金子和史2023年5月17日 20時22分 カメルーン人の男性(60)が、難民と認めなかった国の処分の取り消しを求めた訴訟で、東京地裁(市原義孝裁判長)は17日、「迫害の恐怖を抱くような客観的事情に該当する」として、処分を取り消す判決を言い渡した。 判決によると、男性は本国の労働組合で反政府活動をしたとして、政府から逮捕状を出された。2012年に来日して難民申請したが、認められなかった。 訴訟で国側は、労働組合への参加を裏付ける証拠がなく、男性が提出した逮捕状は本物とは言えないなどと主張。だが判決は、逮捕状には具体的な事実関係の記載がないものの「真正さに疑義があるとまではいえない」と指摘。現地の新聞に逮捕状が出ていることを伝える記事もあり、「難民に該当していた」と結論づけた。 男性の代理人を務めた吉田幸一郎弁護士は「入管が労力を惜しまずにきちんと審査をすればもっと早く認められたと思う。難民認定に後ろ向きな国の姿勢が、審査結果に反映されているのではないか」と話した。(金子和史) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
女性切りつけ、殺人未遂容疑で男を逮捕 熊本県八代市
吉田啓2023年5月17日 22時32分 熊本県八代市で10日夕、女性が刃物のようなもので切りつけられた事件で、熊本県警八代署は17日、女性の知人で鹿児島県鹿屋市永小原町の自称無職、上国料(かみこくりょう)学容疑者(49)を殺人未遂容疑で逮捕し、発表した。「切りつけたことは間違いない」と容疑を認めているという。 発表によると、上国料容疑者は10日午後5時15分ごろ、八代市植柳元町の球磨川遊歩道で、鹿児島県屋久島町の知人で舞踏家の女性(45)を殺害しようと、頭部など数カ所を刃物のようなもので切りつけた疑いがある。女性は頭部など数カ所にけがを負い重傷。上国料容疑者は「なたで切りつけた。なたは捨てた」と話しているという。 14日午後には、現場から約11キロ南東の同市坂本町深水の空き家に不審な男がいるのを家主の男性が発見し、通報した。男は逃げていた。その後、付近の沢で軽ワゴン車が転落しているのが見つかり、上国料容疑者名義の車と確認されていた。 署員らが捜索を続けていたところ、17日午前6時ごろ、容疑者を容疑者宅付近で見かけたとの通報を受けた。捜査員が鹿屋市に向かい、午後5時15分ごろ、自宅で逮捕したという。 上国料容疑者は「山から徒歩でおり、バスや電車で自宅付近に帰った」と話しているという。(吉田啓) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
逮捕の少年3人、実際には顔見知りか 4人を再逮捕へ 銀座強盗事件
東京・銀座の時計店で8日に起きた強盗事件で、逃走後にマンションに侵入した容疑で逮捕された少年4人のうち3人は、事件前から面識があったとみられることが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は近く4人を強盗と建造物侵入の両容疑で再逮捕する。 捜査関係者によると再逮捕されるのは、いずれも横浜市に住む飲食店アルバイトの19歳▽職業不詳の19歳▽私立高校3年生の18歳▽無職の16歳。4人は共謀して8日午後6時18分ごろ、東京都中央区銀座8丁目の高級時計店「クォーク銀座888店」に侵入し、店員にナイフを向けるなどしてショーケースからロレックスの腕時計などを奪い取った疑いがある。精査の結果、被害品の販売総額は3億円以上という。 警視庁によると、4人は逮捕後に「お互いのことは知らない」と供述。同庁が4人の交友関係を調べたところ、アルバイトの19歳少年が主導的な立場で、別の19歳と16歳の少年とは事件前から面識があったという。同庁は、お互いの関係性に関する供述は虚偽で、口裏合わせとみている。面識があったとみられる3人と18歳少年の関係性は引き続き調べる。 レンタカー手配は4人以外が関与か 事件では逃走に白いワンボッ… この記事は有料記事です。残り299文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Cannes 2023 : voyage dans le Japon populaire de Kore-eda
Dix ans après le Prix du Jury attribué à Tel père, tel fils, cinq ans après la Palme d’or décernée à Une affaire de famille et seulement un an après sa venue pour présenter Les Bonnes Étoiles, déjà en compétition, le réalisateur japonais de 62 ans, Hirokazu Kore-eda, est de retour […]
Une agence japonaise de boys bands rattrapée par le passé de prédateur sexuel de son fondateur
Une image de Johnny Kitagawa, fondateur de l’agence japonaise de boys bands, Johnny & Associates, dite Johnny’s, à l’annonce de sa mort, à Tokyo, le 10 juillet 2019. KYODO NEWS VIA AP « Un acte désespéré pour assurer sa survie. » C’est peu dire que Ryu Takahashi, ancienne star de la J-pop passée par la puissante […]
原爆死没者名簿197冊に風通し 「おばあちゃんに会えた」職員も
長崎原爆で犠牲になった人たちの名簿を外気に当てる「風通し」が17日、長崎市の国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館であった。梅雨入りを前に、市職員らが湿気を取り除き、傷みがないか確認した。 原爆死没者名簿には、亡くなった被爆者らの名前と享年、死亡年月日が載っている。昨年8月9日、その年の7月末までの1年間で亡くなった3167人が加わり計19万2399人。名簿は計197冊となった。2018年からは、国が定める被爆地域の外にいたため被爆者健康手帳の交付が認められていない「被爆体験者」も記されている。 この日作業した市職員10人は、原爆投下時刻の午前11時2分に黙禱(もくとう)。1枚ずつページをめくって風に当てた。中には、名前が分からない犠牲者のために白紙のものもある。 参加した中田晃さん(32)は「名簿にある以上に多くの方が無念の中で亡くなっていることを実感した。一人ひとりの名前が風に当たるように丁寧に見た」と話した。自身も被爆者の祖母を持つ被爆3世という。偶然めくったページに祖母の名前を見つけたといい、「毎年お参りしているが、ここでもおばあちゃんに会えるんだなと感慨深かった」と話した。 もう一つの被爆地広島でも、原爆死没者名簿の風通しが24日に行われる。(寺島笑花) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
日本PTA全国大会の登壇者巡り波紋 有志らが経緯の説明求める
高嶋将之2023年5月17日 21時57分 日本PTA全国協議会(日P)が今夏に広島県内で開く全国研究大会の記念講演の登壇者をめぐり、PTA会員と元会員の有志が17日、登壇者が決まった経緯や理由などについて問う公開質問状を主催者側に送った。来月17日までの回答を求めている。 質問状では、登壇予定となっている人工知能研究者の黒川伊保子さんについて「『男性脳・女性脳』といった言葉を強調した言論活動をしてきた」と指摘、「男女の性差を殊更に強調する論法であり、ジェンダー平等や男女共同参画社会、性の多様性を認める社会の推進に反するものではないかという疑問がある」などとした。その上で、黒川さんの講演が決まった経緯や理由について回答を求め、「再検討の必要がある」としている。 男女の行動や思考の違いは脳の性差によるとする考えは「ニューロセクシズム」と呼ばれ、批判がある。黒川さんの講演を知った、PTA会員で教育学者の西郷南海子さんらが他の会員と連携し、質問状を提出することになったという。 17日にオンラインで記者会見した、PTA会員の太田啓子弁護士は「ジェンダーバイアスを崩していかなければならない時代に日Pがこういった講演をするのは許しがたい」と話した。 日Pは取材に、「今後、役員会で相談し対応してまいります」とコメントした。(高嶋将之) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
スーパーのサラダにカエル混入か セブンが主要取引先の総菜メーカー
長野県松本市の総菜メーカー「デイリーはやしや」は16日、同社が製造したサラダを上田市のスーパーで買った客から「カエルが混入していた」との連絡が11日にあったと、自社のホームページで公表した。松本市保健所は同日、異物混入の可能性があるとみて、同社の工場に食品衛生法に基づく監視指導をした。 同社によると、この商品は10日未明に製造された「緑黄色野菜がとれるパリパリ麺のサラダ」。このスーパーに8食分を納めたが、手つかずで回収できたのは3食分だったという。保健所によると、ほかに苦情は寄せられていない。 同社はセブン―イレブン・ジャパン(東京)を主要取引先とする総菜メーカーで、「消費者の皆さまにご迷惑とご心配をおかけしたことをおわびしたい。事態を重く受け止め、再発防止策を講じる」としている。(佐藤仁彦) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪・河内のかわいいアイガモ ヒナたちの行く先はどこ?出荷最盛期
「アイガモ農法」に使われるアイガモのヒナの出荷が、最盛期を迎えている。河内鴨(かわちがも)を生産するツムラ本店(大阪府松原市)では、孵化(ふか)して間もない体長10~15センチのヒナが元気よく走り回ったり、プールで泳いだりしていた。 アイガモは水田で雑草や害虫を食べ、フンが肥料になるため、米の無農薬栽培に役立つという。6月末までに約3千羽が全国各地の米農家に出荷される。 6代目の津村大介さん(32)は「近年のオーガニック意識の高まりを追い風にして、農家さんにはアイガモ農法で甘みがあっておいしい米作りに挑戦してほしい」と話す。(筋野健太) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 #KANSAI 近畿の魅力を再発見する新企画。社会・経済から文化・スポーツまで、地元愛あふれるコンテンツをお届けします。[もっと見る] Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
SOGIハラ「自分が完全に否定された」 原告が思い訴え、札幌地裁
石垣明真2023年5月17日 19時30分 同性カップルに対して、異性間の内縁関係も対象となる扶養手当などを支給しなかったのは憲法が保障する「法の下の平等」に反するとして、元北海道職員の佐々木カヲルさん(53)が道と地方職員共済組合に損害賠償を求めた訴訟で、佐々木さんに対する本人尋問が17日、札幌地裁(右田晃一裁判長)であった。佐々木さんは「公の機関である職場で、自分の意思では変えられない性的指向を理由に、差別をされた」と訴えた。 佐々木さんは自らの性を「男ではなく女ともいえない」と自認し、女性パートナーと生活する。訴状などによると、道職員だった2018~19年、道に寒冷地手当の増額と扶養手当を申請し、地方職員共済組合には扶養認定を届け出たが、いずれも却下された。 佐々木さんは法廷で、「2人は愛情と信頼に基づく真摯(しんし)な関係である」とする契約書をパートナーと交わし、婚姻の意思をもって共同生活をしてきたと説明。結婚指輪をはめた左手を裁判官に掲げ、「これからもずっと、死ぬまでパートナーと一緒にいたいという気持ちで購入した」と述べた。パートナーとの関係を認められなかったことで、「自分が完全に否定された気持ちになり、仕事に行けなくなってしまった」と訴えた。 訴訟は結審し、判決は9月11日に言い渡される予定。 佐々木さんは「性的指向(Sexual Orientation)」と「性自認(Gender Identity)」の頭文字をとった「SOGI(ソジ)」を用いて、「SOGIハラ(ハラスメント=嫌がらせ)訴訟」と呼んでいる。 佐々木さんは裁判後の集会で、「私たちのことを理解してもらえなくてもいい。けど、差別は解消してほしい」と話した。(石垣明真) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル