土舘聡一2023年5月18日 20時30分 明治神宮外苑地区の再開発計画の環境影響評価(アセスメント)の評価書に「誤りが多数ある」と指摘された問題で、都環境影響評価審議会(柳憲一郎会長)は18日、「虚偽といえるまでの誤りはない」と結論づけた。指摘していた研究者側は「許容できない」と反発している。 指摘していたのは、文化遺産保存の専門家らでつくる日本イコモス国内委員会。評価書は、審議会の審議を経て1月に都に提出・受理されたが、日本イコモスは、外苑の代表的景観となっているイチョウ並木の調査地点が「1カ所で不十分」としたり、「記載するべき植生図がない」と指摘したりし、58項目の不備を挙げていた。 これに対し、評価書を作成した事業者側は、代表の三井不動産が、58項目のうち半数は「事実と異なる」と反論し、ほかの半数は「考え方や解釈の違い」と説明。そのうえで、「評価書の内容は正当なもの」と主張した。 審議会では、委員から、評価書作成のための樹木調査や生態系維持・復元などに関する見解について「客観的な説明が足りない」などと指摘があった。事業者側は「今後の調査報告で詳細に記載し、改善する」と説明した。 審議会は、評価書について「誤解が生じやすい表記があるが『虚偽』と呼べるまでの誤りはない。評価予測に大きな影響はない」とした。事業者に、住民らへの真摯(しんし)な対応も求めた。 審議会の結論について、日本イコモスの石川幹子理事らは18日、評価書の調査方法が事業者のマニュアルに沿っておらず、「答えが不十分」などと主張。石川理事は「イコモスとしての科学的な指摘。審議会が虚偽はなかったと、科学を否定するのは許容できない」と述べ、今後の対応を検討するとした。 18日の審議会では、今は「検討」とされている秩父宮ラグビー場付近のイチョウ19本の移植について、事業者側が、「2027年ごろまでに可否を示す」と回答。聖徳記念絵画館前のイチョウ並木の活力度調査については「6月から工事完了まで毎年実施して報告する」とした。また、神宮球場北側にある建国記念文庫の森の保全については、樹木の移植計画を33年9月ごろに示し、移植後の整備状況について36年12月ごろに報告するとした。(土舘聡一) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Japon : ville hôte du G7, Hiroshima veut faire entendre ses appels à la paix et à l’abolition des armes nucléaires
Au musée du mémorial de la paix, à Hiroshima (Japon), le 15 mai 2023. RICHARD A. BROOKS / AFP Le premier ministre japonais, Fumio Kishida, a choisi Hiroshima pour accueillir le sommet du G7 car elle est sa ville natale. Mais le grand port du sud-ouest est surtout la première […]
馳浩知事が問題視した映画「裸のムラ」 「見たい」と上映増える
山田健悟2023年5月18日 17時00分 地方テレビ局の石川テレビ(金沢市、フジテレビ系列)が制作し、昨年10月から公開されたドキュメンタリー映画「裸のムラ」のアンコール上映が各地で増えている。肖像権をめぐり、石川県の馳浩知事が映画を問題視したことで再注目される格好となった。 「裸のムラ」は、昨年3月に行われた石川県知事選をメインの舞台に、谷本正憲前知事や馳知事、森喜朗氏を取り巻く人々の「忖度(そんたく)」や男尊女卑の空気感をとらえようとした映画。同10月8日、東京の「ポレポレ東中野」と金沢市の「シネモンド」を皮切りに、今年3月までに計39館で上映された。 一方、映画をめぐり、馳知事が自身や県職員の映像が使用されていたことに、「肖像権の取り扱いについて、倫理的に納得できていない」と今年1月の定例会見で突如批判を始めた。馳知事は、石川テレビの社長が定例会見に出席して議論することを求め、応じなければ定例会見を開かない考えを示した。実際にその理由で3月の定例会見を開かず、以降も開いておらず、議論を呼んでいる。 そんな中、4月以降、東京、福井、大阪、広島の計6館で再上映や初上映が決まった。県内初上映となる福井では、福井市のミニシアター「福井メトロ劇場」で、20日から1週間上映される。石川や富山での再上映は、現時点では決まっていない。 「裸のムラ」の配給会社「東風(とうふう)」の担当者によると、ドキュメンタリー映画のアンコール上映は珍しいといい、「一連の騒動後、『見てみたい』との声を多く頂いている。可能な限り応えていきたい」と話した。(山田健悟) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新酒から香る「愉快」な日常 神亀酒造、先代から続くラベルの秘密
埼玉県蓮田市で大正時代から続く酒屋の3代目、西山昌男さん(70)の元に、今年も地元の蔵元から搾りたての生酒が届いた。 酒の名前は、毎年変わる。 今年は3種類。「愉快」という酒に目がとまった。 蔵元「神亀(しんかめ)酒造」は、醸造アルコールで増量して人工調味料で味を調えた「三倍醸造酒」が全盛だった戦後に、全量を純米酒に切り替えた酒蔵として知られる。真っ先に売ったのが西山さんで「正統派の酒を自分が支えている」と誇らしかった。 瓶を彩るラベルの文字は独特だ。ときには踊っているようで、ときには勇猛で、ときにはさみしい。「名高い書道家が書いているのだろう」。西山さんはそう思っていた。 事務所に入ってきた女性は 30年ほど前、蔵元の事務所… この記事は有料記事です。残り881文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
サミット会場上空に「謎の飛行物体」 大阪でも4年前に似た物体が…
神崎卓征2023年5月18日 17時07分 G7サミットの主会場がある広島・宇品島の上空に、“謎の飛行物体”が浮かんでいる。対岸の宇品波止場公園(広島市南区宇品海岸3丁目)からも17日昼、肉眼で球状の物体が確認できた。地元では「あれはいったい何か」「外国からのスパイ気球か」などと話題となっている。 その物体は上空約100メートルの高さに浮かんでいた。記者が望遠カメラで捉えると、白色や青色、赤色で彩られた気球だとわかった。 宇品島周辺の海上では、海上保安庁や警察の船艇が間断なく巡回し、陸上でも警察車両などがパトロールし、物々しい雰囲気となっている。そんな中、宇品波止場公園では「あれは何か」と不思議がる市民も多く、望遠レンズで撮影を試みる写真愛好家もいた。 実は、2019年のG20大阪サミットでも似た模様の気球があがっていた。警備会社セコムが運用し、同社コーポレート広報部によると、高精細カメラで周辺状況の確認をするためだったというが、「広島の気球に関することは一切答えられない」。 今回の気球は、地元広島のテレビ番組で「謎の気球」などとして取り上げられてきたが、広島県警サミット対策課は18日、取材に対し「カメラを搭載した気球で、警察が警備のためにあげている」と回答。警備用の気球であることが明らかになった。(神崎卓征) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 G7広島サミット 日本や米国など主要7か国の首脳が広島に集い、意見を交わします。G7を知れば世界がわかる。あなたの知識をクイズで腕試し![もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Japanese Baseball Hall of Fame slugger Futoshi Nakanishi dies at 90
Japanese Baseball Hall of Fame slugger Futoshi Nakanishi, who helped the storied Nishitetsu Lions win three consecutive Japan Series titles through 1958, died of heart failure at his Tokyo home, sources familiar with the matter said Thursday. He was 90. Nakanishi, whose death was confirmed on May 11, led the […]
Kodai Senga strikes out 12 during Mets’ victory over Rays
New York – Kodai Senga fanned 12 over six commanding frames of one-run ball before his New York Mets rallied late to walk off with an 8-7, 10-inning win against the Tampa Bay Rays on Wednesday. Trailing 5-2 in the bottom of the ninth, the Mets tied it on Francisco […]
引き出しの奥、母が秘めた50年超の愛 平和記念資料館が伝えること
広島で開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)の初日となる19日、G7首脳はそろって広島平和記念資料館を訪問する予定だ。資料館の礎は、1人の地質学者がつくったとされている。 その学者は、長岡省吾さん(1973年に71歳で死去)。残された資料によると、原爆投下時は県外にいたが、翌日に広島市内の勤務先に向かった。道中には折り重なった遺体が多数あった。血まみれの衣服を着た12歳くらいの女の子が焼けただれた母の背にすがり泣いている。通学の途中だったのか、中学生がかばんを握ったまま倒れていた。 疲れて神社の石灯籠(どうろう)に座った時、針で刺されたような痛みを感じる。石の表面が溶けて針のようになっていることに気がついた。「特殊な爆弾」を疑い、周囲に笑われながらも被爆の痕跡が残る石や瓦を収集し続けた。 広島市は55年、その大量の資料や被爆者の遺品を展示する資料館を開いた。長岡さんが初代館長に就いた。 遺品の寄贈などが相次ぎ、今では被爆資料は約2万2千点まで増えた。 その一つが二川幸子(ふたがわさちこ)さん(当時13)のブラウスだ。頭が良く家族の自慢だった幸子さんは原爆投下当日、学徒動員で市中心部に出て行方不明に。母親の広子さんは布団を敷いた大八車を引いて捜し歩いたが、遺骨も見つからなかった。 夫も被爆死。残された5人の子を1人で育てた広子さん。生前、幸子さんについては家族にも一言も話さずに2000年に亡くなった。 14年後。広子さんの遺品のタンスを整理した家族が、引き出しの奥から白い紙で包まれた品を見つけた。 子ども用の緑色のブラウス… Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
山あいの小さな平和記念館 被爆死した米兵が墜落した地から平和訴え
有料記事 編集委員・副島英樹2023年5月18日 14時00分 現場へ! 原爆被害に国境はない④ 被爆者の森重昭(86)が調査してきた被爆米兵12人のうち、6人が乗っていたのはB24爆撃機ロンサムレディー号だ。広島に原爆が投下される9日前の1945年7月28日、広島県呉沖で戦艦「榛名(はるな)」を攻撃中に対空砲火を浴び、山口県柳井市伊陸(いかち)の山あいに墜落した。パラシュートで脱出した乗組員らは広島の中国憲兵隊司令部に収容され、後に原爆の犠牲となる。 3月下旬。セブン―イレブン柳井伊陸店の壁面ガラスに、手作りのチラシが貼り出された。 「VILLAGE(ビレッジ) CONCERT(コンサート) 2023 おとなも子どもも音を楽しむ集い」 日時は「4月1日14時~」… この記事は有料記事です。残り1069文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
岐阜県岐南町長にセクハラ疑惑 本人が19時から会見、町も調査へ
2023年5月18日 14時15分 岐阜県岐南町の小島英雄町長(73)が町役場の複数の女性職員にセクハラをしていたとの報道を受け、町は18日、小島町長が午後7時から記者会見を開くと発表した。報道内容について自ら説明するとみられる。 また町は、傍島(そばじま)敬隆副町長をトップとする「危機管理対策本部」を設置し、事実関係を確認する方針。 18日公開の文春オンラインが報じた。小島町長が女性職員の下半身に触ったり、胸元が見えるような姿勢を取らせたりしたとする内容。 小島町長は元町議で、4回目の挑戦となった2020年10月の町長選で初当選した。次点の候補者とは4票差だった。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル