の自伝が、本になった。 出版のきっかけは、昨年10月に朝日新聞が掲載した、木村さんについての記事だった。木村さんをよく知る出版社社長が読み、「銀座の花売り一筋でやってきた。本を出したい」と発案したという。 木村さんは半信半疑だったが、後日、その出版社が出した、様々な業界の「匠(たくみ)」を扱うシリーズの第1弾の本が見本として自宅に届いた。木村さんの自伝は第2弾として企画され、「12歳の時から始め、今では私が最後になってしまった『花売り娘』のこと、そして銀座の歴史を、本に残したいと思うようになった」と木村さん。 提案を受け、自伝をつづった。麻布で生まれ、浅草で育ったという生い立ち。銀座の街の歴史や、芸能人、名物クラブのママたちとの思い出などを記した。 発案した社長は今年1月に死去。ただ本は5月に「シリーズ匠は語る 銀座花売り娘 81歳、最後の一人」(小林小屋刊)として出版された。四六判で216ページ。税込み2200円。詳細は同社のホームページ(https://kobakoya.jp)で。(森下香枝) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル