宮城県の蔵王山麓(さんろく)の森の中。イノシシが掘り返し、芝がはがれ、存続が危ぶまれた「伝説」のラグビー場がある。かつて大学生たちが力を合わせてつくったこの場所を、なんとかよみがえらせようと駆け回る人たちがいる。 話は半世紀以上も前にさかのぼる。 同県蔵王町にグラウンドが完成したのは、1971年のことだ。 作ったのは東京都内のラグビーチーム「くるみクラブ」。中央大学講師だった桑原寛樹さんの体育授業でラグビーを経験した学生らが、65年に結成したチームだ。上意下達を排し、自由と自治を重んじる桑原さんの型破りな指導の下、他大学も含む多くの若者が集い、強豪に育った。 自前のクラブハウスとグラウンドを持ちたいと選んだのが、蔵王の地。森林組合から土地を借り、合宿所建設などは学生が担い、資金はアルバイトや寄付でまかなった。最盛期は200人ほどが所属。春夏と蔵王合宿を重ね、夜はキャンプファイアを囲み、地元との交流も生まれた。 だが、時は移ろう… この記事は有料記事です。残り742文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
遺体を放置した疑いできょうだい逮捕 遺体は父親か、「葬式代なく」
遠藤美波2023年5月12日 16時16分 父親とみられる男性の遺体を放置したとして、警視庁は、東京都足立区に住む無職の女(51)と、女の弟で職業不詳の男(49)を死体遺棄の疑いで逮捕し、12日発表した。 西新井署によると、2人は3月下旬から5月11日までの間、80代くらいの男性の遺体を自宅の居室に放置した疑いがある。2人は父親と3人暮らしで、署は、遺体は父親とみている。 家賃が3カ月分滞納され、管理会社が11日に2人の男性宅を訪れたところ応答がなく、110番通報した。警察官と一緒に合鍵で自宅に入ると、逮捕された2人がおり、奥の部屋から布団で寝た状態の遺体が見つかったという。 署の調べに対し、女は「葬儀代を工面できず、父の年金で生活していたことを考えると通報できなかった」、男は「大型連休前後に臭いがきつくなったが、姉が何も言わないので遺体を放置した認識はなかった」などと供述。署が遺体の身元や死亡時期、年金の受給状況などを調べている。(遠藤美波) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
クレーン付きトラックが架線切断 名鉄西尾線と蒲郡線で運転見合わせ
2023年5月12日 16時18分 12日午後2時15分ごろ、愛知県西尾市須脇町の名鉄西尾線の福地駅近くで、クレーン付きトラックが踏切内を走行中に架線を切断した。 名古屋鉄道などによると、切断の影響で、西尾線の吉良吉田駅~新安城駅間と蒲郡線の蒲郡駅~吉良吉田駅間が運転を見合わせている。けが人はいないという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
非公表の人事情報、外部の173件にメール 国交省の現役職員から
有料記事 高島曜介 笹山大志 東郷隆2023年5月12日 12時06分 国土交通省OBによる民間企業への人事介入問題に関連し、国交省は12日、一般には公表されていない省内の人事情報が、現役職員から省外のメールアドレス173件に送られていたと明らかにした。現役職員から、民間企業に天下ったOBに人事情報が送られていたとの指摘を踏まえ、国交省が確認した。 12日の衆院国交委員会で、立憲民主の城井崇議員らの質問に斉藤鉄夫国交相が答えた。斉藤氏は「いまだ公表されていない異動に関する情報が外部に共有されていたことは大変遺憾で、事務方に厳しく注意した」と語った。 一連の問題では、東証プライム上場の「空港施設」(東京都)の副社長だった国交省OBに2021~22年、国交省の現役職員から人事に関する情報がメールで3回にわたって送られていたと、同社の検証委員会が指摘していた。 国家公務員法は、再就職を目的に職員が企業側に職員の情報を提供することを禁じている。斉藤氏はメール送信を確認したとしたうえで「内示情報について職員有志が取りまとめ、関係者に慣習的に広く共有されていた」「直ちに違反に当たるものではないと考えている」などと説明した。 国交省がこの日、国会議員に示した資料によると、21年6月29日にOBに「BCC」で送られたメールは、職員の入省年次や経歴が整理された「線引き」と呼ばれる情報が添えられていた。当時のメールは残っていなかったが、今年4月に同様に現役職員から一斉送信されたメールの宛先は計1058件で、うち173件は外部のアドレスだったという。 空港施設社の国交省OBに送… この記事は有料記事です。残り367文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
住宅でコカイン製造容疑 手回し洗濯機押収 麻薬カルテル周辺者逮捕
2023年5月12日 12時27分 販売目的にコカインを作ったとして、警視庁はいずれもペルー国籍で24~71歳の男女5人を麻薬取締法違反(営利目的製造)容疑で逮捕し、12日発表した。認否を明らかにしていない。 薬物銃器対策課によると、5人は共謀して昨年10月27日、滋賀県栗東市にある集合住宅の1室でコカイン約847グラム(末端価格約2千万円)を営利目的で製造した疑いがある。国内で売るために、5人は材料調達役や製造役など役割分担していたという。 同課は、逮捕された5人のうち、会社役員の男(48)はメキシコの麻薬カルテルの周辺者とみている。この男を捜査する過程で今回の部屋が浮上したという。 部屋からはコカイン製造に使う塩酸などの薬品や粉砕器、手回し洗濯機など約200点を押収した。警視庁がコカインの製造で検挙するのは31年ぶりという。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ぷよぷよまんじゅう、21年ぶり復活 笑顔を育む「連鎖」なるか
武井三聡子2023年5月12日 13時00分 連鎖が心地よいゲーム「ぷよぷよ」をかたどった饅頭(まんじゅう)が帰ってきた。広島市の和菓子会社「平安堂梅坪」が発売。今後、ネットでも販売する。 「ぷよぷよ」は広島市にあったゲーム会社が考案し、饅頭も発売したが、同社はその後経営破綻(はたん)。元社員らが21年ぶりの饅頭復活を企画した。 饅頭の表情は喜怒哀楽の4種類。関係者は「世界中の老若男女がゲームを楽しみ、饅頭で笑顔を育む『連鎖』ができればうれしい」。 「ぷよぷよ」の知的財産権は現在、ゲーム大手の「セガ」がもっている。(武井三聡子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
World Baseball Classic documentary headed to theaters in Japan
A documentary film about Japan’s 2023 World Baseball Classic victory will be shown at theaters around the country for three weeks from June 2, NPB Enterprise Inc. said Thursday. “I hope fans will watch the behind-the-scenes of our run to the title, and this movie will serve as one page […]
Lions infielder Hotaka Yamakawa accused of sexual assault
Three-time Pacific League home run champion Hotaka Yamakawa is being investigated over an allegation of sexual assault, Tokyo police revealed Thursday, following a report published in Bunshun Online. The 31-year-old pro baseball star allegedly assaulted a female companion in her 20s at a Tokyo hotel. Asked about the report at […]
「マイナカード申請で5万円」 市役所に誘い出し、その間に空き巣か
内海日和2023年5月12日 9時24分 【香川】高松市で4月、市職員を装う人物が「マイナンバーカードを申請すると5万円がもらえます」と電話をかけて市民を市役所に誘い出し、そのすきに空き巣に入られる被害があった。高松北署が窃盗未遂などの容疑で男2人を逮捕し、関連を調べている。市や県警は、マイナカードの申請を悪用した新手の犯罪手口の可能性があるとして、注意を呼びかけている。 市によると、4月7日、ある市民のもとに市職員を名乗る人物から電話があり、「今、マイナンバーカードを申請すると5万円がもらえます」と伝えられた。市民はそれを信じて市役所へ出向きカードを申請。帰宅したところ空き巣に入られていたという。 高松北署は10日、4月7日の日中に高松市内の88歳の男性宅に侵入して盗みをしようとしたとして、高松市木太町の会社員の男(21)と同市藤塚町2丁目の建築業の男(63)を住居侵入と窃盗未遂容疑で逮捕した。会社員の男は容疑を認め、建築業の男は「全く身に覚えはない」と否認しているという。署は、マイナカードの申請を名目に市民を市役所に誘い出した電話との関わりも捜査する方針だ。 市によると、マイナンバーカードについて市職員が市民に電話をかけるのは、カード未受領期間が長い場合や、申請書類の不備があった場合などに限られる。市民課の担当者は「カードの申請を促す電話を個別にすることは絶対にない」と話し、不審な電話があれば、最寄りの警察署に相談するように呼びかけている。(内海日和) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
スケボーしてサウナで整おう 五輪スケボー会場、にぎわい施設に変身
一昨年の東京五輪・パラリンピックで日本勢のメダルラッシュに沸いたスケートボード競技や自転車BMX競技の舞台が、サウナや飲食店を併設した複合施設に生まれ変わる。元々は大会後に解体される予定だったが、日本選手が活躍したことなどから、東京都が方針を転換。民間と再整備し、2024年10月の全面開業をめざす。ただ、開業後10年で解体する予定という。 会場は江東区の「有明アーバンスポーツパーク」。大会組織委員会が、東京ドーム2個分にあたる都有地約9万7千平方メートルを借り受け、約37億円かけて整備。東京五輪で初採用されたスケボーと自転車BMXの会場となった。大会後、BMX会場は解体され、スケボー会場が残されていた。 都は昨年、パークを二つのエリアに分け整備する計画を公表。まず、五輪で採用された競技を楽しむ「大会レガシーゾーン」に、スケボー場、3人制バスケットボールのコート、ボルダリング施設を設け、隣に、地域のにぎわい創出を目的とする「多目的ゾーン」をつくるとした。 レガシーゾーンは都が約7億… この記事は有料記事です。残り737文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル