伊藤隆太郎 吉本美奈子2023年5月29日 18時30分 福岡管区気象台は29日、九州北部と山口県が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より6日早く、昨年より13日早い。今後1週間は前線が停滞し、曇りや雨の日が多くなる見通し。 福岡市東区の筥崎宮では29日、咲き始めたアジサイを楽しむ人たちの姿が見られた。本殿奥の「あじさい苑」には約100品種、3500株のアジサイが植えられている。 6月1日から始まる「あじさいまつり」を前にしたプレオープン期間だが、日曜は好天に恵まれて200人以上が訪れたという。まつりの期間中、アジサイやユリの花をモチーフにした御朱印も登場する。1日からの入苑料は300円、午前9時半から開苑し、最終入場は午後4時半。30日まで。 29日は四国、中国、近畿、東海の各地方も梅雨入りしたが、九州南部はまだ入っていない。 九州北部は昨年、過去最短の17日間で梅雨明けした。気象台は今夏、7月と8月は平年より高温傾向になると予測しており、早めの熱中症対策を呼びかけている。(伊藤隆太郎、吉本美奈子) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
「ポイ捨て」で街から流出する海洋ごみ 札幌でごみ拾いチャレンジ
古畑航希2023年5月29日 19時00分 街から流出する海洋ごみの削減をアピールするイベント「ごみ拾いチャレンジ2023」が28日、札幌市中央区で行われ、約70人の参加者が35リットルで160袋分のゴミを集めた。 日本財団が全国展開する「CHANGE FOR THE BLUE」プロジェクトの一環で、北海道海洋文化フォーラムとNPO法人ポロクルが主催し、今年で3回目となる。 シェアサイクルで知られるポロクルは、環境の保全も事業目的に掲げる。車体広告で縁のある朝日新聞デジタルのキャラクター「デジモ」も参加。ポロクルの自転車でごみ拾いに向かう人もいた。 プロジェクト事務局によると、海岸に打ち上げられたり、海を漂ったりしている海洋ごみの8割は、街から流出しているという。昨年に続き夫婦で参加した川本亮さん(58)は、過去に海岸のごみ拾いも経験。「ポイ捨てしたごみが、その後どうなるのか。知る機会が増えて欲しい」と話していた。(古畑航希) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ダイヤモンド・プリンセス号運航会社の整理解雇「有効」 東京地裁
新型コロナウイルスの集団感染が起きた大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の運航会社の日本法人から解雇された元従業員の男性が、解雇は無効だと訴えた訴訟の判決が29日、東京地裁(伊藤由紀子裁判長)であった。判決は「人員削減をする高度の必要性があった」などとして解雇は有効と認め、訴えを退けた。 判決によると、2020年2月にダイヤモンド・プリンセス号で集団感染が発生。3月以降、米国など各国で、クルーズ船の運航を停止する措置がとられた。 6月、同社はコロナ禍による業績悪化を受けて従業員22人に退職を勧奨し、応じなかった原告男性ら7人を解雇した。 訴訟で原告側は、雇用調整助成金など国の支援策を使って解雇を避ける努力をしなかった、と主張した。だが判決は、「ダイヤモンド・プリンセス号は日本における新型コロナ集団感染の端緒となっていて、信頼回復には時間を要することが見込まれた」などとし、解雇時点で1年程度は売り上げが得られない蓋然(がいぜん)性が高かった、と認定。経費削減など、解雇を避けるための努力をし、解雇対象者の選び方の妥当性も認められるとして、経営上の理由による「整理解雇」が許される要件を満たしていたと結論づけた。 男性は、他の元従業員2人とともに20年8月に提訴。他の2人は昨年12月、会社側と和解した。(田中恭太) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
Red-hot Tigers riding wave of momentum into interleague season
There is still a certain novelty to interleague baseball in Japan. Unlike in MLB, where there are almost daily matchups between American and National League teams under the current format, regular-season contests between Central and Pacific League clubs in NPB happen during a fixed period on the calendar. The rarity […]
長野立てこもり事件、4人はいずれも失血死 県警が発表
2023年5月29日 14時14分 長野県中野市で起きた立てこもり事件で、県警は29日、死亡した警察官2人を含む男女4人の死因はいずれも失血死と発表した。 県警によると、死亡したのは、村上幸枝さん(66)▽竹内靖子さん(70)▽県警中野署の池内卓夫巡査部長(61)▽同玉井良樹警部補(46)。 事件では、このうち池内巡査部長を殺害した疑いで、農業の青木政憲容疑者(31)が殺人容疑で逮捕されている。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
ALS患者への嘱託殺人事件 元医師が初公判で起訴内容を否認
京都市で2019年、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者(当時51)に依頼され、薬物を投与して殺害したとして、嘱託殺人罪などに問われた元医師の山本直樹被告(45)=医師免許取り消し=の初公判が29日、京都地裁で始まった。山本被告は「女性の自宅にいたことは間違いないが、共謀もしていないし、実行もしていません」と起訴内容を否認した。弁護側は無罪を主張した上で、「何らかの罪が成立するとしても幇助(ほうじょ)にとどまる」と述べた。 山本被告の起訴内容は、知人の医師の大久保愉一(よしかず)被告(45)=嘱託殺人罪などで起訴=と共謀し、19年11月、女性が暮らす京都市中京区のマンションを訪問。女性から殺害を依頼され、チューブで胃に栄養を直接送る「胃ろう」から薬物を注入し、急性薬物中毒で死なせたというもの。 ALSは、筋力が衰えて体が徐々に動かなくなっていく難病。女性は「安楽死」を望んでいたとされるが、両被告は主治医ではなかった。 検察側は冒頭陳述で、大久保被告がSNSを通じて女性と知り合い、「安楽死ができる」と伝えたと説明。その後、両被告で相談し、女性宅を訪れて犯行に及ぶことを決めたと主張した。事件当日、大久保被告が女性に薬物を投与する際、山本被告は見張り役を担ったとも述べた。 一方、弁護側は冒頭陳述で、山本被告が事前に、大久保被告から計画の内容を聞かされていなかったと反論。女性と大久保被告とのやり取りにも一切関わっていないと訴え、「山本被告は無罪だ」と主張した。 山本被告は19年、九州に住む難病患者の20代女性について、英文の診断書2通を偽造したとする有印公文書偽造罪にも問われており、この日の初公判で「署名はしたが、それが犯罪になるのか分かりません」と述べ、起訴内容を否認した。 京都の女性に対する嘱託殺人事件の捜査過程では、山本被告の父(当時77)の殺害事件が浮上。山本被告は殺人罪に問われ、今年2月、京都地裁で懲役13年の判決を受けて控訴している。 大久保被告も二つの事件などで起訴されたが、公判日程は決まっていない。(光墨祥吾) 嘱託殺人事件をめぐる経緯 2019年 11月30日 京都市中京区のマンションで筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者の容体が急変し、搬送先の病院で死亡 2020年 7月23日 ALSの女性患者から依頼を受けて殺害したとして、京都府警が大久保愉一被告、山本直樹被告を嘱託殺人容疑で逮捕 2021年 5月12日 山本被告の父を殺害した容疑で、大久保被告、山本被告、山本被告の母・淳子被告の3人を逮捕 12月24日 厚生労働省が山本被告の医師免許を取り消したと発表 2023年 1月12日 父殺害事件の初公判で、山本被告が起訴内容を否認 2月7日 父殺害事件で、京都地裁が山本被告に懲役13年の判決。その後、被告は控訴 5月29日 嘱託殺人事件で、山本被告の初公判 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
高円宮妃久子さま、フィンランドで鳥の写真展 英国も訪問へ
2023年5月29日 15時41分 宮内庁は29日、高円宮妃久子さまが来月19~27日の日程でフィンランドと英国を訪問すると発表した。宮内庁によると、フィンランド国立公文書館ミッケリ支部で開催される「高円宮妃殿下が御撮影になった鳥写真の展示会」の開会式と、久子さまが名誉総裁を務める国際環境NGO「バードライフ・インターナショナル」の英国での100周年記念祝賀会に出席するための訪問になる。 久子さまは昨年9月に英国訪問が予定されていたが、エリザベス女王の訃報(ふほう)を受け、延期していた。 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
サメの絶滅危惧種シロワニの赤ちゃん誕生 大洗水族館が再び繁殖成功
アクアワールド茨城県大洗水族館(大洗町)が、サメの絶滅危惧種シロワニの繁殖に再び成功した。国内の成功例は2例のみで、いずれも同水族館。繁殖の技術やデータを積み重ねて、野生生物の保全につなげられると期待されている。 シロワニは太平洋や大西洋、インド洋などの温帯域や熱帯域の海にすむサメで、成長すると体長3メートル余りになる。国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは、野生で極度に高い絶滅のリスクに直面している「深刻な危機」(CR)に指定されている。 シロワニの赤ちゃんは5月7日に生まれた。誕生時の体長は約92センチ、体重約5・1キロ。メスだという。母親の妊娠が判明したのは、昨年10月のことだった。わずかな腹部のふくらみが観察され、その後、ごくかすかな胎動を確認したという。 同水族館によると、野生のシロワニの繁殖生態については不明な点が多く、飼育下での繁殖成功例は世界的にも少ない。 「姉妹」でお披露目したい 同水族館は2021年6月に… この記事は有料記事です。残り653文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
南野陽子さんら、小学生と田植え「去年よりは上手に」 米作りで交流
地域ぐるみで水田を守っている京都府舞鶴市の室牛(むろじ)地区で、音楽プロデューサーの宗本康兵さん(39)や歌手・俳優の南野陽子さん(55)らが住民と一緒に田植えをした。市内の小学生らも参加し、初夏の日差しを浴びながら田んぼの中で交流を深めた。 「横一列で。遅いぞ!」 「はいっ」 「さあ、頑張れ!」 「はいっ」 地域の人のかけ声と、苗を手で植える参加者の返事が里山に響いた。 室牛地区は現在、小学1年生から80代までの7世帯計16人が暮らしている。過疎化が進む中、担い手がいなくなった水田は住民でつくる営農組合が守り続けており、計約4・7ヘクタールの地区の水田に耕作放棄地は一つもない。 「先祖代々受け継いできた田んぼと里山のある景観を次の世代につなげていきたい」と副区長の児玉亘(とおる)さん(51)。「アーティストの皆さんの発信力で室牛の知名度が少しでも上がれば地区にも活気が出る。頑張っていきたい」と話す。 宗本さんが2021年、別の歌手のコンサートのバンドメンバーとして舞鶴市を訪れた際、自然豊かな地域で地元の人たちと一緒に米作りをしたいと要望したのがきっかけ。仲介者から相談を受けた市側が室牛地区を紹介し、宗本さんが音楽仲間に声をかけて米作りを通じた交流が昨年から始まった。 2年目の今年は5月23日に田植えを実施。宗本さんと南野さんのほか、ベーシストの休日課長さん(36)▽シンガー・ソングライターの中嶋ユキノさん(38)▽バイオリニストの竜馬さん(38)の5人が訪れ、地区の住民や市立大浦小5、6年の児童13人と一緒に苗を植えた。夏に草刈り、秋には稲刈りを予定し、約1トンの収穫を見込んでいる。 田植えの合間には児童たちがアーティストを囲み、「田植えの感想は?」「音楽を始めたきっかけは何ですか」「地域にもっと人が集まるには何が必要だと思いますか」などと質問。区長の吉村雅安さん(77)は「子どもたちの心に残るイベントができたのは、地域にとっても非常に意義がある」と目を細めた。 北海道出身の宗本さんは「室牛が第二のふるさとになった。今年は子どもたちが初めて田植えに参加してくれて、とても頼もしかった」。南野さんは「去年よりはちょっと上手にできたかな。地域の方に温かく迎えてもらい、本当に感謝しています」と話した。 2人は舞鶴をイメージしたオリジナル曲を共同で制作している。作詞を手がける南野さんは「室牛や舞鶴の写真を何度も何度も見て、景色を思い出しながら書きました」、作曲を担当する宗本さんは「地元の人に歌ってもらえる曲になれば」と話した。(富田祥広) Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
新宿歌舞伎町で「裏DVD」販売用所持疑い 客の大半は60~70代
無修整のわいせつDVDを販売目的で所持したとして、警視庁は無職の男(54)=東京都新宿区=をわいせつ電磁的記録記録媒体有償頒布目的所持容疑で現行犯逮捕し、29日発表した。 保安課によると、男は27日、東京都新宿区歌舞伎町2丁目のマンションの1室で、無修整のわいせつDVD1枚を販売目的で所持した疑い。「生活費を稼ぐためだった」と容疑を認めているという。 この部屋には無修整のDVDとブルーレイディスクが計約9千枚あり、35~50枚セットで1万円で販売していた。同課は、男とは別の客引きが路上で集客し、昨年2月から現在までに約2800万円を売り上げたとみている。 客の男性(85)は「インターネットは使っていないので、気に入った裏DVDがあれば買おうと思った」などと話しているといい、同課は客の大半が60~70代だったとみている。(御船紗子、大山稜) 有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。 Source : 社会 – 朝日新聞デジタル