長野県中野市で起きた立てこもり殺人事件で逮捕された青木政憲容疑者(31)は、駆けつけた警察官に銃を発砲して殺害した疑いがあります。青木容疑者は、県公安委員会から散弾銃や空気銃など4丁を所持することを認められていました。銃の所持はどう規制されているのでしょうか。 Q 猟銃や空気銃を持つにはどんな手続きが必要なの? A 手続きは銃刀法に定められている。自分が住む地域の都道府県公安委員会に、1丁ごとに申請が必要だ。銃の取り扱いを学ぶ講習を受けたり、実際に銃を撃つ教習を受けたりして許可がもらえる。精神科医らによる診断書の提出が必要で、持つ理由も狩猟や有害鳥獣の駆除、クレー射撃などの「標的射撃」に限定される。許可を受けた猟銃や空気銃の数は昨年末時点で計17万4133丁ある。 Q 所持を認められたら、ずっと持ち続けられるの? A 技能講習を受け、3年ご… この記事は有料記事です。残り583文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
刑法改正案が衆院通過 不同意性交罪の新設など、性犯罪規定を見直し
強制性交罪と準強制性交罪を統合し、名称を「不同意性交罪」に改めるなど性犯罪の規定を見直す刑法などの改正案が30日、衆院本会議で全会一致で可決され、衆院を通過した。法案は参院に送られる。 現行の強制性交罪は、被害者の抵抗が「著しく困難」でないと成立しないと解釈され、基準のあいまいさから無罪判決が相次いだ。不同意性交罪では「暴行・脅迫」「恐怖・驚愕(きょうがく)」「地位利用」など、性犯罪の原因となる加害者の行為や被害者の状態を具体的に示した。 公訴時効は、不同意性交罪は10年から15年、不同意わいせつ罪は7年から12年に延長する。18歳未満で被害を受けた場合は、被害を認識できるまでに時間を要するケースを考慮し、18歳になるまでの年月を加算して時効をさらに遅らせる。 また、改正案では性的行為に… この記事は有料記事です。残り131文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
建築会社員に「穴掘って埋めるぞ」 脅迫容疑で住吉会系組幹部を逮捕
2023年5月30日 11時48分 工事に関連して建築会社員の男性を脅したとして、警視庁は30日、指定暴力団住吉会系組幹部の男(64)=埼玉県戸田市=を脅迫などの疑いで逮捕した。捜査関係者への取材でわかった。 捜査関係者などによると、男は他の人物と共謀し、2020年12月、自宅で東京都内の建築会社員の男性に「工事を早くしろ。早く終わらせねえとぶっ殺してそこの庭に穴掘って埋めるぞ」などと言い、脅迫した疑いがある。 男は、この建築会社が、東証プライム上場の住宅販売会社の子会社から受注した工事に関連して脅した可能性があるといい、同庁は経緯を調べている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
警察署の玄関ガラス破壊した疑い 少年3人逮捕「仲間逮捕の仕返し」
大山稜2023年5月30日 12時15分 警視庁昭島署で今年3月、打ち上げ花火が打ち込まれるなどした事件で、同庁は18~19歳の少年3人を建造物損壊と威力業務妨害の両容疑で逮捕し、30日発表した。同庁は、3人が仲間を逮捕された仕返しとして署を狙ったとみている。 少年事件課によると、3人は共謀して3月30日午後11時50分ごろ、東京都昭島市上川原町1丁目の昭島署の玄関前で、消火器の消火剤を噴射し、複数回打ち上げ花火を発射。消火器を投げつけ、玄関扉の強化ガラス1枚(約27万円相当)を破壊し、業務を妨害した疑いがある。 19歳と18歳の少年2人は、「仲間が逮捕された仕返しをした」と容疑を認め、別の18歳の少年は「知らない」と否認しているという。 事件の約4時間前、少年らの仲間2人が、職務質問を拒んで警察官に体当たりしたなどとする公務執行妨害容疑で同庁に現行犯逮捕されていた。 事件当時、署内には警察官のほか一般の来訪者もいたが、けが人はいなかった。3人は車で逃走し、同庁は防犯カメラ映像などから捜査していた。(大山稜) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
生活保護の減額訴訟 11件目の取り消し判決 静岡地裁
本間久志2023年5月30日 13時42分 国が生活保護の基準額を2013~15年に引き下げたのは厚生労働相の裁量を逸脱し、生存権を保障した憲法25条に違反するとして、静岡県の受給者6人が浜松市などを相手取り、減額決定の取り消しを求めた訴訟の判決が30日、静岡地裁であった。菊池絵理裁判長は減額決定を取り消した。 原告弁護団によると、同種訴訟は全国29地裁で起こされ、地裁判決は21件目。うち減額決定を取り消したのは11件、請求を棄却したのは10件になった。 基準額の見直しは5年に一度ある。国は13~15年、生活保護費のうち、食費など生活費にあたる「生活扶助」の基準額を、物価下落などを理由に段階的に引き下げた。3年間で平均6・5%、最大で10%、総額670億円を削減した。 原告側は、引き下げについて「専門的知見に基づく適切な分析を怠った」「統計などの客観的数値との合理性を欠く」とし、裁量権の逸脱にあたると訴えた。一方、被告側は、厚労相には政策的な見地から幅広い裁量権が認められており、物価下落率の算定方法も合理的だとし、請求を退けるよう求めていた。(本間久志) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
大阪・吹田で住宅火災、93歳男性死亡 娘「父が火をつけた」と通報
2023年5月30日 8時45分 30日午前2時5分ごろ、大阪府吹田市岸部南2丁目の男性(93)方で、「父が火をつけた」と男性の娘から110番通報があった。府警によると、男性の住む木造2階建ての住宅が焼け、男性は搬送先の病院で死亡が確認された。 吹田署によると、男性は息子(65)と娘(54)の3人暮らしで、男性のいた1階部分の焼け方が激しかった。2階にいた息子と娘ものどにやけどを負ったおそれがあり、病院に運ばれた。意識はあるという。 現場はJR京都線の岸辺駅から南西に約250メートルの住宅密集地。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
葛飾区でも校庭から釘、小中20校から350本 金属探知機で調査へ
2023年5月30日 8時50分 東京都杉並区の区立小学校の校庭で、転んだ児童が地面に露出していた釘で大けがをした問題を受け、葛飾区は29日、区立の幼稚園、小学校、中学校、特別支援学校計73校の点検結果を発表した。小中学校20校の校庭で計350本の釘や金属製の杭が見つかった。 区によると、教職員らが目視で調べたところ、小学校18校で336本、中学校2校で14本の釘や杭が見つかり、すべて取り除いた。区教委では今後、まだ地中に埋まっているものが残っている可能性があるとして、金属探知機で調べるという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
旅行者のキャリーバッグ盗んだ疑いで逮捕 紛失防止の発信器で特定
渡辺杏果2023年5月30日 10時30分 名古屋鉄道の特急車内で旅行者のキャリーバッグを盗んだとして、豊川署は29日、愛知県豊川市の男(50)を窃盗の疑いで逮捕し、発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。 署によると、男は5月14日午後2時50分~同3時20分ごろ、名鉄名古屋から中部空港行きの特急「ミュースカイ」の車内で、旅行で来日していた台湾人女性(53)のキャリーバッグや着物など計8点(計約8万6千円相当)を盗んだ疑いがある。 キャリーバッグの中には紛失防止の発信器があり、所在地の表示は豊川市内だった。女性の知人が豊川署に連絡し、男の自宅から女性のキャリーバッグが発見されたという。 自宅からは、ほかにも複数のキャリーバッグを発見。男がキャリーバッグを狙って数十件盗んだ、という趣旨の供述をしており、県警は関連を調べる。(渡辺杏果) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
銃撃後、さらに警察官を襲撃 パトカーのドラレコに記録 長野の事件
長野県中野市で警察官2人を含む4人が殺害された事件で、青木政憲容疑者(31)=殺人容疑で逮捕=が警察官を銃撃した後も執拗(しつよう)に攻撃を加える様子が、乗車していたパトカーのドライブレコーダーに記録されていた。捜査関係者への取材でわかった。県警は、青木容疑者の関与を裏付けるものとして重視して解析を進めている。 捜査関係者によると、運転席には池内卓夫巡査部長(61)が、助手席には玉井良樹警部補(46)が座っていた。 25日午後4時37分のドライブレコーダーの記録では、青木容疑者はパトカーの運転席側に立ち、所持していた銃で窓の外から2発を発射。その後、パトカーの後ろ側から助手席側に回り込み、ドアを開けて外に避難しようとする玉井警部補を刃物で刺したとみられる。 運転手の池内巡査部長が負傷し、制御されなくなったパトカーはそのまま前進し、前方の建物に衝突。池内巡査部長がハンドルにもたれかかったことでクラクションが鳴りっぱなしの状態で停止した。玉井警部補は車外で倒れた状態で見つかったという。 ほぼ即死状態 2人とも即死に近い状態だっ… この記事は有料記事です。残り213文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
散歩中に犠牲の女性2人 知人が代わって伝えたい事 長野立てこもり
有料記事 福岡龍一郎 三井新2023年5月30日 6時00分 長野県中野市で4人が殺害され、男が自宅に立てこもった事件では、近くに住む村上幸枝さん(66)と竹内靖子さん(70)が犠牲になった。2人で日課としていた散歩中に事件に遭ったとみられる。仲良く歩く姿を見てきた地元の人たちは悲しみに暮れている。 村上さんの告別式が開かれた29日、村上さんを知る女性4人が、村上さんが倒れていた畑を訪れ、花を供えた。村上さんと地域の活動を30年以上ともにしてきた60代の女性は、「痛かっただろうな、怖かっただろうな」と心の中で村上さんに声をかけながら祈ったという。 近所の人たちによると、村上さんと竹内さんは職場の元同僚。夕方、事件が起きたのと同じ時間帯に、現場の近くを散歩していた。耳が遠い相手を気遣って大きな声で話しかけるなど、仲むつまじい様子だったという。 竹内さんが通っていた市民講座で陶芸を教えていた布施綾子さん(70)は、「とても明るくて、さっぱりとした性格の方でした」と竹内さんの人柄をしのんだ。 印象に残っていることがある。 グループで話しているとき… この記事は有料記事です。残り945文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル